100均木製ボックスが大変身! プチプラで叶う「花と雑貨」の簡単おしゃれアレンジ術 プチプラ花コーデVol.161

「お気に入りの花や雑貨を、もっと手軽に楽しみたい」と思いませんか? 100円ショップの木製ボックスとプチプラアイテムを活用し、フラワーデザイナーの川守由利子さんが、花と雑貨を一緒に飾れる簡単でおしゃれなリメイクアイデアを教えてくれます。リーズナブルな価格で、あなたの暮らしに彩りを加えましょう。
目次
花と好相性! 100均で買える木製ボックス
普段から雑貨店が好きで、時間があるときは雑貨店巡りをしています。さまざまな雑貨を見ていると、それだけでわくわく。花と一緒に合わせることを考えたり、それを少しずつ集めて部屋をお気に入りの空間にしたり。これが、私の趣味のひとつにもなっています。
100均に行っても、雑貨が置いてあるコーナーは必ずチェック。ここ最近は木製ボックスの種類が増えて、大きさや色、デザインの種類がとても豊富になりました。
木製ボックスは棚代わりにしたり、リボンの収納に使ったり、花のアレンジに使ったりと用途がいろいろあります。
先日、100均で好みの木製ボックスが300円で売られていました。木製ボックスは花とも相性が抜群! 今日はこの木製ボックスをバッグ風にリメイクして、花を飾りたいと思います。
爽やかな演出にぴったり。長持ちする優秀花材
花はこちらを用意しました。

向かって左からユーカリ、スモークグラス、バラ2本です。スモークグラスはこれからの季節、花を涼しげに魅せてくれます。
ユーカリは万能なグリーン。ユーカリだけで飾っても、花と合わせても素敵です。すっとする香りがよく、長もちでドライフラワーにもなる優秀花材です。
バラが終わったらスモークグラスとユーカリはそのままで、花だけを買い足せばいいので、プチプラで花のある暮らしを楽しめます。
バラは花屋さんで2本399円でした。

淡いピンクでとても香りがよいバラ。かわいくて好みです。お気に入りの花に出会うと、買った帰り道の足取りが嬉しさで軽くなりますね!
木製ボックスがカゴに変身。簡単リメイク術
100均で買った木製ボックスはこちらです。

ブルーのペイントに文字が描かれた、おしゃれな木製ボックスでした。これは花と相性がよさそう! 大小あったので小さめのほうを購入しました。
ほかには、ガラスのキャニスターにクラフトパーツのバッグの持ち手も購入。クラフトパーツはベージュで、取っ手ひとつ分が入っていました。

まずは木製ボックスに、バッグの持ち手をグルーで固定していきます。

グルーさえあれば、簡単にボックスがカゴになりますね。持ち手は内側に付けました。

持ち上げるときは安全を考慮して、ボックス部分に必ず手を添えるようにします。
「おとし」の活用で広がる、花の飾り方
キャニスターは、木製ボックスの高さより低くなるものを買いました。このキャニスターは、蓋を外して中に水を入れておきます。

水を入れたキャニスターを、木製ボックスの端に置きました。ここに花を飾っていきます。

木製ボックスやカゴ、ブリキなど、水が漏れてしまう容器に花を飾る場合は、水を入れる容器を別に用意し、そこに花を飾ります。
別に用意する器は、「おとし」と呼ばれます。おとしを使うことで、花の飾り方の選択肢が広がりますね。
花も雑貨も同時に愛でる、欲張りボックス
取っ手を付けた木製ボックスに花を飾っていきます。まずは、ユーカリを2つに切り分けます。

1本をなるべく有効的に使えるよう、真ん中あたりの葉の上あたりでカットしました。
ユーカリは花との相性もよく、また長もちするので、よく使うグリーンのひとつです。すっとする清涼感のある香りにも癒やされます。

バラは水の中に入りそうな葉は取りました。

今回はユーカリのシルバーグリーンと淡いピンクのバラを合わせたかったので、バラの葉を取ることにより、自分の理想的な色の組み合わせに近づけることもできました。
2つに分けたユーカリを、木製ボックスの角のほうに飾ります。

そこにバラを2輪。

1輪はこちらを向くように。もう1輪は横に顔を向けて自然な雰囲気で入れます。
最後にスモークグラスを奥に加えました。

キャニスターの奥のほうで茎が留まるようにしています。
木製ボックスのブルーに、淡いピンクのバラとユーカリ、スモークグラス。

この季節にぴったりな爽やかな色合いになりました。
木製ボックスの空いている部分には、お気に入りの雑貨を入れます。花と雑貨、好きなものを両方楽しむことができました。
今回の材料のご紹介
- バラ2本…399円
- ユーカリ…150円
- スモークグラス…150円
- クラフトパーツ(持ち手)…100円*セリア
- ガラスキャニスター…100円*ダイソー
- 木製ボックス…300円*ダイソー
合計1,199円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガンを用意。
ひと手間を惜しまない、花を長く楽しむコツ
花を買ってすぐは、丈を長めに飾っていました。その時に使っていたのが、セリアで見つけた縦長の保存容器です。

商品名は「AS保存容器(レトロレリーフ)」。ほか用意したのは、バッグ作りなどに使うクラフト材料、ストライプテープです。
保存容器は蓋にもレリーフが施されていて、とても凝っている商品。

蓋がおしゃれですね。
アレンジの前に蓋をあけて、口にストライプテープを貼ります。

ストライプテープを1周巻き終えたら、セロハンテープで留めます。保存容器などを花器として使うときに、私は口が気になるので、リボンや紐などでカバーしています。
ここに水を入れて花を飾りました。

その後、水替えのたびに茎を1cmほどカットして、茎の断面を新しくします。花を長く楽しむためのちょっとしたひと手間です。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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