400円で楽しめる! 透明感溢れる押し花のリース プチプラ花コーデVol.159

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
季節の変わり目に作りたいフラワークラフト
ベランダで楽しんでいる小さなガーデニング。昨年植えたパンジーやビオラは、冬の間から今まで、次から次へと花を咲かせ、ベランダを彩ってくれました。

季節の変わり目は、夏に向かう花へと植え替えの季節。まだまだ名残惜しいパンジーやビオラを残しておくために、押し花を作ることにしました。押し花を作ったあとは、どんな作品を作ろうかわくわくします。
押し花は、キャンドルクラフトやレジンアクセサリーに使ったり、ラミネート加工してしおりを作ったり…活用方法はさまざまです。
愛情ひとしお、育てた花で作る簡単押し花

ベランダで植えていたパンジーを摘んで、押し花を作っていきます。

パンジーのほかに、ベランダに植えているワイヤープランツやハゴロモジャスミンの葉も押し花にすることにしました。
本を開いて、その上にティッシュペーパーを敷き、摘んだ花や葉を重ならないように並べます。並べたらその上にまた、ティッシュペーパーをかぶせて本を閉じます。花は水分があるので、ティッシュペーパーを二重にしておきました。
そのまま1週間経過。パンジーやビオラは水分が抜け、押し花になっていました。

本を活用するだけの押し花、簡単で楽しいですね。自分で育てた花は思い入れもひとしおです。
この完成した押し花でアレンジを楽しみます。
100均で揃えたリース材料はわずか400円
100均で買ったものは、プラバンにクラフトワイヤー、そして刺繍枠です。

プラバンはA4サイズを購入。サイズ違いや色の種類も豊富でした。
刺繍枠はなんと竹製。とてもナチュラルな素材で100円という値段に感動しました。サイズは3種類。私は直径9cmと11cmを購入しました。
これらの材料で、アレンジの準備をしていきます。
作り方はこちらです。
①プラバンを刺繍枠の大きさに合わせてカットします。

プラバンは、ハサミでカットできます。ペンで一度枠を書いてからカットしてもOK。
②刺繍枠に取っ手をつけます。

クラフトワイヤーで取っ手をつけました。クラフトワイヤーは、金具に通したら、輪を作ってしっかりねじって固定します。
③刺繍枠に木工用接着剤を1周つけます。

④刺繍枠に合わせてカットしたプラバンを、木工用接着剤の上にのせます。

アレンジするときは、これを裏返して使っていきます。
刺繡枠は2つ用意したので、2つとも同じように作っておきました。
透明感を出したリースで花を美しく描くコツ
プラバンをつけた刺繍枠は、木工用接着剤が乾くまで少し待ちます。アレンジはそのあと。手順はこちらです。
①刺繍枠に押し花を置いて、どんなデザインにするか考えます。

押し花は壊れやすいので、手で持つときはそっとやさしく。注意しながら作業します。
②アレンジする場所が決まったら、木工用接着剤を押し花の裏側につけます。

木工用接着剤の量は、パール大ほどでOK。
③もうひとつの刺繍枠は、花をリースの形にしました。

こちらも最初に花を置き、位置が決まったら木工用接着剤を押し花の裏側につけて、プラバンに固定します。
④一緒に押し花にしたワイヤープランツなどの葉にも、木工用接着剤をつけてアレンジしていきます。

手で持つと壊れそうなものは、ピンセットを使いました。

⑤木工接着剤は2~3時間で固まりました。

使った木工用接着剤は固まるのが少し早いタイプなので、普通の木工用接着剤を使った場合はもう少し時間がかかるかもしれません。
これで、透明感溢れる押し花リースの完成です。材料に木工用接着剤をつけて並べるだけの簡単さもいいですね。
押し花さえ作っておけば、あっという間に完成します。
プラバンを活用した押し花リースは、刺繍枠のほか、フォトフレーム、リースの土台などを活用してもできそう。
プラバンは半透明や色のついたものなど種類があるので、バリエーション豊かなおもしろいリースが楽しめそうですね。
今回の材料のご紹介
- プラバンA4(透明)…100円*ダイソー
- 竹製刺繍枠11cm…100円*セリア
- 竹製刺繍枠9cm…100円*セリア
- クラフトワイヤー…100円*ダイソー
- 育てているパンジーやビオラ
合計400円(税抜)
ほかに、木工用接着剤、ハサミ、ピンセットを用意。
英字活用で簡単におしゃれになるひと工夫
作った透明リースにもう少しデコレーションしたくなり、以前100均で買ったアートカードセットを取り出しました。

そのなかに英字があったので、それを小さくカットして、今回作ったプラバンのリースにつけてみました。

カードセットについていたパッケージの裏側の柄を利用です。
適当な大きさにカットして裏側に木工用接着剤をつけ、刺繍枠にアレンジして完成です。

こんな感じで、ひと工夫すると、おしゃれ度があがります。作品にもまとまりができますね。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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