新年を迎える準備に、生花を室内に飾る方は多いですが、今年のお正月は、長持ちする寄せ植えを作って迎えてみませんか? お正月の雰囲気を出すおすすめの花材と初心者さんでも簡単にできる寄せ植えの作り方を、ベテランガーデナーの遠藤昭さんが解説します。
目次
生花とは違う雰囲気をお正月の寄せ植えで演出
お正月を迎える準備は進んでいますか? やはり日本のお正月は、クリスマスと違って、長い日本の伝統に培われたホッとできるよさがありますね。正月飾りの準備が整ったら、次はガーデニングブームで普及した「コンテナガーデン」=寄せ植え(一つの鉢の中に数種の植物を一緒に植える方法)でお正月を演出してみませんか?
南天(ナンテン)
難を転じて福となすといわれる縁起木で、庭木として古くから親しまれていますね。
写真は、庭の南天の実を投げ入れ。
『赤い実がきれいなナンテン(南天)の育て方は? 花言葉や特徴・代表的な品種をご紹介!』
千両(センリョウ)
万両とともに「千両、万両」と称される、商売繁盛の縁起木ですね。
藪柑子(ヤブコウジ)
十両(ジュウリョウ)とも呼ばれる縁起木で、最近は斑入りが人気です。
シクラメン
寄せ植えに使用されるのは、冬の屋外でも育てられるガーデンシクラメンです。
葉牡丹(ハボタン)
昔から、お正月といえば葉牡丹。キャベツのように巨大品種から、寄せ植えに使いやすい極小サイズまで、サイズも色もさまざまあります。
『カラーリーフ「葉牡丹(ハボタン)」は冬の寄せ植えの大切なワンポイント、特徴的な5種類をご紹介!』
パンジー&ビオラ
今や、冬花壇の女王さま! 花色も単色から虹色まで、動物の顔のようにも見える可愛い花形、寒空の下で次々と花を咲かせる丈夫な品種など、本当にたくさんの種類が出ていますね。
『千変万化の個性を競い合う個人育種パンジー&ビオラ最先端レポート①』
オリジナルのお正月用寄せ植えを作ろう!
年末にかけて忙しい時期ですが、暖かい日にほんの2~3時間で、お正月前にオリジナルの寄せ植えを作って、新年を気持ちよく迎えてみましょう。
Credit
写真&文 / 遠藤 昭 - 「あざみ野ガーデンプランニング」ガーデンプロデューサー -
えんどう・あきら/30代にメルボルンに駐在し、オーストラリア特有の植物に魅了される。帰国後は、神奈川県の自宅でオーストラリアの植物を中心としたガーデニングに熱中し、100種以上のオージープランツを育てた経験の持ち主。ガーデニングコンテストの受賞歴多数。川崎市緑化センター緑化相談員を8年務める。コンテナガーデン、多肉植物、バラ栽培などの講習会も実施し、園芸文化の普及啓蒙活動をライフワークとする。趣味はバイオリン・ビオラ・ピアノ。著書『庭づくり 困った解決アドバイス Q&A100』(主婦と生活社)、『はじめてのオージープランツ図鑑』(青春出版)。
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