実用的! ガーリーでかわいい花のペンダントライト プチプラ花コーデVol.151
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
花と合わせたい100均のペンダントライト
冬になると作りたくなるのが、キャンドルなどの灯りと一緒に楽しむアレンジ。夜が長くなること、そして季節的に温かいものが欲しくて、毎年作りたくなるアイテムです。花と灯りの相性のよさもあるかもしれません。
先日100均に行って、花と合わせてみたい! と思ったのが「ペンダントライト」。

単4の電池3本を入れて使います。これなら好きな所に電球を吊り下げられるので、部屋の中で灯りが届きにくく少し暗いと思っていた場所を明るくすることができそうです。
私は、パーテーションを置いている場所がいつも暗くて気になっていました。そこで、ここに下げてみることに。

コードを引っ張ることで、灯りをつけたり消したりできる仕組みです。

無機質なこのペンダントライトに、花を合わせてかわいくできたら……。100均に売られているものやドライフラワーで、このライトを装飾してみることにしました。花のペンダントライト作りに挑戦です。
※ここで使用する「SMD電球」は発熱が少ないタイプです。
レースやドライフラワーなど可燃性の素材を使う場合は、発熱しない電球をご使用ください。また、長時間の点灯や目を離しての利用にはご注意ください。
用意した材料と、自分でドライにした花
花のペンダントライトを作るために買った材料は、こちらです。

左から、レースのハギレ、そしてペンダントライト、ドライのラグラスはダイソーで買いました。ラグラスは薄いピンクに染められたものが7~8本入って100円です。このラグラスには、さまざまな色がありました。今回はガーリーにかわいく仕上げたかったので、ピンクをチョイス。
ほかには、ドライフラワーとファーンブッシュというグリーンを用意。
今回使うドライフラワーは自作です。スーパーの束売りで買ったものを、自分でドライフラワーにしました。買ったのは、クリーム色のスプレーバラとスターチスがセットで498円の束。

スプレーとは、1本の茎に複数の花がついているものをいいます。購入したスプレーバラは、1本につぼみを含めて5輪の花がついていました。これって、お得ですよね。スプレータイプの花は、プチプラで楽しむときの強い味方です。

バラもスターチスも、ドライフラワーにとても向いています。今回は、この飾っていたドライフラワーも使うことにしました。
生花で飾って、そのあとにドライフラワーにできる花は、長く楽しめてお得な気分になれます。また長く飾っていると不思議と愛着が湧いてくるので、それを使った作品はもっと愛着が湧きそうです。
レースのハギレでランプシェードを作る
花で作るペンダントライト、土台部分を作っていきます。
今回、少しガーリーな雰囲気に仕上げたかったのと、また花部分を取り外せるように作りたかったので、レースのハギレを活用します。このハギレでペンダントライトにデコレーションする土台部分を作っていきます。
まずは、レースのハギレをハサミで細くカットします。

次にペンダントライトの長さに合わせて、レースをカット。こちらは少し幅が広めです。

最初にカットした細いレースに、ペンダントライトの幅に合わせてカットした幅の広いレースをグルーで固定します。

このとき、幅広のレースは、上部にタックを寄せて接着しました。

2つのレースを接着したパーツを、ペンダントライトのコードに結んでいきます。

結んだのは、細いレースです。
これでペンダントライト全体を、ふんわりと包むことができました。レースのランプシェードです。

細いレースは結んだあと、長さを揃えず、そのままにしておきます。それも装飾の一部になるんです。レースを使うことで無機質なペンダントライトがやわらかい雰囲気になり、自分好みにすることができました。またレースを活用することで、花の量もプチプラで仕上げることができます。
デコレーションする材料をそれぞれ下準備
それぞれの材料は、茎の部分を短くカットしておきます。

ファーンブッシュは1枚ずつに小分けにしました。さらに、1枚の葉を真ん中くらいでカットしました。

残っていたレースも活用します。細い幅でカット。

カットしたレースは、さらに短くカットします。写真のように端と端をグルーで留めて、パーツを作ります。

フラワーアレンジを楽しむときは、材料の下準備がとても大切です。下準備をしっかりしておくと、このあとのアレンジの作業をスムーズに行うことができます。
感動的! 完成したライトにスイッチを入れる瞬間
アレンジをしていきます。
まずは、だいたいの材料をペンダントライトにのせて、完成を頭の中でイメージします。完成のイメージが固まったら、アレンジスタートです。
まずファーンブッシュからアレンジしていきます。

下のほうには長めのものを、上のほうには短めのものを。コードとライトがついている部分から葉が出ていくようなイメージでグルーで留めました。
その上に、スターチスやラグラスをアレンジ。

こちらも最初にアレンジした1点から、花材が外側に向かうようにアレンジしていきます。
どんどん重なるように花をアレンジし、グルーで留めていきます。
ドライフラワーのバラやバラの葉、そしてレースのパーツも同様にアレンジしました。

ラグラスは少し短いものも使いたかったので、ハサミでカットし、アレンジに加えました。

上に重ねるようにアレンジしたら完成です。

吊り下げてみました。

そしてスイッチON!

電気がつくと、思わず「わあっ」と声が出ました。ガーリーなペンダントライトの出来上がりです。少し暗かったコーナーが明るくなり、さらに花材を加えたことでかわいくなったのも嬉しいです。
ドライフラワーが傷んできたら、また別の花でデコレーションしてみようと思います。
今回の材料のご紹介
- ドライフラワー(束売り)…498円
- ラグラス(ドライフラワー)…100円*ダイソー
- ファーンブッシュ(葉)…100円*ダイソー
- ペンダントライト…100円*ダイソー
- 単4電池…100円*ダイソー
- レースのハギレ…100円*ダイソー
合計998円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガンを用意。
自分好みの花雑貨でもっと居心地よく!
ペンダントライトは直接本体に花などをグルーでつけると、少し滑ったりしてうまくつかない場合があるかもしれません。一方、私は、直接アレンジして失敗したらどうしよう、なんて思ったので、今回はレースを活用しました。レースの代わりに、布のハギレやフェルトなどを使って、花をアレンジしてもよいでしょう。

ドライフラワーはもちろん、100均には造花も豊富なので、ぜひ、好きな花で作ってみてください。
どんな花にしよう…。グリーンだけもかわいいし…と、あれこれ考えながら材料を選ぶのも楽しい時間です。そのうえ、部屋の中が明るくなるペンダントライトは実用的。お気に入りの花雑貨で、部屋をもっと居心地のよい空間にできるのは嬉しいですね。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
- リンク
記事をシェアする
冬のおすすめアイテム
キャンドルランタン ウォール(GARDEN STORY Series)
温かな雰囲気を演出するガーデンランタンは、単体でポイントに使っても、いくつか並べても◎。スマートなデザインのランタンにお好みのキャンドルやライトを入れて、ガラス越しに明かりを楽しめます。背面には取り付け穴付き。
編集部おすすめ記事
新着記事
-
ガーデン&ショップ

“ロングライフ・ローメンテナンス”で都立公園を豊かに彩るコンテスト「第4回東京パークガーデンアワード …
2022年に代々木公園から始まった「東京パークガーデンアワード」。第2回の神代植物公園、第3回の砧公園に続き、4回目となる今回は、都立夢の島公園(江東区)で開催されます。宿根草を活用して“持続可能なロングラ…
-
園芸用品

バラも果樹も鉢植えでこんなに実る! 全国ガーデナーが選ぶ土の活力素『バイオマイスター』PR
愛知県・牧勝美さんの庭は、つるバラが壁いっぱいに咲きこぼれるコテージと、宿根草や一年草がナチュラルに混ざり合う「秘密の花園」。そんな花いっぱいの庭の片隅で、鉢植えジューンベリーが毎年たわわに実り、ジ…
-
一年草

お正月を迎える“祝いの寄せ植え”。福を呼ぶハボタンを玄関や窓辺に
新しい年を迎える庭に、静かな華やぎを添えてくれるのがハボタンです。葉を幾重にも重ねながら、美しさを深めていくその姿は、繁栄や円満といった縁起の象徴とも重なります。今回紹介する寄せ植えは、アンズガーデ…






























