【世界の名園クイズ】このベンチ、どこの庭? ヒントは「かつて牢獄にもなった場所」
Photos213/Shutterstock.com
このベンチのある庭、どこだと思いますか? のどかな英国の庭に見えて、じつはここは牢獄や救貧院として使われた過去を持つ場所。いまでは世界中のガーデナーが憧れる名園となりました。記憶に深く残る国内外の美しい庭園を、歴史や文化を紐解きながらクイズ形式で紹介していく「世界の名園クイズ」。写真に映る庭の一角やアイテム、デザインの特徴をヒントに、その庭の正体を推理してみましょう。
目次
【ヒント1】とあるご夫婦によって作られた庭

この美しい庭を作り上げたのは、詩人の妻と外交官の夫、というご夫婦でした。写真は晩年の二人。ともに貴族の出で、高い教養を持った二人は、確かな審美眼と個性を庭づくりに生かしました。
【ヒント2】庭のシンボルは「塔」

園の中心には、ガーデンのシンボルマークでもある塔がそびえます。内部にはらせん階段があり、屋上まで登ることができます。屋上は、庭の全貌を一望できる絶景スポットです。
【ヒント3】周囲に広がる田園風景

ヒント2の塔から見た景色。広大な庭園の周りには、豊かな田園風景が広がります。こんなのどかな場所ですが、かつてこの場所は牢獄、救貧院、陸軍用地として使われていたこともあります。
【ヒント4】果樹園もあります

塔の下のアーチ道から見る果樹園。塔の東側に広がる果樹園には、リンゴやナシなどの果樹が点在し、その下には季節ごとにワイルドフラワーが咲き広がります。整然と整えられた他のエリアとは異なる、自然でのどかな風景が、周囲の田園風景となじみます。
【ヒント5】ホワイトガーデン

この庭園は、特定の色一色でまとめる「カラーボーダー」の先駆け的存在であり、特に有名なのが「ホワイトガーデン」。白い花とシルバーリーフの植物だけで構成された、静謐で統一感のある空間です。
さあ、どの国のどの庭か分かりましたか?
正解は・・・
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シシングハースト・カースル・ガーデン(イギリス)

イギリスの南東部、ケント州の田園地帯に広がる「シシングハースト・カースル・ガーデン」は、英国庭園の中でも特に詩情あふれる名園として知られています。
かつて16世紀のエリザベス朝の時代にはイングランド女王を迎えるほどに立派だったマナーハウス(領主や地主が所有した荘園の邸宅)は、18世紀には牢獄、19世紀には救貧院、20世紀には陸軍用地に使われ、打ち捨てられた存在になっていましたが、1930年、作家であり詩人でもあったヴィタ・サックヴィル=ウェストとその夫ハロルド・ニコルソンがこの廃墟と出会い、2人によって再生され、現在のような洗練されたガーデンへと生まれ変わりました。

Patrick Wang/Shutterstock.com

撮影:前田満見
この庭園の最大の特徴は、「ルーム(部屋)」と呼ばれる区画ごとにテーマが設けられている点。生垣やレンガの壁で仕切られた空間ごとに異なる色彩や植物構成が展開され、特に有名なのが「ホワイトガーデン」です。
白い花だけで統一されたこの空間は、時間帯や光の加減によって表情を変え、静謐で幻想的な雰囲気を醸し出します。また、バラ園やハーブガーデンなども見どころで、四季折々の変化が訪問者を魅了しています。

©National Trust Images/Andrew Butler
現在、この庭園はナショナル・トラストによって管理されています。歴史的背景と個人の美意識が融合したシシングハースト・カースル・ガーデンは、単なる観光地を超え、英国文化や庭園芸術の象徴的存在として高く評価されているのです。
「シシングハースト・カースル・ガーデン」に関する下記記事もぜひお読みください。
クイズ一覧はこちら!
Credit
文 / ガーデンストーリー編集部

ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、花・緑・庭・エクステリアに関する幅広いテーマにまつわる情報を配信している「ガーデンストーリー」編集部です。旬の植物情報やイベントの紹介、お庭の取材、植物の楽しみ方などをガーデニング知識に精通する専門家の監修のもと配信しています。
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