冬の庭の楽しみの一つは、野鳥観察。庭にエサ台を設ければ、住宅街の庭でもたくさんの鳥たちがやってきて、ガーデンバードウォッチングが楽しめます。胸にネクタイのような模様があるシジュウカラ、茶褐色の体に白いほっぺのヤマガラ、美しい抹茶色のメジロ、ベージュの体に太いクチバシのシメなど、よく観察していると、平地でも10種類くらいの鳥を見ることができます。野鳥図鑑を1冊側において観察すると、鳥の名前が分かって楽しいですよ。

鳥の好物

果物/一番人気の果物は、柿。柿はヒヨドリ、ヒレンジャク、アカハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリなどが好んで食べます。リンゴやミカンも人気です。果物は食べやすく半分に切ってあげましょう。

落花生/キジバト、シジュウカラ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメなどが好みます。塩味のついていない殻付きのものを選び、殻の両端を切ってあげましょう。

パン・ごはん/パンやごはんもよく食べます。パンは乾燥させて細かくしてあげると食べやすいようです。

ラード/動物の脂身やラードも冬の間の貴重なエネルギーになります。ラードのみでも食べますが、ラードを温めてゆるくし、ヒマワリのタネやアワなどを混ぜ込み、再び冷やし固めたものをバードケーキといいま、たくさんの鳥が好みます。そのままエサ台に置くとカラスなど大型の鳥に丸ごとかっさらわれてしまうので、網などに入れてエサ台に固定するなどの工夫をしましょう。

雪が多く降る地域では、人間の与えるエサが小鳥たちの生活の手助けになります。雪で埋もれないよう屋根付きのエサ台がよいでしょう。エサを与えるということは、小鳥たちの生活と関わるということ。いったん与え始めたら、気紛れにエサを置くのではなく、なくならないように定期的にチェックしましょう。また、エサを与えるのは野山にエサが少なくなる冬の間だけにするのがガーデンバードウォッチングのルール。春になり、昆虫などが増えてきたらエサを置くのをやめましょう。自分でエサをとる野生の能力がなくなってしまいます。

屋根をガーデンにした草屋根のバードフィーダー。屋根の部分に土の入るスペースを設けて、這性の植物を植えました。旺盛に茂って、屋根から溢れんばかりです。簡単なDIYで作れるので、チャレンジしてみては。ポイントは、屋根の上に波板をかませて排水スペースを作ることと、根の浅い植物を選ぶことです。

 

鳥が好む実のなる木を庭に植えるのも、小鳥を庭に呼ぶよい方法です。「小鳥のための庭」というコンセプトで庭づくりをしてみても面白いですね。小鳥の好む実は、ナナカマドやガマズミなど。これらの植物については、「オータムベリーズ」のページで詳しくご紹介しています。

よろしければこちらの記事もどうぞ。

庭で野鳥観察! バードハウスづくりの6のポイント

庭で野鳥観察! 庭にバードバスを置こう

Credit

取材&文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo/ 1)noxnorthys/ 3)Stana/ 4)babetka/ 5)Bachkova Natalia /Shutterstock.com