ドングリも楽しめる常緑樹「シラカシ」 シンボルツリーに選ぶなら知っておきたい“植えてからの12カ月”
yosmoes815/Shutterstock.com
シラカシは寒さに強く、常緑で生育旺盛なことから、目隠しや生け垣(高垣)の定番樹木として知られています。また、秋にはドングリ拾いも楽しめる丈夫な常緑樹ですが、実は“成長が早すぎて剪定が大変”という声も少なくありません。本記事では、シラカシを植えてから後悔しないために知っておきたい、季節ごとの特徴や剪定時期など「植え付け後の12カ月」の管理スケジュールを分かりやすく解説します。
目次
シラカシの基本情報

植物名:シラカシ
学名:Quercus myrsinifolia (Quercus myrsinaefolia)
英名:Chinese Evergreen Oak、Bamboo-leaf Oak
和名:シラカシ(白樫)
その他の名前:クロガシ、カシ、ホソバガシ、ナラバガシなど
科名:ブナ科
属名:コナラ属
原産地:日本、朝鮮半島、中国、台湾
形態:常緑性高木
シラカシを漢字で書くと「白樫」、学名はQuercus myrsinifoliaで、クロガシ、ホソバガシ、カシ、ナラバガシの別名も持っています。ブナ科コナラ属の常緑樹で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。
シラカシは自然樹高が10〜20mにも達する高木で、生育スピードは速いほうです。「そんなに高くなるのなら、庭木として取り入れるのは難しいのでは?」と及び腰になってしまいそうですが、毎年きちんと剪定をすれば、樹高や樹形をコントロールすることが可能で、生け垣として利用することもできます。生命力旺盛で放任してもよく育つので、庭木のほか街路樹や公園樹としてもよく利用されているようです。
シラカシの枝に実るドングリ。Kelly Marken/Shutterstock.com
シラカシの分布

シラカシの原産地は、日本、朝鮮半島、中国、台湾です。国内では主に福島県〜新潟県以西の本州、四国、九州に分布しています。シラカシは「カシの木」と呼ばれることもありますが、それは東日本に限られており、関西では「カシの木」といえばアラカシを、四国や九州ではアカガシを指すことが多いようです。
シラカシの花や葉、樹姿の特徴

園芸分類:庭木
開花時期:4〜5月
樹高:10〜20m
耐寒性:強い
耐暑性:強い
シラカシは雌雄同株で、4〜5月に雄花と雌花を咲かせます。雄花は長い花穂に小さな花を連ねた紐のような姿ですが、雌花は小さくほとんど目立ちません。シラカシは風媒花で、風によって花粉が運ばれて受粉します。

シラカシの葉は枝に互生につきます。長さ5~15cm、幅3cmほどの楕円形で、先端が尖っているのが特徴です。厚みのある葉の表面はつややかで縁には緩やかな切れ込みが入り、裏側はやや白みを帯びたグリーンになります。シラカシは葉が繊細で観賞価値があり、ナチュラルガーデンにも向いています。新葉は赤みを帯びることもあります。

シラカシは受粉の翌年の秋にドングリが成熟する2年成ドングリ。シラカシのドングリは直径1.5cmほどで、先端がくびれた形をしており、段があるのが特徴。成熟すると殻斗ごと枝から落下します。庭に植栽したシラカシがドングリをつけたら、クラフトなどに利用するのも楽しいものです。
シラカシは庭木や目隠しとしても人気
耐寒性が高く庭づくりで古くから重宝されている

シラカシは、カシ類の中では寒さに強く、古くから日本の庭園で利用されてきました。現代のように頑丈な住宅の造りではなかった時代には、暴風林として家の周囲などに植樹されることも多かったようです。樹高が高い一方であまり幹が太くなりすぎず、狭い所に植えても鬱蒼としすぎないほか、火に比較的強いため延焼を防ぐ効果があることもよく用いられた理由のようです。
丈夫で大きく育つため生け垣や目隠し用に最適

シラカシは生育スピードが速く目に見えて大きく成長するため、目隠し用の生け垣として利用することができます。特に高い生け垣のことを「高垣(たかがき)」といいますが、これにはシラカシが採用されることがほとんどで、高垣の代名詞ともいえるほどです。生け垣として利用する場合は、上方向への剪定ばかりでなく、横幅のボリュームも大きくなりすぎないようなメンテナンスも必要です。特に道路側などに植栽する場合は、枝が伸びて通行の邪魔にならないように、まめに剪定しましょう。
シラカシの名前の由来と花言葉

シラカシは材が白いことから「白樫」と呼ばれるようになったとされています。カシ(樫)の由来には諸説ありますが、材が硬い「堅し木」からと転訛したという説が有力。学名のQuercus myrsinifoliaは「良質な材木」を意味し、その名のとおり硬くて重い材質で弾力と耐湿性もあり、幅広く利用されています。また、シラカシは若木のうちは灰褐色のなめらかな幹肌をしていますが、大きく成長すると幹は灰黒色になり皮目が縦方向に並んだ模様ができます。この成木の幹の色から、「クロガシ」という別名で呼ばれることもあります。
シラカシの花言葉は「勇気」「力」「長寿」などです。
シラカシを庭木にする際の注意点

シラカシを庭に植樹する前に注意しておきたいポイントをまとめました。植栽計画の参考にしてください。
生育が早く剪定が大変
シラカシは生育スピードが大変速く、毎年の剪定が必須です。自然樹形では樹高を2m以下で維持することは困難で、植栽する前から樹高が高くなることを前提に、スペースに余裕を持って植える必要があります。狭い壁際や風通しの悪い場所では病害虫が発生しやすくなるので注意しましょう。
隣家や道路に枝が伸びることがある
シラカシはのびのびと枝を伸ばして生育するので、予想以上に枝の範囲が広がり、隣家や道路にはみ出してしまうことがあります。十分に余裕のあるスペースに植えることが大切で、自邸の敷地以外まで伸びないように、定期的に剪定をすることも必要です。
根張りが水道管などを傷つけないように配慮する
シラカシは枝葉をよく伸ばすのと同じように、地中の根の生育も旺盛でよく張り出します。
地表まで姿を表して太い根を全方位に伸ばすため、水道管や排水管、ガス管など地中に埋設物がある付近への植栽は避けましょう。
日陰では目隠しとして機能しにくい
シラカシは半日陰でも生育しますが、あまりに暗い場所だと枝葉がよく茂らずに目隠しの効果があまり期待できない傾向にあります。日当たりが悪いと上部へ光を求めて樹高が高くなりやすく、さらに下の枝葉は少なくなっていき、と悪循環になるので注意しましょう。
シラカシによく似た樹木の種類
アラカシ

アラカシは温暖な気候を好み、西日本に多く見られるカシの種類で、カシといえば関東ではシラカシを、関西ではアラカシを指すことが多くあります。葉の縁の鋸歯や枝の出方が粗いことからアラカシという名がついたといわれます。シラカシと見分けるポイントは、葉の幅が広く、倒卵状楕円形になること、上半部のみに大きな粗い鋸歯があることなどです。
アカガシ

他のカシに比べ、木材の赤みが強いことが名前の由来。優良な材質で知られ、庭木よりも木材として利用されることが多いです。葉裏が淡緑色で、葉の縁に鋸歯がなく、葉が大きいのが特徴です。
ウラジロガシ

シラカシによく似ていますが、葉の裏が蝋質でシラカシよりも白みが強いことからウラジロガシと呼ばれます。長楕円状披針形の細長い葉はシラカシと似ていますが、葉裏の色や、葉縁が波打ち、鋭く尖った鋸歯が斜めに突き出ている点などで見分けられます。
シラカシの栽培12カ月カレンダー
開花時期:4〜5月
植え付け:5月頃
肥料:2月頃
剪定:3月〜4月中旬、6月〜7月中旬、9月頃
シラカシの栽培環境

日当たり・置き場所
【日当たり/屋外】日当たり、風通しのよい場所が最適です。半日陰の場所でも生育しますが、あまりに暗い場所では生育が悪くなります。
【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。
【置き場所】水はけ、水もちがよく、腐植質に富んだふかふかとした土壌を好みます。大きくなりやすいので、スペースを確保して植えるとよいでしょう。
耐寒性・耐暑性
カシ類の中でも耐寒性が強く、栽培適地は東北から九州にかけて。ただし、若い苗木は寒さにより枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
シラカシの育て方のポイント
用土

【地植え】
植え付けの2〜3週間前に、直径・深さともに50㎝程度の穴を掘りましょう。掘り上げた土に腐葉土、堆肥、緩効性肥料などをよく混ぜ込んで、再び植え穴に戻しておきます。粘土質などの水はけの悪い土壌であれば、腐葉土や堆肥を多めにすき込んで土壌改良し、土を盛って周囲よりも高くしておくとよいでしょう。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。
【鉢植え】
樹木用にブレンドされた、市販の培養土を利用すると手軽です。
水やり

水やりの際は、木の幹や枝葉全体にかけるのではなく、株元の土を狙って与えてください。真夏は気温が上がっている昼間に水やりすると、水がすぐにぬるま湯になって木が弱ってしまうので、朝か夕の涼しい時間帯に与えることが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。
【地植え】
植え付け後にしっかり根づいて枝葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根づいた後は下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、晴天が続いてひどく乾燥する場合は水やりをして補いましょう。
【鉢植え】
日頃から水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。また、枝葉がややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。冬は生育が止まり、表土も乾きにくくなるので控えめに与えるとよいでしょう。
肥料

【地植え・鉢植えともに】
シラカシは生育旺盛に育つので、肥料はほとんど必要ありません。しかし、苗木がまだ幼い場合には、生育期に入る少し前の2月頃に与えます。有機質肥料を株元から少し離れた周囲にまいて、スコップで軽く耕して土に馴染ませておきましょう。
注意する病害虫

【病気】
シラカシに発生しやすい病気は、うどんこ病やすす病などです。
うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢などに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放置するとどんどん広がって光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発生しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用する殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。
すす病は、一年を通して葉や枝などに発生する病気です。葉に発生すると表面につやがなくなり、病状が進むと黒いすすが全体を覆って見た目が悪いだけでなく、光合成がうまくできなくなり、樹勢が衰えてしまいます。カイガラムシ、アブラムシ、コナジラミの排泄物が原因ですす病が発生するので、これらの害虫を寄せ付けないようにしましょう。込んでいる枝葉があれば、剪定して日当たり、風通しをよくして管理します。
【害虫】
シラカシに発生しやすい害虫は、アブラムシやカイガラムシなどです。
アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mmの小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。
カイガラムシは、ほとんどの庭木に発生しやすい害虫で、体長は2〜10mm。枝や幹などについて吸汁し、だんだんと木を弱らせていきます。また、カイガラムシの排泄物にすす病が発生して二次被害が起きることもあるので注意。硬い殻に覆われて薬剤の効果があまり期待できないので、ハブラシなどでこすり落として駆除するとよいでしょう。
シラカシの詳しい育て方
苗木の選び方
株元がしっかりして、ぐらつきがないものを選びます。また、葉にしおれや変色、病害虫の痕などがなく、色つやのよいものがよいでしょう。
植え付け

シラカシの植え付け・植え替えの適期は梅雨入り前の5月頃です。
【地植え】
土づくりをしておいた場所に、苗木の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、根を傷つけないように植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。
シラカシは移植を嫌うため、栽培適地で地植えにする分には、健全に育っていれば植え替える必要はありません。
【鉢植え】
鉢で栽培する場合は、入手した苗よりも1〜2回り大きな鉢を準備します。鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから樹木用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗木を鉢の中に仮置きし、高さを決めたら、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3㎝下を目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から水が流れ出すまで、十分に水を与えます。
鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりしてくるので、1〜2年に1度は植え替えましょう。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から木を取り出してみて、根が詰まっていたら、根鉢をくずして古い根などを切り取りましょう。根鉢を整理して小さくし、元の鉢に新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、あまり根をいじらずに植え替えてください。
剪定

シラカシの剪定適期は3月〜4月中旬か6月〜7月中旬、9月頃です。
【自然樹形の剪定】
シラカシの自然な樹形を楽しむ場合は、透かし剪定や切り戻し剪定を中心に行います。まず、幹が先端で複数出ている場合は、1本のみ残してほかは切り取りましょう。次に勢いよく伸びすぎている徒長枝、垂直に伸びる立ち枝、ほかの枝に絡んでいるふところ枝、下向きに伸びている下がり枝、内側に向かって伸びている枝、株元から伸びているひこばえなどを切り取ります。次に込み合いすぎている部分があれば、適宜透かすように剪定し、風通しをよくします。また、だいたいのアウトラインを決めて、はみ出している枝があれば、分岐部まで遡って切り取りましょう。
【生け垣の剪定】
生け垣にしている場合は、年に1回の剪定では枝が硬くなって作業しづらくなるので、6月〜7月中旬、9月頃の年に2回は行うようにしましょう。
まず、高さを決めて先端を刈り込みバサミでカットします。太くて切れない枝は剪定バサミで切り取るとよいでしょう。次に、側面のアウトラインを決めて、はみ出している枝をカットしていき、生け垣の形を整えます。
増やし方

シラカシはドングリを播いて増やすことができます。乾燥すると発芽率が低下するので、拾ったドングリをすぐに播く取り播きにするとよいでしょう。すぐに播かない場合は、湿らせた砂の中に貯蔵して春に播きます。
丈夫で育ちやすいシラカシを庭木として栽培しよう

生育スピードが速くのびのびと枝葉を茂らせるシラカシは、敷地の広い庭などで存在感を発揮する庭木です。自然な樹形が美しく、秋にはドングリをつける姿も愛らしいシラカシを、庭木として取り入れてはいかがでしょうか。
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
- リンク
記事をシェアする
おすすめアイテム
バードハウス Green -GARDEN STORY Series-
まるで英国の田舎町にありそうなガーデンシェッドを思わせる、小さな家の形をしたバードハウス。鉢植えやジョウロ、寝そべる犬など、ミニチュアのような細かな装飾が施され、オブジェとしても心惹かれる愛らしさがあります。 入り口の穴は直径27mm。シジュウカラやヤマガラなどの小型野鳥が安心して出入りできるサイズです。
新着記事
-
ガーデン&ショップ

「東京パークガーデンアワード@夢の島公園」でガーデン制作に挑む! 5人のガーデンデザイナーの庭づくりに…
都立夢の島公園(東京都江東区)にて現在開催中の「第4回 東京パークガーデンアワード」。今回も、個性あふれる気鋭のガーデンデザイナー5人が選出され、2025年12月、それぞれの思いを込めたガーデンが制作されまし…
-
樹木

【憧れの花14種】毎年植え替えなくていい? 「ラックス」と「シュラブ」で叶える、手間なし…PR
大雪や寒風、冬の寒波で、春の庭仕事・庭準備がなかなか進まない、毎年の植え替えが負担……。そんな方にこそおすすめしたいのが、一度植えれば毎年春を彩ってくれる植物たちです。特に、驚異的な強さと輝く花姿を兼…
-
ストーリー

冬の庭が寂しいならコレ! 見て美しく食べて美味しい「彩り葉野菜」おすすめ9選
冬の庭やベランダは、どうしても色が少なくなりがち。そこでおすすめしたいのが、目に美しく、食べて美味しい葉野菜です。ケールやスイスチャード、チコリなどは、コンテナでも育てやすく、ガーデンの彩りとしても…










![2026年に咲かせたい! [ラナンキュラス・ラックス]注目品種Best9&秋ケア完全ガイド【動画付き】](https://gardenstory.jp/wp-content/uploads/2025/10/11-Ranunculus-Rax-series2025-10.jpg)















