肌見せの季節だからこそ上質なものを。植物の力で潤う、いたわるボディソープ3選[ボタニカルパワー]
植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、肌の露出が増えるのに、紫外線やエアコンで乾燥しやすい夏におすすめのボディソープを3つ厳選してご紹介します。どれも植物の力をたっぷりと閉じ込め、保湿や美肌効果にすぐれたものばかりです。
目次
有機JAS認証取得の自社農園で育てたヨモギ(※1)、契約農家から届く農薬不使用のアカシソが洗うほどイキイキとした素肌に ビオスタイル『NEMOHAMO ボディソープ』
「NEMOHAMO」はその名の通り、根も葉も、そしてもちろん、茎や花、実までも植物の持つ素晴らしい力を、あますところなく引き出したプロダクトがラインナップする “植物まるごとコスメ”ブランドです。
そのこだわりは、自社農園での土壌づくりから始まります。
化学肥料や農薬を使わない有機栽培で育てたビタミン・ミネラルが豊富な植物を、栄養価が一番高い時期に手作業で収穫。美容成分・栄養分を壊さないよう、手間暇かけて低温真空抽出法でエキス化するという丁寧さ。
これだけでも大きな拍手を送ってしまいますが、NEMOHAMOがすごいのはそれだけじゃありません。
表記の義務がないキャリーオーバー成分(*エキスを抽出する際に使用したり、原料を安定させる目的でごく少量配合される成分)もあえて全成分表記に記載するなど、原料から製造工程・販売まで、可能な限りプロセスを確認、明らかにして、その品質、安全性を保証しているんです。
また天然成分のみで作られているのはもちろん、工場のエネルギーは100%再生可能エネルギー、容器や輸送用の箱には環境に配慮した資材を採用。
ここ最近、コスメ業界は人や環境にやさしく、かつ透明性のあるクリーンビューティーがトレンドですが、まさにクリーンビューティーの極み。拍手だけじゃ足りず、もはやスタンディングオべーションをしたくなるブランドなのです。
このボディソープも、そんなこだわり、やさしさ、そして植物の力がぎゅぎゅっと詰め込まれた1本。
厳格な基準で知られる有機JAS認証を取得した自社農園で栽培したヨモギ(※1)、契約農家から届く農薬不使用のアカシソが肌を整え、やさしく潤しながらイキイキとした肌に導きます。
特にヨモギは、ここ数年、コスメ業界では注目の成分。韓国では古くから秘草として重用されるほど高い効能を持ち、高い保湿力やトラブル肌を整える効果が知られています。だから使うほどにゆらぎがちな肌も健やかに導いてくれるのです。
豊かな泡立ちとリラクシーな精油の香り
オーガニックだと泡立ちがいまいち、と感じることも多いもの。ですがNEMOHAMOのボディソープは少量でも弾力のあるふわふわ泡がたっぷりと出現、濃密なクッションで肌に摩擦負担をかけることなく、やさしく洗い上げてくれます。
洗い上がりの肌はすっきりしながらも、つっぱることなくすべすべに。
オレンジ(※2)やユーカリ精油(※2)をブレンドした爽やかな香りも、夏のバスタイムにぴったりな心地よさですよ。
※1 配合目的:保湿成分
※2 配合目的:賦香成分(天然精油)
【商品概要】
ビオスタイル『NEMOHAMO ボディソープ』
300ml 価格:2,200円(税込)
(問)ビオスタイル 0120-088-808
公式サイト https://nemohamo.com/
糖誘導体やオーガニック植物オイル&エキスなど植物由来成分がぎっしり! 深く潤うなめらか肌に オブ・コスメティックス「ソープオブボディ01-HS」
長年、東京の美容シーンを牽引してきた有名ヘアサロン『オブヘアー』の代表・古里オサム氏が立ち上げた、サロンクオリティのナチュラルコスメブランド「オブ・コスメティックス」。
世界中から古里氏自身が納得できる材料を探し求めて作ったプロダクトは、どれもたっぷりの植物由来成分を配合し、際立ったクオリティのものばかりです。
こちらのボディソープは、“洗い流すものなのに潤う”ことにこだわっていて、その大きな特徴は植物由来の「糖誘導体」を配合していること。
乾燥肌をケアする目的で作られた保湿成分で、簡単に洗い流されないほど強く角質に結合するのが特徴。
自然なターンオーバーでしかはがれないほど、しっかり肌にとどまるため、バリア機能を強化したり、水分保持機能を改善したり、肌のなめらかさや柔らかさ、乾燥による粉吹きなどを改善してくれるすごい保湿成分なのです。
また甘草エキス、アロエ、アルガンオイル、ホホバオイル、キュウリ果実エキス、ビルベリー葉エキス、アルニカ花エキスといったオーガニック植物オイル&エキスもたっぷりと配合し、美肌作りをサポート。
そして洗浄成分は皮脂を落としすぎず、肌の潤いを守る弱酸性かつパラベンフリーと、とにかく肌の潤いとなめらかさ、健やかさを、これでもかというほど後押ししてくれる処方に。
だから洗い上がりのしっとりすべすべ感はもちろん、毎日使うたびに、肌がどんどんみずみずしさを増していくのを実感。体だけ洗うのがもったいなくて、顔を洗いたくなるほど上質な逸品です。
とろとろのテクスチャーがやみつきに
テクスチャーは、水飴やはちみつのようなとろとろ感。普通のボディシャンプーより少し粘度があるせいか、とってもクリーミーでモコモコの泡が生まれます。
なのに泡切れもすばやく、後肌はしっとりもちもちに。手のひらに肌が吸い付くような深い潤いを感じます。
フランキンセンス、スイートオレンジ、ラベンダー、ゼラニウムなど7種の精油をブレンドした香りも、一日の疲れを心身ともに癒やしてくれますよ。
【商品概要】
オブ・コスメティックス『ソープオブボディ01-HS』
300ml 価格:3,920円(税込)
(問)オブ・コスメティックス 03-6274-6621
公式サイト http://www.ofcosmetics.co.jp/
自分への、そして環境、社会へのやさしさでできたボディウォッシュ プロティア・ジャパン『ラポリス ボディシャンプー』
全ての人の肌をより清潔で美しく、そして“サステナブル・エシカル”な製品づくりで、未来へ続く美と健康を叶えたい。そんな想いを込めて誕生したパーソナルケアブランドが「ラポリス」です。
肌へのやさしさだけでなく、生産者や地球環境に配慮し、ボトルの約90%以上に再生ペットを使用。さらに特筆すべきなのが、使用している成分の選び方がとてもやさしいこと。
原料メーカーは、生産地支援や植物資源の保護・有効活用などのサステナブル・エシカルな取り組みをしているところから選定。
たとえば、話題のCICAは、生産地であるマダガスカルの経済を支えるための支援や学校、教育の発展をサポートしているメーカーから。アロエエキス、オクラエキス、ヘチマエキスは沖縄のサンゴ礁保護活動を行う環境保全団体に寄付をしているメーカーからなど、本気で未来の地球を、社会を考えているブランドなのです。
もちろん、肌へのやさしさと美しさを実現したいという思いも、本気中の本気。
こちらのボディウォッシュも、植物由来の美容成分を贅沢に配合し、トラブルを寄せ付けない健やかで透明感にあふれた肌に導きます。
植物由来の保湿成分や話題のCICA成分など6種類もの美容成分を配合
配合しているのは、キメを整え透明感のある肌に導く植物セラミド(パイナップル果実エキス)、肌を保湿しバリア機能をサポートするシュガースクワラン、ゆらぎがちな肌も健やかに保つCICA(ツボクサ葉エキス)、潤いを与えて肌荒れを防ぐアロエエキス、オクラエキス、ヘチマエキスと、まるで顔用スキンケアのように上質な6種もの美容成分。
泡立ちもよく、ふわとろでボリュームのある泡は摩擦ダメージを気にすることなく体を洗うことができます。洗い上がりはしっとりつるつるで、思わず頬ずりしたくなるほど。
ラベンダー、ローズマリーなどのハーブに、ベルガモット、オレンジなどのシトラスを合わせた爽やかでリフレッシュできる香りが、毎日のバスタイムをさらにリラクシーなものに変えてくれますよ。
【商品概要】
プロティア・ジャパン『ラポリス ボディシャンプー』
500ml 価格:3,630円(税込)
(問)Live Active カスタマーサービス https://livactive.com/contact
公式サイト https://lapolis.jp/
夏も紫外線やエアコンの影響で、肌は思った以上に乾燥しています。うるおいが足りないとさまざまな肌トラブルを招くだけでなく、カサついたりくすんだりとフケ見えの原因にも。肌が乾燥しているなと感じたら、毎日必ず使うボディソープの見直しから始めるのがおすすめです。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない47歳。
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