古くから民間療法の一つとしてヨーロッパで親しまれてきたハーブティーは、美容や健康に役立つ働きをたくさん持っています。その力を手軽に取り入れられるのがハーブティーです。味と香りを楽しみながら、自然の恵みを日々の暮らしに取り入れてみませんか?
今回は、お庭で採れた摘みたて・フレッシュハーブをお茶にして飲む方法をお伝えします。自宅で育てているからこそできる、摘みたてフレッシュハーブのみずみずしい香りを、ぜひ楽しんでください。
目次
おいしいハーブを栽培するコツは?
まずは栽培方法のおさらいから。
種類にもよりますが、ほとんどのハーブが日光を好みますので、日当たりのよい場所で育てましょう。水はやりすぎに注意です。土の表面が乾いていたらたっぷり水を与えます。毎日水やりをする必要はありません。
また、ハーブは基本的には丈夫ですが、高温多湿になると、病害虫にやられることがあります。そうならないために、常に風通しをよくしておくことがポイントです。置き場所を工夫するのと同時に、茂ってきたら株元からカットしましょう。
それから、ハーブティーにするにも、お料理に使うにも、葉がかたくてごわごわした状態よりも、新しい芽のほうが、苦みが少なく、おいしく活用できます。
ハーブの先端の芽を摘み取る作業(摘心)をしながら育てると、新しい枝数も増え、収穫量が増えますよ。

カットした先端のハーブは、ハーブティーに利用してくださいね。
ハーブティーに向いているハーブ
お庭に植えておくと、おいしいハーブティーとして活用できる種類を、いくつかご紹介しますね。
スペアミント

すっきりした香りが特徴で、飲みやすいティーになります。スイーツの飾りにもピッタリです。胃腸の不調を改善する作用があり、ムカムカを鎮め、すっきりさせてくれます。
ペパーミントの近縁種ですが、ペパーミントより味も働きも穏やかです。
アップルミント

ハッカの香りとリンゴの甘い香りがするハーブ。ハーブティーのほか、肉や魚料理にも使え、活躍します。地植えにすると、増えすぎて手に負えなくなるほど繁殖力が旺盛ですので、よく考えてから植えてくださいね。
ローズマリー

若返りのハーブや記憶のハーブとも呼ばれ、ローズマリーの香りをかぐと頭がすっきりします。朝のティーにして香りを楽しむのにもピッタリです。血液循環を促し、体の働きを活性化してくれます。
レモンバーム

レモンに似た爽やかな香りで、酸味もなく、飲みやすいハーブの一つです。心を落ち着かせ、穏やかにしてくれる作用があるので、イライラしたり、不安になったり…というときにオススメのハーブです。抗菌作用もあるので、ウィルスや感染症予防にも。
ハーブはブレンドしたほうがおいしくなる
ハーブティーは1種類だけで飲むより、2種類、3種類と多種類のハーブをブレンドしたほうが、味に深みが出て、マイルドになります。
例えば、ローズマリーだけを飲むと、苦みを感じたりしますが、そこに少しだけスペアミントを加えると、不思議なくらい飲みやすくなるのです。ブレンドすることで、さらにおいしくなりますし、効能も多く摂れますので、身体にとっても相乗効果が期待できますよ。
そんなハーブたちの組み合わせは無限大! ぜひブレンドをあれこれ試してみてくださいね。
フレッシュハーブティーを淹れてみよう
今回は、アップルミント・ローズマリー・スペアミント・レモンバームの4種類を、同量でブレンドしてみます。

ハーブは軽く洗って、葉を茎からはずし、1枚ずつにしておきます。
ハーブの量は、ティーカップ1杯(150~180㎖)に対し、20枚程度が目安になります。写真の量で、ティーカップ2杯分くらいです。
ハーブの大きさは、それぞれの種類や状態によって違いますので、調整してくださいね。
<材料(300㎖・2人分)>
- フレッシュハーブの葉(アップルミント・ローズマリー・スペアミント・レモンバーム) 合計40枚程度
- お湯 300㎖
- ティーカップとポット
- 茶こし
<作り方>
- ティーポットに葉を入れてお湯を注ぎ、3分蒸らす

どんどん色が出てくる様子を楽しみながら、3分しっかり待ちましょう。逆に3分以上蒸らすと、苦み成分が抽出されてしまい、おいしく飲めないこともありますので、ご注意くださいね。 - カップに注いで、完成です

<注意点>
自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。
Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)
花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/
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