200円の花瓶が優秀すぎ! 長もちする高級花「バンダ」で楽しむアジアン花飾り プチプラ花コーデVol.165
暑い夏でも長もちし、エキゾチックな魅力で部屋を彩る高級花「バンダ」。一見ハードルが高そうですが、ダイソーの200円花瓶を使えば、まるでホテルのようなアジアンテイストの飾り付けが驚くほど簡単に楽しめます。ガラスのように見えてじつは割れにくい優秀な花瓶と1,150円で揃うアイテムを活用した、おしゃれな飾り方のアイデアをフラワーデザイナーの川守由利子さんに教えていただきます。
目次
暑さに強くて長もち。高級感漂うバンダの魅力
暑さに強い切り花のひとつにランがあります。そのなかでもひときわ目を惹くバンダ。濃い紫や青、ピンクといったディープな色合いのものが多く、エキゾチックな雰囲気が魅力の花です。
東南アジア原産で高温多湿に強いので、暑い時季の花飾りの強い味方でもあります。価格が少し高くても長もちで、1本に花がたくさんついているから存在感は抜群。茎のまま楽しめるのはもちろん、花を1輪ずつカットして飾ってもとても素敵です。高級感がある花なので、まるでホテルに飾られているような雰囲気を作ってくれます。
このバンダと100均グッズで、アジアンテイストを楽しんでみます。
紫色のバンダを引き立てる、100均での購入品
今回花屋さんで目に留まったバンダは、濃い紫色。花が8輪ついていました。

花屋さん曰く、あまり目立たない場所に花のシミがあるとのことで、少しリーズナブルな値段だそう。これで650円でした。
バンダを飾るのに、100均ではこちらの円柱の花瓶を買いました。「割れにくい花瓶」という商品名で、一見ガラスかと思ったらプラスチック製でした。

ガラスのような透明感がありながら割れない素材。うっかり落としても割れる心配がなく、扱いやすいのが嬉しいです。また円柱のベースは。さまざまな花や枝ものが飾りやすいデザイン。これで200円とは驚きです。大きさが3種類あって、今回は真ん中のサイズを購入しました。
アジアンテイストに飾りたいと思ったバンダの花、フェイクのシダ(商品名は、フレッシュシダバイン)のほか、茶色のカフェカーテンも買いました。カフェカーテンはウッディな雰囲気で、生地がしっかりしているのもポイントです。

この3つを活用して、アジアンテイストな花飾りを楽しんでみます。
引っ掛けるだけ! 簡単にできるアジアンテイスト
まずは花瓶に水を入れます。

バンダの茎が少し短めだったので、花瓶の上のほうまで水を入れました。
そこにバンダを斜めに挿します。

花が左右についているので、花瓶の上のほうで留まってくれました。
続いてフェイクのシダを用意します。

シダは2本ついていたので、ペンチで切り分けました。茎の中には針金が入っているので、ペンチやニッパーなど針金をカットできる道具を使います。
また、葉が裏返っているものもあったので、手で根元を回して表にしました。

茎は針金なので、指で曲げることができます。

茎を折り曲げたシダを、バンダを飾った花瓶の縁にひっかけます。

茶色のカフェカーテンを花瓶の下に敷いて、シダの残りを後ろに飾れば完成です。

いつも花を飾っている場所が、バンダと100均雑貨でアジアンテイストになりました。フェイクのシダもバンダと好相性。緑色が紫色のバンダを引き立ててくれます。
簡単でおしゃれに決まる、容器2つの重ね技
100均で買ったフェイクのシダを活用して、他の飾り方をしてみました。

用意したのは、以前ダイソーで買ったドレッシングボトルです。
このドレッシングボトルに水を入れて、今回買った円柱の花瓶の中に入れていきます。

フェイクのシダを用意し、葉を数枚外しました。

シダは手で簡単に小分けできるようになっていました。
外したシダの葉を、花瓶とドレッシングボトルの間に入れていきます。

葉を下に向けたり上に向けたり、少し斜めに入れたりして、花瓶を彩ります。

ドレッシングボトルに、バンダを挿します。

これで完成です。
花瓶のシダがアクセントになって、この飾り方もおもしろいと思いました。水替えのたびに、その日の気分で飾り方を変えられることは楽しいですね。
今回買ってよかったと思ったのはフェイクのシダ。明るいグリーンがディープな花色のバンダを引き立ててくれたうえ、1本にたくさん葉がついています。これが100円なんて、お得で嬉しいです。
シダは遠目で見るとフェイクだと分かりにくかったです。生花とフェイクを組み合わせるのもいいですね。花だけ変えて楽しむことができます。
今回の材料のご紹介
- バンダ…650円
- 割れない花瓶…200円*ダイソー
- シダ…100円*ダイソー
- カフェカーテン…100円*ダイソー
- ドレッシングボトル…100円*ダイソー
合計1,150円(税抜)
ほかに、ペンチ、ハサミを用意。
小鉢を活用して、短くなった花の居場所を作る
飾っているうちに、バンダの下についていた花が少し弱ってきました。そのため、花をハサミでカット。

ダイソーで買った小鉢に飾っていきます。

グレーっぽい色合いが紫色と相性がよさそう! と、選んだ小鉢です。おしゃれな雰囲気も出ますね。
小鉢に水を入れて、バンダの花を小鉢の縁に飾っていきます。

こちらも、小鉢の下にカフェカーテンを敷き、シダのフェイクを近くに飾りました。
1輪でも存在感ばっちりのバンダ。茶色い布と花の距離が近いので、ますますアジアンテイストな雰囲気になりました。弱っていたバンダも少し元気になって、このまましばらく楽しめます。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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