コチョウランは「幸福が飛んでくる」といわれ、風水的にとても縁起のよい花だとシンガポール人の友人から聞きました。ぜひリビングやキッチンに飾って運気アップ! な春を迎えましょう。コチョウランというと高級なイメージがありますが、1本のステムにたくさん花が咲いてボリュームがあるうえに、花もちがよく2〜3週間は楽しめるので切り花の中では実にコストパフォーマンスのGoodな花。今回は春の花と合わせて、キッチンに飾るためのアレンジをご紹介します。

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ラン、特にコチョウランというと、ウエディングやお正月、パーティーなどあらたまったシーンのアレンジメントに使うという印象があります。

以前、私はシンガポールで駐在生活をしていたことがあるのですが、ホテルのエントランスなどのゴージャスなアレンジはもちろんのこと、もっとカジュアルな可愛らしいアレンジや、シンプルスタイリッシュなアレンジなど、いろいろなスタイルのランのアレンジをたくさん見る機会がありました。シンガポールといえばランは国花であり、一大生産国でもありますので、デンファレ、シンビジウムなど色とりどりのランがとても豊富で、一番身近な花という存在でした。コチョウランでもこういう花と合わせると、カジュアルに軽やかになるんだな~とランのアレンジのバリエーションの豊富さに感激したものです。そんなわけで、今回はキッチンでカジュアルに楽しむためのアレンジをしてみました。

<花材>

・コチョウラン 1本
・ミニチューリップ クルシアナ‘シンシア’ 3本
・チューリップ ‘マンゴーチャーム’ 1本
・ヒヤシンス 1本
・桃 2本
・ネコヤナギ 1本

<器>

山型のガラスの器

<手順>

1.枝物の桃とネコヤナギを入れます。

2.チューリップ、ヒヤシンスと順に入れていきます。

3.最後にコチョウランを一番手前に入れます。

4.全体のバランスを整えてでき上がりです。

茎は一カ所に集めるようにするのが、きれいに見えるコツです。コチョウランを一番手前に入れることで、フォーカルポイントになり、キュッとまとまって見えます。

ランはあまり寒いのは得意ではないようです。鉢植えの場合は18~25℃くらいの風通しのよいところが最適といわれています。切り花も、あまりに寒いところやエアコンの温かい風が直接当たるところを避けて、快適なところに置くと長もちします。

コチョウランの切り花を花屋さんで見つけた時は「幸運の出合い!」と思って、ぜひカジュアルアレンジに使ってみてください。

Credit

アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki)
パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。http://www.annegarden.jp

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