名古屋の都市圏にありながら、豊かな自然に癒されるスポット「東谷山フルーツパーク」。17の果樹園を持つ、フルーツに特化した農業公園です。どんな木姿をしていて、どんな花が咲くのか、どんな姿で実るのか、子どもの食育の場として利用するのもいいですね。旬のフルーツなどが揃うショッピングエリアやレストランも充実しています。

Print Friendly, PDF & Email

熱帯果樹のコレクションも充実!
フルーツを学んで味わうテーマパーク

1980年4月26日にオープンした「東谷山フルーツパーク」。市民が集うレジャースポットで、釣り池も含めると敷地は12万4,600㎡にも及びます。今回は果樹園や温室などにスポットを当ててご紹介しますが、これらを見学するには、ゆっくり歩いて1〜2時間くらいかかる規模です。

名古屋で一番高い東谷山を臨む「東谷山フルーツパーク」は、借景の素晴らしい自然豊かな環境で、都市における自然とのふれあいの場として整備された公園です。季節の草花や花木を楽しめますが、特に果樹栽培に軸足を置き、農業公園として特色のある展示を行っています。

東谷山フルーツパーク

園内には17種の果樹園があり、それぞれに花が咲き、果実を実らせている姿を観賞できます。果樹の開花は2月にウメ、3月中旬にアンズ、モモ、スモモ、3月末にナシ、4月中旬にリンゴ、5月にブルーベリーやミカン、レモンなどで、見事な開花リレーも見どころの一つです。また、古墳をモチーフにして作られた大小2つの温室もあり、多様な熱帯植物をコレクション。写真のパラミツやマンゴーなど、熱帯果樹の展示も充実しています。

年間を通じて果樹の育て方の講習会も開催されており、剪定のコツや収穫量を増やすための工夫などを学べます。参加費は無料〜200円で、座学と果樹園にての実技が行われる、約2時間の講習です。また、収穫シーズンには、ブルーベリーやモモなどを使った、ジャム作り体験を開催することもあります。

東谷山フルーツパーク

園内には、旬のフルーツや土産物のショッピングができる「フルーツパークマルシェ」や、食事を楽しめる「フルーツパークテラス」などもあります。こちらを目当てに訪れる人々も多く、年間40〜50万人の来場者で賑わう、大人気の農業公園です。2020年は40周年を迎えるアニバーサリーイヤーで、4月26日(日)には記念イベントも予定しているので、ぜひ足を運んではいかがでしょうか。

春からの果樹の開花リレーも見どころ!
実りのシーズンには収穫体験を実施

東谷山フルーツパーク

園内に2棟建つドーム型温室内の広さは1,300㎡で、高さは一番高い所で15mにも達します。温室内だけでも、ゆっくり歩いて30〜60分ほどかけて見学できる規模です。熱帯・亜熱帯の植物が35科108種、約300株の植物が息づいています。土・日・祝日には、ガイドボランティアに温室内を案内してもらえます。予約は不要で、詳しい解説を聞きながらの見学はより知識が深まり、さまざまな発見があって楽しいものです。

東谷山フルーツパーク バナナ

温室内では、マンゴー、パラミツ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、パパイヤなどの熱帯果樹も植栽されています。日本で露地栽培できないフルーツは、どんな花を咲かせるのか、どんな風に果実をつけるのか、子どもと一緒に訪れれば、食育の場になりそうですね。写真のバナナは7種30本が植栽されています。

東谷山フルーツパーク

屋外の果樹園では、2,300㎡の敷地に、リンゴ、ウメ、モモ、ナシ、ブドウ、カリン、ミカン、レモン、キウイ、ブルーベリー、スモモ、アンズ、カキ、ビワ、イチジク、クリ、ポポーの全17種の果樹が栽培されています。春、いっせいに花を咲かせる様子は、とても見事です。普段は果樹園内には入れませんが、ウメ、ブルーベリー、ナシ、リンゴ、ミカン、カキが実るシーズンには、量り売りによる収穫体験を実施。ご家族やお友達と収穫を楽しんでみてはいかがですか。

東谷山フルーツパーク

「東谷山フルーツパーク」は、シダレザクラの名所でもあります。ソメイヨシノの1週間後くらいが見頃で、4月初旬頃には「しだれざくらまつり」が開催されます。この時期は園内でお花見を目的に訪れる人々が多く、さまざまなフードスタンドが出店するほか、フルーツの即売会なども行われます。

東谷山フルーツパーク

7月中旬〜8月の夏休み期間に実施される、ブルーベリーの収穫体験は、特に人気のイベントです。参加者に配布されるカップのサイズ大(500g)、中(300g)、小(100g)から選んで、好きなだけ収穫してOK(参加費は気候や着果状況などによって変わります。参考価格として、2019年は小カップで300〜400円)。予約は不要で、開催日程等については、公式HPやTwitterでご確認ください。触るとポロリと取れるまで完熟したブルーベリーは、格別の味わいです!

旬のフルーツが揃う「フルーツパークマルシェ」と
季節のパフェが美味しい「フルーツパークテラス」

東谷山フルーツパーク

「東谷山フルーツパーク」では、2019年2月に売店とレストハウスがリニューアルされました。写真は「フルーツパークマルシェ」の様子。旬のフルーツや野菜がずらりと並ぶほか、ジャムなどの加工品、土産物や雑貨も揃っています。中でも、園内で収穫されたくだものは新鮮そのもので、店頭に並んだ瞬間に売り切れてしまうほど大人気! 気軽にテイクアウトできるフルーツバーもあり、カットフルーツ300円、フルーツパフェ300円、手作りジェラート250円、フルーツかき氷(夏季限定)300円などがおすすめです。土・日・祝日には朝市も催され、大変賑わいます。

東谷山フルーツパーク

こちらもリニューアルされた「フルーツパークテラス」の様子。営業時間は9:30〜16:30(ラストオーダー16:00)、80席あります。日替わりランチ(火〜金のみ)800円、フルーツカレーライス800円、みそひれかつ定食980円など、ランチメニューが充実していますが、やはりおすすめは旬のフルーツを使ったメニューですね。パインボード(季節のフルーツの盛り合わせ)850円、フルーツパフェ600〜1000円(フルーツは季節によって変わります)、フルーツサンド600円、手頃サイズのカップフルーツは350円です。

三大イベント時の即売会や
ステージイベントも大人気

東谷山フルーツパーク

春の「シダレザクラまつり」、ゴールデンウィークの「トロピカルフルーツフェア」、収穫の秋に開催される「秋のフルーツフェア」という「東谷山フルーツパーク」の三大イベント時には、フルーツ即売会が実施されます。写真は「ミカン詰め放題」イベントの様子。とてもお買い得なので、ぜひお立ち寄りを!

東谷山フルーツパーク

「トロピカルフルーツフェア」や「秋のフルーツフェア」の際には、ステージイベントも開催。地元の方たちのジャズ、フラダンス、ベリーダンスなど、クラブ活動の成果をお披露目する発表会として、交流の場にもなっています。

Information

東谷山フルーツパーク

所在地:愛知県名古屋市守山区大字上志段味字東谷2110
TEL:052-736-3344

http://www.fruitpark.org/

アクセス:電車/JR中央本線・愛知環状鉄道「高蔵寺」駅下車、南口より南へ徒歩25分
バス/ゆとりーとライン「大曽根」発「高蔵寺」行き「東谷橋(とうごくばし)」バス停下車徒歩15分
市バス地下鉄藤が丘駅「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
市バス名鉄小幡駅「小幡」発「(志段味巡回)東谷山フルーツパーク(「JR高蔵寺」駅経由)」行き終点下車徒歩13分

オープン期間:通年

休園日:月曜(祝祭日の時はその直後の平日)、12月29日〜1月3日

営業時間: 9:00~16:30

料金:無料(世界の熱帯果樹温室のみ有料。入場料 大人 300円 中学生以下無料、名古屋市内在住 65歳以上の方 100円、30名以上の団体は2割引、年間パスポート 900円)

駐車場/普通車約 840台、無料
※ただし、イベント期間中のみ有料。(普通自動車 1回シダレザクラまつり 650円、トロピカルフルーツフェア・秋のフルーツフェア 350円、大型自動車 1回 1200円、自動2輪・原付 1回 150円)

Credit


取材&文/長田節子
ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが醍醐味ですね。
https://twitter.com/passion_oranges/
Print Friendly, PDF & Email