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植物の真上や花壇の中から照らす! 小さな植栽のライティングテクニック

植物の真上や花壇の中から照らす! 小さな植栽のライティングテクニック

今回ご紹介するのは、「高木」「低木」に続き、「小さな植栽」のライティングテクニックです。ご自宅にはどのような樹木が多いでしょうか。ぜひここに書かれたライティングテクニックを参考に、夜の我が家を見直し、庭やアプローチなどに光を入れてみませんか? 美観はもちろん、防犯対策や、転倒防止などの安全対策にもなりますよ。

小さな植栽とは?

小さな植栽といっても種類をあげれば数えきれないほどありますが、今回の記事では、小さな植栽を30cm未満のものとし、ご紹介します。

小さな植栽を照らすのにピッタリなライティングテクニック

1. 小さなお花を照らす

●スプレッドライティング

スプレッドライティング

『スプレッドライティング』は、草丈の低い花壇の植物を照らすのに使われるライティングテクニックで、花壇の中にライトを設置し、植物を真上から照らし出します。発光部が植栽よりも20cm程度上にあると、ふわっと広がる優しい光を演出することができ、明るく美しい庭づくりが可能になります。

発光部が植栽よりも20cm程度上にあると広がった光を演出

【おすすめのライト】

『スプレッドライティング』をするには、パスライトを使用します。

眩しく感じさせないように、下面配光、または上面遮光のパスライトを選んで、心地よい夜の庭をつくりましょう。パスライトはデザイン性に優れたものも多く、お庭のテイストに合わせて選べるガーデンパスライトシリーズなどを設置すると、昼間は庭のアクセントとして楽しむこともできます。

■「ガーデンパスライトクラシック」
“アンティークデザインの王道、ヨーロピアンクラシック”

ガーデンパスライトクラシック
ガーデンパスライトクラシック

洋風デザインの建物や左右対称のレイアウト、アイアンワークのフェンスなど、ヨーロピアンな雰囲気のガーデンにはクラシックタイプが似合います。

■「ガーデンパスライトカントリー」
“古き良き、カントリーハウスのおおらかさ”

ガーデンパスライトカントリー
ガーデンパスライトカントリー

手入れされた芝生やペンキで仕上げられた木製フェンス。アメリカンカントリーを思わせるガーデンには、カントリータイプのライトがおすすめです。

■「ガーデンパスライトフローラル」
“花がモチーフのデザイン、生い茂る植物と呼応する”

ガーデンパスライトフローラル
ガーデンパスライトフローラル

生命力あふれるワイルドなガーデン。有機的なフォルムのフローラルは、植物に埋もれるように配置することで魅力を発揮します。

●あかりだまり

あかりだまり

『あかりだまり』は、植栽の中にライトを設置することで、植栽の中から光が溢れ出すような演出ができ、庭全体に、優しさやぬくもり、落ち着いた印象を与えることができます。

植栽の中にライトを設置

【おすすめのライト】

小さな植栽を照らす『あかりだまり』は、「LED コアモジュール」がおすすめ。

他の商品とは違い、「LED コアモジュール」は灯部だけの設計で、フロストカバーを付けると『あかりだまり』にぴったりなフワッとした柔らかい光になります。逆に、クリアカバーを付けて照らすと、真っ直ぐ直進する光に。これを竹筒などに入れると竹の中から光が出ているかのような演出ができ、面白いですよ♪

LEDコアモジュール
LEDコアモジュール(左:フロストカバー付き、右:クリアカバー付き)

●ダウンライティング

ダウンライティング

『ダウンライティング』は、写真のように壁面などにライトを取り付けて真上から照らし出すライティングテクニックのことです。植栽全体を広く照らすことができ、壁面に反射した光で空間もパッと明るくなります。通常低い位置に光が集まるガーデンライトに対し、高い位置に光源があるので、活動するための光として使用される場合もあります。

真下にある植物を照らし出す

【おすすめのライト】

『ダウンライティング』のような光の演出を行う際は、ウォールスポットライトを使用しましょう。ふんわりと広い範囲を照らしたい方には「De-SPOT 広角タイプ」、細めの光でスポットライトのように特定のものを照らしたい方には、「De-SPOT スプレッドタイプ」がおすすめです。

De-SPOT
De-SPOT(左:広角タイプ、右:スプレッドタイプ)

2. グラウンドカバーを照らす

●フットライティング

フットライティング

『フットライティング』とは、地面や足元に光を落とすライティングテクニックのことです。グラウンドカバーの緑色が光に反射して美しく見えるのはもちろん、足元にも光が入るので安全面も向上します。『フットライティング』を行う際は、ライトを1.5~2m間隔で3つ以上設置すると、脳が心地よいと感じる明暗のリズムでライトアップすることができます。

1.5m~2m間隔で三つ以上設置

【おすすめのライト】

『フットライティング』の目的は「足元に光を届ける」こと。そのためには、「床面配光」や「低い位置の光源」「眩しさを感じさせない」など、条件がたくさんあります。その条件を全て満たしているのがパススタンドライトで、その中でも「ガーデンパススタンドライト1」は、円形の灯具が影を作らず光を足元に届けてくれるので、おすすめです。

他にも、天板遮光の「エクスレッズ パススタンドライト1ガード」は、眩しさを感じさせず足元とその周辺を明るく照らすことができます。リゾート感漂うキャンドルランタンをモチーフにした「パススタンドライト3」は、リゾート感はもちろん、壁や床の素材に合わせてフランジの一部に石柄やメタルカラーをあしらった別注仕様にも対応していますので、庭のテイストに合わせたライトアップが可能です。

ガーデンパススタンド
左から、ガーデンパススタンドライト1型、エクスレッズパススタンドライト1型 ガード、パススタンドライト3型

今回ご紹介した商品は全てローボルト製品です。トランスの設定にてタイマーによるライトのON/OFF、照度センサーによるON/OFFが可能なので植物の生育を狂わせることなく庭のライトアップを楽しむことができます。

小さな植栽を照らすライティングテクニックはいかがでしたか?

小さなお花から、グラウンドカバーまで…それぞれに合ったライティングテクニックで、夜のお庭の印象もパッと明るくなり、文頭でご紹介した「美観」「防犯対策」「安全対策」などの効果もしっかり得ることができます。

高木から低木、小さな植栽の3つの施工方法について、9月から毎月ご紹介してきましたが、お庭にピッタリなライティングテクニックは見つかりましたか?

ぜひ夜の庭に光を取り入れ、快適なナイトガーデンを楽しみましょう♪

※高木にピッタリなライティングテクニックの記事はこちら
※低木にピッタリなライティングテクニックの記事はこちら

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