昼間の樹木と、夜間の樹木。同じ樹木でも時間帯でその印象は変わるものです。せっかく一生懸命育てている樹木です。昼間だけでなく、夜間も楽しめるようライトアップしませんか? 今回は背の高い樹木に着目して、ライトアップテクニックやオススメの商品などをご紹介します。

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昼間の樹木と夜間の樹木

昼間の樹木は、「季節の移り変わり」を感じたり、「生命力」や木陰による「涼しさ」などプラスの印象を受けますね。一方、夜間の樹木はどうでしょうか。夜間、樹木は黒い暗がりとなって見えるため「何か潜んでいそうで怖い…」と感じたり、「視野が狭くなる」など、マイナスの印象を受けることが多いといわれています。

このように、同じ樹木でも昼間と夜間では、印象は正反対。しかし、夜間も樹木をライトアップすることで、その印象はガラリと変化します。

夜間、樹木をライトアップすると、幻想的な美しさを感じたり、暗がりがなくなることで安全面も向上し、安心感も得られます。

また、夜だからこそ出来る「影」の演出や、樹木を彩る光のグラデーションなど昼間とは異なる趣を楽しむこともできます。

庭木におすすめの高木の種類

高木といっても種類はたくさんありますが、今回の記事では、樹高が1.5m以上の樹木を高木とし、葉の密度が薄い樹木、濃い樹木、他にも季節感を演出する樹木についてご紹介します。

背の高い樹木にピッタリなライトアップテクニック

1. 葉の密度が薄い樹木

◯アップライティング

アップライティング

葉の密度の薄い樹木は、枝葉の間から光が抜けやすいので、アップライティングという方法で照らすのがオススメです。アップライティングは、樹木の根元に照明器具を設置し、灯部を真上に向けて照らします。そうすることで、樹木が単に照らされるだけでなく、枝葉の間からパッと光が抜けて、空間自体も明るく美しくみせることができます。

樹木の根元に照明器具を設置

【オススメのライト】

葉の密度の薄い樹木のアップライティングには、「ガーデンアップライト ミオ フードがオススメです。このライトはフードつきで、光源が直接、人の視界に入るのを防いでくれるので、通路沿いの樹木のライトアップも眩しさを感じさせずに照らすことができます。

また、フードの取り外しができる「ガーデンアップライト オプティ」なら、より広範囲を照らしたい時はフードを外して使用するなど、さまざまなシチュエーションに合わせることができます。

ガーデンアップライト ミオ フード
ガーデンアップライト ミオ フード
ガーデンアップライトオプティ
ガーデンアップライト オプティ

◯シャドーライティング

シャドーライティング

写真にように壁面に樹木の影を投影する方法をシャドーライティングと呼びます。このライトアップテクニックも、葉の密度の薄い樹木に適しています。密度の濃い樹木だと影が大きな黒い塊となってしまいますが、密度の薄い樹木の場合は葉影模様が繊細に表現され、夜の庭景色を美しく演出できます。壁に投影された葉や枝の影が風で揺れると、まるで動く絵画のようです。

大きい樹木の場合は、【樹木からライトの距離】:【壁面から樹木の距離】=2:1の比率でライトを設置するときれいに樹木の影が投影されます。この時、より樹木の影を大きく見せたいのであれば、ライトを樹木に近付けると大きく迫力のあるライトアップができます。

【樹木からライトの距離】:【壁面から樹木の距離】=2:1の比率でライトを設置

【オススメのライト】

シャドーライティングを行う際は、「ガーデンアップライトオプティS」のような配光が広いアップライト型のものがオススメです。

さらに、発光部をひとつにまとめたLEDが使用されている、ワンコアのライトを使用すれば影がくっきりと表現できます。発光部が多数あるLEDを使用しているマルチコアでも、樹木から1m以上離せば、影がぼやけることなくくっきり表現できますが、やはりどこから照らしても美しく影を投影できるワンコアのライトをオススメします。

ワンコアのライト
ガーデンアップライトオプティS
ガーデンアップライトオプティS

◯ムーンライティング

ムーンライティングは、樹木の影を地面に落とすライトアップテクニックで、まるで月明かりに照らされたようなホッと一息つける空間を演出します。

樹幹の上方にライトを設置し、大きな枝に対して、光を投げかけると影を程よく作り出すことができます。

樹木の影を地面に落とすライトアップテクニック

【オススメのライト】

ムーンライティングには「ガーデンツリースポットライト1型」がオススメです。樹幹の太さが約Φ50mmから対応可能で、樹木を傷つけることなくバンドで固定できるので安心です。

ガーデンスポットライト1型
ガーデンスポットライト1型

2. 葉の密度の濃い樹木

◯クロスライティング

クロスライティング

葉の密度の濃い樹木は、複数方向から見られても、美しく照らすことができるクロスライティングという方法がオススメです。このライトアップは複数のライトで照らすため、それぞれのライトの位置、角度を調整することで理想に近い明るさ、光の範囲を作り出せます。同じライトを使用することで、影のでき方や色温度がそろい、違和感のないクロスライティングが可能になります。

複数のライトで照らす

【オススメのライト】

クロスライティングをするには、「ガーデンアップライト ミオなどがオススメ。

この他にも、「ガーデンアップライト オプティなどもこのライトアップに適したライトです。

ガーデンアップライト ミオ
ガーデンアップライト ミオ
ガーデンアップライトオプティ
ガーデンアップライトオプティ

◯アップライティング

アップライティング

葉の密度の濃い樹木をアップライティングで照らす場合は、樹木の株元から真上に照らすのではなく、少し離れた位置にライトを設置し、樹木のアウトラインに沿ってライトアップします。そうすることで、葉に反射した光が樹木全体にきらめきを与え、空間を明るく感じさせることができます。

樹木のアウトラインに沿ってライトアップ【オススメのライト】

樹高が10m以上の樹木であれば、しっかりと明るく照らせる「パワースポットライトなどがオススメです。全光束(明るさ)が2000lm~3000lmもあるので、大きくて葉の密度の濃い樹木でも明るく照らすことができます。

樹高が3m程度の樹木であれば、他でもオススメしている「ガーデンアップライト ミオ、5mを未満であれば「ガーデンアップライト オプティを使用すると美しく照らすことができます。

パワースポットライト(10m以上の樹木にオススメ)
パワースポットライト(10m以上の樹木にオススメ)
ガーデンアップライト ミオ(3m未満の樹木にオススメ)
ガーデンアップライト ミオ(3m未満の樹木にオススメ)
ガーデンアップライトオプティ(5m未満の樹木にオススメ)
ガーデンアップライトオプティ(5m未満の樹木にオススメ)

3. ヤシの木

◯アップライティング

ヤシの木

庭木としても人気の樹木、ヤシの木。その魅力は異国情緒に溢れ、一本あるだけで抜群のリゾート感を演出できるところにありますが、そんなヤシの木こそライトアップ前提で庭に取り入れてほしい樹木です。ヤシの木には、特徴的な葉や樹幹の凹凸を美しく見せるアップライティングがオススメです。

ヤシの木のアップライティングは樹幹の端の下にライトを設置し、中心をめがけて照らします。そうすることで、特徴的な葉が美しく照らしだされ、日中よりもリゾート感倍増。非日常的な空間を演出し、夜の庭でリラックスして過ごせます。

樹幹の端の下にライトを設置し、中心をめがけて照らす

【オススメのライト】

ヤシの木の樹高が3m程度であれば、他でもオススメしている「ガーデンアップライト ミオ」、5m近くまであれば「ガーデンアップライト オプティ」で美しく照らすことができます。10m以上のヤシの木は「パワースポットライト」の使用をオススメします。

ガーデンアップライト ミオ(3m未満のヤシの木)
ガーデンアップライト ミオ(3m未満のヤシの木)
ガーデンアップライトオプティ(5m未満のヤシの木)
ガーデンアップライトオプティ(5m未満のヤシの木)
パワースポットライト(10m以上のヤシの木)
パワースポットライト(10m以上のヤシの木)

葉の色味に合わせた光の演出

1. ピンクの花びらが特徴的な桜をライトアップ

アップライティング

アップライティング

じつは桜の木もとてもライトアップ向き。ソメイヨシノなら、樹木の根元から50cm程度離れたところに、木の中心に向けてライトを設置します。ライトアップすると、白っぽい桜の花に光がよく反射し全体的に明るく見せることができます。LEDの普及により白い光で桜をライトアップすることが多く、よりライトアップ効果が感じられます。また、淡いピンク色のライトを使用することで、桜の淡い色をさらに強調するライティングもできます。このようにライトアップをすることで、短い花の季節にさまざまな表情のサクラの魅力を満喫できます。

2. 瑞々しい新緑をライトアップ

◯アップライティング

アップライティング

瑞々しい新緑を照らす際は、白色(4200K)~昼白色(5000K)あたりの色味の光のライトで樹木の葉の密度に合わせてアップライティングしましょう。

白色の光は暑さも軽減でき、白色の光と電球色の光では、体感温度が2℃変わるといわれています。緑色の葉も、暖色で照らすより、やや白よりの色で照らすことで新緑のフレッシュさを際立たせ、活き活きした印象を与えることができます。

3. 紅葉や葉が落ちた樹木をライトアップ

アップライティング

紅葉や葉が落ちた樹木をライトアップ

紅葉を照らす際は、白色の光ではなく、赤みの強い電球色(2000K~3000K)が最適。紅葉で赤く染まった葉を赤みの強い電球で照らすことで、さらに紅葉の美しさを強調することができます。赤色のライトもオススメです。紅葉も新緑同様、樹木の葉の密度に合わせてアップライティングすると、より美しく秋の夜の庭を楽しむことができます。

◯シャドーライティング

シャドーライティング

葉が落ちた樹木は一見寂しいようですが、ライトアップすることでそのシルエットの美しさを楽しむことができます。白色の光だと少し不気味に感じるので、電球色(3000K)のライトでシャドーライティングをすると、あたたかな雰囲気を作れます。前述の方法と同様、【壁面から樹木の距離】:【樹木からライトの距離】=1:2の比率でライトを設置するときれいに樹木の影が投影されます。

より樹木の影を大きく見せたいのであれば、ライトを樹木に近付けると大きく迫力のあるライトアップができます。

【これらにオススメのライト】

桜も、夏には緑が生い茂り、新緑も秋になれば紅葉し、冬になれば枯れ木になる…このように季節の移り変わりを夜も楽しめるライトが「De-SPOTトライリング

配光も調光も調色もできるから、どの季節にも対応できます。

配光は20°~41°と狭角・中角・広角の全てを再現でき、調光では1~600lm、調色では電球色(2700K)~昼白色(5000K)まで調節できます。リングを少し回すだけで理想の照明が叶います。

電球色(2700K)~昼白色(5000K)
De-SPOTトライリング
De-SPOTトライリング

いかがでしたか? 今回は高木に絞ってさまざまライトアップを紹介してきましたが、ご自身の庭の樹木にもぜひ取り入れてみてください。

次回の記事では低木のライティングのポイントをご紹介します。

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LEDIUSロゴ

LEDIUS Lighting Lab.
『LEDIUS Lighting Lab.』は、庭に快適な光を計画・提案する〝ライティングデザインチーム〟、庭に新たな光を考え、創造する〝商品企画チーム〟、庭に最適な照明器具を形にする〝開発チーム〟、庭の光の価値を伝える〝セールスプランチーム〟からなる屋外照明のプロフェッショナル集団。
エクステリア、ガーデン、商業施設などあらゆる空間に合った照明器具デザイン、空間デザインを通して光の価値、重要性を考え、新しさ、ワクワクする光の提案を行っていきます。

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