「光の演出で人の心を彩る」ことを目指すタカショーデジテックがお届けするWebマガジン。外構で使われている『屋外照明』や、店舗の看板などに用いられている『LEDサイン』、街を華やかに彩る『イルミネーション』など、「光の今」がわかる情報を発信している。普段は聞くことができない商品に込められた開発者の想いやものづくりの裏側や光の上手な取り入れ方など、ここでしか知ることができない情報が盛りだくさん!
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「光の演出で人の心を彩る」ことを目指すタカショーデジテックがお届けするWebマガジン。外構で使われている『屋外照明』や、店舗の看板などに用いられている『LEDサイン』、街を華やかに彩る『イルミネーション』など、「光の今」がわかる情報を発信している。普段は聞くことができない商品に込められた開発者の想いやものづくりの裏側や光の上手な取り入れ方など、ここでしか知ることができない情報が盛りだくさん!
DIGISPOTの記事
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照明・ライティング
高齢者も安心して楽しめる夜の庭づくり〜照明計画のポイント
暗順応への配慮はできていますか? 「暗順応」という言葉をご存じですか? 明るい所から暗い所へ行くと、少しの間、目の前がぼやけたり、見えづらくなったりする現象のことです。この暗順応は時間がたてば回復するのですが、年齢とともに回復スピードが遅くなり、転倒の原因になることもあります。そんな暗順応による事故を防ぐためにも、庭のライトアップは欠かせないのです。 庭がある程度明るければ、暗順応が起こるリスクを抑えることができます。 そこで、庭全体が明るくなるようなライトアップ方法をご紹介します。 まず、庭全体を明るくするためには、写真のように光を分散させることが大切です。1カ所だけをライトアップするのではなく、樹木をライトアップするのであれば地面も、地面をライトアップするなら壁面もと、セットでライトアップすることで、全体を明るく見せることができます。 また、上の図のように、エントランスにかけて徐々に光が弱くなるようライトを配置すると目が暗闇に慣れやすくなります。 不快グレア防止はできていますか? グレアとは、不快感や物の見えにくさを伴う眩しさを指す言葉で、日本語では「眩輝(げんき)」「眩惑(げんわく)」と呼ばれています。これによって、目の障害が起こったり、状況把握能力の低下につながったりすることがあります。 そんな不快グレアを防止する方法として、光が直接目に入らないよう間接光を活かしたライトアップをしたり、照明器具にフード(光源が直接目に見えるのをカットするもの)が付いている商品を選んだりする必要があります。また、光源の色温度が低いほう(赤っぽい光)が不快と感じにくい傾向があります。そこで、不快グレアを軽減するための商品をご紹介します。 1. 間接光を活かした器具の選び方 目線と同じ高さでライトを使用する場合は、写真のような壁面に光を反射させる器具がおすすめです。エントランスを照らす際の、ちょっとした光の演出にチョイスしてみてはどうでしょうか。 歩いていても光が直接目に入らないように、写真のような光源部分に笠が付いている器具を選ぶと眩しくなく、笠の部分に光が反射し足元を照らしてくれます。玄関までの道のりなどの動線となる場所を照らす際に利用してみるのはいかがでしょうか。 段差などでの踏み外し事故を減らしたいとき、頭上から全体的に照らすのも一案ですが、上からだと必ず影ができてしまいます。写真のように段差に光を入れると影もできず、段差にすぐ気付けます。また、安全対策はもちろんのこと、美観にも優れているのでおすすめです。 2. フード付き商品(カバー付き商品)で目に飛び込む光をカット! 写真のように、光源部分にフードが付いている器具は、照らしたいところ以外に光が漏れるのを防ぐことができます。目的物だけを照らすので光が直接目に入る恐れがなく、通路に近い樹木のライトアップにおすすめです。 操作・メンテナンスは簡単ですか? きれいなライトアップができるライトでも、手の届きにくい場所に設置すると、メンテナンスがしにくいもの。また、寿命が短い商品を選んだりすると、何度も取り替えないといけなくなり不便です。そこで、メンテナンス性向上のために取り組むべきことと、寿命が長い電球をご紹介します。 まず、メンテナンス性についてですが、ライトは日常生活で触れやすい位置に設置する必要があります。滅多に行かない場所に設置すると足元が緩んでいたり、不安定になっていたりし、転倒の恐れがあり危険です。また、高い位置から照らす場合は、人が通ると自動点灯してくれる人感センサーや、日が暮れるとともに自動点灯してくれる照度センサーが装備されているものを選ぶことをおすすめします。 次に、寿命の長い電球についてお話しします。 LEDは長寿命なのはもちろん、省エネ、虫が寄り付きにくいなど、従来の電球に比べてメリットが大きいです。そんなLEDにもさまざまな種類があります。 一般的な照明器具に使用されているLED電球や、白熱電球のようなあたたかく輝度の高い光を再現したLEDクリア電球、電球交換を非常に楽に済ませることができるLEDモジュールがあります。どの電球も最低でも約40,000時間が寿命とされていて、以前までの白熱球より約40倍長く使用できます。 ※約40,000時間とは1日6時間使用したとしても、18年間は使用できる長さです。 明るさの確保はできていますか? 庭づくりをするにあたって明るさの確保は非常に重要なことです。 十分な明るさが確保できていないと転倒などの事故につながったり、不安を感じたりすることがあります。また、視力や焦点調節力など、視覚特性の低下は20代後半から始まり、歳を重ねるごとに低下していきます。シニアに配慮した夜の庭づくりの明るさの考え方は「眺めるための庭づくり」「食事をするための庭づくり」「足元を照らす庭づくり」に分けることができます。眺める庭は通常の明るさの2倍、庭で食事をする際は3倍、足元を照らす際は5倍もの光が必要とされています。 ですが、専門家でない限り、照度を考えながらライトアップするのは非常に難しいことです。ですので、より明るい器具でライティングするのが安心。 一般的には、白熱電球20~40W相当の光や、LEDであれば5W未満のものが多く使用されていますが、上の表でも示したように、それでは高齢者には暗く感じられます。ですので、白熱電球60~100W相当の照明器具を選んだり、LEDであれば6~10Wの照明器具を選んだりすると簡単に理想の照度基準を満たすことができます。 高齢者の「不慮の事故」のうち、「転倒・転落」による「死亡者数」、「救急搬送者数」は毎年継続的に発生しています。少しでもそのような事故が減るよう、ぜひこの4つの注意事項を参考にし、安全な夜の庭づくりをしてくださいね。
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照明・ライティング
こんなの見たことない! 新鮮な夜の庭をつくる照明器具5選
ライン状の光でスタイリッシュな空間づくり ライン状の光は空間をスタイリッシュに見せる効果があり、落ち着いた雰囲気や、シンプルに決めたいときなどに効果抜群です。「ライティングフェイス」はフレームやフェンスと一体化させ、ライン状の光演出が簡単に叶う照明器具。以下の5種類のおすすめパターンがあり、目的によって使い分けることで、よりスタイリッシュな空間づくりができます。 1. ホームヤードルーフⅡ ライティングフェイス ガゼボ(東屋)スタイルのフレームと一体型のライティングフェイス。夜でもゆっくり庭で過ごせる空間づくりに最適で、庭にこの照明器具があるだけで一気に夜の快適度が上がります。フレームの色は以下の11種類の中から庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。四方向から照らすので影ができにくく安全です。また、光に囲まれることで、安心感が生まれます。 11種類の仕上げから選択が可能ですので、住宅のスタイルに合わせて選択できます。自分好みのカラーを選んで、よりくつろげる空間にしましょう! 2. フレームライティングフェイス シンプルなフレームと一体型のライティングフェイス。門まわりのライトアップをスタイリッシュに演出することができます。光のゲートが出迎えてくれるので、美観にも優れ、かつ防犯対策にもなります。 この照明器具はフレームの色はもちろん、光の色も電球色、白色、青色の3色から選ぶことができます。電球色は落ち着いた雰囲気をつくり出してくれ、白色はモダンな家にピッタリ。青色は幻想的な世界観を表現することができ、オシャレな門まわりになること間違いなしです! 3. 格子材75角ライティングフェイス 植栽や樹木を直接照らすのではなく、庭のアクセントとなるこの照明器具は、高さが3段階(605mm、1,605mm、1,805mm)あり、スリットフェンスの高さに合わせることもできます。 4. ホームヤードルーフ システム内天井 ラインライト仕様 カーポートを照らすラインライト仕様は、全体的な明るさを確保して安全性を高め、さらに防犯対策にもなる一石二鳥の照明器具です。カラーはもちろん、車の台数に合わせてライトの増減が可能です。 5. ライティングフェイス 埋め込みタイプ 壁や地面に埋め込んだり、階段などに埋め込んで使えるライティングフェイス。組み合わせてると、面白いく、見ごたえのあるライトアップができます。縦部分が190mm、または300mmと短めですが、繋いで使用できるのでデザインは自由自在。 カラーライトで照らす光 最近ではさまざまな施設でカラーライトを使ったカラーライティングが人気です。そんなカラーライトを庭にも取り入れて、一際目立つ庭づくりをしてみませんか? まずは、水の演出、噴水にカラーライトを使用した素敵な庭をご紹介します。噴水を照らすウォーターファウンテンライトは、6色のカラーライトの光がゆっくりと変わってゆき、幻想的な世界を作り出してくれます。また、水の躍動感と光の移り変わりがドラマチックな空間を創出してくれます。 また、アップライトにカラーレンズを当て、カラーライティング化させるテクニックもあります。カラーレンズは4種(赤色、黄色、緑色、青色)の中から選択でき、よりアーティスティックな演出ができます。例えば、樹木を照らす際、赤色は紅葉をより鮮明に、黄色は黄緑の葉をより美しくドラマチックに見せてくれます。また、緑色は深緑の植物を照らすことで葉を活き活きと見せることができます。青色は電球色と組み合わせることで、リゾートのような演出ができるのでおすすめです。 超狭角のライトで壁面アート!? 壁面のライトアップのテクニックといえば、壁際から柔らかく広がる光が壁面全体を照らしているシーンが連想されがちですが、今回はまっすぐな超狭角の光で壁面を照らす、まるでアートのようなライトアップをご紹介します。縦のラインは空間を広く見せる効果があるといわれ、建物を広く見せる方法として縦線の壁紙を使用する人も多いそうです。その効果を活かし、外壁を縦の光の線で照らして家を大きく見せたり、デザイン性をアップさせてみたりしましょう。 このような縦線の光を演出するには「De-SPOT」がおすすめ。「De-SPOT」は、上の写真のような垂直の細い光はもちろん、レンズが90度回転するので横配光も可能です。光を交差させたり、壁面だけでなく地面を照らしたり、さまざまな演出が楽しめます。 風でゆらゆら揺れる光で庭にアクセントを 人は、動くものや光るものに視線がいきやすいものです。風が吹いた時などに揺れながら光るライトがあれば、視線が自然とライトのほうに向きます。植栽に紛れて設置すると、よいアクセントになると思いませんか? このような光の演出をするのにとっておきの照明が「リーフライト」です。リーフライトは対象物を照らすというより、庭のアクセントになり、かつ、足元を照らしてくれるパスライトとしての効果もあります。これらの商品はすべてLEDなので、長く使用できるうえに植物にも優しくライトアップできます。リーフライトは白色、電球色、青色の3色から、植栽の種類や庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。 ろうそくのような光で和を強調!! 昔から日本でも使用されているろうそくの光は、自然界の心地よいリズムとされる「1/fゆらぎ」の性質を含んでいます。この光は、2,000Kの赤い光で和を強調する効果があり、「あたたかい光」、「やさしい光」といわれています。そんな自然界の光を完全再現した商品が「ほのあかりシリーズ」です。本物の和紙をアクリルでコーティングしたアクリワーロンが、ライト部分を覆って光を柔らかく拡散し、和の雰囲気を高めてくれます。 この商品はモジュールだけでも使用できるので、竹筒などに入れたり、灯籠に入れたりして自分好みにアレンジして楽しめます。 お気に入りの庭の光には出会えましたか? 一味違うライトアップで楽しい庭時間を過ごしませんか? ご紹介した商品含め、その他の商品は下記サイトよりさらに詳しくご確認いただけます。 http://db.ledius.jp/
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照明・ライティング
照明で安全かつ美しく! 駐車スペースやカーポートのおすすめライトアップ方法
内天井のあるカーポートがある駐車場 モダンな家によく見かける内天井のあるカーポートは高級感を与えてくれます。その雰囲気をよりうまく引き出すには、次のようなライトアップがおすすめ! 内天井のあるカーポートをライトアップする際は、ダウンライトを等間隔に設置し(詳しくは「※補足」をご確認ください)、全体的に明るく照らすのがおすすめです。シンプルな光ですが、美観に優れており、見た目にこだわりたい人は、ぜひお試しください! M合掌型カーポートがある駐車場 M合掌型カーポートとは、下の画像のように、片流れカーポートを中央で連結させた2台用カーポートです。洋風デザインの家によく見られます。 これらのカーポートは、後方の柱にウォールスポットライトを設置して照らします。シンプルでオシャレかつ全光束(光の明るさ)が強いため、明るいライトアップになり、防犯対策につながります。 落ち着いた雰囲気にしたければ、電球色のライトを使用し、クールな雰囲気にしたければ、白色のライトを。家の雰囲気に合わせて、光の色を変えてみるのもおすすめです。 この商品は、サイズをS/M/Lの中から選べ、光量がサイズごとに約2倍ずつ大きくなります。照射する対象や空間の広さに適した商品を選ぶことができ、眩しさカットや光の広がりをカスタマイズできるオプションも展開しています。 この商品は、出しろがわずか41mmで器具が目立たずスタイリッシュに収まります。また、フランジ内結線、露出配線がどちらにも対応しており、万が一、柱や配線を通せない場所があっても、取り付けが可能です。 片側支持型カーポートのある駐車場 限られた駐車スペースを最大限に活用した片側支持型カーポート。 カーポートのシンプルなデザインを活かし、各柱にウォールライトを設置すれば、オシャレな駐車場が完成します。ご帰宅が楽しくなりますよ! ウォールライトにはたくさん種類があるので、写真のような可愛い家には、可愛いライトを使用するなど、自分好みのライトを見つけてみてください。 懐かしい電灯をモチーフにデザインを洗練。空間に心地よいリラックス感をプラスしてくれます。 装飾の要素を削ぎ落としてモダナイズされたクラシックスタイルのエクステリアには、シンプルなデザインのこの商品がオススメです。 カーポートがない駐車場 カーポートがない駐車場は、下の写真のように地面に埋め込み型のグランドライトを使用し、地面を明るくオシャレにライトアップしてみましょう! 最近は耐荷重仕様の商品も増えてきているので、駐車場に取り入れる方も多くなってきています。写真のような両側配光や片側配光もあり、オシャレにライトアップできるのでオススメです。 器具側面に広がるくっきりした配光が特徴のグランドウォッシャーライトです。デザインに合わせて2種類の配光から選択が可能。一時的な車の乗り上げにも耐えられる仕様です。 【※補足】 下の図1のように車の真上に1列のライトだけだと、影で手元や足元が暗くなってしまいます。ライトは1列だけでなく、図2のように人が行動する両サイドに当たるように設置すると、全体的に明るく照らせて、駐車も安全にできます。 オススメのセンサー付きライト 最後に、駐車場のライトアップにおすすめのセンサー付きライトについてご紹介します。 人感センサーは、帰宅時に出迎えてくれる安心感もあり、また侵入者の行動を抑止する防犯対策にもなります。 また、必要なときだけ自動でライトが点き、自動で消えてくれるので経済的です。 人感センサーは以下の2種類のライトに分けられます。 1. スポット光 センサー部分と灯部の自由な動きにより、理想的な検知エリアや明るさが得られます。 このライトは暗くなると常時10%点灯・センサー待機しており、完全に消灯せず、人を感知すると徐々に明るくなり、人がいなくなれば、約5秒かけ調光、という仕組みになっています。辺りを上品に照らします。 2. 拡散光 取り付けるだけで全体が明るくなる拡散光。照射エリアを調整する必要がありません。影になりがちなハイルーフ車の足元も、上からの照射で明るくなります。 このライトは暗くなるとセンサー待機をしており、人を感知するまでは完全消灯しています。しかし、人を感知するとパッと点灯し、人がいなくなってから約1分後に消灯、という仕組みです。 これら2つの人感センサー付きライトに共通して内蔵されているのが、照度センサーです。 日が暮れると自動で点灯。また、常時点灯回路と繋げばタイマー設置に関係なく終夜作動させられます。 http://db.ledius.jp/category/garden-and-exterior/carport-light/ こちらのサイトから、このほかのセンサー付きライトが見つけられます。ぜひご覧ください!
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照明・ライティング
住宅のテイストに合わせた「表札」のおしゃれなライトアップ・演出方法
ナチュラルテイストの家 Q1. ナチュラルな家とは? A1. 優しい雰囲気を大事にした、自然感に溢れたスタイル。自然素材を多用していたり、白色(もしくは明るい色)の壁面がよく用いられています。 Q2. ライトアップの方法は? A2.白色の壁面は、光の効果が出やすい(広い範囲が明るくなる)ので、壁と一緒に表札を照らすと表札まわりも明るくなり、壁面もオシャレになって一石二鳥です!! 電球色で照らすことにより、優しい雰囲気を、さらにアピールしてくれます。 また、写真のように樹木がある家は、樹木も一緒にライトアップすることで、さらに外観の眺めがよくなりますよ。 フレンチシックな家 Q1. フレンチシックな家とは? A1. 女性に人気の、素朴な味わいのあるスタイル。白色の壁面とレンガを多く取り入れている可愛いイメージの家です。 Q2. ライトアップ方法は? A2. 家の雰囲気に合わせた、装飾的なライト(デコレーションライト)の組み合わせがおすすめです! デコレーションライトには、写真のような壁に直接取り付けるブラケットタイプや、地面に設置するスパイクタイプ、照らしたい場所に置くだけでよいスタンドタイプなど、たくさんの種類があります。可愛い家には、可愛いライトでライトアップしましょう!! 和モダンテイストの家 Q1. 和モダンな家とは? A1. 竹や石など和風の素材を使いながら、デザインはモダンに洗練されたスタイルのことをいいます。 家自体はモダンテイストですが、家を囲む壁面や植栽、格子などによって和を感じさせます。 Q2. ライトアップ方法は? A2. 和を感じさせるには、光のグラデーションと、低い位置から照らすということが大切です。 左の写真のように、明かりだまりを利用し、下から上へかけて徐々に暗くなるという演出をしたり、右の写真のように、和をモチーフにしたライトを低い位置に設置したりするのもよいですよ。 スタイリッシュモダンテイストの家 Q1. スタイリッシュモダンな家とは? A1. シンプルを極めた、都会的な暮らしを象徴する、シャープな感覚のスタイル。特徴として、壁面の色が濃い(明度が低い)ことで落ち着いた印象があります。 Q2.ライトアップ方法は? A2. 色が濃い壁面は光の効果が出にくい(小範囲しか照らせない)ので、できるだけ表札の近くにライトを設置して照らすことで、目を引くことができます。また、白色の光で照らすことでクールなテイストにもなるのでおすすめです。 家のテイストに合わせたライトアップをすることで、夜の帰宅が楽しみになったり、家の良さが引き出せたりします。 この中に、「自分の家に似たテイストの家がない」という方は、下記URLより探してみてください。たくさんの施工事例が載っているので、きっと見つかるはずです! Lighting Meister公式サイト http://lightingmeister.takasho.jp/
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照明・ライティング
「ラインライト」で庭やエントランスをおしゃれ&スタイリッシュな空間に
ラインライトとは…その効果とメリット ラインライトとは、線状に光を配することができる照明器具の一つです。奥行きと高さは数センチという薄い形状ながら長さがあるため、省スペースで広い範囲を照らすことができるのが特徴です。地面や壁面、階段の蹴込みなどに埋め込んで設置できるため、構造物と照明器具とを一体化させて空間をシンプルに仕上げながら、直線的な光でスタイリッシュな夜の風景を印象づけることができます。 ラインライトをおしゃれに使ったライトアップ エントランスをラインライトで演出 写真のようなフレームにラインライトを組み合わせると、アプローチを光のゲートのように特別な雰囲気で演出できます。もちろん、足元を均一に明るくして安全性を確保するという実用的な効果もあります。頭上に光があるので空間全体が明るくなり、周りの植栽なども一緒にライトアップできます。 ライトの色使いでも雰囲気はガラリと変わります。この実例では、2つ連なった青いラインライトが、後ろの電球色を際立たせています。青色の補色であるオレンジが上手に取り入れられ、お互いの色味を華やかに引き立たせています。 このように、同じようなフレームでも配置の仕方で印象が変わって見えます。 アプローチの長さや向きに合わせたり、光が欲しい位置に合わせたり、自宅に合った使い方をしてみるといいですね。 カーポートとラインライトを組み合わせると、夜間に車を駐車する時や乗り降りの際の明るさの確保につながります。このように光のラインを並べたライトアップは、すっきりとしつつ、かなり印象的なカーポートになります。 車にラインの光が反射するのも、おしゃれですね! 床から壁面にかけて直角に埋め込んだラインライトは、スタイリッシュながら、足元をしっかりと明るく照らし、夜間も安全に導いてくれます。場所を取らない埋め込み式なので、狭いアプローチにも使え、誘導の光の役割も果たしてくれます。 門袖のスリットとラインライトを組み合わせると、省スペースながら辺りをかなり明るくしてくれるので、近くの植栽も一緒にライトアップされて、昼と夜のエントランスの印象を大きく変えることができます。 このように壁面や床に埋め込んで、ラインの光をデザインとして魅せた使い方もできます。 タイルの目地に合わせてラインライトを埋め込むと、シンプルなアプローチがおしゃれに変身します。 アプローチに使う場合、1タイルごとに埋め込むと華やかに、間隔をあけて埋め込むと誘導の光としても使えます。 ガーデンやテラスをラインライトで演出 ラインライトを水と組み合わせると、水面にラインの光が反射しドラマチックな空間を演出することができます。天井面まで走らせたラインライトは、夜の空間の主役になっています。 水面が揺れないよう静かな状態を作ってあげると、光のラインが際立ちます。 ラインライトは、モダンな空間と相性がとてもよい照明器具です。大きな屋根や広く開いた建物の開口部のデザイン、高さの異なる壁や幾何学的なフェンスなど、直線的なラインが印象的な外観を活かすには、光もラインライトで演出すると空間に馴染みます。 上記と同じ空間を内側から見た風景です。間接光しか使われていない空間にラインライトを入れると、アクセントになります。 1本のラインライトが、外観のデザインと調和しつつ、内側ではアクセントとしての効果を発揮し、空間を上手に引き締めた施工児事例です。 テラスに用いた例です。頭上にライン状の光があることで目線が上にも向き、限られた都市空間でありながら、より解放感を感じさせることができます。 スリットを上手に活かしてライトを取り込んでいるので、省スペースながら夜になっても暗がりができずに、全体的に明るくすることができます。 同じ幅と色のラインライトを上面と下面に入れると、その間に一枚の透明なガラスがあるような錯覚が生じる不思議な空間になります。 青いライトは、近未来的な印象をもたらしてくれます。 スポットライトでライン状の光を演出するライトアップ ラインライトを使わなくても、スポットライトを使ってライン状に光の演出をすることも可能です。光を絞った狭角配光のスポットライトを、シンプルな白い壁面の下方から上方に向けて照らすと、直線的でシャープな細い光が浮かび上がり、壁面をアート空間のようにスタイリッシュに演出できます。 2つの照明を細くクロスさせることでスタイリッシュに見えます。細長い窓からもれる明かりとも調和し、夜の外観がとてもおしゃれです。 スポットライトでライン状に光を作りたいときには、まっすぐ上に光を伸ばしますが、光量によって光の長さを変えたり、向きを変えたり、自由にデザインすることができるのが、スポットライトを使うメリットです。上の写真の通り、壁の色合いによっても光の見え方は異なります。 白い壁面のほうが反射率が高く、黒い壁面は反射率が低いので、はっきりとしたシャープなライトアップをしたいときには白い壁面を、落ち着いたライトアップには黒い壁面にするとよいでしょう。 門袖にアクセントとしてアートのような光のラインを使うのもおしゃれですね。 これはスポットライトで床にライン状の光を描いた例です。このように壁面だけでなく、ちょっと寂しい駐車場やアプローチの床にアートのようなラインを入れるのもインパクトがあります。 挿すだけで使用できるスポットライトを使えば、その日の気分で好きな角度にし、光によるオリジナルのデザインを自在に楽しめます。 門の両脇にスポットライトを配置し、床にクロスを描くように配光した例です。シャープな光の線が足元を導いて、帰宅する家族を温かく出迎えてくれます。 門壁が間接光でライトアップされているので、より床面の光のラインが際立って見えます。 以上のように、ラインライトやライン状のライトアップは、床や壁面、門袖、スリットなどでいろいろな使い方ができます。設置の自由度が高く、省スペースで効果的に光の演出ができ、空間をスタイリッシュな印象に変えてくれます。 ぜひご自宅にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
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照明・ライティング
家のエントランスをおしゃれに! ライトアップの方法やコツをご紹介
門まわりのおしゃれなライトアップ方法 周囲と調和させたライトアップ 門まわりとその先のアプローチを同じようにライトアップすることで、空間に統一感を出すことができます。このとき、写真のように壁面に光を当てると、反射光で周りも照らされ、より広い範囲が明るくなるので一石二鳥です。 屋外用照明にもさまざまなデザインの商品があり、住宅や表札、ポストの雰囲気に合わせたライトを設置することで、門まわり全体にまとまりが出ます。 アクセントカラーを生かすライトアップ 上の写真では、門袖のカラフルなガラス窓が浮かび上がるようにライトを設置しています。ライトアップをすると、暗くなっても4色の色味がはっきり分かるので、昼夜を問わず、ガラス窓をファサードのアクセントとして活かすことができます。 こちらの施工も、門まわりに玄関ドアとコーディネートしたモダンな門袖が設けられています。アクセントカラーを取り入れた部分をライトアップすることで、夜にはよりデザインが引き立ち、空間が華やかな印象になります。 暖色系のカラーには電球色のライトを、寒色系のカラーには白色のライトを使うと、それぞれいっそう効果的にライトアップをすることができます。 植栽を生かすライトアップ 樹木をライトアップすると、昼間とは違ったドラマチックな表情を見せ、空間をとても華やかにしてくれます。 上の写真のような背の高い樹木は、反射光で周りを一緒に明るくすることもできます。下からのライトアップは、昼の上方からの太陽光とは違った印象を与え、夜の門まわりを美しく演出してくれます。 また、このようにフレームにダウンライトを埋め込むと、植栽を照らしながら、フレームのラインも際立ち、スタイリッシュな印象をプラスすることができます。 表札まわりのおしゃれなライトアップ方法 表札まわりは、表札灯で照らす以外にも、さまざまなライトアップ方法でステキに見せることができます。 床も門柱もスッキリ演出するライトアップ 下からのライトアップは、門袖を足元も含めて全体的に明るくしてくれます。写真のように門袖に模様がある場合は、それをより引き立てることもできます。 こちらの写真では、表札下の石の壁面を下から照らすことで、凹凸感が浮かびあがり、陰影が美しい門まわりとなっています。 影を利用したアーティスティックなライトアップ ライトアップは光の方向によっても印象が全く変わります。門まわりの植栽を外側から門袖中央に向かってライトアップすると、植栽の影が門袖に映り込み、模様のようなステキな演出になります。表札も英字もしっかり照らされて浮かび上がり、シンプルな門袖がおしゃれに変身しています。 ポールライトを使った表札まわりのライトアップ ポールライトは、門まわりの植栽を明るく照らしながら、表札にも光を届けることができます。 さまざまな種類があるので、自宅の門まわりのデザインや色みに合わせて、また表札を照らすのに十分な高さや光量にも配慮しながら選ぶとよいでしょう。 コンパクトな表札灯でスタイリッシュにライトアップ 写真のようなコンパクトな表札灯は、幅を取らずにしっかり表札を照らしてくれます。スタイリッシュな空間やシンプルな門袖にしたいときにピッタリです。 このような上下両側配光のライトなら、足元や下にある植栽と表札を同時にライトアップでき、安全性も高くなります。 写真のように壁面の前に植木鉢を配置し、シルエットを浮かび上がらせるライトアップは、落ち着いた雰囲気にしたいときにピッタリです。全体を明るくするとその効果が半減してしまうので、あえてスポットで照らせる表札灯ライトと組み合わせています。 ワンランク上のライトアップの技として、おすすめです。 装飾的なライトで華やかに演出 装飾的な照明器具は、それ自体が空間デザインの演出の一つになります。周りの雰囲気と合った器具を選ぶことで、空間を飾りながらライトアップができます。 間接光で上品に演出するライトアップ 光源が直接見えない間接照明は、柔らかい光で照らしてくれるので、まぶしさの心配がありません。全体的に夜でもフワッと明るいので、表札も足元も見やすいというメリットがあります。 門まわりは表札やポストを明るくする機能面のライトアップ以外にも、美観としての楽しみ方がたくさんあります。表札だけではなく、門まわりの植栽や樹木、壁面も一緒にライトアップすると、エントランスを昼間とは違った表情に演出することができます。 エントランスをライトアップする際には、ライトの色みを統一しましょう。色みが揃っているだけでも空間に統一感が出てきます。 また、門まわりに植栽がある場合は、ぜひ植栽も一緒にライトアップしてみましょう。夜の家の外観が一気に華やかな印象になりますよ。
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照明・ライティング
テラスの楽しみ方〜用途にあわせたライティングでおしゃれに演出!
人が集う空間におすすめのライティング 連灯タイプのライトを高い位置に配置し華やかに 高い位置に照明を配置すると、昼間に近い光環境がつくれるため、多くの人が集まるディナーやガーデンパーティーのような賑やかなシーンには最適です。 写真のような光が連なる連灯タイプのライトを設置すると、空間が華やかに演出できます。 ●電池式パーティーライト http://homeuse.product.takasho.co.jp/shop/g/g74327800/ 雑貨と組み合わせたライティング法 DIY (ディーアイワイ)でオリジナルライトを作ってみましょう。ライトを雑貨と組み合わせると、簡単に可愛いオリジナルライトが作れます。 ランタンにキャンドルライトを入れて組み合わせたり、ガラスのビンやアンティーク風のカゴに電池式のイルミネーションを入れて飾ってもおしゃれですね。 光量はあまり望めないので、他の照明である程度明るさが取れている空間をよりおしゃれにしたいときにおすすめです。 イルミネーションでライトアップ クリスマスのイメージが強いイルミネーションですが、冬だけでなく通年庭に光の演出をすると、夜も庭景色が楽しめます。例えば、イルミネーションライトを樹木に巻いたり、アーチなどの構造物に絡めると、キラキラして華やかな印象になります。 3Dのイルミネーションは、さまざまな形や色味のものがあるので、空間の雰囲気に合わせて選びましょう。 テラスでくつろぐ時におすすめのライティング 低い位置にライトを配置してムーディーな空間づくり 足元の光は空間に落ち着いた雰囲気をもたらす効果があり、テラスでゆったりとくつろぎながら過ごしたいときにおすすめです。 ●穏やかな光で空間のポイントにもなるボールスタンドライト http://db.ledius.jp/hbf-d21t/ 間接光で柔らかい印象の空間に 間接光とは、光源が直接見えない柔らかい光のこと。壁面にライトを当てることで、写真のような光のグラデーションが生まれ、より素敵な空間ができます。 まぶしさを感じない柔らかい光を意識してつくるとよいでしょう。 ●壁面の光のグラデーションに最適なウォールアップライト http://db.ledius.jp/hac-d17s/ 食事や読書の空間におすすめのライティング法 空間のアクセサリーにペンダントライト ポイント的に明るさが欲しいなら、屋外でも使えるペンダントライトがおすすめです。 いろいろなデザインがあるので、空間にマッチするものを探してみましょう。 例えば、写真のようなおしゃれなペンダントライトなら、照明器具自体のデザインが空間演出のポイントになります。 ●外でも使えるペンダントライト http://db.ledius.jp/hce-d03k/ キャンドルでテーブルの明るさを確保 テーブル上に、お気に入りのキャンドルを灯すのも、手軽なライティング方法です。チラチラと揺れ動く炎がリラックス空間を演出してくれます。 テーブルの中心に1つ、2つ置くと落ち着いた雰囲気に、いくつも並べると華やかに変わります。 人数や用途に合わせて置くキャンドルの数を変えれば、毎回違う雰囲気を楽しむことができます。 キャンドルの炎にはマイナスイオン効果があり、おしゃれに節電できますね。 ダウンライトで全体的に明るく テラスに天井があるならダウンライトがおすすめです。テラス全体が明るくなり、好きな場所で食事も読書も楽しめます。 眺めを重視したライティング法 部屋とのつながりが出るライティングのコツ リビングとつながっているテラスは、テラスの窓に近い床面を意識して明るくすると、部屋とテラスの一体感を出すことができます。 部屋に奥行きが出て、広々と見せる効果もあります。 テラスで過ごす時間をより素敵に テラスだけ明るくても、庭の眺めが真っ暗では残念ですよね。テラスの周辺も合わせてライトアップすることで、より魅力的になります。 例えば、テラスから少し離れた樹木をアップライトで照らしたり、壁面をウォールライトで明るくしたりするだけでも、空間に奥行きを感じさせることができます。 目的や用途に合わせたライトアップは、夜の庭空間を楽しく過ごしやすくしてくれます。 テラスのライトアップは、どこをどのように照らしたらよいのか分からない…という方は、ぜひ、参考にしてください。素敵なライトアップで、夜のひとときを戸外で過ごしてみてはいかがでしょうか。
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照明・ライティング
美観だけじゃない! 防犯にも効果的なライティングのコツ
防犯も兼ねた美しいライティングとは 夜になってもライトのついていない真っ暗な住宅は、侵入者にとって好都合で狙いやすい状況です。投光器や街灯のようなライトを設置するだけでも防犯対策にはなりますが、それでは少々美観に欠けてしまいます。 また、青いライトは気持ちを落ち着かせるため防犯に効果的といわれ、地域によっては街灯として使っているところもあります。でも、周囲を全て青く照らしてしまうことにより、不気味に感じさせてしまいがちです。 ですので、外空間の照明は、ただ明るくするだけではなく、光と影の明暗に差を出したり、光の当て方や色味を工夫するだけで、美観効果がぐっと高まります。またシンボルツリーや植栽、壁面やアプローチなどのライトアップをプラスすることで、より美しく見せることができます。 せっかくなら防犯対策を兼ねた美しいライトアップをしたいですよね。その方法をご紹介していきましょう。 そもそも防犯効果がある光って、どんな光? 高い位置にある光 高い位置に光があると、人の顔が判別しやすくなります。 高い場所で光るポールライトは、中木程度の樹木全体を照らし、吊り下げるタイプのライトは、テラスなどでの食事空間を華やかにしながら、防犯効果を高めてくれます。 人感センサー付きのライト 人が近づくと反応して、自動で点灯してくれるのが、人感センサーライトです。 侵入者が住宅に近づいた際、急に明るく照らされたらビックリし、また目撃される可能性が高まるため、行動を躊躇することでしょう。 商品によっては、人がいなくなってしばらくすると自動で消灯してくれるエコ機能を備えた製品もあり、駐車場やアプローチなどで人が通る時だけ照らすには最適のライトです。 明るさセンサー付きのライト 暗くなると自動でライトアップする照度センサーが付いたライトを指します。 旅行などで数日不在にする際、留守だと気づかせにくい効果があり、防犯対策におすすめです。 照明を設置する場所がポイント 不審者が住宅に侵入する際の入り口として1番多い場所が、掃き出し窓。続いて2番目が玄関です。 これらの侵入されやすい箇所を意識的にライトアップすることで、侵入を防ぐ効果が期待できます。 その他、駐車場や中庭などもライトアップしておくと、より防犯対策につながります。 掃き出し窓からの侵入防止に効果的なテラス 写真のように、テラスが華やかにライトアップされていると人目につきやいため、掃き出し窓からの侵入を防ぐことができます。もちろん、夜のひとときを中庭やテラスの素敵な空間でゆっくり過ごす際にも、ライトアップはオススメです。 上方に吊るしたライトでテラス全体を照らすことで、昼間の明るい状況に似て、侵入しにくくなります。なお、上からの光は行動的な心理状態をつくり出してくれるので、ガーデンパーティーなどにも最適です。 また、窓付近の床面を照らすと家とのつながりを持たせることができ、広々とした空間に見えるとともに、より侵入しにくくなります。 侵入しにくくさせるエントランス付近のライトアップ 前述したように、玄関ドアは、掃き出し窓の次に狙われやすい箇所。人目に触れることが多いエントランス付近にライトを設置することは、防犯対策をしているというアピールになります。 さらにおしゃれに見せるには、樹木のライトアップの反射光でアプローチを明るく照らしたり、背の高いポールライトで上からの光を取り入れてもよいでしょう。 また、外から見て一番奥に位置する玄関ドア付近のポーチを明るくすることで、行き来しやすいアプローチになるとともに、空間全体が明るく感じられ、防犯に役立ちます。 このように、エントランスは家の顔となる場所でもあるので、ライティングにも、防犯だけでなく誘導灯としてなど、さまざまな役割があります。いろいろと工夫してライトを設置してみましょう。 車上荒らし対策に効果的な駐車スペースのライトアップ 駐車スペースのライトアップは、車の乗り降りや駐車の際の安全面でも役立ちます。 広い面積を占める駐車スペースでは、天井埋め込みタイプや壁面のライトアップなどで全体的に明るさを確保してあげると、顔の判別がつきやすく、何をしているのかがよく見えます。また、センサーライトだと無駄な電力を使わないので節電にもなり、車上荒らしや、駐車場からの侵入防止に効果があります。 不在時に暗くなりがちな中庭 家の中に誰もいないとき、室内から漏れる光がなく真っ暗になりがちな中庭。そんな中庭には、樹高が高い樹木や壁面をライトアップすると全体的に光がまわり、暗がりができにくくなります。 また、中庭をライトアップすれば室内からの眺めも良くなり、奥行きが出て庭が広く見える効果も期待できます。 侵入されやすい場所のライトアップの方法をご紹介しました。 エントランス、駐車場、テラスなど、ご自宅のさまざまな場所を美しく照らしながら、防犯対策を施してみてはいかがでしょうか。
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照明・ライティング
庭をおしゃれにライトアップ! 光でくつろぎの外空間をつくろう
光は照らす高さがポイント 同じ照明器具を使っても、光源を置く位置によって空間の雰囲気はガラリと変わります。 例えば、低い場所に光源を置けば、太陽の位置が低い時期の夕方のような雰囲気になり、安らぎや落ち着きが感じられるようになります。 このように、くつろぎの空間では、なるべく低い位置に光源を置くとよいでしょう。 照明器具を草木で隠すように置き、光が植栽の中に溜まっているような、“あかりだまり”をつくったり、ところどころ低い位置に照明器具を配置しても素敵ですね。 反対に高い位置に光があると、目線が上に向き、開放的で活動的な気持ちになります。 パーティーやバーベキューなど、たくさん人が集まるような場所では、できるだけ高い位置に光を持っていくとよいでしょう。 このように、光の高さは人の心理に大きく影響します。光の心理効果を上手に使って、理想の空間をつくり出しましょう。 くつろぎの空間には光の色みが大切 どのような空間をつくりたいのかによって、取り入れるべき光の特徴も異なります。 例えば、同じ光の強さでも、光自体の色みによって、空間の印象を変えることができます。 光には、温かみのある色(いわゆる“電球色”寄り)から冷たい色(“昼光色”寄り)まで、さまざまな色みがあり、それらは「色温度」で表します。 この色温度を意識せずに照明を配置してしまうと、空間全体の印象が理想のイメージとはかけ離れた違うものになってしまうので、注意しましょう。 温かみのある光を使うと、落ち着いた雰囲気になってリラックス効果があるので、くつろぎの空間をつくりたいときにはオススメです。 反対に、青白い冷たさを感じる色みの光には集中力を高める効果があり、また、活動的な印象を与えます。 このように、光の色みもまた人の心理に大きく関わってくる要因なので、その効果などを踏まえて照明を選ぶと、よりイメージに合った空間をつくることができるでしょう。 くつろぎ空間には眩しさを感じさせない光を くつろぎの空間には、明るい照明を置いてそのきらめきで華やかさを出すというよりは、ふんわりとした安らぎを感じられる光を使うことが大切です。 ポイントは、なるべく光源が眩しくない器具を選び、設置方法を工夫するとよいでしょう。 どうしても器具が見えてしまうときは、写真のように光源の前にプランターを置くなどして隠すのも一つの方法です。光源によりプランターのシルエットが浮かび上がり、おしゃれで印象的な雰囲気になります。 眩しさを感じさせない器具選びは、落ち着いた空間づくりに外せないポイントです。 どうしても光源が目に入って眩しいときは、写真のように光源をカバーするアイテムをつけてみるのもよいでしょう。 間接照明を取り入れてみよう 間接照明とは、空間を直接的に照らすのではなく、光を壁などに当てて、その反射光を明かりとして利用する方法で、穏やかな光をつくりだすことができます。 間接照明を上手に使えば、光源の眩しさを感じさせない、穏やかな光で落ち着いた庭にすることができます。安らぎを感じたい空間では、ライトは人が行き来する方向に直接向けないようにして、前述したような光源を見せない工夫を忘れないようにしましょう。 照明でくつろぎの空間をつくりたいときは、上記のようなことを意識してライトアップを取り入れてみるとよいでしょう。 光の心理効果を上手に使ったくつろぎの外空間で、ゆったりとした夜の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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照明・ライティング
和モダンのおしゃれ空間をつくる、さまざまなライティング法
“和”と“モダン”のライトアップ方法の違い 和風空間とモダンな空間それぞれに、上の図にあるようなライトアップのコツがあります。和を感じる明かりとは、主にぼんやりとした影と光があり、温かい色み(いわゆる“電球色”寄り)の光が特徴です。一方、モダンを感じる明かりとは、はっきりとした影と光があり、冷たい色み(“昼光色”寄り)の光が特徴です。 これらを踏まえて、まずは、和とモダンそれぞれのライトアップ法をご紹介しましょう。 和の空間に合う照明 和の空間には、光源を直接見せない、ふんわりとしたやさしい明るさの照明器具を選ぶとよいでしょう。 例えば、光が透過しにくい和紙などの素材は、電球の光を柔らげます。また、光沢のないマットな質感の素材で覆う方法も和の空間に合うので、ツヤのない素材を使った照明器具を選ぶとよいでしょう。また同時に、照明器具の色合いと光の色みを意識してみましょう。温かみのある光や、草木などの自然と馴染むような色合いの照明器具を使うと、和の雰囲気が引き立ちます。 モダンな空間に合う照明 モダンな空間には、光と影の境目がはっきりとしたライティングが合います。 例えば、スリットで光と影を強調したり、樹木をライトアップした影を壁面に映し出したライティングです。 また、キラッとした光源が直接見える照明器具を選ぶとよいでしょう。 光の色みは、冷たさの感じられる白っぽい色が、よりモダンな雰囲気を際立たせてくれます。 落ち着いた、やわらかい印象がある和の要素と、直線的ではっきりとしたモダンの要素は、このようにそれぞれに特徴があります。和モダンの空間に光を取り入れる際は、これらの特徴を意識して、上手に組み合わせていくとよいでしょう。 次は、和とモダンの特徴を生かした、光の施工事例をご紹介します。 光で和モダンな空間を演出しよう “和”に寄せた和モダン空間〜照明器具の素材や光の色みを意識するのがコツ こちらは、モダンな印象の外構ですが、そこに和の照明器具を置くことで、和モダンのバランスが取れている例です。 障子を思わせる素材でできた照明器具を使うことで、ふんわりとしたやわらかい光になり、和の印象がプラスされました。 こちらは、光源(照明器具自体)を見えないように奥へ設置し、漏れる光により空間の存在感を出しています。シンボルとなるアイテム(ここでは器)などがあれば、このようにやわらかい光で照らして強調することで、より和の雰囲気に近づきますね。 “モダン”に寄せた和モダン空間〜光源を露出し、光と影、直線的な光を意識するのがコツ 和の雰囲気が強い空間ですが、光と影の境目をはっきりとつけることでモダンな印象がプラスされました。 温かい色みの光が玄関まわりの和の雰囲気とフィットして、落ち着いた印象になっている一方で、外構には光源が直接見える照明器具を選んだことで、モダンな印象になっています。 和風の庭に直線的な光源を入れ、植物などの影を強調することで、グッとモダンな印象が強まります。 光でアクセントをつける和モダンな空間 光のアクセントを上手に使った事例をご紹介します。 光と影を利用したテクニック こちらの写真では、壁の後ろ側を照らすことで壁面がシルエットとなり、漏れた光によって壁にくり抜かれた円形が強調されています。 このように光と影によってシルエットを浮き立たせて、モダンな印象を強めることもできます。 こちらは、樹木を照らしたことで浮かび上がる影を楽しむ照明テクニックです。 樹木のライトアップによりできた影をはっきり見せることで、モダンかつ和モダンの雰囲気もプラスされました。 和モダンの雰囲気を光で演出するさまざまなコツをご紹介しました。光の使い方次第で、和にもモダンにも寄せることができ、演出の幅も広がります。 ライトアップを工夫して、昼とは違った印象の夜の屋外空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。