ハーバルセラピストで、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さん。愛犬のために、旬を取り入れたペットフードを手づくりしています。ヒトのごはんの材料を少し取り分けて、味つけを犬用に変えるだけなので、とても簡単。今回はそら豆のポタージュ。愛犬と一緒に旬を味わいませんか。

庭のそら豆が収穫時期を迎えました。スーパーマーケットでもたくさん見かけます。そら豆は、初めは上向きに成長していきます。空に向かっていくので「空豆」という名前がついたとか。また、ぷっくりと丸くなっているところから「蚕豆」と書くことも。サヤが膨らみ下向きになれば収穫どきです。

そら豆を薬膳・漢方の観点で見てみると、「膵と胃の働きを高め、胃にたまった湿気を取る作用がある。食欲不振や胃もたれを解消したり、むくみを取る効果がある。体の組織をつくるタンパク質をはじめ、鉄などのミネラルが豊富なため、貧血の予防や疲労回復に有効」ということです。

我が家の柴犬あんも、茹でたそら豆が大好きです。焼いたお肉の上に柔らかく茹でたそら豆を細かくカットしてトッピングしたり、おやつとして食べたりします。

今回は、相性のよい豆乳と合わせて「そら豆のポタージュ」にしました。

<材料>
そら豆
無調整豆乳(大豆のアレルギーがある場合はヤギミルクで)

<手順>
そら豆を柔らかく茹でて薄皮も剥き、マッシャーでつぶします。

豆乳を入れて混ぜ合わせます。濃すぎるようでしたら水で調整します。

<注意>
そら豆:アレルギー体質の場合は、急性溶血性貧血を引き起こすことがあるそうですので与える際は慎重に。
豆乳:大豆アレルギーのある場合は、ヤギミルクを使って様子をみてください。

ヤギミルクは、牛乳に比べて脂肪球が小さいため消化吸収されやすく、またアレルゲン物質が少ないので、牛乳アレルギー症状のある場合でも飲める人が多いことから評価が高まっているといわれています。国産のヤギチーズなども国内外で注目されているそうです。

犬用としても、パウダー状でも販売されています。新鮮なヤギミルクを購入するのはちょっと難しいので、パウダー状粉ミルクはとても便利です。できれば、国産で人間も使えるようなヒューマングレードのものがあるといいのですが、現状ではなかなかないようです。無添加でオーガニックの認証を受けているものを選ぶとよいと思います。

そら豆+豆乳だけのものは、あん用に。

私たちヒト用には、玉ねぎや調味料を加えるなどして、そら豆ポタージュを完成させます。

旬のそら豆。あんと一緒に味わいたいと思います。

参考:『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』 喩靜 / 植木もも子 監修

Credit

写真&文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
http://www.annegarden.jp