スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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一年草

ボーダー花壇や寄せ植えに、暑さに強くバラエティー豊かなバーベナ
暑さに強く、使いやすい花 バーベナは南北アメリカの熱帯から亜熱帯を原産とするクマツヅラ科の植物。花期が長く、春から晩秋にかけてサクラソウにも似た小さな花を咲かせ続け、暑さの厳しい季節にも旺盛に生育します。可愛らしい小花がまとまって咲き、他の草花に合わせやすいのも嬉しい種類です。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、日本で栽培する場合、大きく分けて、比較的耐寒性が強い宿根草タイプと、寒さに弱い一年草タイプとに分かれます。 特に宿根草タイプは非常に強健で乾燥にも強く、バーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ)などはアスファルトの隙間からも芽を出すほど。一年草タイプは、いくつかの野生種が掛け合わさってできた園芸種、ヒブリダなどが代表的な品種です。宿根草タイプは苗から、一年草タイプは春か秋にタネを播いて育てるのが一般的ですが、苗でもよく出回っています。 また、バーベナには、茎が立ち上がるものと這うように横に広がるものがあり、多様な花姿とも相まって、ハンギングやグラウンドカバーからボーダー花壇まで、さまざまなガーデンシーンで活躍します。カラーバリエーションも多く、白やピンク、赤、紫、バイカラーなどの花色があります。種類によって大きく雰囲気が異なるので、育てたい場面に応じた花を選びましょう。 バラエティー豊かなバーベナ 花つきがよく、カラーバリエーションも豊富なバーベナは、寄せ植えはもちろん、単体で鉢植えにしてもGood。花壇の手前に植栽するのもいいですね。横に広がるタイプは、ハンギングバスケットやグラウンドカバーに。細かく切れ込んだ葉を持つバーベナ・テネラなどのほか、花房が大きく花つきがよい「花手毬~絢(あや)~」シリーズや、繊細な葉を持つ「タピアン」シリーズなど、園芸品種も多くあります。 バーベナ・ハスタータやバーベナ・ボナリエンシスは、背が高くなる大型の宿根草タイプで、ボーダー花壇に向きます。野性味のある草姿で、ナチュラルガーデンにぴったり。どちらも性質が強健で、手を掛けなくても毎年花を咲かせてくれる頼もしい存在です。 バーベナの育て方 バーベナはとても丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者にもオススメの花。特に宿根草タイプは強健で、暑さに強いのが特徴です。タネからも育てられる一年草タイプは暑さに弱いので、涼しい場所に移動できる鉢植えで育てたほうがよいでしょう。タネの表面には発芽抑制物質が含まれているので、発芽処理をしていないタネを播く際には、一晩水につけ、よく洗ってから播きましょう。 バーベナは日光を好み、日当たりが十分でないと、間延びしたり花数が少なくなりがち。日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。乾燥には強いですが、過湿を嫌うので、水はけのよい土に植えつけます。酸性土壌を嫌うので、植え付け前の用土は苦土石灰を混ぜて中和しておきましょう。また、植え込みが終わったら摘心をしておくと脇芽がよく出て花数が増えます。 長期間花が咲き続くので、開花中は適宜追肥を与えましょう。ただし、真夏は肥料が多いと株が弱るため、追肥は必要ありません。一年草タイプは、株を弱らせないためにも花がらをこまめに摘みましょう。宿根草タイプは、草姿が乱れてきたら、夏の終わりの8月中旬~下旬頃に草丈の1/2~1/3を切り戻すと、秋にはバランスよく花を咲かせてくれます。 併せて読みたい ・天野麻里絵さんの「やってみよう!初めてのガーデニング」 小さな花壇で夏から秋を彩るカラーリーフ5選 ・夏の花壇に咲かせたい!涼しげな青い花7選 ・失敗しない花壇づくりの仕切り方とデザイン例6つ Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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一年草

ニチニチソウの上手な育て方とかわいい新品種
夏の花壇で大活躍するニチニチソウ ニチニチソウはキョウチクトウ科の植物。初夏から秋にかけて、5つに裂けた花びらを持つ可愛らしい花を咲かせます。寒さに弱いため、日本では一年草として扱われますが、本来は毎年花を咲かせる多年草です。ビンカと呼ばれることもありますが、この名は、実は別種のツルニチニチソウの学名。ニチニチソウとよく似た形の花を咲かせるこちらも暑さに強く、ガーデンのグラウンドカバーや構造物に絡めるつる植物として活躍します。 ニチニチソウの育て方 ニチニチソウ(日々草)は、マダガスカルを中心とする熱帯や亜熱帯を原産として高い気温や日照を好み、真夏のガーデンでも陽光をはね返して元気に咲き続ける頼もしい存在です。排気ガスなどにも強いので、道路沿いの花壇などに植えられている様子もよく見かけます。一方で過湿や蒸れには弱いので、栽培する際は、よく日の当たる場所に植え、土が乾いてから水をしっかりやるように気をつけましょう。 種子から育てる場合は、根っこが伸びやすい種まき用の黒ビニールポットに播きます(浅鉢は不向き)。発芽適温は20〜25℃なので、5〜6月が適期。タネに光が当たると発芽が悪くなるので、しっかり土を被せてから水やりをします。 苗から育てる場合は、春以降園芸店などで入手し、庭があれば地植えに、玄関先などで育てるなら鉢に植え付けて、日当たりがよく風通しのある場所に置きます。鉢植えの場合、泥はねが病気の原因になるので、高さのあるコンテナに植えたり、花台などに置くのも方法です。また、前年にニチニチソウを植えたことがある花壇に、そのまま同じようにニチニチソウを植えると、連作障害で立ち枯れ病が発生することもあります。植え付ける場所の土を新しくしたり、連作障害を改善する土壌改良剤を混ぜるなどの必要があります。また、植え付けの際には、元肥として肥料を施すか、肥料入りの培養土を使うと手軽に栽培を始められます。 発芽した苗やポット苗から地面や鉢に植え替えたら、次第と茎が伸びながら成長し、10月ごろまで花が次々と咲きます。開花が始まったら、2週間に1度程度、液体肥料を施すか、2カ月に1度程度の頻度で、緩行性化成肥料を施すと花が休みません。株の姿を整えるために、梅雨入り前に先端の芽を摘む「摘芯(てきしん)」を行うと、茎の本数が増えてボリュームが出ます。また、株が間延びしてきたら、伸びすぎた長い茎を適当な長さで剪定する「切り戻し」をすると、また新たな芽が伸びます。 咲き終わった花は自然に落ちるので手がかからないのもニチニチソウの魅力です。ですが、そのまま放置せずに取り去って株をきれいに保つようにしましょう。また、花がらをそのままにしておくと先端にサヤができて中に種子をつくります。種子が熟すために株に栄養が取られて花が休んでしまうので、種子を採取しない時期は、見つけたら摘み取るとよいでしょう。 ニチニチソウの草姿は3タイプ ニチニチソウには、矮性、高性、這い性の3タイプがあり、這い性のものはハンギングバスケット、矮性のものは寄せ植えの手前に植えるなど、目的に合わせて種類を選ぶと、ガーデンの演出の幅をより広げることができます。草姿だけでなく、花色や花姿もバリエーション豊富。白や青紫、ピンク、赤など、多くの花色があります。また、近年では品種改良も進み、小花や中輪、絞り咲き、風車咲きやフリンジ咲きなど、さまざまな花形を持つニチニチソウが登場しています。濃くつややかな葉も美しく、花の咲かない季節にも目を引きます。 バラエティー豊かなニチニチソウの花 オーソドックスな花形のイメージが強いニチニチソウですが、近年はユニークで可愛らしい花を咲かせる交配品種や新品種がたくさん登場しています。ここでは、新登場のニチニチソウの中から注目のおすすめ品種をピックアップしてご紹介。上の写真は、右上から時計回りに、「フリンジビンカ」‘フェアリーチーク’、「ミニナツ」‘ピーチオレ’、‘藍染め絞り’、‘しらゆきひめ’。今までのニチニチソウのイメージを覆すような花姿ですね。 ここに紹介した品種のほかにも、個性豊かなニチニチソウの品種はたくさんあります。最近ニチニチソウを育てていなかった、という人には、ぜひ最新品種をチェックしてみてください。 ニチニチソウで寄せ植えをつくろう 這い性のニチニチソウは、枝垂れ咲く性質を生かして写真のように単体でハンギングなどにもよく利用され、明るくカラフルな花色に元気をもらえます。一方で、コンパクトに生育する矮性種は、寄せ植えにしてもほかの植物と合わせやすく、コンテナガーデンでも使いやすい素材です。強健で育てやすく、日本の厳しい夏でも花が咲き継ぐニチニチソウは、夏の花壇や寄せ植えにぴったり。 上写真は、手前の列にアイビー、奥にシロタエギクを並べ、中央の列に白とピンクを交互に配したニチニチソウの寄せ植え。使われているのはどれも、オーソドックスで手に入れやすく、手入れも簡単な植物たちですが、各々の高低差を生かして、立体感のある可愛らしい寄せ植えに仕上がっています。明るい葉色や斑入りのアイビーを入れたことで、軽やかな印象もプラス。丈夫で育てやすく、長く楽しめる植物なので、どんな寄せ植えをつくろうか悩んでいる方など、気軽に試してみてはいかがでしょうか? 併せて読みたい ・夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育てたい夏に咲く草花22種【一年草編】 ・夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育てたい夏に咲く草花22種【多年草編】 ・夏の花壇に咲かせたい!涼しげな青い花7選 Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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宿根草・多年草

知っていましたか? 真夏に朱色のホオズキが出回る理由
花から実へ、ホオズキが熟すまで ホオズキは、 ナス科ホオズキ属の多年草で、漢字で鬼灯、酸漿とも書き、英名では、Winter Cherry, Chinese lantern plantとも呼ばれています。提灯が吊り下がったような個性的な姿が愛らしく、日本でも古くから親しまれてきました。原産地は東南アジアで、耐寒性や耐暑性も強く、初心者にも育てやすい植物の一つです。 ホオズキを庭で育てた場合、3月ごろ地下茎から伸びた芽がまっすぐ茎を伸ばし、5月以降、茎の各節に薄いクリーム色の小さな花を咲かせます。 花が終わると、やがて果実を包み込むように周囲のガクが大きく育ち、袋状になって膨らんでいきます。写真左から右へ、つぼみ、開花、ガクの成長、袋状になる成長過程を経て、次第に色づき、私たちが愛でるホオズキになります。 鉢植えや切り花として入手できる「丹波大実ホオズキ」をタネから育てる場合は、発芽まで20℃以上の温度と20日以上の日数がかかります。関東以西では、涼しくなる9〜10月にタネを播いて年内に根を十分張るように育てると、翌年の7月から開花が始まり、順に袋が膨らんで夏から秋に朱色のホオズキを楽しむことができます。なお、ホオズキはナス科のため、ピーマンやトマト、ペチュニアなどナス科の植物を育てた場所では、連作障害でうまく育ちません。もし同じ場所で育てる場合は、連作障害を回避する土壌改良材を活用するとよいでしょう。 「ほおずき市」のはじまり 露店が並び、数多くのホオズキが販売される「ほおずき市」。その起源は、「四万六千日(4万6千日分のご利益があるとされる参拝日)」にあたる7月9・10日に縁日を設けた東京・台東区浅草の浅草寺にならって、他の神社でも縁日が行われるようになった明和年間(1764〜1772)に遡ります。ホオズキは、古くから煎じて飲まれている生薬で、子どものかんの虫などに効くという民間信仰から、東京・港区芝の愛宕神社の縁日に合わせて「ほおずき市」が立つと、ホオズキを求める人で賑わったのです。続けて、四万六千日の縁日の大元である浅草寺でも「ほおずき市」が開催されるようになり、現在も夏の恒例行事として多くの人で賑わいます。また、この縁日の時期は、ちょうどお盆が近いこともあり、ホオズキは盆棚飾りにも用いられるようになりました。 浅草「ほおずき市」に並ぶ実つきの鉢仕立てと枝もの 「ほおずき市」に並ぶ鉢仕立ては、毎年7月9・10日の開催日に合わせて温室で少し早く栽培されたもの。一鉢で開花から朱色に実が色づくまでを身近に楽しむことができます。風鈴もセットで一鉢2,500円前後。 鉢植えと並んで、大きく立派な袋が茎に多数ついた枝ものも屋台に並びます。これらも「ほおずき市」の開催日に合わせて、早く色づくように成熟を促成させたもので、浅草で販売された枝ものホオズキの主な産地は大分県。袋を鮮やかな朱色にするため、バナナやレモン、かんきつ類の発色を促す際に使われるのと同様の「エスレル」という植物成長調整剤を噴霧して、色づきを早めています。 茎が1m以上と長い枝もののホオズキは、横にして飾ると、提灯がずらりと並ぶ様子が可愛らしく、そのままドライフラワーとして楽しめます。一本1,500円前後。実だけを3〜4個カゴに入れたものは、近年のニーズに合わせて登場した手頃なホオズキパックで、一つ500円前後。茎やカゴ入りのホオズキは、霊を導く提灯に見立てて、お盆のお供えに用いられています。 ホオズキには観賞用と食用があります これまでご紹介した「ほおずき市」などで売られている「千成りホオズキ」や「丹波大実ホオズキ」などの朱色のホオズキは、平安時代より鎮静剤として、または咳や痰、解熱、冷えなどに効果があるとして煎じて飲まれていましたが、現代では主に観賞用として利用されています。 同じホオズキの中でも「オオブドウホオズキ」や「食用ホオズキ」は、実が黄色く、生食するとミニトマトを思わせる食感で、フルーティーで独特の香りが特徴です。 ヨーロッパでは、ホオズキは生食したいスーパーフードとして認知されています。「インカベリー」や「ピチュベリー」、「ストロベリートマト」、「オレンジチェリー」などとも呼ばれ、栄養価も高く、健康と美容に効果がある食べ物として、近年では日本でも注目されています。ビタミンA、C、B群、カロテン、鉄分を豊富に含み、脂肪とコレステロールの流れをスムーズにするイノシトールの作用で、脂肪肝や動脈硬化などの予防効果があるとされ、豊富な食物繊維は腸内環境の改善に、さらには、メラニン生成を抑制することによる美白効果、シワやたるみの改善効果など、多くの健康・美容効果が期待される果実です。 *食用ホオズキにも、観賞用のホオズキの根にあるアルカロイドが少量含まれているため、妊娠中の方の摂取は医師への相談などが必要です。 食用ホオズキはドライフルーツとしても販売されていますが、ガーデナーなら、ぜひ生食ホオズキを苗やタネから育ててみましょう。 品種としては、‘キャンディランタン’や‘オレンジチェリー’、‘アンデスゴールド’などがあります。まだ一般的ではないため、タネや苗は通信販売で探すとよいでしょう。タネの播きどきは、温暖な地域では9〜10月、または3月。寒い地域では4〜5月。苗は4〜5月が発送時期です。観賞用のホオズキの育て方と同じなので、ナス科の植物を栽培した場所では連作障害に注意してください。 まだ育てている人が少ないレア植物の栽培、チャレンジしてみませんか? Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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宿根草・多年草

暑さに強く超丈夫! 夏に涼しげに咲く宿根草・アガパンサス
アフリカ出身で暑さに強い宿根草 ブルーの小さな花が集まって、手まり状の大きな花のように咲くアガパンサス。「アフリカンリリー」とも呼ばれる通り、アフリカを原産とするこの花は暑さに強く、高温多湿の日本でも元気に咲いてくれる丈夫な宿根草です。花色は、青のバリエーションを中心に、白やピンクなどもあり、夏から初秋まで、早生・中生・晩生と開花期の幅も豊か。約300の園芸品種がありますが、日本で最もよく栽培されているのはアガパンサス・アフリカヌス。一年中緑の葉を保つ常緑性で、庭の彩りに重宝します。 日本の土壌向き アガパンサス・アフリカヌスは主だった病虫害被害もなく、日本の「酸性土壌」を好むので、初心者にも育てやすい花です。土壌には「酸性」と「アルカリ性」、その間の「中性」があり、地域ごとにその性質が異なりますが、日本の土壌は何もしなければ常に酸性に傾いています。一方、多くのハーブが自生するヨーロッパは土がアルカリ性なので、ヨーロッパ出自の園芸植物を育てる際はアルカリ性にするために石灰などを庭土に混ぜ込んで育てたりします。しかし、アガパンサスにはその必要はなく、庭植えする場合は、植え穴には酸性度が高い鹿沼土を用いるとよいでしょう。鉢植えの場合も同様です。 【アガパンサス・アフリカヌスの栽培データ】 ・開花期/6〜7月 ・草丈/約80㎝ ・成株の幅/60㎝ ・常緑性宿根草 ・生育環境/日向 ・土壌/酸性土壌 アガパンサスの育て方 用土と場所/酸性で保水性、排水性ともに優れた土がよいので、鹿沼土に腐葉土などを混ぜた用土を用意し、春か秋に植え付けます。庭や花壇、鉢植えで、日当たりのよい場所で育てます。 水やり/鉢植えは、春から開花までの成長期は表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。地植えの場合も、植え付け直後や、暑さが厳しく土が乾くようだったら水やりしましょう。アガパンサスの根は太って球根状になっており、いつも水に濡れていると根腐れしやすいので、水の与えすぎにも注意します。 肥料/鉢植えは春と秋に置き肥を施します。地植えは必要ありません。 植え替え・株分け/アガパンサスは生育旺盛で、鉢植えのまま何年も育てていると根が鉢内にびっしり回って生育が衰えることがあります。2〜3年に一回は植え替えをすると健やかに育ちます。地植えでは3〜5年に一回、株分けをするとよいでしょう。 花後の手入れ/花後はタネができます。タネ取りをして播いてもよいですが、タネから育てた場合には花が咲くまで5年以上かかります。花後のタネ姿も花火のようで美しいので、切らずにそのまま庭に残しておいて、カラースプレーで着色するとクリスマスオーナメントとして楽しめます。 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 Photo/1)Roger Driscoll/ 3) Peter Turner/ 4) Gekko Gallery/ 6) InfoFlowersPlants/ 7) Del Boy/Shutterstock.com
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おすすめ植物(その他)

夏の花壇に咲かせたい! 涼しげな青い花7選
アガパンサス Dirk M. de Boer/shutterstock.com 梅雨の頃から、すっと伸ばした茎の先に、抜けるような爽やかな青色の花をまとまって咲かせるアガパンサス。丈夫で手がかからない多年草で、植えっぱなしでも毎年花が楽しめます。環境への適応能力が高く、やせ地や強い乾燥にもよく耐えます。冬に落葉するものと常緑のものがあり、落葉種のほうが耐寒性が強く、寒冷地向きですが、土が凍結しない場所を選びましょう。根が密集してくると花つきが悪くなるので、数年ごとに植え替えや株分けを行います。 主な花期:5月下旬~8月草丈:30~150cm日照:日向 イソトマ 星形の淡い青色の花を株いっぱいに咲かせるイソトマ。細い花茎やギザギザの葉も涼しげな印象です。横に広がり、あふれるように咲くので、ハンギングやコンテナガーデンでも人気が高い花。開花期が長く、初夏から秋まで楽しめます。蒸れや過湿を嫌うので、水はけのよい土に植え付け、風通しのよい場所でやや乾燥気味に育てます。本来は多年草ですが、耐寒性はさほど強くないため、一年草として扱われます。切り口から出る白い液体は、皮膚につくとかぶれることがあるので、敏感な方は作業時には手袋をするとよいでしょう。 主な花期:5~10月草丈:20~40cm日照:日向 ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア) ラベンダーのような雰囲気の涼やかな青花を咲かせるブルーサルビア。伸ばした花茎の先に、青い花を穂状に咲かせます。園芸品種には、青と白のバイカラーなどもあります。湿気や蒸れに弱いので、水はけのよい土に植え付け、風通しのよい場所で育てますが、水切れすると生育が悪くなるので、乾燥させないように気をつけます。弱アルカリ性の肥沃な土を好むので、栽培前に石灰を施しておくとよいでしょう。生育がよいので、開花中は適宜追肥を与えます。半耐寒性の多年草で、日本では一年草として扱われます。 主な花期:5~10月草丈:25~50cm日照:日向 アゲラタム カッコウアザミという和名でも親しまれるアゲラタムは、ふんわりとした質感と、きれいなブルーが魅力的な花。他の草花とも合わせやすく、花壇やコンテナガーデンのアクセントとして活躍します。花期が長くて育てやすく、土質を選びません。蒸れると株が傷むので、水はけのよい土に植え付け、枯れた花や葉をこまめに摘み、適宜刈り込みながら風通しよく育てます。肥料は多すぎると花が咲きにくくなるので、控えめに与えるように心がけます。耐寒性は弱く、一年草扱い。 主な花期:5~11月草丈:15~80cm日照:日向 ベロニカ 細長い花穂をシュッと伸ばし、花壇に縦のラインをプラスしてくれるベロニカ。ボーダー花壇では必ずといっていいほど取り入れられているポピュラーな宿根草で、ルリトラノオとも呼ばれます。世界に300種ほどがあるといわれ、背の高いものから這い性まで、花期も春咲き、夏咲き、秋咲きとバラエティに富んでいます。蒸れが苦手なので、水はけのよい土に植え、土が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。梅雨前に切り戻しをして風通しよくしておくと、夏越しがしやすくなります。 主な花期:4~11月(種類により異なる)草丈:5~100cm日照:日向~半日陰 エキノプス 長く伸びた花茎の先に、ボールのような丸い花を咲かせるユニークな姿のエキノプス。アザミに似てトゲのある、ワイルドな印象の葉を持ち、ガーデンのアクセントとしてぴったりです。花は、切り花やドライフラワーにしても楽しめます。丸い花は、たくさんの小さな花が集まったもので、上から順に咲き、花が終わった後にも丸い形が残ります。太い根が深く張るので、植え付け前によく耕しておくとよいでしょう。丈夫で、植えっぱなしでも毎年花が楽しめます。株が老化してきたら株分けして植え直しましょう。 主な花期:6~8月草丈:60~150cm日照:日向 スカビオサ 淡いブルーの花が風に揺れ、ナチュラルな風情を演出するスカビオサ。マツムシソウという和名でも親しまれ、和の庭にも洋の庭にもよく馴染みます。こまめに花がらを摘むことで、次々に花を咲かせてくれます。酸性の土を嫌うため、石灰を施して中和させてから植え付けます。乾燥や寒さに強い反面、高温多湿に弱いので、多湿に注意して風通しよく育てます。鉢植えの場合、夏は涼しい場所に移動するとよいでしょう。多年草と一・二年草がありますが、日本では夏に株が弱るため、多年草タイプでも多くは一・二年草として扱われます。 主な花期:5~10月草丈:10~100cm日照:日向~半日陰 併せて読みたい Photo/ 1,3)Evannovostro/ 2)NOOR RADYA BINTI MD RADZI/ 4)Phadangs/ 5)Khairil Azhar Junos/ 6)Mariola Anna S/ 7)Powerofflowers/ 8)Ottochka/ Shutterstock.com
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おすすめ植物(その他)

暑さに強く、ずっと花が咲き続ける夏のイチオシ一年草10種
日本の夏は熱帯地方以上に暑い! 近年の日本の夏は35℃以上を記録することが珍しくなく、40℃を超えたというニュースを耳にして改めてグッタリなんてことも。この温度は、実はインドネシアやマレーシアといった熱帯地方の気温よりずっと高く、もはやサハラ沙漠に接する町の気温に近いのです。日陰や室内へ移動できる人間はまだよいものの、直射日光を浴び続ける植物にとって、日本の夏は年々、過酷な環境になっています。そんな酷暑にも耐え、夏中可愛らしく咲き続けてくれる草花も登場しています。 1<スーパーチュニア> 夏の一年草の代表といえばペチュニアですが、このスーパーチュニアは一般的なペチュニアと比較し、強光線に強く、真夏の直射日光下で暑さ・蒸れもものともせず咲き続けるという強健種。たとえ株が傷んだとしても回復力に優れ、すぐに復活します。また、一般的なペチュニアは摘心をしないと長く伸びた茎の先にしか花が咲かなくなりますが、スーパーチュニアは勝手に枝分かれし、摘心をしなくてもこんもりと株全体を覆うように花が咲いてくれるので株姿もキレイ。さらに低温にも強く、早春から晩秋まで半年以上咲き続けるという驚異的な開花期の長さ! まさしくタダモノではない‘スーパー’なペチュニア、スーパーチュニアなのです。草丈30㎝前後。 2<サンブリテニア> ゴマノハグサ科ジャメスブリテニア属の一品種で、写真は‘スカーレット’。花径2.5〜3㎝ほどの小花ながら、冴え渡る赤色の五弁と花心の黄色のコントラストが美しく、庭の中で抜群に目を引きます。従来のジャメスブリタニアより耐暑性に優れ、夏中鮮やかな色で庭を彩ってくれます。横に咲き広がるように生育するので、庭植えはもちろん、鉢植えやハンギングでも鉢からはみ出すようにボリュームたっぷりに咲きます。株姿が乱れてきたら、適度に剪定すると分枝が伸びて短期間で再びきれいな姿に。草丈20〜40㎝。 3<イソトマ> 小さな星のような花と細い葉が軽やかな印象の夏の一年草です。花色は写真の水色のほかに白、ピンク、紫、青などがあります。初夏から咲き始め、横に広がるように生育し、真夏はいったん花つきが鈍ることがありますが、そのタイミングで切り戻しをすると、9〜11月まで再び咲き続けます。草丈20〜40㎝。 4<ロベリア> 上の花弁が2つに、下の花弁が3つに切れ込む小さな花は、蝶のような姿。宿根草タイプと一年草タイプがありますが、ロベリア・アズーロ・コンパクトなどの一年草タイプは暑さに強く、3月下旬から11月まで株いっぱいにこんもり咲き続けます。草丈20㎝前後。 5<ポーチュラカ> 鮮やかなピンクと白の斑入り葉は、ポーチュラカ‘マジカルキューティー’という品種です。スベリヒユ科で肉厚の葉は暑さに大変強く、直射日光が大好き。葉色のピンクは乾燥気味に管理すると色が濃くなります。茎の先に2〜3㎝ほどのピンク色の小さな花を咲かせます。草丈20㎝前後。 6<小輪ニチニチソウ> 従来のニチニチソウも暑さに強いのですが、近年各メーカーが新しく品種改良している小輪、極小輪のニチニチソウはさらに暑さにも強く改良されており、とても丈夫。サントリーフラワーズ社からは「フェアリスター」、エム・アンド・ビー・フローラ社からは「ミニナツ」が過去に日本フラワー・オブ・ザ・イヤーに選ばれており、そのパフォーマンスは折り紙つき。小花なので、夏の寄せ植え花材としても重宝します。草丈20㎝前後。 7<ブルーサルビア> 学名はサルビア・ファリナセア。ラベンダーに似た青紫の花穂状の花が初夏から秋いっぱいまで庭を涼しげに彩ってくれます。花色は写真よりもっと淡い水色や白色もあります。開花期間が長く、途中花つきがやや衰えてくることがありますが、切り戻すと花の勢いも復活し、晩秋まで楽しめます。草丈60㎝前後。 8<アンゲロニア> 初夏から秋まで休むことなく延々と咲き続け、コストパフォーマンス抜群の一年草です。暑さと直射日光にも乾燥にも強く、また日陰でもよく育ち、場所を選ばないので重宝します。花色は紫、白、ピンクがあります。草丈は品種によって30〜100㎝。 9<ジニア> ジニアは「百日草(ヒャクニチソウ)」とも呼ばれ、夏の暑い時期に長期間咲いてくれる花です。さまざまな品種群がありますが、なかでもプロフュージョン(上の写真)は暑さに強く、よく分枝してこんもり花が咲きます。花殻摘みの必要もないので、ローメンテナンスな点も魅力。草丈が20㎝程度と低いので、花壇の縁などで使うと、長い間、彩りを保てます。 一方、草丈が70㎝と高くなる種類もあります。絵筆の絵の具を飛ばしたような個性的でオシャレな絞り咲きの花は、ジニア・エレガンス‘ペパーミントスティック’。斑の入り方が一つひとつ異なり、咲くたびにワクワクする面白さがあります。大きいものだと花径が10㎝ほどにもなり、庭での存在感抜群。個性を演出したい場合にオススメですが、花苗の流通が少ないので、4〜5月にタネを播いて育てるとよいでしょう。エレガンスは花後に花殼摘みをすると、脇芽が育って繰り返し咲きます。 10<ユーフォルビア‘ダイアモンド・フロスト’> 春から霜が降りるまで、ほとんど一年中ふわふわと白い花を咲かせながら大きくなっていきます。花殻摘みや摘心などの必要はなく、手入れは水やりだけ。本当に手がかからないのによく咲き、他のどんな花とも調和します。花壇の手前などで土を見せたくないときなどにも重宝します。草丈40㎝前後。 定期的に施肥をしながら育てましょう ここでご紹介した一年草は、半年以上、花を咲かせ続けるものがほとんどです。花が咲くと株はとても体力を使うので、緩効性肥料の置き肥を月1回、液体肥料を週1回ほどのペースで与えると、きれいに咲き続けてくれます。鉢植えの場合は特に忘れずに施肥しましょう。ただし真夏は株が弱るので、与えません。 ここでご紹介した花々のほとんどは、まだまだホームセンターや園芸店などで、花苗が入手できるものばかりです。ぜひお庭や花壇に取り入れて、長い夏を可愛い花とお過ごしください。 協力/面谷内科循環器内科クリニック ラブリーガーデン http://www.lovely-garden.jp
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DIY

庭の小道をおしゃれにDIY実例デザインバリエ
まっすぐ一直線の小道 まっすぐ一直線な道は、その先に目的地が見えるデザインです。最短ルートでたどり着くので、出入り口付近など、日常生活でよく行き来する場所にはまっすぐな道がオススメ。また、通る頻度が多い場合は地盤を固くして、歩きやすく平らに舗装をしておくと、安全に長く使うことができます。 写真は、イギリスの公園の出口へと案内する小道です。左右に低く灌木が茂り、生け垣の外へと誘導するシンプルなデザイン。地面には、敷石がランダムに張ってあるので、雨の日もぬかるまず、歩きやすくなっています。小道は、花壇などの植栽スペースと歩く場所とを分ける意味もあり、庭に必須の要素です。 一直線の小道に植物でアクセントをプラス まっすぐな道でも、幅が広ければアクセントをつけることでチャーミングになります。写真は、イギリスのガーデンの中で、建物と庭をつなぐレンガの道です。道の中にランダムに草花が茂り、面白い景色になっています。道の中央にあるのは石の日時計です。 レンガの中に植物が生えている⁉︎ という驚きがある新鮮なデザインです。植物はどこに生えているのか、近づいて見ると、レンガを外した地面に低く茂るゲラニウムが植わっていました。こんもりまとまって花も咲き、道に緑のアクセントになっています。 道を斜めから引いて見ると、左右には芝生や木々の緑というシンプルな植栽で、小道が際立っています。花が咲き乱れているばかりがガーデンではなく、こうした緑のすがすがしい空間に、デザインに一工夫した小道があることで、楽しく行き来ができる場所になりますね。 小道の敷石選びで表情が変わる 平らで歩きやすい小道の舗装は、選ぶ石材によってもイメージががらりと変わります。先にご紹介した道はレンガ色でしたが、上写真のようにグレイッシュなピンコロ石(立方体に加工した御影石などの舗装材)を敷き詰めたら、明るい雰囲気に。敷石の色に合わせて、左右に白花が咲く草花を組み合わせたことで、ロマンチックな小道になりました。 レンガや石は敷き方によって模様をつくることができます。四角い石の間に丸い石を入れてアクセントにすると、オリジナル感がアップ。こうして石材で模様をつくって舗装することを「ペイビング」といいます。庭づくりを進めていくと掘り返した土の中から石が出てくることも多く、取り除いた石を捨てずに、ペイビングの材料として活用するのもアイデアです。 タイル状の平板の隙間に小石を敷き詰めたデザイン。風雨にさらされて味が出るのも楽しみ。 カーブを描く小道 Photo/Patryk Michalski/Shutterstock.com まっすぐな道に対してカーブする道は、行き先が隠れる場合が多いので、「その先がどうなっているのか」期待感をもたせる道になります。歩きやすい、ゆるやかなカーブの形を描くには、地面にロープやホースを仮置きして、実際に歩いてみるとよいでしょう。DIYでつくる場合、路面は砂利を敷きつめると簡単に仕上がります。 Photo/Del Boy/Shutterstock.com 庭のスペースに余裕があったら、カーブする小道にアーチを組み合わせると立体感が出ます。アーチがある場所は道幅を広くし、手前の道幅は狭くすると、遠近感が出て庭が広く見える効果も。人一人がゆったり歩ける道幅は50㎝程度を目安にするとよいでしょう。 飛び石や擬木にグラウンドカバーを組み合わせた小道 枕木や擬木、飛び石などをカーブを描くように並べ、その隙間にリシマキアなどの這って広がるグラウンドカバーの植物を植えておくと、多少カーブが歪んでいても気になりません。きっちりきれいなカーブをつくらなくても、雰囲気がよい道に仕上がる好例です。 ペイビングで模様が浮かぶ凝ったデザインの小道 Photo/apple2499/Shutterstock.com カーブを描く小道に、無数の小石をペイビングしたアートなデザイン。庭仕事が一段落する冬は、モルタルの硬化も緩やかなので、ちょっと手のかかるペイビングを冬の間にチャレンジするのも、手づくりガーデニングの醍醐味。今から構想を練って、材料を用意してDIYの計画をしておくのはいかがですか? きっと、オープンガーデンの見せ場が増えますよ。 Photo/Destinyweddingstudio/Shutterstock.com 小道の基本的なつくり方は、『庭にレンガを置くだけでDIYできる小道』や『庭の小道やアプローチなどに必須のペイビング実例』もご覧ください。
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一年草

暑さに負けずに育つ夏の花 サンパチェンス
真夏も花が休まない! 炎天下でも咲き続けるサンパチェンス 初夏から秋にかけて花を咲かせ、育てやすい秋播きの一年草、インパチェンス。生育が速く、開花期にはこんもりと茂って次々に花を咲かせる、豪華な咲き姿が楽しめます。花色も幅広く、八重咲きになる品種などもあり、バラエティ豊かな色と形も魅力。日当たりの悪い場所でも育ち、春から秋まで花壇を彩るガーデニングの花材として親しまれています。 さて、このインパチェンスですが、夏に花期を迎える一方で、酷暑や直射日光に弱いのが難点でした。この難点を改良した品種、サンパチェンスをご存じでしょうか? インパチェンス属の種間雑種として、サカタのタネにより改良されたサンパチェンスは、高温多湿で陽射しも強く、花が少なくなってしまいがちな厳しい日本の夏でも、休まず元気に咲き続けます。真夏だけでなく、春から秋までの長い期間、次々に花を咲かせてくれる花期の長さも魅力。一株でもこんもり大きく育ち、大鉢いっぱいにたくさんの花をつけるので、ガーデンのアクセントとしてもよく目立つ、夏に取り入れたい育てやすいガーデンプランツです。 サンパチェンスは、夏にぴったりのトロピカルな色合いも魅力。オレンジや白、赤など、太陽を浴びて輝くようなクリアな発色の花を咲かせます。それに加え、優しいピンクやパープルなどの花色や、斑入り葉を持つ品種などのシリーズも登場し、ガーデンに取り入れる際の選択肢も徐々に増えてきています。 驚くべき特質を持つサンパチェンス さらに、サンパチェンスの大きな特徴が、環境浄化植物ともいわれるその性質。排気ガスに含まれる二酸化窒素や、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドといった大気汚染物質を、他の園芸植物に比べて速く吸収し、無害化して養分として利用します。水質浄化についても効果が見込め、植物プランクトンの大発生など、生態系のバランスを崩す要因の一つとなる窒素やリンをはじめとする栄養塩類を素早く除去する作用があります。さらに、サンパチェンスは他の植物よりも表面温度がやや低く、夏場には周囲の温度を下げる「打ち水効果」も。夏の暑さに負けずに茂るので、日陰をつくって冷たい空気を周囲に循環させる働きもあります。きれいなだけではなく、さまざまなメリットがある高機能な植物であるところも、面白いですね。 サンパチェンスの育て方 サンパチェンスは光が十分に当たらないと花が咲きにくくなるので、日向か半日陰の場所に植えつけます。植えつけの適期は4~7月頃。サンパチェンスは直根性のため、植え込む際は根をあまりいじらないよう気を付けましょう。地植えでは大きくなるので、株間を十分にとっておくことが大切です。 サンパチェンスは暑さに強い反面、寒さには弱いので、まだ苗が小さく気温が低い時には、水やりを控えめにして日向に置き、根をしっかりと張らせましょう。ここで根を育てておくことが、夏の成長につながります。 サンパチェンスは水を好み、特に夏が近づくと水をよく吸い上げます。鉢植えの場合は、水が切れないよう、表土が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。また、大きく育ち、花を次々に咲かせるので、肥料も多く必要とします。株の成長に合わせ、春から秋にかけて追肥を行います。 枝が伸びて株姿が乱れてきたら、1/3~1/2程度を目安に切り戻しを。株姿を整え、再び花が咲くようになります。また、気温が高くなる6月下旬~8月にかけて、一度花やつぼみをすべて摘み、液肥をたっぷり施すと、2週間ぐらいで再び花が咲き出し、約1カ月後には枝数も増えて再び開花を楽しむことができます。 Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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おすすめ植物(その他)

知っていますか? 身近な植物の名前の由来
植物の名前には、日本語の意味を持つものや、外国での名前をそのまま使っているものなどがあり、その名も見た目に由来したり、発見者の名にちなんだり、故事や物語の一節から取られたりとさまざま。ここでは、ガーデンや身近な場所でもよく見かける、なじみ深い植物の名前の由来を7つご紹介します。 アネモネ 春に赤、青、白などの色鮮やかな花を咲かせるアネモネ。古くから人々に親しまれており、神話や伝説にも登場します。アネモネの語源はギリシャ語「anemone」にあり、風という意味の「anemo」に、子や娘を表す「one」が結びついた「風の娘」を意味します。これは、アネモネは風が吹いているときにだけ花を開くと考えられていたことから。他に、風の神ゼピュロスに愛された、女神フローラの侍女アネモネが姿を変えた花だというギリシャ神話に由来する説、長い綿毛を持つタネが風に乗って運ばれることに由来する説などもあり、どれも風にまつわる由来となっています。 フジ 長く垂れ下がる藤色の花房が美しいフジ。名前の由来には、つるで縄や籠を編んだり、橋をつくるのに利用した実用面から、フ(綜、経糸のこと)ウチ(打)が転じたもので、古代の織りや編みから生まれた言葉だという説や、花の様子から吹き流しを意味する「フキチリ(吹散)」が転訛したという説があります。ほかにも、つるを鞭として利用したことから「ブチ(鞭)」が転じたというもの、中国のシナフジを「紫藤」としたというもの、房状に花を下げて咲かせる姿から「フサタリハナ(房垂花)」が転じたというものなど、非常に多くの説があります。いずれにしてもフジの名前は古くからあり、万葉集でもすでに歌に詠まれているように、古来より日本人に親しまれていたようです。 オダマキ 丈夫で育てやすい宿根草のオダマキ。大きく分けて、日本原産のミヤマオダマキと、ヨーロッパなどを原産とするセイヨウオダマキの2種があります。非常に多数の園芸品種があり、初夏には色も姿もさまざまな花が楽しめます。この花の名前の由来となったものは、機織りの際に使う六角形の糸巻き「苧環(おだまき)」。距が長く伸びた筒状の花姿が、中心が空洞になっているこの道具に似ていることから名づけられたといわれます。 クレマチス つる植物の中でも特に人気が高く、多くのガーデナーに愛されているクレマチス。トレリスやオベリスク、フェンス、パーゴラなどの構造物に絡みながら花を咲かせ、ガーデンの景観づくりにもぴったりです。特にバラとの相性が抜群なので、ローズガーデンには欠かせない存在。そんなクレマチスの名前は、ラテン語「Clematis」から。しがみつくという意味の「klema」を語源に持ち、巻き蔓を意味するギリシャ語「klematida」から派生したとされています。つるが強く針金のように固いことから、テッセン(鉄線)と呼ばれることもありますが、本来、この呼び名は‘テッセン’という特定の品種を指します。 ヘチマ Photo/leungchopan/Shutterstock.com 夏に大きな実をいくつもぶら下げるヘチマ。果実が繊維状であることから、漢字では「糸瓜」と書いてイトウリとも読み、「い」の音を省略した「トウリ」とも呼ばれました。桃山時代にはすでにヘチマという名があったようですが、ヘチマの語源は不詳で、この「トウリ」の頭の「と」が、いろは歌の並びでは「へ」と「ち」の間(ま)にあるため、のちに「ヘチ間(へちま)」と呼ばれるようになったという俗説があります。しかし、実際には外来語に由来するのではないかと考えられています。 パンジー Photo/Tatiana Grozetskaya/Shutterstock.com 冬から春にかけてのガーデニングには欠かせない花がパンジーやビオラ。彩りが少なくなる冬の時期にもカラフルな花を咲かせてくれる嬉しい植物です。日本では三色スミレという名でも呼ばれますが、主に使われているのは、外来語である英名「pansy」そのままのパンジーという呼び名です。このパンジーという名は、思想や考えを意味するフランス語「pensee」に由来し、前に傾いたように咲く花姿を、頭を垂れて思考している人の姿に見立てたとされています。 ヘビイチゴ Photo/High Mountain/Shutterstock.com 可愛らしい赤い実をつけるヘビイチゴ。名前を一見したところ、ヘビが好んで食べるからこの名がついたのかと思ってしまいそうですが、実はヘビは肉食性なので、ヘビイチゴを食べることはありません。人が食べても問題はありませんが、美味しくはないそう。さて、ヘビイチゴの名前は漢名の蛇苺から。その由来は諸説ありますが、中国ではヘビが食べると考えられていたことや、その不味さから「ヘビにでも食べさせておけ」といわれたのが由来だとか。ヘビが出るような湿気の多い場所に育つことから「ヘビイチゴ」と名づけられたともいわれます。 参考文献:『語源辞典 植物編』(吉田金彦編著・東京堂出版刊)『日本辞典』 http://www.nihonjiten.com/
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一年草

使い勝手抜群のガーデンプランツ、サルビア
花穂を伸ばしてガーデンを彩る、種類豊富なサルビア 穂状の花をまっすぐに立ち上げて咲くサルビア(セージ類)。サルビアの仲間には、観賞用やハーブとしてよく栽培され、薬用サルビアとも呼ばれるコモンセージ、バラの下草としてもおなじみのサルビア・ネモローサ、品種が多く、ガーデンでよく見かけるチェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)、燃えるような赤い花を咲かせるサルビア・スプレンデンスなど、たくさんの種類があります。花数が次第に少なくなってくる夏から晩秋まで庭を彩ってくれ、花期が長く、花色や花形の種類が豊富で、ガーデナーにとっては欠かせない存在。品種によって耐寒性の強さなどに差があるため、大きく分けて一年草扱いされるものと宿根性のものとに分類されます。 真っ赤な花を咲かせるサルビア・スプレンデンスは、サルビアの中でもポピュラーな品種で、単にサルビアというとこの品種を指すことが多いようです。この種を始め、南米を原産とするサルビアの品種には耐寒性がないものが多く、寒さに弱いため、日本では一年草扱いとされます。一方で耐暑性は強く、夏から秋にかけて長く花を咲かせ、花のインパクトも強いため、秋花壇の主役としても活躍します。 耐寒性がある宿根性のサルビアは、コモンセージやチェリーセージ、サルビア・ネモローサなどが有名。日本では、宿根性のサルビアは、セージという名でよく流通しています。丈夫で育てやすく、種類も豊富でほかの草花とも合わせやすいので、ガーデンではさまざまな場所に登場する使い勝手のよい植物です。低木状に育つタイプや、地際に葉を茂らせて花穂を伸ばすロゼットタイプ、地下茎を広げるタイプなど、種類によって花姿や性質は異なります。 サルビアの品種例 サルビア属には900以上の種があるともいわれ、とても種類が豊富。育てやすく丈夫なものが多く、ガーデナーにとっては頼れるガーデンプランツです。その中でも、よくガーデンに登場するサルビアをいくつかご紹介します。 コモンセージ(サルビア・オフィシナリス) 古来から薬用に利用されてきたコモンセージは、灰色がかった葉に、青紫色の花を咲かせ、観賞用としても美しい植物。葉には爽やかな香りとかすかな苦味があり、ハーブティーや肉料理の臭み消しなどに使われます。宿根性。 サルビア・スプレンデンス サルビアといえばこの花を指すほどポピュラーな品種。ヒゴロモソウという名でも親しまれています。濃緑色の葉に、燃えるような赤い花が穂状に下から咲き上がり、観賞期間も長いので、花壇の主役としてもよく使われます。一年草扱い。 サルビア・ネモローサ 花穂を立ち上げるシャープな花姿が印象的なサルビア・ネモローサ。黒褐色の花茎に青紫色の花の色合いが美しい‘カラドンナ’は、花色や縦のラインを描く花姿がバラと相性がよいため、ローズガーデンの下草としてもオススメです。宿根性。 チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) 花色が豊富で手がかからず育てやすいチェリーセージは、伸ばした花茎にちらちらと可愛らしい花を咲かせます。甘い香りにはアブラムシ避けの効果があるともいわれ、コンパニオンプランツとして使われることも。宿根性。 ブルーセージ(サルビア・ファリナセア) ラベンダーに似た青紫色の爽やかな花を咲かせます。白花や2色咲きの園芸品種もあり、花期も長く楽しめます。一年草扱い。 サルビア・レウカンサ ビロードのような質感の紫色のガクが印象的なサルビア・レウカンサは、生育がよく、比較的大型になる宿根草。夏の終わりから晩秋まで開花する、秋咲きの代表品種の一つです。アメジストセージなどの別名も。宿根性。 このほかにもさまざまな種類や園芸品種があるので、ぜひガーデンにぴったりの品種を選んでください。 サルビアの育て方 サルビアは、病害虫による被害も少なく、育てやすいガーデンプランツ。種類が豊富にあり、品種によって耐寒性や耐暑性に大きく幅があります。基本的には、コモンセージなどヨーロッパを原産とするサルビアは耐寒性がある一方、高温多湿や蒸れに弱いのに対し、中南米を原産とする種類は耐暑性が強く耐寒性が弱いものが多いようです。霜や凍結に弱く冬越しが難しいタイプのサルビアは、一年草扱いになります。栽培する際には、それぞれの性質を確認しておきましょう。 サルビアは、一般に日当たりがよく、水はけがよくて乾燥しすぎない環境を好みます。植えつけの適期は4~5月頃。暑さに強い一年草タイプは5月以降~7月頃にかけて植えつけします。鉢植えの場合、根詰まりしやすいので、1~2年に一度、根をほぐして植え替えましょう。 開花期は初夏から秋までと長く、肥料が切れると花つきが悪くなるので、開花中は追肥を施すとよいでしょう。ただ、夏の暑さに弱い品種の場合、高温期に肥料が残っていると株を傷める原因になるので注意します。開花期には、花穂ごと花がらを切り取り、伸びすぎてきたら切り戻して株姿を整えます。乾燥しているとハダニが発生することがあるので、葉水をして発生を防ぎます。 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 Photo/ 1,7)Vahan Abrahamyan/ 2)Anna Gratys/ 3)Stefan Sorean/ 4)Jorge Salcedo/ 5)Ahmet Yasti/ 6)tratong/ 8)pilialoha/ 9)aimful/ 10)Nick Pecker/ 11)KPG Payless2/ Shutterstock.com



















