庭の小道をおしゃれにDIY実例デザインバリエ
Photo/Patryk Michalski/shutterstock.com
庭に入ると、行き先を案内してくれる「小道」。更地をガーデンへつくり替えていくとき、まずは敷地を行き来する場所として小道のスペースを決めておくと、庭のデザインの手がかりになります。小道にも庭の数だけデザインがさまざまありますが、ここでは、シンプルなつくりから、凝ったデザインまで、ピックアップしてご紹介します。
目次
まっすぐ一直線の小道

まっすぐ一直線な道は、その先に目的地が見えるデザインです。最短ルートでたどり着くので、出入り口付近など、日常生活でよく行き来する場所にはまっすぐな道がオススメ。また、通る頻度が多い場合は地盤を固くして、歩きやすく平らに舗装をしておくと、安全に長く使うことができます。
写真は、イギリスの公園の出口へと案内する小道です。左右に低く灌木が茂り、生け垣の外へと誘導するシンプルなデザイン。地面には、敷石がランダムに張ってあるので、雨の日もぬかるまず、歩きやすくなっています。小道は、花壇などの植栽スペースと歩く場所とを分ける意味もあり、庭に必須の要素です。
一直線の小道に植物でアクセントをプラス

まっすぐな道でも、幅が広ければアクセントをつけることでチャーミングになります。写真は、イギリスのガーデンの中で、建物と庭をつなぐレンガの道です。道の中にランダムに草花が茂り、面白い景色になっています。道の中央にあるのは石の日時計です。

レンガの中に植物が生えている⁉︎ という驚きがある新鮮なデザインです。植物はどこに生えているのか、近づいて見ると、レンガを外した地面に低く茂るゲラニウムが植わっていました。こんもりまとまって花も咲き、道に緑のアクセントになっています。

道を斜めから引いて見ると、左右には芝生や木々の緑というシンプルな植栽で、小道が際立っています。花が咲き乱れているばかりがガーデンではなく、こうした緑のすがすがしい空間に、デザインに一工夫した小道があることで、楽しく行き来ができる場所になりますね。
小道の敷石選びで表情が変わる

平らで歩きやすい小道の舗装は、選ぶ石材によってもイメージががらりと変わります。先にご紹介した道はレンガ色でしたが、上写真のようにグレイッシュなピンコロ石(立方体に加工した御影石などの舗装材)を敷き詰めたら、明るい雰囲気に。敷石の色に合わせて、左右に白花が咲く草花を組み合わせたことで、ロマンチックな小道になりました。

レンガや石は敷き方によって模様をつくることができます。四角い石の間に丸い石を入れてアクセントにすると、オリジナル感がアップ。こうして石材で模様をつくって舗装することを「ペイビング」といいます。庭づくりを進めていくと掘り返した土の中から石が出てくることも多く、取り除いた石を捨てずに、ペイビングの材料として活用するのもアイデアです。

タイル状の平板の隙間に小石を敷き詰めたデザイン。風雨にさらされて味が出るのも楽しみ。
カーブを描く小道

まっすぐな道に対してカーブする道は、行き先が隠れる場合が多いので、「その先がどうなっているのか」期待感をもたせる道になります。歩きやすい、ゆるやかなカーブの形を描くには、地面にロープやホースを仮置きして、実際に歩いてみるとよいでしょう。DIYでつくる場合、路面は砂利を敷きつめると簡単に仕上がります。

庭のスペースに余裕があったら、カーブする小道にアーチを組み合わせると立体感が出ます。アーチがある場所は道幅を広くし、手前の道幅は狭くすると、遠近感が出て庭が広く見える効果も。人一人がゆったり歩ける道幅は50㎝程度を目安にするとよいでしょう。
飛び石や擬木にグラウンドカバーを組み合わせた小道

枕木や擬木、飛び石などをカーブを描くように並べ、その隙間にリシマキアなどの這って広がるグラウンドカバーの植物を植えておくと、多少カーブが歪んでいても気になりません。きっちりきれいなカーブをつくらなくても、雰囲気がよい道に仕上がる好例です。
ペイビングで模様が浮かぶ凝ったデザインの小道

カーブを描く小道に、無数の小石をペイビングしたアートなデザイン。庭仕事が一段落する冬は、モルタルの硬化も緩やかなので、ちょっと手のかかるペイビングを冬の間にチャレンジするのも、手づくりガーデニングの醍醐味。今から構想を練って、材料を用意してDIYの計画をしておくのはいかがですか? きっと、オープンガーデンの見せ場が増えますよ。

小道の基本的なつくり方は、『庭にレンガを置くだけでDIYできる小道』や『庭の小道やアプローチなどに必須のペイビング実例』もご覧ください。
Credit
写真&文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中! 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)発売中!
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