「都道府県の花」3択クイズ! 栃木県の花は次のうちどれ?【Let’s Try! 植物クイズ】
Illust/magr80/Shutterstock.com
日本の47都道府県にはそれぞれ、シンボルとなる花・木・鳥があります。中には魚や動物を定めているところも。地域を象徴する花は、古くから日本で親しまれたものもあれば、海外から伝わった比較的新しいものもあり、選ばれた理由もさまざまです。そんな都道府県の花の3択クイズに挑戦! 今回のお題は「栃木県の花」。栃木県のシンボルは、次の3つの花のうちどれでしょう?
目次
「栃木県の花」は次の3つのどれ?

徳川家康公を祀る日光東照宮、紅葉が美しいいろは坂、日本三大名瀑の1つである華厳の滝、面積4k㎡以上の湖としては日本一標高の高い”天空の湖”中禅寺湖……。自然から文化まで、迫力あるスポットが目白押しの栃木県は、首都圏から日帰りできるアクセスのよさもあって旅行先としても人気の高い県です。国内最大面積の藤棚が有名な「あしかがフラワーパーク」や、「那須ハイランドパーク」や「東武ワールドスクウェア」といったテーマパークも見逃せません。
そんな栃木県を象徴する「木」はトチノキ、「鳥」はオオルリ、「獣」はカモシカ。それでは、栃木県の花は、次のA~Cのどれでしょう?
A ニッコウキスゲ

B ヤシオツツジ

C フジ

ヒント
栃木県内に古くから自生し、多くの山々に育ちます。4月中旬から咲き始める春のシンボル。
正解は…
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B ヤシオツツジ

ヤシオツツジの基本データ
学名:
・アカヤシオ:Rhododendron pentaphyllum var. nikoense
・シロヤシオ:Rhododendron quinquefolium
・ムラサキヤシオツツジ:Rhododendron albrechtii
科名:ツツジ科
属名:ツツジ属
原産地:日本
和名:ヤシオツツジ(八染躑躅、八汐躑躅)
別名:アカギツツジ(赤城躑躅)、ゴヨウツツジ(五葉躑躅)、ミヤマツツジ(深山躑躅)など
英名:Azalea、Rhododendronなど
開花期:4月中旬~5月上旬(アカヤシオ)、5月中旬~6月上旬(シロヤシオ)、5月下旬~6月(ムラサキヤシオツツジ)
花色:ピンク、白、紫
形態:落葉性低木~高木
樹高:1~7m(種類による)
春になると、栃木県の日光や那須、塩原などの山々で美しい花を咲かせ始めるヤシオツツジ。ツツジ科ツツジ属の植物で、アカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの3種の総称とされています。厳しい冬の寒さに耐え、春になると真っ先に花をつける姿が県民性を表しているといわれ、昭和44(1969)年に県の花として制定されました。

栃木県との関係は深く、ヤシオツツジという名前も、一説によれば栃木県の古名である「野州(やしゅう)」が転訛したものだとか。ほかに、美しい花色から布を何度も染料に浸して深く鮮やかに染める染色技法「八入(やしお)」に由来するという説もあります。また、栃木県内にはヤシオツツジを名前の由来とする人造湖「八汐湖」もあります。
ヤシオツツジの種類

ヤシオツツジはアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの総称とされますが、じつはそれぞれ種が異なる花です。この中でもヤシオツツジとして最も一般的なのがピンクの花を咲かせるアカヤシオで、ヤシオツツジというとアカヤシオを指すことが多いです。
アカヤシオ(赤八汐) Rhododendron pentaphyllum var. nikoense

開花期は4月中旬~5月上旬。葉が出る前に開花し、花径5~6cmの淡いピンク色の花を、枝先に1輪下向きに咲かせます。花冠は5つに裂け、先端が丸みを帯びて優しい印象になります。葉は楕円形で産毛が目立ち、枝先に5つ集まってつくのが特徴です。樹高は2~5m。別名はアカギツツジ(赤城躑躅)やヒトツバナなど。アカヤシオの変種に、アケボノツツジやツクシアケボノツツジなどがあります。

シロヤシオ(白八汐) Rhododendron quinquefolium

開花期は5月中旬~6月上旬。葉の展開とほぼ同時に、枝先に1~3輪の白い花を咲かせます。花冠は5つに裂け、花弁に緑色の斑点があります。アカヤシオに似ていることからシロヤシオと名づけられました。樹高は3~7m。葉が枝先に車輪状に5枚並んでつくことから、ゴヨウツツジ(五葉躑躅)の別名もあります。ひし形に近い葉は新緑、紅葉も美しく、季節を通して魅力があります。愛子内親王のお印としても知られています。

ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅) Rhododendron albrechtii

開花期は5月下旬~6月。葉の展開よりも少し早く、または同時に、枝先に2~6輪の花を咲かせます。花色は紅紫色で、濃淡には個体差があります。花冠は5つに裂け、上部には斑点模様が入ります。葉はやや薄めで、長さ5~10cmの長楕円形になり、枝先に数枚集まります。樹高は1~3mと、アカヤシオやシロヤシオよりもコンパクトに収まりやすいです。高山などに生息することから、別名はミヤマツツジ(深山躑躅)。本州中部以北や北海道の山地など、寒冷地に分布する樹木で、温暖な地域では生育が悪くなります。
アカヤシオの育て方

アカヤシオの苗木はあまり流通していませんが、ネットショップなどで入手できます。花の美しさから低木として人気がありますが、涼しい日なたの環境を好み、温暖な地域では難易度が高い植物です。
植え付けの適期は落葉期の11月~翌年3月。多くのツツジ類と同様に、水はけのよい肥沃な酸性土壌を好みます。植え付け時には、鹿沼土とピートモスを配合するか、ツツジ・サツキ用の培養土を利用するとよいでしょう。翌年の花芽を落とさないよう、剪定は花の直後、遅くても夏までに行いましょう。
根が浅く乾燥しやすいので、夏はマルチングをするなど乾燥対策を。日当たりを好み、日照が足りないと花付きが悪くなりますが、暑さに弱いため、鉢植えの場合は夏は風通しがよく涼しい半日陰に移したほうが無難です。寒さには強いため、冬越し対策は特に必要ありません。
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Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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