100均でおなじみのガラスの試験管。花を飾るのにおしゃれなアイテムですが、「倒れそうで不安定……」と飾る場所に悩んだことはありませんか? そんなプチストレスを解決するのが、100均の「木製球体」を組み合わせる裏技アイデアです。材料費わずか750円で、ぐらつかない温かみある一輪挿しが完成! 飾り方の工夫から意外な活用法までをフラワーデザイナーの川守由利子さんに教えていただきます。<プチプラ花コーデVol.181>
目次
ずっと気になっていた、木製球体の活用方法
100均で気になっているものがありました。それが木でできた「球体」という商品です。直径3cmほどの木製の球体が10個入って、100円。素朴な商品で、これを花で活用するとしたらどんなことができるのかな?と、見かけるたびに思っていました。
そこで思いついたのが、100均で売っている試験管との組み合わせ。
シンプルで無機質な試験管は、花の色や形、茎のラインまでをまっすぐに美しく引き立ててくれます。余計な装飾がないぶん、花そのものの存在感が際立つのが魅力です。
試験管が何本か連なった商品は特に人気で、ロングセラーの花器になっています。
100均で手に入る試験管は、花を活けるには安定感がいまひとつ。そこで気になっていた木製の球体と組み合わせることで、花を活けてもぐらつかないようにしました。
木製の球体をリメイクして作る、一輪挿し。作り方と楽しみ方をご紹介します。
木とガラス、花を引き立てる2つの材料を用意
100均で見つけた木製の球体は、こちらです。

10個入って100円。これを2袋買ってきました。

木そのものの質感がナチュラルで、やさしい雰囲気です。丸い形もいいですね。
ガラスの試験管は、2本用意しました。

これらの材料で、一輪挿しを2つ作っていきます。
グルーで接着するだけで完成する一輪挿しDIY
早速、木製の球体を試験管に合わせてリング状にします。
球体はグルーガンを使って、つなげていきます。

試験管を真ん中に置いたまま、球体にグルーをつけて、素早くもう1つの球体を接着します。

1本の試験管の周りに合計で6つの球体をつなぎ合わせ、リング状にしました。球体と球体の間に微妙に隙間があきそうなときは、グルーを多めにしてつなげました。

出来上がると、まるでドーナツのようです。
試験管と合わせてみます。

そのままだと不安定な試験管が、リング状にした木製の球体を合わせると安定感が出ました。これなら、花を飾っても倒れる心配がなくなりそうです。
早速、花を飾ってみます。
一輪挿しで楽しむ、カラーの扱い方のポイント
花は白のカラーを選びました。

すっとした花姿が素敵です。
カラーを飾るとき、茎はまっすぐにカットします。

また、カラーを飾るときの水の量は少なめにします。

カラーの茎は腐りやすいので、水の量を少なくすることが長もちのポイントになります。
出来上がった一輪挿しに、カラーを1本ずつ飾りました。

思っていた以上にしっくりと空間になじみ、カラーの白さや、すっと伸びる茎のラインがより美しく感じられます。
木製の球体と試験管を合わせたことで、安定感が出て、安心して飾ることができました。
木製の球体を重ねて、もうひとつの楽しみ方
今回、一輪挿しを作ってみておもしろいと思ったのが「重ねて使える」ことでした。リング状にした球体を2つ、3つと重ねて使うことで、また違った印象で花を楽しむことができます。
球体を重ねることで安定感が増し、試験管がよりしっかりと固定されるのも嬉しいポイントです。

木製の球体を3つ重ねたものに、カラーを2本飾ってみました。

試験管は、細い茎なら2~3本の花が入るので、その時の気分で飾り方を変えられます。花によっても、球体の重ね方によっても違う雰囲気になるのがいいですね。
今回の材料のご紹介
- カラー3本…350円(束売り)
- 球体2袋…200円*セリア
- 試験管2本…200円*ダイソー
合計750円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガンを用意。
口が広い花瓶では、花留めとして活用できる
別の花を飾ったときにどんな雰囲気になるのか気になり、試験管にガーベラを入れてみました。

茎と花姿が印象的なガーベラも、全体像がきれいに見えてよく合います。
また今回、試験管の足元を支えたリング状の木製の球体ですが、別の使い方も考えてみました。
たとえば、口の広い花瓶に花を入れると、クルクルと動いてしまいます。こんなときにも、便利に使えます。

グラスの上にリング状にした球体を置きます。

そこにガーベラを挿すと、クルクルと動かずに安定感が出ました。

口の広いグラスの上にリング状にした球体を置くと、花留めになりますね。また、無機質なガラスに木製のものが加わるだけで、温かみが出るのもいいですね。
作ってみて気づいた、接着時につまずいたポイント
じつは今回、少し失敗もありました。
木製の球体をリング状につなぎ合わせるために、木製のものにも使える接着剤を買いました。

球体は転がりやすいためか、この接着剤ではなかなかうまくつかず、固まるまでにも時間がかかり、途中で断念。
さらに、接着剤が木製の球体に染み込み、何個か汚れたようになってしまいました。

そこでグルーを試してみたところ、結構しっかりと固定でき、しかもすぐに固まってくれました。

いろいろと試してみることで、新しい発見が得られます。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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