秋は、初夏と並んでバラが美しく咲く季節。今回は、ふんわりとしたカップ咲きが可憐な黄色いバラ‘カタリナ’を主役に、ユーカリとワレモコウを合わせた大人の秋色アレンジを、フラワー&フォトスタイリストの海野美規さんがご紹介します。澄んだ黄色のバラは、チョコレートカラーの器にまとめるだけで、リビングや玄関が一気にシックな雰囲気に。初心者でも簡単にできるアレンジの手順とともに、厄介なトゲの処理方法も解説します。
目次
秋バラで楽しむ、大人シックなフラワーアレンジ

日ごとに秋らしさが深まり、いよいよ秋バラが美しい季節ですね。
澄んだ空気の中、ひときわ鮮やかな明るいイエローのバラをメインに、温もりを感じる秋のアレンジメントを楽しみませんか。

今回のアレンジに使ったバラ‘カタリナ’は、黄色1色でシンプルですが、コロンとしたカップ咲きの花形なので、柔らかで華やかな印象になります。そのバラに、スモーキーなグリーンが美しいユーカリと、アクセントとして赤茶色のワレモコウを添えました。ユーカリのほのかな香りが、落ち着いた気分にさせてくれます。

アレンジに使った花

- バラ(カタリナ) 10本
- ユーカリ 2本
- ワレモコウ 1~2本
アレンジの器には、チョコレート色をチョイス。落ち着いた色味の器で、シックにまとめましょう。
秋バラアレンジの作り方
1. 器に水を入れます。直接水を入れられない器の場合は、中にプラスチックなどの容器(落とし)を入れて使います。
2. ユーカリを器全体に入れます。このユーカリが花留めの役割を果たします。

器の前面に飛び出すように入れたり、左右のどちらかに寄せたりなど、ユーカリの入れ方次第で全体のフォルムがだいたい決まります。

3. ユーカリの間に、バラを入れます。

バラは高低差をつけて、デコボコになるように入れましょう。

4. ワレモコウを少し長めに飛び出すように入れて、出来上がり。


テーブルにぴったりのミニサイズアレンジでも!

同じ花材で、かわいいミニサイズバージョンのアレンジメントも楽しめます。こちらの器には、同じくチョコレート色の紅茶缶を使い、小さくまとめました。
小ぶりなサイズなので、テーブルに飾るアレンジにどうぞ。

- バラ(カタリナ) 3~5本
- ユーカリ 1本
- ワレモコウ 1本

バラのトゲを取る方法
バラを楽しむためにどうしても避けられないのが、トゲの処理です。バラは好きだけど、トゲが……と思う方も多いのではないでしょうか。
私も水揚げをしているときにトゲが刺さり、とても痛い思いをしたことが何度もあります。トゲが刺さると、後々まで痛みが残りますよね。バラのトゲはけっこう強力です。
水揚げやアレンジ中にケガをしないためにも、事前のトゲ処理が大切です。バラのトゲを処理するには、次のような方法があります。
<大きめのトゲが少量付いている場合>
- ハサミでトゲの先端をカットする
- 手でトゲをつまんで取る
<大きなトゲと細かいトゲがたくさん付いている場合>
- トゲ取りグッズを使う
安全で便利なトゲ取りグッズ

厄介なバラのトゲを処理するために、バラの茎を挟んで軽く引き下ろすだけでトゲや余分な葉を取り除くことができるという、トゲ取り専用のツールがあります。

トゲ取りグッズには、鉄製やシリコン製のものがあります。鉄製のものは、一度で葉っぱとトゲがごっそりきれいに取り除けますが、茎を傷つけないように力加減が必要です。

一方、シリコン製のものは、柔らかいので茎を傷つける心配がありません。トゲがぽろっと取れるというよりは、トゲの姿は残りますが、先端が削れて弱々しくなり、触っても痛くありません。
トゲ取りグッズは、バラの茎の下半分くらいのところを挟んで、茎に沿って滑らせるようにして使います。トゲのついたバラを扱う際には、トゲ取りグッズが1つあると安心です。
Credit
写真&文 / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -

うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
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