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くすみカラーがおしゃれ。花とボールの吊るし飾りを手作り プチプラ花コーデVol.154

くすみカラーがおしゃれ。花とボールの吊るし飾りを手作り プチプラ花コーデVol.154

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。

デコレーションボールの吊るし飾り作りに挑戦

100均のクラフト材料売り場に行くと、さまざまな種類があって、それらを見るのも最近の楽しみのひとつです。フラワーアレンジと組み合わせたらどんな感じになるんだろう、と考えながら見ています。

また、100均の材料は小分けのものが多く、お試しで気軽に買えるのも嬉しいです。私が少し前に気になった材料が、球体の発泡スチロール。小さな丸いものとそれより少し大きなサイズの木目込型がありました。

毎年お正月近くになると、私は資材屋さんでちりめんボールを購入します。この球体の発泡スチロールにちりめんを貼れば、自分好みのものが作れるようになりそうです。

ひな祭りが近いので、この発泡スチロールを使い、ちりめんボールのようなデコレーションボールを作ってみたいと思いました。今回は綿のカットクロスを使い、それをひな祭りの吊るし飾りのように仕上げてみます。

くすみカラーがポイント! 購入した材料と準備

カットクロスを使ったデコレーションボール作り、こちらの材料を揃えました。

ひな祭りのデコレーション材料

少しくすんだピンクのカットクロスと花柄のカットクロス、それからカラー紐、発泡スチロールは小さな丸いものが8個入ったものと、それより大きなサイズの木目込型です。こちらは2個入り。

まず、小さな球体のほうから布を貼っていくことにします。

準備として、カットクロスは縦横約6×6cmにカット。ほかに、木工用接着剤とつまようじや綿棒を用意します。

デコレーションボール作りは接着剤の量に注意

【作り方】

①丸い発泡スチロールに木工用接着剤をつけ、つまようじや綿棒でのばしていきます。

ボンドをつける

木工用接着剤が多いと布を貼った時に布の表面まで浸透してくるので、できるだけ薄めにまんべんなく伸ばします。

②球体をカットクロスで画像のように包みます。そのため、最初に①で木工用接着剤をつける際は、この画像のクロスがあたる部分につけておきましょう。

クロスを貼る

接着剤をつけたらカットクロスを球面に沿って、しっかりと伸ばしながら貼っていきます。

③残りの部分にも木工用接着剤をつけ、つまようじで薄く伸ばし、カットクロスを貼っていきます。

クロスを貼る

球体に沿って貼り、余分な布は指でつまんでおきます。

④すべての面をクロスで包むように貼ったら、指でつまんだ余分な布をハサミでカットします。

余分を切る

同様の手順で、ピンクのボール4個と花柄のボール4個が完成。

デコレーションボール

くすみカラーで好みのデコレーションボールができました。色合いもひな祭りにぴったりです。

ポイントは切り込み! てまり風のボール作り

今度は木目込型のボールに布を貼っていきます。

てまり風ボール作り

カットクロスは横幅約2.5cm、長さ約7.5cmにカット。無地と花柄各4枚ずつ用意しました。

カットクロス

【作り方】

①発泡スチロールのくぼみ部分にカッターを使って、切り込みを入れていきます。

切れ込みを入れる

だいたい2〜3mm前後の切り込みを、全部のくぼみに入れました。これに布を貼っていきます。

②発泡スチロールの盛り上がっている部分に1カ所に木工用接着剤をつけて、つまようじでしっかりとのばしていきます。

ボンドをつける

この作業は、盛り上がり部分1カ所ごとに行っていきます。

②カットクロスを1枚用意し、木工用接着剤をつけた場所に、しっかりと指で伸ばしながら貼っていきます。

布を貼る

狭くなっている部分はハサミで少しカットしておきます。

余分をカット

③余った布は、最初にカッターで切り込みを入れたくぼみ部分につまようじを使って押し込みます。

切り込みにしまう

布が余りそうな場合はその都度カットし、切り込みの中に布をしまい込みます。

④続いて無地のカットクロスを隣の盛り上がり部分に同じように貼り、余分な布は同様につまようじで切り込みの中に入れていきます。

無地の布を貼る

⑤球体全てに花柄とピンクの布を交互に貼り、布を切り込みの中に入れたら、布と布の間のくぼみ部分に木工用接着剤を少しずつつけていきます。

全体に貼る

⑥木工用接着剤をつけたくぼみ部分に、カラー紐をつけます。

カラー紐を貼る

くぼみ部分に全てカラー紐をつけたら、デコレーションボールは完成です。

小さな球体8個、大きめの球体2個のデコレーションボールが出来上がりました。

ひな祭りのデコレーションボール

大きなデコレーションボールは、てまりのような仕上がりでかわいいです。

白い小花とてまり風ボールの吊るし飾りが完成

出来上がったデコレーションボールを使い、吊るし飾りに仕上げていきます。

デコレーションボール作りで余った無地のカットクロスとカラー紐、それから木製角材、クラフトワイヤーと生花のカスミソウを用意しました。

ひな祭りのデコレーション

木製角材は、セリアで3本100円で買ったものです。それを枝切りハサミで短くカットして使います。

100均には木製の材料がさまざま売られているので、それを活用したり、落ちている木を拾ったりして代用することができます。

【作り方】

①カットクロスを細長くカットして、木製角材に巻いてカバーしていきます。最初と最後の部分は木工用接着剤などで留めます。

木材にクロスを巻く

②角材にカラー紐をつけ、取っ手部分を作ります。

紐をつける

②デコレーションボールを置いて、つなぎ方を考えます。

ひな祭りのデコレーション

③針と糸を用意して、デコレーションボールをつなげていきます。

ひな祭りのデコレーション

針は長めのものを使い、糸は2重にするとしっかりと通すことができました。

また、大きめのデコレーションボールは針を通すことが難しかったので、デコレーションボールの上下の紐部分を活用して糸を通しました。

糸をつける

④クラフトワイヤーを用意して、短くカットしたカスミソウをいくつかまとめていきます。

カスミソウ

カスミソウに巻いたクラフトワイヤーは長めにしておきます。

⑤ ③でつなぎ合わせたデコレーションボールと、デコレーションボールの間の糸にカスミソウをつけます。

カスミソウをつなぐ

余分にしておいたクラフトワイヤーを活用して糸に絡めます。

⑥角材に繋げて完成です。

ひな祭りのデコレーション

デコレーションボールを繋げた糸の上の部分は、角材につけるために長くしておきました。カスミソウはこのままドライフラワーになるので長く楽しむことができます。

ボールを1つずつ手作りしたので、作業時間は3時間ほどはかかりました。小さなひな飾りにちょうどいいサイズ。ひな祭りの時季になったら毎年飾りたいと思います。

今回の材料のご紹介

  • カスミソウ…350円
  • カラー紐…100円*セリア
  • カットクロス(ピンク無地)…100円*セリア
  • カットクロス(花柄)…100円*セリア
  • 発泡スチロール(全球)…100円*ダイソー
  • 発泡スチロール(木目込型)…100円*ダイソー
  • 木製角材…100円*セリア
  • クラフトワイヤー…100円*ダイソー

合計1,050円(税抜)

ほかに、木工用接着剤、針、糸、定規、つまようじ、綿棒、カッター、ハサミを用意。

もっと簡単、貼れる布を活用したボール作り

ダイソーに、ちりめん風貼れる布が売られていました。これを使うともっと簡単にちりめんボールを作ることができます。

貼れる布

貼れる布の裏側には、マス目が書かれていてサイズの目安にもなり、カットもしやすいです。

貼れる布を、発泡スチロールを包めるサイズにカットします。

貼れる布

カットしたら上記と同じように包み、余った布をハサミでカットして貼り合わせると完成です。

ちりめん風ボール

ちりめんの布のほうが張り合わせた部分が分かりにくく、キレイに仕上がりますね。貼れる布は接着剤を使わないのも魅力的。とても簡単にできるのがいいです。

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