蝶のペーパークラフトがポイント。大人かわいいひな祭り プチプラ花コーデVol.85
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
100均活用で大人かわいい、ひな祭りの花飾り!
もうすぐ、3月3日のひな祭りですね。春の花やペーパーアイテムを使って、ひな祭りの花飾りを楽しんでみました。
ちょっとしたスペースに、大人かわいい雰囲気の花飾りを置きたい! そこで、ペーパーアイテムで少量の花を華やかに見せながら演出してみます。
今回チャレンジするのは、最近流行っているペーパーファンを蝶の形にすること。どんなふうにしたら蝶の形ができるか…100均の色画用紙で試行錯誤してみました。
購入したのはこの3アイテム! 花器も100均
購入したのは、セリアで見つけた、丸いフォルムの一輪挿しです。コロンとした姿がぼんぼりみたいで、思わず手に取りました。口の狭さもポイントの一つです。
この器は、このまま使ってもかわいい。しかし今回は、ベースの色を変更します。ひな祭りをイメージして、花をピンクに、雰囲気は大人っぽく仕上げたいから、器の色は白ではなく、ニュアンスがあるほうがいいなと考えました。
ダイソーで、落ち着いたグリーンのコットンヤーンという少し太めの糸を発見。このグリーンがピンクを引き立ててくれそうです。これを使って、器を変身させていきます。
色画用紙も花に合わせてピンク系のものを購入。さまざまなピンク色が入っているので、花の色に合わせて紙を選んでみようと思います。
両面テープで器を簡単にリメイクできます
まずは、一輪挿しをリメイク。両面テープを、一輪挿しの外側に縦に数カ所貼っていきます。
次に、両面テープの紙をはがして、コットンヤーンの糸を、一輪挿しの下のほうから隙間ができないように巻きます。
ひたすらグルグル、グルグル。
これは比較的、根気が必要な作業です。とはいえ、少しずつ変わっていく器を見ると、これに花を飾ったらかわいいだろうなと、楽しくなってきました♪
糸を上まで巻いたら、出来上がりです。
一輪挿しは2つ購入したので、2つセットで作ります。
巻く糸の色や太さ、また合わせる花色で、器のイメージは変わってきます。両面テープを活用して、こんなふうにフラワーベースをリメイクするのも楽しいですね。
今回のように丸いフォルムの器は、両面テープを使うことで糸などをしっかりと固定できます。円柱の器の場合は両面テープを使わなくても、比較的しっかりと巻きつけられます。どちらにしても、器のリメイクって、意外と簡単♪
花はピンクで統一、いま飾りたい春の花
花はこちらです! ひな祭りなので桃の枝を探しましたが、花屋さんになかったので、桜を選びました。啓翁桜という桜です。花屋さんで1本200円。
ほかには、いま飾りたい春の花、ラナンキュラスを購入。ラナンキュラスは年末から4月くらいまで出回る春の花です。出回る時期が限られていて、しかも寒い時期は花が長もちするので、見つけると思わず購入することが多いです。
たくさんの柔らかい花びらがふんわりと開いてくると、幸せな気持ちになります。今回は、そのラナンキュラスもピンクをチョイス。ピンクの濃淡で選んでみました。
水を入れた一輪挿しに、短めにカットしたラナンキュラスから入れていきます。
茎は短くして、花が器の口ギリギリにくるように挿してみました。コロコロの器に丸いフォルムのラナンキュラスがぴったり合います。
これからもっと咲いていくと、花にボリュームが出てくるので楽しみです。
啓翁桜は1本をいくつかに分けてカットしました。
枝ものは、大きな花瓶に長いまま飾ってもいいですし、カットして小さな花瓶に挿しても絵になります。
枝ものがあると、そのアレンジも空間も、一気に華やかになるのが嬉しいですね。
美しい形になるよう考えながら、切った桜の枝を、ラナンキュラスの後ろにバランスを見ながら入れていきます。
これで器に花が入りました。落ち着いたグリーンの器に、啓翁桜とピンクのラナンキュラスが少し早い春の訪れを感じさせてくれます。
ペーパーで簡単にできる! 蝶を手作り
器をデコレーションして花を飾ったあとは、もう少し華やかに見せるため、ペーパークラフトの蝶を足すことにしました。
蝶は、色画用紙を使って作ります。色画用紙をカットして、大きさ違いで2枚用意しました。長方形を1枚と正方形1枚です。
長方形の紙を写真のように、まん中で折ります。折ったら、まん中の線に向けて4つの角を内側に折ります。
折った部分は、ハサミでカットします。
カットしたあとは、こんな形に。
これを細い幅になるよう蛇腹に折っていきます。
折り目をつけた真ん中から折っていくと、キレイな蝶が出来上がりそうです。折り目は、だいたい7~8mmの幅で。
正方形の小さな紙は、そのまま同様に蛇腹に折ります。
長方形の紙と、正方形の紙、1枚ずつ折ると、こんな感じになりました。
それぞれを真ん中で一度折り曲げて、2つを合わせると、蝶のような形ができます。
2つをグルーで接着して、出来上がり。
これを花を入れた一輪挿しに、グルーで貼っていきます。
貼る場所は、上のほうにしたり下のほうにしたり…。
花を飾った壁には、ペーパーファンを作ってデコレーション。
柔らかい色のピンクとグリーンでかわいらしく、少し大人っぽいひな祭りの花飾りになりました。
蝶の形のペーパーアイテムは、花や器に添えるなど、いろいろなものに活用できそうです♪
今回の材料をご紹介
【花材と材料】
・啓翁桜1本…200円
・ラナンキュラス2輪…363円
・一輪挿し…100円×2個*セリア
・コットンヤーン…100円*ダイソー
・色画用紙…100円*キャンドゥ
合計963円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、両面テープを用意。
100均で見つけた、かわいいお内裏さまとお雛さま
以前ダイソーで購入した、うさぎのお内裏さまとお雛さまを、このアレンジと一緒に飾ってみました。
こうすると、よりひな祭り感が増します! お内裏さまとお雛さまは小さな飾り棚にちょうどいいです。これで、ひな祭りを楽しんでみたいと思います。
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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