40年以上の歴史を持つ老舗業界専門雑誌『グリーン情報』最新号から最新トピックスをご紹介! 2026年7月号の特集は、「今植木業界が熱い! 全国の若手生産者を巡る」。そのほかにも、「首都圏生きものめぐり」の新連載や最新のイベント紹介、園芸業界で押さえておきたいトピックスなど、注目のテーマが盛りだくさん。業界誌だからこそ発信できる貴重な情報の一部をお見せします。
目次
今植木業界が熱い! 全国の若手生産者を巡る

2027年にGREEN×EXPO 2027をひかえ、植木業界が再度盛り上がっています。その主役となるのは20代後半から40代前半の生産者たち。所在地や生産品目は違えど、植木の需要を広めたいという思いは共通しています。
本特集では、5人の生産者に良い植木をつくるためのこだわりや暑さ対策の工夫、今後のビジョンなどを伺いました。
雑木林で繊細な樹形をつくる|那須緑泉(栃木県那須塩原市)

栃木県の最北部に位置する那須塩原市。寒暖差が激しく、土壌は那須火山由来の黒ボク土が広がります。植木生産には最適の場所といえます。
そこに15haの農場を持ち、80種類の落葉、常緑樹を生産するのが、那須緑泉。敷地の真ん中を東北自動車道が貫通している、というユニークな環境において、アオダモを中心に、イロハモミジ、ソヨゴ、キリシマツツジなどを、実生や挿し木から一貫して生産しています。
本誌では、那須緑泉代表の印南壮啓さんに、雑木環境を生かした樹形づくりの工夫や、先代から始めたキリシマツツジ生産への意気込み、温暖化による暑さ対策などについて伺いました。


需給データの分析で生産戦略を立てる|市川ナーセリー(千葉県成田市)

市川ナーセリーがある千葉県成田市は、成田空港のすぐ近くにあります。北総台地にまたがり、地盤は関東ローム層に覆われています。冬はマイナス10℃近くまで下がり、寒さも厳しく寒暖差のある植木生産に適したエリアとして、これまで発展してきました。
先代は「市川園」としてシラカシなどの地植え中高木植木を生産してきましたが、低木生産を中心とした現在の事業は、3代目の市川健太郎さんが始めました。
本誌では、中高木から低木生産へ切り替えた経緯や、その後の成長、土壌改良材の工夫、DXの導入による効率化などについてお話を伺っています。


公共中心の販売から造園向けに変化|鵜飼農園(三重県鈴鹿市)

三重県鈴鹿地区は、黒ボク土の土壌を生かした植木生産が盛んな地域。1964年の東京オリンピックをきっかけに、サツキやツツジの生産が盛んになり、今でも鈴鹿市の生産額は日本一を誇ります。低木類の生産では一大産地となっています。
鵜飼農園は1935年ごろに初代が愛知県稲沢市から鈴鹿市に移り、養鶏とスギやヒノキなどの山林苗を生産したのが始まりです。
1970年ごろにはツツジ類の生産に切り替え、その後卸売業も始め、高木だけでなく低木やグラウンドカバーまで扱いを拡大。造園に関する植栽はほとんど扱うまでになりました。
本誌では、社長の息子で3代目にあたる鵜飼勇希さんに、杉林を整備して一品ものの植木の生産販売を始めた経緯や、SNSの活用、暑さ対策などについて伺いました。


阿蘇の気候を生かし、落葉樹を中心に生産|南阿蘇緑化(熊本県高森町)

イロハモミジやドウダンツツジ、サクラなど、落葉樹を中心に生産する南阿蘇緑化。阿蘇全体の植木需要の向上を目指して、自社以外の圃場案内や近隣生産者と協力した植木の定期便など、新たな挑戦をしています。
熊本駅から車で約1時間半。根子岳のふもとに広がる豊かな自然の中で南阿蘇緑化が事業を開始したのが1982年。1991年に有限会社化し、2021年に株式会社に。その年に、白石匠さんが家業をつぎ、代表取締役に就任しました。
本誌では、ニーズのある理想の樹形づくりの工夫や、阿蘇の植木需要を高めるための施策、阿蘇全体の植木生産を盛り上げるための新たな生産者誕生に向けての取り組みなどについて、白石匠さんにお話しいただきました。


植木生産卸から見る植栽のトレンド|若生商店(神戸市北区)

若生植木農園は、株式会社若生商店の植木卸部門。兵庫県神戸市最北部の森林や田畑が点在するのどかな場所に位置しています。森林の中の斜面の土地であるため、周りからは見えませんが、入ってみると数々の植木に囲まれ、没入感が味わえる場所です。
冷涼な環境で、気温は神戸三宮より3〜5℃も低く、冬季は降雪こそ少ないものの、冷え込みが厳しいエリア。また、土質の面でも植木を育てるのに向いてはおらず、1970年に若生商店が4haに及ぶ土地を購入した際には、岩盤層があり、畑地化には困難を極めました。
従業員が自ら土地改良にあたり、石垣を積んで整えた場所から植栽するのを繰り返して、今の展示スペースが完成。
本誌では、約200種7,000本の圧巻の展示量から見るトレンドや昨今の需要、卸の立場から期待する生産者との連携などについて、所長の若生高明さんにお話を伺いました。
農園の園内マップ。常緑樹、落葉樹が大まかな品種ごとに色分けされている。


業界の最新情報が盛りだくさんの『グリーン情報』

このほか、『グリーン情報』2026年7月号には、ピックアップとして
・全国みどりと花のフェアかつしか 開催初日レポート
・パックトライアル2026 レポート
また連載として
・生物多様性を身近に感じる 首都圏生きものめぐり in グリーン情報 ※新連載(中村桂祐)
・GREEN×EXPO 2027 出展者紹介
・園芸薬品のキホンと病害虫対策のコツ(草間祐輔)
・ヒーリング時代の緑の使い方(千葉大学大学院 岩崎 寛)
・ルポルタージュ店舗 ロビンガーデン(京都府長岡京市)
・企業緑地 わが社のみどり自慢(晴海アイランドトリトンスクエア)
などを掲載。ほかにも業界最新ニュース、学べるクイズコーナーなど、園芸・ガーデニング・グリーン業界の幅広く深い情報が満載です。ぜひお手にとってご覧ください。
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Credit
まとめ / ガーデンストーリー編集部

ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、花・緑・庭・エクステリアに関する幅広いテーマにまつわる情報を配信している「ガーデンストーリー」編集部です。旬の植物情報やイベントの紹介、お庭の取材、植物の楽しみ方などをガーデニング知識に精通する専門家の監修のもと配信しています。
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