今年の桜の開花は、いつかしら? 長い冬から植物たちが目覚めるカウントダウンが始まります。開花を心待ちにしていたのに、桜の花は散りやすく、花が降るように咲く期間はあっという間に過ぎてしまいます。そのはかなさが美しく、心に残るものですが、この繊細な花を少しだけ長く眺める方法があります。それが、シリカゲルでつくるドライフラワー。つくり方をご紹介します。

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あなたがお住まいの地域では、どんな桜が咲くでしょうか。一重の花が咲く染井吉野や大島桜、八重の花が咲く関山や八重紅枝垂など、品種によって花びらの枚数やピンクの濃度が少しずつ違います。はらはらと散った花びらや、風で落ちた房があったら、そっとハンカチに包んで持ち帰り、ドライフラワーづくりにチャレンジ。きれいな状態で落ちた花は早朝に見つけやすいですよ。

桜のドライフラワーのつくり方

1.ドライフラワー用の乾燥剤1㎏と蓋つきの容器、スプーンを用意します。

2.容器に乾燥剤を注ぎ入れます。とても小さな粒状の乾燥剤なので、花びらの隙間に入って、きれいに乾燥させることができます。

3.シリカゲルの中に、なるべく新鮮なうちに桜の花や花びらを並べます。一輪ずつ埋めてしまうと、どこに埋まっているか隣との距離が分からなくなるので、まずは花がぶつからないように並べます。

4.桜の花の上に、スプーンなどでシリカゲルを静かにかけます。

5.桜の花がシリカゲルに埋まったら、蓋をして1週間後の日付を書いたメモを貼っておきましょう。シリカゲルに埋めたままにすると、せっかくの花色があせてしまうので、仕上がり日を忘れずに。

6.1週間で水分が抜けて、カラッとした桜になりました。一重の桜は花びらが萼から外れやすく、八重桜は花の形が残りやすいようです。シリカゲルに埋まった桜をていねいに拾い上げましょう。

7.花びらの間や花芯の中にシリカゲルが残っているので、軽く振って落としてから箸やピンセットなどで瓶に入れます。そのままお皿に載せて飾るのも素敵ですが、花びらが薄い桜は、湿度によって劣化が早まるので、少し長く鑑賞できる瓶に入れるのがオススメ。

シリカゲルに入れておくだけでできる、簡単なドライフラワーづくり。鑑賞期間は、瓶に入れて1カ月程度ですが、桜以外にも季節に咲いた花を1カ月ごとに交換するのも楽しいですよ。

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Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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