爽やか! アロマディフューザーで香るグリーンアレンジ プチプラ花コーデVol.115
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
種類が豊富! 100均のアロマディフューザー
100均で以前から気になっている商品の一つに、アロマディフューザーがあります。
アロマディフューザーは高価なイメージがあるので、発見したときは100均に並んでいることにとても驚きました。価格帯は100〜300円で、ボトルのデザインや香りの種類が豊富。
そのうえ、瓶に挿すスティックにも、色やデザインなどのバリエーションが数種類ありました。アロマディフューザーの人気の高さがうかがえます。
私が先日見つけたアロマディフューザーは、黒系のパッケージで恰好よくて、即購入しました。

中をあけたら、スティックも黒系で瓶はシンプル。イメージどおりのデザインでした。香りはSAVON。ナチュラルな石鹸のような香りです。今回はこのアロマディフューザーを使って、フラワーアレンジを楽しんでみます。
テイストを揃えることが、いちばんのポイント
アロマディフューザーと一緒に購入したのは、アレンジをするお皿。商品名は「ヨーロッパ風プレート」でした。

ダークグレーでこちらもとても恰好よく、購入したアロマディフューザーとよく合いそうです。プレートは少し深さがあるので、水を含んだ吸水性スポンジをセットしても大丈夫。
フラワーアレンジをするときに、材料を集めながら意識するのは仕上がりのイメージです。恰好いいものは恰好よく、かわいいものはかわいらしく。器などの素材や色は、それぞれのテイストを合わせるようにしています。
テイストに一貫性をもたせることで様になりやすく、方向性が定まることで材料集めに悩むことも少なくなります。インテリアやファッションの合わせ方に似ているかもしれません。
アロマディフューザーは、蓋を開けてスティックを挿しておきます。

蓋を 開けたら、爽やかな香りがふわっと漂ってきました。香りって癒やされますね。
バランスが大事。ディフューザーと花の関係
アレンジをするお皿に、吸水性スポンジをセットしていきます。
吸水性スポンジは、お皿の中に入る大きさにカット。写真のように、お皿の縁に四隅が接するぐらいがちょうどよいでしょう。

吸水性スポンジの高さは、お皿の深さと同じくらいにしました。
基本的に、花がたくさんあるときは、吸水性スポンジは容器より少し高めにセット。花が少なめのときは、容器の深さと同じくらいか少し低めにスポンジをセットします。
吸水性スポンジの大きさが決まったら、水を吸わせてプレートに置きます。

スポンジの吸水方法は、吸水性スポンジのパッケージに丁寧に書かれています。

使う分をカットしたら、容器に入れた水の上にポンと置くだけ。置いたら、手で押したり、上から水をかけたりしないで、水がスポンジにしみ込むまで待ちます。
吸水性スポンジをセットしたお皿に、アロマディフューザーを置いて、バランスを見ました。
アロマディフューザーに高さが必要だったので、吸水していないスポンジをカットして、アロマディフューザーの下に置き、写真のように高さを出しました。この部分には花を挿さないので、スポンジは吸水させなくて問題ありません。

これで、花をアレンジする準備が完了です。
アロマディフューザーは高さを出すことで、存在感を際立たせることができます。
アロマディフューザー本体の半分より下に花があると、全体のバランスが取れそう。花に瓶が埋もれてしまわないように注意しました。
黒×グリーンで、ブラックモダンに仕上げます
花をアレンジしていきます。
選んだ花材はグリーンだけ! ブラックにグリーンの組み合わせは、モダンで恰好よく決まるので、とても好きなんです。

左からテマリソウ、パセリ、ライムです。パセリやライムは家にあったものです。パセリはたくさん入っていたうえに値引きされて、158円でした。料理に使った残りで、冷凍してもいいのですが、今回はアレンジに使うことにしました。
パセリは切り花としても流通するので、アレンジに使うことがあります。スーパーでこんなに安く手に入れられて…。嬉しいですね。

ライムは、夏場に爽やかなアレンジを作るときに使うことが多いです。
ライムに限らず、レモンやブドウなどの果物のほか、ラディッシュなどのちょっとした野菜もフラワーアレンジに使えます。花材集めのときは、花店だけでなく、スーパーもぜひチェックしてみてください。
アレンジは、形が違うものをアクセントに加えて
アレンジの手順は、以下になります。
①短くカットしたテマリソウの2輪を、高さを少し変え、正面と横に挿します。

アロマディフューザーのラベルが半分以上は見える高さに、花はアレンジしました。
②パセリを短くカットします。

③スポンジがあいている部分に、どんどんパセリを挿していきます。

緑色の花と葉で、モリモリになってきました。
④ライムをカットします。半分残っていたライムを、写真のように4つにカットしました。

⑤アレンジのどこにライムを入れるか考えます。つまようじを用意して、ライムに挿し込みます。

つまようじを挿したライムを、アレンジに加えます。ライムは皮の部分が見えるようにしました。

このとき、つまようじが長かったら、ハサミでカットします。
⑥パセリだけの部分が単調なので、テマリソウの茎についていた葉を入れることにしました。

葉がクルクルしていて、おもしろく仕上がりそう。適度にカットして、アレンジに入れたら完成です。

テマリソウの葉を入れたことで、アレンジに動きが出ました。葉はもともと花についているものを使うと違和感がなく、またプチプラで仕上げられるポイントでもあります。

アロマディフューザーの香りとパセリの香り、そして手にはライムの香りも…。部屋中が爽やかな香りに包まれました。
今回の材料をご紹介
- アロマディフューザー…100円*ダイソー
- ヨーロッパ風プレート(お皿)・・・100円*ダイソー
- 吸水性スポンジ・・・100円*ダイソー
- テマリソウ2本…398円
- パセリ…158円
- ・ライム…198円
合計1,054円(税抜)
ほかに、ハサミとつまようじ、カッターを用意。
パセリを観葉植物のように飾って、癒やしの空間
残ったパセリは、100均の保存瓶に水を入れて飾ってみました。

料理に使うか、またアレンジを楽しむか…。しばらくこのまま、飾っておきます。
パセリが観葉植物のようで、とてもなごみますね。緑色のアレンジは、これからのじめじめの季節にぴったり。空間を爽やかにしてくれます。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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