二十四節気で5月21日頃のことを”小満”といいます。5月はバラの最盛期ですね。この季節は、店頭にも美しい花を咲かせた「開花株」が数多く並び、ついあれもこれも連れて帰りたくなるもの。今回は、バラ選びのヒントをご紹介します。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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二十四節気 小満 5月21日頃

バラの選び方とバラ園巡り

3タイプのバラの樹形

「開花株」が商品として店頭に並ぶ5月は、花に顔を近づけ、香りや色合いを自分で確かめながら選べるチャンスです。「一目惚れ」という運命的な選び方も決して間違いではありませんが、バラと長く良好な関係を築くためには、ご自身の好みに加え、適した「樹形」を選ぶことがポイントです。店頭に並んでいる姿は流通に合わせたサイズなので、ずっとそのままの形ではありません。健康に育てるためにはその年の秋に地植えにしたり、鉢を植え替えたりする必要がありますが、そうすることでバラは本来の樹形に近づきます。バラの樹形には大きく分け、次の3つのタイプがあります。

 

樹形による選び方

つる樹形

枝が2m以上に伸び、誘引することで形状はさまざまに変えることが可能です。

<生かし方> 壁やアーチ、フェンスなどの構造物に枝を誘引することで、地面のスペースはわずかでも、空間を立体的に使って華やかな風景を作ることが可能です。例えば窓の周りをバラの花でうめつくしたりすることもできます。

つる樹形
つる樹形

 

ブッシュ樹形

こんもりとした茂みのように育ち、支柱などの支えがなくても自立できる樹形。タテ方向に枝を伸ばすものと、横方向に枝を伸ばすものがあります。

<生かし方> ふんわりした花の茂みは、花壇のポイントに。小さな庭や鉢植えにはコンパクトな品種を選びましょう。

ブッシュ樹形
ブッシュ樹形

 

シュラブ樹形

半自立する樹形。ブッシュ樹形よりも枝がしなやかで1〜2mと長く伸びますが、つる樹形ほどは伸びません。

<生かし方> バルコニーガーデンなど、スペースが限られた場所でのつるバラ的扱いに重宝します。オベリスクや小型のアーチなどに仕立てることができます。

シュラブ樹形
シュラブ樹形

 

バラ園を巡ってみましょう

どのような品種がどのように使われているか、実際にバラ園やガーデンへ見に行って見ましょう。カタログや本では分からない本来の樹形を確認することができます。

観察のポイントは、まず品種名の確認。そして、サイズ感や枝の伸び具合、花の付き方(房咲きや、花が上向きか枝垂れるかなど)、トゲの様子(新枝と古枝でトゲの数が異なるものがあります)などをメモにとっておくと便利です。

また、花の様子だけでなく、どのような仕掛けがあるのか、構造物や誘引具も見ておくと、自宅の庭で仕立てる場合に便利です。しばしばバラ園では育て方や仕立て方の講習会を行っていますので、お近くにバラ園がある場合には、そうした会に参加するのもオススメです。プロの知恵やアイデアをもらいつつ、同じ花好きのお友達もできますよ。

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