100均活用!夏に咲く「ユリ」を美しく飾るコツ3選&長もちの裏技 プチプラ花コーデVol.163
ユリは、その華やかさと存在感で部屋を明るくリフレッシュしてくれる夏の花材です。せっかく飾るなら、長く美しさを保ちたいですよね。この記事では、100均アイテムを賢く活用し、ユリを美しく飾り、さらに長持ちさせるためのコツと裏技をご紹介します。手軽に高級感あふれるユリの魅力を最大限に引き出し、この夏、お部屋に彩りを添えましょう。
目次
夏に飾りたい、華やかで存在感抜群の花
夏に楽しみたい長もち花の一つに、ユリがあります。1本に数輪の花やつぼみがつき、花もちがよいのが、暑い時期には重宝します。つぼみはだんだん咲いていくので、1本買うと長く楽しむことができます。
ユリにはさまざまな種類があり、なかでもオリエンタル系のユリは白やピンクといった品のよい色合いと、大きな花が特徴。部屋をパっと明るくしてくれ、存在感が抜群。また甘い香りにも癒やされ、気分をリフレッシュできます。
そんなユリを100均活用で手軽に、部屋に合うように飾るとしたら、どんなスタイルがいいだろうと考え、ユリに合う花瓶やキッチン雑貨を選んでみました。今回は、100均活用で楽しむ、ユリの飾り方3選です。
ユリを飾るときの基本と長もちポイント
近所にある花屋さんの店頭で、白いユリを見つけました。

1本に花が2輪ついていて、少し傷みがあるものの、ユリは咲いてからも長もちするのでまだまだ楽しめそうです。その白いユリ2本と、店内にあったピンクのユリ1本を購入しました。白いユリは咲いているので2本500円、ピンクのユリは1本400円。破格です! とてもラッキーな買い物でした。

ピンクのユリは、1本につぼみも含めて花が4輪ついていました。つぼみも咲きそうでふっくらとしています。
下準備として、ユリの花粉は、洋服などにつくと色がついてしまうので取り除きます。

花粉がまだ開いていない場合は手で取り、花粉が開いているものは直接手で触らずにピンセットやティッシュペーパーなどを使って取るようにします。

花粉を取ったら、次は花瓶の水の中に入ってしまいそうな葉を取っておきます。

また、ユリを飾るときは、茎はハサミで斜めにカットし、水をたくさん吸えるようにします。

暑い日が続く夏の花飾りは、できるだけ1日1回は花瓶の水を替えて、茎を1cmほど切り戻しましょう。花瓶の中の水や、茎の断面を新鮮に保つことが花を長もちさせる秘訣にもなります。
100均で選んだ、ユリが飾りやすい花瓶3選
ユリの花を飾るのに、100均で選んだものはこちらです。

左からガラスクッキージャー、まん中はガラスフラワーベース、どちらも200円でした。
そして茶色はガラス瓶という商品名。短くなったユリをさりげなく飾るのにちょうどよさそうです。
ユリは花も大きく茎も太め。そのため、飾る花器はある程度重さのあるしっかりとした容器が必要です。またユリは高さがあるので、器の間口は細くなっているとまとまりのある花飾りになります。
ガラス瓶は水の状態が確認できるので、夏の暑い時期にはおすすめです。
ユリ3本を飾るときはクッキージャーを活用
まずは、クッキージャーに今回買ったユリ3本を飾ってみます。
1本めは、ピンクのユリを向かって左側に傾けて挿します。

次に白いユリをピンクとは反対側に傾けました。

この2本は器の中で茎をクロスさせ、中心部分がきれいに入るような土台を作ります。
まん中に入れる、3本めのユリは少し低めに。茎は先程クロスさせた2本の茎の上に入れました。

花の高さは器1に対して高さ1.5くらいです。ユリ3本でとても豪華になりますね!
クッキージャーは重たく安定感があり、またユリを3本を飾ったときに、花と器の大きさのバランスがよかったです。
1~2本のユリをうまくまとめるなら、こちら

このガラス瓶は上のほうが細くなっていて、ユリをうまくまとめてくれます。器1に対して花の高さも1が、バランスがよさそうです。
上のほうがスリムになっているガラスフラワーベースに、2本のユリを入れてみました。
ガラス瓶には水が入るので、その分、安定感が出ます。1本に数輪の花がついていても、倒れる心配がなく安心でした。

カジュアルに。アクセントになる茶色のベース
ユリを小さく飾るなら、この花瓶がよく合うと思います。口が狭いので、大きなユリを入れても、くるくると動くことなくまとまってくれます。下がしっかりと広がっているのも安心ですね。

小さく飾ると、置く場所を取らないのも嬉しいです。
ユリは1輪ずつ時間差で咲く枝があるので、こういう小さな花瓶が一つあると、最後に残ったユリを楽しむことができます。カジュアルな花飾りが好みの場合は、違和感なく飾れます。ベースが茶色になるとアクセントにもなりますね。
高級感のあるユリも100均を活用することで、身近に自分らしくユリを楽しむことができました。
夏の長もち花としてはもちろん、美しい花色や八重咲きなどの品種が増えたユリは、ますます注目の花です。日々の空間のなかに、華やかさや香りの癒やしを添えてくれるので、この夏はさまざまなユリを楽しんでみたいと思います。
今回の材料のご紹介
- ユリ3本…500円
- ガラス瓶(茶色)…100円*ダイソー
- ガラスフラワーベース…200円*ダイソー
- ガラスクッキージャー…200円*ダイソー
合計1,000円(税抜)
ほかに、ハサミを用意。
100均で手に入る、花飾りの便利アイテム
ユリがなかなかうまくまとまらないとき、100均で買えるアイテムではこれを活用するとよさそうです。

写真左は剣山、右はアルミ自在ワイヤーです。
剣山の場合は、花瓶の中にセットして水を入れます。

この剣山は後ろに吸盤がついているので、しっかりと花器に剣山を固定することができました。
ユリ1本を挿してみると、きっちりと安定しました。

残り2本のユリもきれいに飾ることができました。

アルミワイヤーの場合は、アルミワイヤーを手でグネグネにして花瓶の口にセットします。

このときにアルミワイヤーが中に落ちないように、花瓶の口に1カ所くらい引っ掛けるとよいでしょう。
そのあと、アルミワイヤーを活用してユリを中に入れていきます。

こちらも比較的、花を固定しやすいです。

比べると、剣山のほうがしっかりと固定できるかもしれません。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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