6月に作りたい! 100均活用で作る幸せのアジサイ守り プチプラ花コーデVol.160

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
厄除けや幸運のおまじないになる「アジサイ守り」
”アジサイ守り”をご存じですか? 6月の6のつく日、6、16、26日や土用の丑の日にアジサイを逆さに吊すことにより、魔除けや厄除け、また幸運のおまじないになると言われています。
アジサイには魔除けの力があると信じられ、古くからの風習の1つです。吊す場所は軒下や玄関、キッチンやトイレに。1年間吊しておくのがよいそうです。
アジサイは切り花としても人気が高く、いまや、輸入もののおかげでオールシーズン出回ります。特に、6月は国産のアジサイが旬を迎え、花屋さんでも手に入りやすくなります。庭にアジサイが咲くのも、この頃ですね。
先日、花屋さんをのぞいたらアジサイを発見しました。私がアジサイ守りのことを知ったのはここ数年。今回は、アジサイ守りを作ってみます。
100均で揃う、アジサイ守りに必要な材料と準備
アジサイ守りを作るのに、必要な材料を買いに行きました。
花屋さんでみつけたアジサイは、淡いグリーン。これで550円です。

梅雨の季節を、涼しげな気持ちにさせてくれる色合い。
アジサイ守りには、半紙と紅白の水引を使うとのことで、こちらは100均で揃えることができました。

両方ともダイソーで購入です。紅白の水引は両方が1つの袋に入っていました。中から取り出すと丸く、くるくるしています。

あとで蝶結びをするので、使う前に水引がなるべくまっすぐになるよう、両手でひっぱり、伸ばす作業をします。

健康を祈願。半紙に願い事をしたためて
アジサイ守りは、用意した半紙に願い事などを書くことから始まりました。アジサイ守りに使う半紙に生年月日、名前、願い事を書きます。

画像では見えやすいよう、マジックで書きました。実際には、黒いボールペンを使って書いています。
アジサイ守りの願い事、私は自分自身が心身共に健康なこと、そして家族が健康でいられますようにと書きました。
願い事を書いたら、半紙を細く折りたたんでおきます。

半紙でやさしく包む、仕上げのプロセス
願い事などを書いて折りたたみ、細くした半紙をアジサイの茎部分に結んでいきます。

輪ゴムか麻紐を用意して、吊す部分を作っていきます。

今回は簡単に、輪ゴムをアジサイの茎に何重か巻いてみました。

アジサイ守りは、この状態で吊るしても大丈夫です。念のため私は、次の工程を続けました。
もう1枚半紙を用意して、その上にアジサイを置きます。

アジサイを半紙で包み、紅白の水引を用意します。

水引は奇数本を用意するとよいので、私は赤を2本、白を1本用意しました。
もし作業しにくい場合は、両面テープを利用して半紙を留めると作業しやすくなります。

半紙でつつんだアジサイを、下に向けて水引を用意します。

紅白の水引で蝶結びをしました。

これでアジサイ守りの完成です。
このアジサイ守りを、6月の6の付く日、または土用の丑の日に飾ります
飾る場所は軒下や玄関、室内、また婦人病除けの場合はトイレに飾るそうです。飾っておく期間は1年間。1年後にまた新しいアジサイ守りと交換します。

今回、壁に飾るときのフックを、簡単に輪ゴムで作ってみました。
輪ゴムを茎に巻き、壁にかけるときは何重にも巻いた輪ゴムの1本を取り、ピンなどで留めます。

輪ゴム以外では麻紐などもフック代わりになると思います。
アジサイ守り作りの作業時間は、願い事を書くことも含め10分弱。比較的、短時間でできるのもいいですね。
今回の材料のご紹介
- アジサイ…550円
- 半紙…100円*ダイソー
- 水引…100円*ダイソー
合計750円(税抜)
ほかに、輪ゴム、または麻紐、ハサミ、ペンを用意。
スワッグのようにも飾れるアジサイ守りの魅力
今回、アジサイ守りのことを調べていたら、他の花やグリーンも一緒に束ねて飾っているのを見かけました。
私も早速、エリンジウムとユーカリを合わせてみました。

アジサイ同様、どちらもドライになる植物なので、アジサイと一緒に長く飾っておくことができそうです。
他の花を合わせる場合は半紙1枚だと包めない場合があるので2枚を使い、重ならないように置いてアジサイなどを包んでいきます。

半紙は柔らかいので、茎の部分を閉じるときに、私は何度か破いてしまいました。

破かないように注意しながら、作業をする必要がありそうです。
私が買った半紙は80枚入りだったので、枚数が多くてよかったです。
パッと見ると、アジサイ守りがラッピングつきのスワッグに見えてきますね! インテリアにも違和感なく飾れてお守りにもなり、一石二鳥です。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
- リンク
記事をシェアする
新着記事
-
育て方
秋のバラ苗予約スタート! 夏バテバラの回復におすすめのプロ推奨資材&作業ポイントも詳し…PR
今年2回目の最盛期を迎える秋バラの季節も、もうすぐです。秋のバラは色も濃厚で香りも豊か。でも、そんな秋のバラを咲かせるためには今すぐやらなければならないケアがあります。猛暑の日照りと高温多湿で葉が縮れ…
-
観光ガーデン
【秋の庭散策】フォトジェニック過ぎるハロウィン装飾が満載の「横浜イングリッシュガーデ…PR
今年のハロウィン(Halloween)は10月31日(金)。秋の深まりとともにカラフルなハロウィン・ディスプレイが楽しい季節です。「横浜イングリッシュガーデン」では、9月13日(土)から「ハロウィン・ディスプレイ」…
-
公共ガーデン
都立公園を新たな花の魅力で彩る「第3回 東京パークガーデンアワード」都立砧公園【秋の到来を知らせる9月…
新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第3回コンテストが、都立砧公園(東京都世田谷区)を舞台にスタートし、春の花が次々と咲き始めています。…