ハロウィン支度は100均で完結! 愛着が湧く布製ナチュラルカボチャ プチプラ花コーデVol.166

そろそろ10月31日のハロウィンに向けてインテリアを飾り始める時期です。ハロウィンの代名詞であるカボチャのモチーフを、今年はインテリアに馴染む布製カボチャとして手作りしてみませんか。カボチャ作りに必要な材料は、100円ショップで調達可能です。材料の合計は1,100円(税抜)プチプラで完結します。はじめての方でも簡単にできる作り方で、手作りならではの愛着がわくナチュラルなハロウィン・カボチャ作りを、フラワーデザイナーの川守由利子さんに教えていただきます。
目次
秋の手仕事! 好みの布で作るハロウィン飾り
少しずつ秋の気配が漂ってきました。この時季は10月31日のハロウィンに向けてリースを作ったり、アレンジを作ったりと少しずつインテリアをハロウィン仕様にし始めます。
ハロウィンの代名詞は、カボチャのモチーフ。私は毎年100均で、フェイクのカボチャを買ってはディスプレイに使ったりアレンジに入れたりと楽しんできました。
いつもは買っていたフェイクのカボチャを、今年はインテリアに合うように布を使って手作りしてみます。布は100均で調達します。100均には、さまざまな種類のハギレが売られているので、数軒はしごし、好みの布を見つけることができました。
今日は布で作る、ハロウィンのカボチャ作りにチャレンジです。
100均のハギレや麻紐、綿など材料を揃える
ハロウィンのカボチャ作りのために、ダイソーでこちらのハギレを買いました。

シンプルなものとボタニカル柄、そしてチェック柄の3種類です。1枚100円という価格が嬉しいです。
ほかには、麻紐と手芸綿を用意しました。

手芸綿はだいぶ以前に100均で買ったものです。今は、パッケージのデザイン違いや内容量が違うものが売られています。
はじめてでも簡単にできる布製のカボチャ作り
① 布で作るカボチャ作りで、まず最初にしたのはハギレに丸い円をペンで描くこと。描いた線をハサミでカットします。

私は丸い形を描くとき、お皿や鉢皿を使いました。
② 針と糸を用意し、針に糸を通しておきます。

③ カットした丸い生地の端から約1cm内側を1周、並縫いしていきます。

④ 1周並縫いしたらキュッと絞り、写真のように袋状にします。

このときに針は、糸を通したまま残しておきました。
⑤ 袋状の中に綿を入れていきます。

綿はできるだけたくさん詰め込みます。
⑥ 綿を入れたら、残していた糸を更にキュッと絞って上の穴を狭くします。

この時に糸で手を切らないように注意します。
⑦ 残していた針と糸で中心部分の穴を縫っていきます。

⑧ 中心部分を狭くしたら、ほどけないように留めて糸を短くします。

ボール状のものができました。
⑨ ⑧で作った丸いボール状の塊に、麻紐を使ってカボチャのようなくぼみを作っていきます。

麻紐を下から上に回し麻ヒモ同士を交差させて、また麻紐をボールの下に回していきます。

⑩ 下に回した麻紐は、既にある麻紐の上を通してクロスさせ、また上に回します。

このとき、麻紐が緩くならないようにひっぱりながら作業します。
⑪ 麻紐を上でクロスさせたら下に回し、そこでまた麻紐をクロスさせ、上へ戻すということを、だいたい6等分になるまで繰り返します。

⑫ 上に回した麻紐で、最後にしっかりと蝶結びしたら、布のカボチャの出来上がりです。

葉やへたも布で作って、本物っぽく形を整える
カボチャをもっとカボチャらしくするために、葉とへたをつけてみます。
残っていた布にペンで葉を書きます。

この形をハサミで切り抜くと、葉が完成です。

へたも残りのハギレで作ります。適当に小さくカットしたハギレを用意。

手でクルクルと丸めていきます。

丸めた布に麻紐を巻いていきます。

麻紐を巻いて端のほうはグルーで留めれば、へた部分が完成です。

出来上がった布のカボチャに、別の布で作った葉をグルーで留めます。

葉は根元部分にだけグルーをつけ、葉先には付けないようにしました。
へた部分にもグルーをつけて、布のカボチャの中心部分につけます。

グルーをつけたら30~40秒ほどは手で押さえて、葉やへたが固定されるのを待ちます。
同じような作り方で、大きさを少し変えて3種類のカボチャが出来上がりました。

カボチャ本体も葉もへたも、同じ布で作るとそのぶんプチプラで仕上がりますね!
へたの部分は、何かの茎や枝などがあればそれを活用しても面白いです。
仕上げは自家製のドライフラワーでデコレーション
布のカボチャに、ドライフラワーをデコレーションしていきます。用意したのは、ドライフラワーになったニゲラの実と野バラの実です。

これは生で飾っていたものを、ドライフラワーにしたものです。
ニゲラの実と野バラの実の茎部分をカットします。

グルーで、これらの実を布のカボチャに固定します。

1つは野バラの実だけ、1つはニゲラの実と野バラの実にしました。

3種類の布で作ったカボチャ。早速飾ってみました。

インテリアに合うように作ったナチュラルなカボチャは、部屋にとても馴染んでかわいいです。手作りすると余計に愛着が湧きますね!
今回の材料をご紹介
- ニゲラの実(2本)…300円
- 野バラの実(2本)…300円
- ハギレ(3種類)…100円×3*ダイソー
- 麻紐…100円*ダイソー
- 手芸用綿…100円*キャンドゥ
合計1,100円(税抜)
ほかに、グルーとグルーガン、お皿、ハサミ(花用と布用)、ペン、針、糸を用意。
プチプラで楽しめる、100均のハロウィン雑貨
100均のハロウィンアイテムは、毎年さまざまな商品が展開されます。小さなカボチャやオレンジ色の実、秋の葉がついたブーケなどもあるので、デコレーションのときに活用するのもいいですね。

季節のものがプチプラで入手できるのも嬉しいです。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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