ブユもアブもアリも寄せつけない! 出会わない! 家も外も “虫ゼロ空間”を叶えるこの夏の新常識

Hakase_420/Shutterstock.com
今年の夏は、“虫が来てから対処”するのではなく、虫に出会わない空間を先回りで作るのが新常識! 庭しごとやキャンプなど、夏のレジャーで悩まされがちなアブやブユ、アリ、ユスリカなどの虫たちを、そもそも寄せつけない画期的な虫対策アイテムが登場しました。肌に塗る必要なし! 虫や巣を探す必要もなし! 虫に煩わされない快適な夏が実現します。夏に特に注意したい虫TOP5や、知って安心の虫対策豆知識Q&Aもあわせてご紹介します。
目次
楽しいキャンプや暮らしに潜む“イヤな虫”たち——夏は特に要注意!

「ガーデニング中に足元からアリがうろうろ」「ピクニックで食べ物のまわりに虫がたかる」……そんな“あるあるな虫の悩み”、夏になるとどんどん増えてきますよね。「キャンプ中、アブに刺されて大変だった」なんて経験がある方もいるかもしれません。アブに刺された場合、腫れと強い痒みが3週間程度も続くことが多く、楽しいキャンプが苦い思い出になってしまうことも。これから迎えるアウトドアシーズン、自分や子どもを守るためにも、安全&安心な虫対策は必須です。
夏に気をつけたい虫TOP5

高温多湿を好む虫たちは、気温や湿度がピークを迎える初夏〜夏にかけて一斉に活動を開始します。特に気をつけたいのは以下の5つ!
- アブ:18~30℃で活発化。特に7~8月がピーク。刺されると痛く、後にかゆみや腫れを引き起こします。
- ブユ(ブヨ):3~9月に発生し、20℃前後で活発に活動します。血を吸われた部分がかゆみを伴って腫れあがります。
- ヌカカ:6〜9月に発生し、20〜30℃で活発化。刺されると激しいかゆみ・腫れ・発疹を引き起こします。咬まれた当日は気づかず、翌日以降に強いかゆみや腫れが出るケースが多いです。
- コバエ(ショウジョウバエ):4~11月が発生時期。特に生ゴミやキッチン周りに出現し、食品を汚染。
- ユスリカ:3~8月、9~10月にピークを迎える種が多く、特に夏から秋にはユスリカが大量に集まった「蚊柱」がよく見られます。ユスリカは人の血を吸うことはありませんが、キャンプなどで夜間にランタンの灯りなどに大量に集まり、かなり不快。

夏はレジャーシーズンでもあり、キャンプ・川遊び・バーベキューなど、自然の中に出かける機会が増えることで、そこに棲息する虫との“望まぬ遭遇”が増えるのです。
上記のようなイヤな虫と出会わなければ、夏のアウトドアの快適度は大幅にアップするはず! アウトドアでも“虫ゼロ空間”を作る新時代の虫対策をご紹介します。
【屋外編】アウトドアで即席バリア!
空間ごと虫をシャットアウト「イヤな虫バリア」

地面にスプレーするだけ!家族を守る“見えないシールド”
「イヤな虫バリア」は、地面にスプレーすることで虫の侵入を防ぐ新発想のバリア型虫よけ。従来の“肌に塗る”タイプではなく、空間そのものを守るというのが特徴です。このバリアはなんと立体的で、アリ・クモ・ハサミムシなどの歩く虫から、アブ・ユスリカ・ブユといった飛ぶ虫までしっかりブロック。ガーデニング中の庭はもちろん、キャンプや河原、ベランダなど屋外シーン全般で活躍します。
【特徴まとめ】「イヤな虫バリア」はここがスゴイ!
- 地面にスプレーするだけで、虫の立ち入りを防ぐ空間を形成
- 飛ぶ虫も歩く虫もまとめてブロック
- 持続効果は約4時間
- 水性タイプだから火のそばでも安心
- 植物にも優しく、ガーデニング作業中でも使用OK
- 虫に直接スプレーすれば殺虫効果も発揮
〈バリア効果のある適用害虫〉
アブ、ブユ、ヌカカ、ユスリカ、チョウバエ、コバエ(ショウジョウバエ)、アリ、ダンゴムシ、コオロギ、クモ(徘徊型)、ハサミムシ、バッタ
🔹内容量:450ml
🔹価格:880円(税込)
使い方のコツ

■1㎡あたり約5プッシュが目安!
- 使用前にボトルをよく振る
- ノズルは「霧」or「直」に切り替え可
- 虫よけスプレーとも併用可能
- スプレー後は、石けんで手洗い・うがいを
※人やペットには使用不可。
※農薬ではないので、植物保護の目的では使用しないこと。庭で初めて使用する場合は、目立たない場所で試してから使用を。
【家・庭まわり編】侵入アリを巣ごと退治!
小さなアリにも大きなアリにも効く「アリアトールW」

巣の場所が分からなくてもOK! 庭のアリ問題を根本から解決
この季節、アウトドアだけでなく、家の中にも侵入してくる虫がいます。その代表格が、アリ。よく見かける黒アリは、白アリとは異なり、基本的に家屋に直接的な被害は与えないので、あまり心配しなくても大丈夫。しかし、部屋の中にアリがいると気になりますし、噛まれる可能性もあるので、対処したほうが安心です。
「アリアトールW」は、アリが巣に持ち帰るエサ型の殺虫剤。砂糖のようにアリをおびき寄せ、毒入りのエサを巣に持ち帰らせることで、巣の場所が分からなくても見えない巣の奥深くまでしっかり届き、巣全体を根こそぎ退治できる仕組みです。細かい粒状設計で、小型のアリもエサを運びやすく、効率的に駆除可能。庭・プランターまわり・芝生などにまくだけで、アリの悩みがスッと消えるお手軽アリ対策です。
【特徴まとめ】「アリアトールW」はここが便利!
- 巣が見えなくてもOK!
- 小さなアリでも運びやすい細粒タイプ
- 広範囲にもスポットにも使える使いやすいキャップ式
- オトクな大容量200g
- クロアリ・アカアリ・ヒアリ・アルゼンチンアリに有効
🔹内容量:200g
🔹価格:880円(税込)
おすすめ使用法
■「ちょい足し水」で効果アップ!

- 1㎡あたり約50gを目安に、地面がうっすら白くなる程度に散布
- アリの巣が見つかればスポット処理(約5g)
- 散布後、霧吹きで少し湿らせると誘引力UP
- 晴れた日の散布がおすすめ(雨で流されないため)
- 使用後は手洗い・うがいを忘れずに

※室内や汚れると困る場所では使用しないこと。
※散布跡(シミ)が残ったら、水で洗い流しましょう。
※シロアリ対策には使用できません。
お求めはホームセンターやオンラインで!

「イヤな虫バリア」「アリアトールW」は、全国のホームセンターや園芸店、またはKINCHO園芸の公式オンラインストアで購入可能です。
知っておくと安心! “イヤな虫”対策の豆知識Q&A

アリが家の中に入ってくる理由は?
アリが家の中に入ってくる主な原因は、食べ物の匂いにつられること。嗅覚が優れたアリは、食べ物の匂いに気づくとその小さな体を生かして家の中に侵入してきてしまいます。特に、ジュースやお菓子などの甘い香りはアリを引き寄せる元になるので、しっかり密閉して保管しましょう。また、冬に暖かい環境を求めて侵入してきたり、外に置いていたものを取り込む際にくっついてきてしまうこともあります。
アリの巣ってどこにある?
アリの巣は庭や空き地、植木鉢の中に作られていることが多くあります。じつは地上にいるアリはおよそ3%。残りの97%は巣の中にいるといわれています。巣がある場所は、アリの種類によってもさまざま。例えば日本全土に広く生息するクロヤマアリは、深さ1~2mになる巣を地中に作りますが、小さなアミメアリは定住の巣を持つのではなく、植木鉢や石などの下に一時的な巣を作り、環境が悪くなると移動します。
アウトドアで虫よけスプレー以外の対策は?
アウトドアの虫対策としては、肌の露出を避けるのが鉄則。屋外レジャーに出かけるときは、夏でも長袖や長ズボンを着用するとよいでしょう。また、黒はハチやアブに狙われやすい色なので、黒い服は避けたほうがよいでしょう。
アブやブユに嚙まれたら?

アブとブユはどちらもハエ目の昆虫ですが、大まかに分けると2~3cmほどと身体が大きいものがアブ、2~7mmほどと小さいものがブユです。ブユの幼虫はきれいな渓流に棲息するため、自然豊かな環境以外では見かけることはありません。
アブに噛まれた場合の応急処置は、患部を洗い流して冷やすこと。冷やした後は抗ヒスタミンやステロイド入りの薬を塗っておきましょう。アブは噛まれた瞬間に痛みがあります。
ブユの場合は、噛まれた瞬間はあまり痛みがなく、その場では気が付かないことも。ブユに噛まれると、腫れやかゆみがひどくなり、長引きやすいのが特徴です。ブユに噛まれたら傷跡をよく洗い、ポイズンリムーバーで毒素を吸い出しておくとよいでしょう。治療には抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟こうが有効です。
アブやブユに噛まれた場合は、痒みがあってもなるべく患部をかかないように注意! 腫れやかゆみの悪化の原因になります。
早めの虫対策で、快適な夏を!

虫たちが活発になるこれからの季節、早めに対策しておくことで、ガーデニングやレジャーをもっと快適に楽しめます。
“侵入させない”“巣ごと退治”のW対策で、虫知らずの夏を手に入れましょう!
協力:KINCHO園芸(旧:住友化学園芸)
https://www.sc-engei.co.jp/
参考文献/子どもと楽しむ! 親子のアウトドア遊び(手塚一弘著・メイツ出版刊)
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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