スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中! 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中! 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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宿根草・多年草

シャガはどのような花? 花の特徴や育て方のポイント・注意点を解説
シャガの基本情報 High Mountain/Shutterstock.com 植物名:シャガ学名:Iris japonica英名:fringed iris、shaga、butterfly flower和名:シャガ(射干)その他の名前:胡蝶花(こちょうか)科名:アヤメ科属名:アヤメ属原産地:中国東部~ミャンマー分類:宿根草(多年草) シャガの学名は、Iris japonica(アイリス・ジャポニカ)。和名はシャガで、漢字では「射干」と書きます。アヤメ科アヤメ属の多年草です。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。原産地は中国東部〜ミャンマー。日本でも野山に自生している景色が見られますが、古くに日本に伝わり、野生化したものとされています。暑さや寒さに強く、日本の気候に馴染んで放任してもよく育ちます。また、森林などの林床地に適応しやすいことからも分かるとおり、半日陰でやや湿り気のある環境を好みます。草丈は30〜50cm。種をつけずに地下茎で増え、環境に合えばどんどん増えるので、場合によっては生育範囲を制限する管理も必要です。 シャガの花や葉の特徴 shepherdsatellite/Shutterstock.com 園芸分類:草花開花時期:4〜5月草丈:30〜50cm耐寒性:普通耐暑性:強い花色:白 シャガの開花期は4〜5月。花茎を伸ばした頂部につける花は直径5〜6cmで、姿はアヤメに似ています。花色はほのかに青みがかった白で、花弁の一部にブルーや黄色の斑点が入ります。花は一日でしぼんでしまいますが、花つきがよく、次々に開花します。葉は株元から放射状に伸び、剣のような細長いフォルムが特徴です。やや肉厚な葉には光沢があり、常緑性なので冬でもみずみずしい姿を保ちます。 シャガの名前の由来や花言葉 Marcel Hamonic/Shutterstock.com シャガは漢字で「射干」と書きます。名前の由来には諸説ありますが、一説にヒオウギの根茎が「射干(やかん)」と呼ばれていた頃に、シャガが混同されてヒオウギの漢名「射干(しゃかん)」と名付けられ、のちにそれが訛って「シャガ」として広がったというものがあります。 花言葉は「反抗」「友人が多い」「私を認めて」など。「反抗」は、細長く剣のようにシャープな葉を持ち、日陰に負けず咲くことから。「友人が多い」は地下茎でどんどん増えていくこと、「私を認めて」は半日陰の環境に負けずに咲くことが由来のようです。 シャガの種類 ヒメシャガ。High Mountain/Shutterstock.com 日本で自生しているシャガは、種子ではなく地下茎で増えているので1種類のみですが、原産地の中国では種子で増えるものもあり、いくつか個体が確認されています。その一部をご紹介しましょう。 ヒメシャガ ヒメシャガは日本原産の多年草です。シャガよりも1回り小さく、草丈は15〜30cm。開花は4〜5月で、花色は白、紫があります。花径は2cmほど。シャガは常緑性ですが、ヒメシャガは落葉性で、冬には地上部を枯らして休眠します。 スジシャガ 葉の縦方向に白い斑が入るシャガで、カラーリーフとして利用できます。常緑性なので冬でも葉姿を楽しめます。開花期は4〜5月で、花姿はシャガとほぼ同じです。地下茎を伸ばして増えますが、シャガのように旺盛に繁茂することはありません。 中国青花シャガ 中国が原産地のシャガで、開花期は4〜5月。花姿はシャガに似ていますが、花色は青紫です。シャガと同様に生育旺盛で、地下茎を伸ばしてよく増えます。草丈は30〜40cm。冬も葉を落とさない常緑性で、樹木の下草などに向いています。 シャガの栽培12カ月カレンダー 開花時期:4〜5月植え付け・植え替え:3月、6月、9月肥料:6月頃 シャガの栽培環境 ganchan4050/Shutterstock.com 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】半日陰〜明るい日陰を好みます。暗めの場所にも耐えますが、あまりに日当たりが悪い場所では、ひょろひょろと徒長した軟弱な株になり、また花つきも悪くなるので注意しましょう。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。 【置き場所】湿り気のある土壌を好むので、水切れには注意が必要です。 耐寒性・耐暑性 暑さや寒さには強く、一年を通して戸外で管理できます。 シャガの育て方のポイント 用土 funnyangel/Shutterstock.com 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕してください。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。または、鹿沼土小粒、赤玉土小粒、軽石小粒をそれぞれ等量ずつよく混ぜて用います。 水やり cam3957/Shutterstock.com 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏は、気温の高い昼間に与えると、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に行うようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 シャガは乾燥を苦手とし、水切れが続くと葉が傷んで枯れ込んでくることもあるので、日頃の水やりを忘れずに管理しましょう。ただし、いつもジメジメとした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまうので注意。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。 肥料 Vitalii Stock/Shutterstock.com 【地植え】 強健な性質なので、植え付け時に元肥として緩効性肥料を施してあれば、追肥の必要はありません。しかし、株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 【鉢植え】 元肥として緩効性肥料を施した後は、毎年花後の6月頃に、緩効性化成肥料を少量株の周囲にまきます。スコップなどで軽く耕し、土に馴染ませておきましょう。株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 注意する病害虫 Happy_Nati/Shutterstock.com 【病気】 病気の心配はほとんどありません。 【害虫】 害虫の心配はほとんどありませんが、アヤメツブミノハムシが発生することがあります。 アヤメツブミノハムシは、コウチュウ目ハムシ科に属し、主に成虫が茎や葉を食害します。また、幼虫も地中で根を食害するので注意。サイズは成虫で2.5mmくらいと小さく、黄色みの強い褐色で、中央に茶色い縦縞が入ります。長めの触覚を持っているのも特徴です。あまりに多く発生すると、株が弱って枯死してしまうこともあるため、発生が見られたら、適用のある薬剤を散布して防除しましょう。 シャガの詳しい育て方 苗の選び方 苗を購入する際は、節間ががっしりと締まって勢いのあるものを選びます。葉が傷んでいるものや、ヒョロヒョロと間のびしているものは避けたほうが無難です。 植え付け・植え替え Vlyaks/Shutterstock.com シャガの植え付け適期は、3月、6月、9月頃です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも1回り大きな穴を掘り、軽く根鉢をほぐして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、20〜30cmくらいの間隔を取ってください。 庭で育てている場合、環境に合えば植え替える必要はありません。しかし、大株になると込み合いすぎて弱ってくることがあるので、3〜4年に1度は掘り上げて株分けし、植え直しましょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、5〜6号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出して軽く根鉢をくずし、鉢の中に仮置きして高さを決めたら、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。 鉢植えで楽しんでいる場合、生育旺盛なために根詰まりしやすいので、1年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出してみて、根が詰まっていたら、根鉢をくずして古い根などを切り取りましょう。根鉢を1/2〜1/3くらいまで小さくして、元の鉢に新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、それまで育てていた鉢よりも大きい号数のものを準備し、根鉢を軽くほぐす程度にして植え替えるとよいでしょう。 日常のお手入れ Aleksei Golovanov/Shutterstock.com 【花がら摘み】 花が終わったら、早めに摘み取りましょう。シャガは種子をつけないので、そのままにしておいても株が消耗することはありませんが、見栄えがよくありません。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫の抑制にもつながります。また、花茎が枯れてきたら、株元で切り取っておきましょう。 増やし方 Nataly Studio/Shutterstock.com シャガは種まきで増やすことができないので、株分けをします。 株分け適期は、3月、6月、9月頃です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 シャガを植えてはいけないといわれる理由とは? wee-lo/Shutterstock.com 「シャガを庭に植えてはいけない」といわれることもあるようですが、それは一体なぜなのでしょうか。ここでは、その理由について紐解きます。 根に毒があるから 「シャガを植えてはいけない」という一番の理由は、シャガの根には毒成分の「イリシン」が含まれているからです。口に入れると嘔吐や下痢、腹痛、胃腸炎を起こすことがあるので注意。特に幼児やペットがいる家庭では、誤って口に入れることがないようにしてください。 どんどん増えるから シャガは、地下茎を伸ばして増える性質を持っています。地植えにしたのち、気候や環境に馴染んだ場合は、爆発的に増えて周囲の草花との調和を乱すことがあるので、嫌われてしまうようです。地下茎が隣家の敷地まで侵入するようになると迷惑をかけてしまうので、注意が必要。最初から鉢植えにして楽しむか、これ以上広がってほしくないエリアを決めて、そこにトタン板などを埋め込んで繁殖の範囲を制限する対策が必要です。 シャガが楽しめる群生地をご紹介 TAKUYA.A/Shutterstock.com シャガは半日陰で湿り気のある環境であれば、旺盛に範囲を広げて群生することがあります。ここでは、シャガの有名な景勝地をご紹介します。運営協力金をお願いしている場所もあるので、観賞に行く際はぜひご協力ください。 京都府綾部市「あやべ水源の里」 京都府綾部市の水源の里・老富地区では、4月下旬〜5月中旬にシャガの花が見頃を迎えます。杉林の中を約400万本ものシャガが咲き誇るビュースポットです。住所は綾部市老富町在中で、車では国道27号「山家」交差点から府道1号に入り、福井県県境方面まで直進してアクセスできます。 埼玉県ときがわ町「慈光山歴史公苑」 埼玉県ときがわ町の慈光山歴史公苑では、4月下旬~5月下旬がシャガの見頃。住所は埼玉県比企郡ときがわ町大字西平。自動車で関越道東松山ICまたは嵐山小川ICから車で30分、圏央道鶴ヶ島ICまたは狭山日高ICから車で50分ほどでアクセスできます。 シャガに間違えられたヒオウギとは? aaron choi/Shutterstock.com シャガの名前の由来は諸説ありますが、ヒオウギと混同して名づけられたともいわれています。では、そのヒオウギとはどんな植物なのでしょうか。 ヒオウギは、アヤメ科ヒオウギ属(ベラムカンダ属)の落葉性多年草です。開花期は7〜8月で、花色はオレンジ、黄、ピンク、紫、赤。原産地は日本、朝鮮半島、中国、インドで、暑さや寒さに強い性質を持っています。花茎を伸ばした頂部に4〜6cmの6弁花が咲き、シャガとは全く異なる花姿です。葉は剣状で扇状に重なります。 増えすぎに注意して、かわいいシャガを育てよう sopear/Shutterstock.com シャガは半日陰で湿り気のある環境を好み、ほかの植物が育たないような環境でも可憐な花姿を見せてくれます。放任してもよく育つシャガを、庭に取り入れてはいかがでしょうか。
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宿根草・多年草

軽やかな花が咲くセントーレア! 育て方のポイントやヤグルマギクとの違いを解説
セントーレアの基本情報 Helga Fluey/Shutterstock.com 植物名:セントーレア学名:Centaurea英名:Centaurea和名:宿根ヤグルマギクその他の名前:セントーレア科名:キク科属名:ヤグルマギク属(セントーレア属)原産地:ヨーロッパ、アジア、アフリカなど分類:宿根草(多年草) セントーレアの学名は、Centaurea(セントーレア)。キク科ヤグルマギク(セントーレア)属の多年草です。原産地はヨーロッパ、アジア、アフリカで、乾燥した気候を好みます。寒さには強く、高温多湿の日本の夏はやや苦手。草丈は種類によって異なり、50〜120cmです。種類や園芸品種が多いため、購入時にラベルなどで株幅や草丈をチェックしておくとよいでしょう。種類によってはシルバーリーフとして楽しめるものもあります。ガーデニングで親しまれているヤグルマギク(コーンフラワー)と似ていますが、それもそのはず。同じセントーレア属なので、ヤグルマギクも学名のセントーレア・シアヌスと呼ぶべき……というとややこしいため、国内では流通名が定着している一年草のヤグルマギクと区別し、それ以外の多年草をセントーレアと呼んでいます。 セントーレアの花や葉の特徴 APugach/Shutterstock.com 園芸分類:草花開花時期:5〜8月草丈:50〜120cm耐寒性:強い耐暑性:やや弱い花色:青、紫、ピンク、白、黄、茶、複色など 種類によって開花期はさまざまですが、基本的には5〜8月です。花や葉も種類によってかなり異なりますが、花茎を長く伸ばした頂部に小さな花が集まって咲く集合花となります。葉は細長いものや、細かく切れ込みが入るもの、産毛を多数まとったシルバーリーフなど多様です。 セントーレアの名前の由来や花言葉 Alex Manders/Shutterstock.com セントーレアは、学名のCentaureaがそのまま一般名称として使われています。ギリシア神話を由来とし、ケンタウロス族のケイローンがこのセントーレアを薬草として用いていたことにちなんでいるようです。セントーレア・モンタナの花言葉は「幸福」「優雅」「繊細な心」「信頼」などです。 セントーレアの主な種類・園芸品種 ‘ピンクダスティーミラー’。Opachevsky Irina/Shutterstock.com さまざまな種類や園芸品種がありますが、ここでは主に流通しているセントーレアをご紹介します。 セントーレア・モンタナ 原産地はヨーロッパ。ボール状の硬いつぼみが開くと、細い花弁が展開して花火のようなユニークな花姿が現れます。花色は青、紫が基本で、園芸品種ではピンクや白もあります。草丈は20〜40cm。 ‘ピンクダスティーミラー’ セントーレア・ギムノカルパの園芸品種。花色はピンクで、アザミに似た花姿をしています。葉は白い産毛で覆われ、シルバーリーフとしての観賞価値が高いのが特徴。多数の切れ込みが入る繊細な葉姿はシロタエギク(ダスティーミラー)に似ていますが、別種です。草丈は60〜100cm。 ‘マジックシルバー’ セントーレア・キャンディッシマの園芸品種。花色は鮮やかな黄色で、花茎を伸ばした先にアザミに似た花が咲きます。粗く切れ込みの入る葉は産毛をまとっており、美しいシルバーリーフが楽しめます。草丈は30〜50cm。 セントーレアの栽培12カ月カレンダー 開花時期:5〜8月植え付け・植え替え:3月下旬〜4月中旬、10月頃肥料:10月頃 セントーレアの栽培環境 photoPOU/Shutterstock.com 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとしたか弱い茎葉ばかりが茂って草姿が間のびしたりするので注意しましょう。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。 【置き場所】酸性に傾いた土壌を嫌う性質があるので、苦土石灰をまいて土壌改良しておくとよいでしょう。 耐寒性・耐暑性 種類にもよりますが、寒さには強いほうで、セント―レア・モンタナなどはマイナス15℃くらいまで耐えます。一方で、夏の高温多湿の気候がやや苦手なので、水はけのよい土壌で、風通しよく管理しましょう。セントーレア・ギムノカルパやセントーレア・キャンディッシマなどは、あまり耐寒性が高くないので、霜対策をするとよいでしょう。 セントーレアの育て方のポイント 用土 blueeyes/Shutterstock.com 【地植え】 植え付ける1〜2週間前に、酸性土壌を改善するために苦土石灰をまき、さらに腐葉土や堆肥などの有機質資材を投入し、よく耕してふかふかの土をつくっておきます。水はけの悪い場所では、川砂やパーライトなどを施して土壌改良し、周囲より土を盛っておくとよいでしょう。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。 水やり Osetrik/Shutterstock.com 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の表土を狙って与えてください。 真夏は、気温の高い昼間に与えると、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に行うようにしましょう。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根付いた後は、下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。セントーレアは多湿を嫌うとはいうものの、乾燥しすぎると弱るので、水切れしないようにすることが大切です。しかし、いつもジメジメとした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまいます。土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。 肥料 New Africa/Shutterstock.com 【地植え】 植え付けの際に、元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。10月頃に、株の周囲に緩効性肥料をばらまき、軽く耕して土に馴染ませます。 【鉢植え】 植え付けの際に元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。鉢栽培では肥料成分が水やりとともに流失しやすいので、つぼみが見え始めた頃から開花期が終わるまで、2週間に1度を目安に、液肥を与えて株の充実をはかります。 注意する病害虫 【病気】 セントーレアに発生しやすい病気は、うどんこ病、灰色かび病などです。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放置するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用のある殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 灰色かび病は花や葉に発生しやすく、褐色の斑点ができて灰色のカビが広がっていきます。気温が20℃ほど、かつ多湿の環境下にて発生しやすい病気です。ボトリチス病、ボト病などとも呼ばれています。風通しが悪く込み合っていたり、終わった花や枯れ葉を放置していたりすると発生しやすくなるので注意。花がらをこまめに摘み取り、茎葉が込み合っている場合は、間引いて風通しよく管理しましょう。 【害虫】 セントーレアに発生しやすい害虫は、アブラムシ、アザミウマなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除する粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 アザミウマは花や葉につき、吸汁する害虫です。スリップスの別名を持っています。体長は1〜2mmと大変小さく、緑や茶色、黒の姿をした昆虫です。群生して植物を弱らせるので注意しましょう。針のような器官を葉などに刺して吸汁する際にウイルスを媒介するので、二次被害が発生することもあります。被害が進んだ花や葉は傷がついてかすり状になるので、よく観察してみてください。花がらや枯れ葉、雑草などに潜みやすいので、株まわりを清潔に保つようにします。土に混ぜるタイプの粒剤を利用して防除してもよいでしょう。 セントーレアの詳しい育て方 苗の選び方 茎葉の節間が詰まってがっしりとしており、葉色が濃くて勢いのあるものを選びましょう。 植え付け・植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com 植え付け適期は、一般地で3月下旬〜4月中旬、10月頃です。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、ポットから苗を出して根を傷めないように植え付けます。複数の苗を植え付ける場合は、約30cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。 環境に合ってよく育っていれば、植え替えの必要はありません。 【鉢植え】 鉢の大きさは、6〜7号鉢を準備します。鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢に仮置きして高さを決めてたら、ポットから出して根鉢をくずさずに植え付けます。水やりの際にすぐ水があふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2~3cm下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 鉢栽培では、成長とともに根詰まりしてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出し、軽く根鉢をくずして新しい培養土に植え直しましょう。 日常のお手入れ mihalec/Shutterstock.com 【花がら摘み】 開花期間が長いので、花がらがあれば早めに花茎の元から切り取りましょう。株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながります。また、いつまでも花がらを残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして長く咲き続けてくれます。 【切り戻し】 開花期が終わった頃、株姿が乱れていたら草丈の半分くらいまで切り戻します。 夏越し・冬越し Iva Vagnerova/Shutterstock.com ●夏越し 【地植え】 日本の夏の高温多湿を苦手とするので、植え付け前に水はけのよい土づくりをしておきましょう。梅雨前か夏前に茂りすぎて込み合っている部分があれば、間引くように茎葉を切り取って、風通しをよくしておきます。真夏の強い日差しに弱るようであれば、遮光ネットを張るのも一案です。 【鉢植え】 高温多湿を苦手とするので、半日陰で風通しのよい場所に移動します。午前のみ日が差す東側や、強い日差しが照りつけない軒下などがよいでしょう。 ●冬越し 【地植え】 基本的に寒さには強く、種類によってはマイナス15℃くらいまで耐えるので、一般地であれば、庭植えにしたままで越冬できます。凍結すると根が傷むことがあるので、バークチップなどを株元に施すマルチングをしておくとよいでしょう。寒冷地では鉢に植え替え、暖かく日当たりがよい場所へ移動します。 【鉢植え】 種類によってはマイナス15℃くらいまで耐えるので、一般地であれば戸外で越冬できます。日当たりのよい場所で管理し、冬は乾きにくくなるので水やりは控えめにします。寒冷地では暖かく日当たりがよい場所へ移動します。 セントーレアの増やし方 Vladyslav Lehir/Shutterstock.com セントーレアは、挿し芽や株分けができ、こぼれ種で自然に増えることもあります。ここでは、挿し芽と株分けの方法についてご紹介します。 挿し芽 挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽ができないものもありますが、セントーレアは挿し芽で増やせます。 挿し芽の適期は、5〜7月です。新しく伸びた茎葉を10cmほど、切り口が斜めになるように切り取ります。水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を半分くらい取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。明るい日陰に置いて適宜水やりをしながら管理します。発根したら日当たりのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 株分け 株分けの適期は9月下旬〜11月です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りを図ります。株を掘り上げて地際から出ている茎葉を4〜5本ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 セントーレアとヤグルマギクの違いとは 国内では、セントーレアはキク科ヤグルマギク属(セントーレア属)のうち多年草を指し、ヤグルマギクは一年草を指すのが一般的です。ここでは、一年草と多年草の違いについてご紹介します。 セントーレアは多年草(宿根草)で複数年楽しめる Lancan/Shutterstock.com セントーレアは多年草(宿根草)に分類され、一度植え付ければ越年して毎年開花期する、ライフサイクルの長い植物です。年々成長して株も大きくなります。ただし、多年草だからといって永続的に生き続けるというわけではなく、種類によっては数年で衰退するものもあります。株分けや挿し芽などで更新しながら育てるとよいでしょう。セントーレアは半常緑〜常緑で、種類によって冬に葉を一部落とすものや、冬でも美しいエバーグリーンを楽しめるものがあります。 ヤグルマギクは一年で枯れる mayu85/Shutterstock.com ヤグルマギクは一年草に分類されており、種まきから1年以内に枯死するライフサイクルをたどります。秋に種子を播いて育苗し、晩秋に定植して冬越しさせ、翌春の生育期に入ると4〜5月に開花。夏の暑さは乗り切れずに枯死します。ヤグルマギクはもともとヨーロッパで麦畑などに生える雑草として、「コーンフラワー」と呼ばれてきました。雑草とはいえ、花が美しいので園芸用に品種改良され、観賞用として愛されています。一年草ですが、こぼれ種でよく増えるため、翌年以降も楽しめるケースが多いです。 セントーレアで庭に彩りを添えよう Monika_1/Shutterstock.com セントーレアは種類や園芸品種が多様に揃い、選ぶ楽しみがあります。夏越しさえ上手にできれば、育てやすい草花なので、庭やベランダに迎え入れてはいかがでしょうか。
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園芸用品

【超優秀!】ガーデニングのお役立ちツール5選・英国王立園芸協会お墨付き!
世界で最も権威ある園芸団体「英国王立園芸協会」 故エリザベス女王は長年RHSのパトロンを務めた。Fred Duval/Shutterstock.com 世界最古の最も権威ある園芸団体、英国王立園芸協会(Royal Horticultural Society、以下RHS)をご存じでしょうか。ガーデニングの本場・イギリスで「王立」の特許状を受けた、200年以上の歴史を持つ園芸団体です。前身は1804年にロンドンで設立され、1861年に王立の特許状を受けた際に、現在の名称に改名しました。 RHS所有のガーデンの一つ「ハーロウカー」。Alastair Wallace/Shutterstock.com RHSはイギリスの4カ所にガーデンを所有し、モデルガーデンの公開やガーデンショー、イベントの開催、雑誌の発行、メダルの授与など、園芸文化の普及と研究のため、さまざまな活動を行っています。例えば、日本でも人気の高いガーデンショーであるチェルシーフラワーショーの主催もこのRHS。歴史と権威を持ちながら、ガーデン界のトレンドの最先端を走り続けているRHSは、日本でも多くのガーデナーの憧れであり、指針となっています。 RHS認証システムとは? さて、そんなRHSは、「RHS Licensed products」という製品を選出しています。これは、ガーデニングツールやインテリア、食品、暮らしの中のグッズなどさまざまな分野から選び抜かれた高品質な製品に、RHSのライセンスを与えるという、いわゆる「お墨付き」制度。RHSのライセンスを得た製品は、園芸道具からガーデンシェッド、インテリア家具、食品まで幅広く、2024年3月時点で全世界で45社の製品が登録されています。今回は、その中から日本でも入手しやすいガーデンツール5種類をご紹介します。 作業をラクに&植物の生育をサポートするプランター「VegTrug(ベジトラグ)」 2024年に、RHS推奨商品に認定された最新登録品が「ベジトラグ」。地植えのできる庭や畑がなくても、屋上やベランダ、テラスなど、ほんの少しのスペースさえあれば、さまざまなシチュエーションで楽しめる、イギリス生まれの新発想家庭菜園プランターです。イギリス国内に52の店舗を展開する高級百貨店John Lewis(ジョン・ルイス)のフラグシップ店舗 10 店舗で店頭展示されるなど、ガーデニングの本場でも注目が高まっています。 「ホームベジトラグ」は立って、座って作業ができガーデニングが楽ちん! ベジトラグにはさまざまなシリーズがありますが、注目は「ホームベジトラグ」シリーズ。足つきのプランターで高さが約60〜80cmあり、立ったままラクに作業ができるのが特徴です。通常のガーデニングでは、地面に膝をついて作業をすることが多く、長時間しゃがんだ姿勢でいると膝や腰に負担がかかりますが、ホームベジトラグはそんなガーデニングの労力をグンと減らしてくれます。底面が斜めのデザインになっているのもポイントで、椅子に座っても膝がつかえることなく、植物に近づいて作業できます。また、高さがあるため、室内から眺めたときにも、目線と同じ高さで緑が楽しめます。 高さがあることで植物の良好な栽培環境が作れる 東京・青山「ののあおやま」での屋上ガーデンの使用例。小さな子どもから車椅子の利用者まで、さまざまな世代がベジトラグでの野菜づくりを通して交流している。 近年の酷暑は、地面の温度を50〜60℃という異常な高温にしてしまうため、底部が接地するプランター栽培の植物を弱らせる原因になっています。ホームベジトラグは地面にプランターの底が接していないので、床面の高温化の影響が抑えられ、プランター上下の風通しもよいため植物が健全に生育します。さらに、高さがあることによってナメクジやダンゴムシなど地面を這う害虫からの被害も防いで、イチゴなどの果菜を美しく実らせることができます。 ジャガイモの花が咲き、サツマイモのつるが伸びるベジトラグ。 ホームベジトラグは底面がV字形になっており、深さがしっかり確保できるので、ジャガイモやニンジンなどの根菜類も栽培できます。ベランダやテラスでの家庭菜園にぴったりのベジトラグですが、もちろん花を育てるのにもおすすめ。地植えの庭がないから、とガーデニングを諦めていた方も、ベジトラグがあれば花壇のように季節の花を咲かせる夢が叶います。 日本の住宅事情に合わせた便利なラインナップ より狭いスペースに置けるよう、片側を壁に沿わせる形にした「ウォールハガーコンパクト(左下)」や、仕切りで栽培スペースを区分けし生育をコントロールする「ハーブプランター(左上)」、カラフルなフェルト布と不織布でより軽く、気軽にスタートできるフェルトプランター「ポピーGO(右)」、底部がプラスチック製で通気性を高める構造になった「ウッドバレルプランター(下中)」など、日本の住宅事情に合わせた商品がラインナップ。 木製のウッドバレルプランターは底が通気性と排水性に優れた高床式になっており、高温多湿の日本の夏においても植物の健全な生育をサポート。 最小限のスペースで植物を栽培できること、また作業のしやすさ、そして家庭菜園の普及によって農作物の輸送や梱包が減らせるというサステナブルな社会への貢献がRHSに評価され、2024年「VegTrug」ブランド 14 点が、RHS認証を取得しました。 <取り扱いショップ>公式通販「青山ガーデン」https://aoyama-garden.com/lp/VegTrug.html 植物がより素敵に、ガーデンに品格を与える鉢「Whichford Pottery(ウィッチフォード・ポタリー)」 ユリとバラが活けられた美しい花瓶模様の大鉢。大英博物館のコレクションの1つ、The Warwick Vase(ザ ウォーリック ベース)からインスピレーションを受けデザインされたといわれる。 世界中のガーデナーの憧れの鉢、それがウィッチフォード・ポタリーの植木鉢です。日本でも人気が高いウィッチフォードの鉢は、全てが職人による手作り。トラディショナルで端正なデザインは、植え込んだ植物の魅力をさらに引き立て、ガーデンの品格をアップしてくれます。バスケットのような形や美しいレリーフが浮かぶ素焼き鉢のほか、釉薬がかかったカラフルなタイプもあり、植物を植えずにオブジェのように庭に飾る人も。丈夫で長もちするので、使い込むんだ風合いも楽しめる一生ものの植木鉢です。 左/ラベンダーをリボンで束ねたモチーフが浮き出るアッシュグレーのラベンダーポット(アッシュ)。右/ビオラのモチーフがあしらわれたビオラポット。 故エリザベス女王90歳の誕生日を記念して作られたバラ模様の鉢。 <取り扱いショップ>ガーデンストーリーウェブショップhttps://www.gardenstory.shop ピーター・ラビットにも登場するジョウロ「HAWS(ホーズ)」 ピーターラビットにも登場することから「ピーターラビットカン」とも呼ばれる「トラディショナルカン」。 道具にこだわるガーデナー御用達の1つが、このHAWSのジョウロです。1886年に特許を申請し、100年以上も世界で愛され続けている人気のわけは、持ち運びと水やりのしやすさ。水を入れた状態でも持ちやすく、また真鍮のハス口は「絹糸の散水」と称される繊細な水流になるように設計されているので、植物にダメージを与えることなく、デリケートな苗にも優しく水やりをすることができます。クラシックで洗練されたデザインが美しく、ガーデンの風景としても映えるスタイルのよさも魅力。長く使えるスチール製のほか、カラフルでリーズナブルなプラスチック製もあります。 水を入れても持ちやすいデザインで、大きめのハス口から効率的に水やりができる。 プラスチック製でリーズナブルながら、美しいデザインでインテリア雑貨としても活躍する「ハンディーインドアカン 0.7ℓ」。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ バラやサボテン、トゲ植物に必須の手袋「Goldleaf(ゴールドリーフ)」 ゴールドリーフ「ロンググローブ タフタッチ」。 ガーデニング作業には欠かせない手袋。その中でもバラやサボテンなどトゲのある植物の愛好家には必須アイテムとなっているのが、ゴールドリーフのガーデングローブです。高品質な鹿革と牛革の組み合わせで、バラなどのトゲからしっかり手を保護してくれる一方で、柔らかくて指先まで自由に動き、誘引ひもを結ぶような細かな作業もできるのが特徴。手首から上も長さがあり、袖口回りまでしっかりカバーしてくれるうえに、内側はボア加工が施してあるので温かく、冬のガーデン作業におすすめです。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ 約300年の歴史を誇る園芸ツールの老舗「Burgon & Ball(バーゴン&ボール)」 太い枝がサクッと面白いように切れるラチェット式剪定バサミ。 ハサミやナイフ、スコップ、フォークなど、高品質なガーデンツールを多種生産しているBurgon & Ball。その歴史は1730年の刃物工場から始まり、現在でも羊毛用はさみは世界のトップクラスのシェアを占めています。良質のカーボンスチール調質鋼を使ったガーデンツールの数々は、シンプルでレトロなデザインも人気。さびにくく丈夫なので、長く愛用できる製品です。その信頼性が評価され、ハサミなどのツールとしては唯一RHS認証を取得しています。 たっぷり土や肥料がすくえてこぼれず作業効率がよいコンポストスコップ。 テコの原理で雑草がスイスイ抜けるデイジーグラバー。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ 美しく機能性に優れた道具を使えば、庭仕事がより楽しく快適になり、庭もいっそう美しくなるはず! RHSお墨付きツールをプラスして、庭づくりを楽しんでみては。
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レシピ・料理

【育てて食べよう!】甘酸っぱいルバーブをベースに 爽やかな4種のジャム作り
ルバーブってどんな植物? Photo/daseaford/Shutterstock.com ルバーブはシベリア南部を原産とするタデ科の多年草。古くから栽培され、ヨーロッパ諸国で薬としても活用されていた一般的な野菜です。フキによく似た姿をしていて、5〜6月に地際から太い葉柄を何本も立ち上げ、大きな葉を広げます。紅い茎を持つルバーブを使った真っ赤な美しいジャムも、最近よく見かけるようになりました。食用とする部位は葉柄で、強い酸味が特徴。収穫の適期は、5〜6月。ちなみに酸味のもとはシュウ酸なので、アク抜きをしっかり行いましょう。葉はシュウ酸が多いため食べられません。火を入れるとトロトロになる性質を生かして、ジャムやソース、パイやタルトのフィリングなど、お菓子にもによく使われるほか、サラダとしても食べられます。 Photo/Ekaterina Pokrovsky/Shutterstock.com また、ルバーブを手に入れてもすぐに調理ができない場合でも、下ごしらえだけして冷凍保存ができるのも魅力です。ジャムにする予定ならば1cmに、コンポートや塩漬けにするなら3cmくらいに切って、密封して冷凍保存。都合のよいときに調理ができるので、新鮮なルバーブをみつけたらとりあえず買っておくのもオススメです。 基本のルバーブジャムを作ろう まずはルバーブだけで作る、基本のルバーブジャムの作り方をご紹介します。爽やかな酸味が楽しめるジャムです。赤いルバーブを使えば、目にも鮮やかな真っ赤なジャムに。緑のルバーブなら緑色のジャムになります。今回はアレンジに用いたいので緑のルバーブをセレクト。 【材料】 ルバーブの茎・砂糖(砂糖はルバーブの重量の30%程度)・レモン汁少々 【つくり方】 ルバーブはよく洗い、1cm程度に切って鍋に入れ、砂糖をまぶして水が出るまでしばらく置きます。水分が出てきたら、中火でかき混ぜながら煮て、灰汁がをていねいにすくい取ります。すぐに砂糖とルバーブが煮溶けるので、様子を見ながら形が残る程度で火を止め、レモン汁少々を加えます。味を見て酸っぱすぎるようであれば砂糖を足しましょう。煮沸消毒した瓶などに移して完成。 ルバーブは鮮度が落ちやすいので、ジャムやコンポートなど、早めに調理してから保存するのがオススメです。ルバーブだけでつくる基本のジャムも、甘酸っぱくて爽やかな美味しさ。そのままトーストにつけるのはもちろん、ヨーグルトやアイスにかけたり、パイやタルトのフィリングとしてもぴったりです。 +αのフルーツを加えて4種のアレンジジャムに ここでは造園家の阿部容子さんが毎年作る、基本のルバーブジャムに+αを加えた、4種のアレンジジャムもご紹介。ルバーブの風味にそれぞれのフルーツの味わいが加わり、目にも舌にも楽しい取り合わせになります。いろいろな素材を加えてアレンジできるのも、手作りならではの楽しみ。バリエーション豊富に食卓に並べ、食べ比べてみるのも面白いですよ。 ルバーブ&ストロベリー ジャムの定番、ストロベリーも、ルバーブジャムと合わせることでまた違った風味に。誰にとっても食べやすい癖のない味わいのジャムです。 ルバーブ&ブルーベリー 濃い紫色が目に鮮やかなブルーベリー入り。酸味が少なく優しい味のジャムになります。お好みで赤ワイン少々を垂らすと、ぐっと大人の味わいに。 ルバーブ&ラズベリー ラズベリーのプチプチしたタネと、トロリとしたルバーブの食感が程よくマッチ。ラズベリーの鮮やかな赤色に、酸味の効いた爽やかな味わいです。 ルバーブ&皮つきオレンジ ほろ苦く香り豊かなオレンジと、甘酸っぱいルバーブは相性抜群。オレンジキュラソーを加えると、さらに風味がアップします。 ここでご紹介した4種類以外にも、リンゴやクランベリーなどお好みのフルーツや、ハーブ、スパイスなどを加えても美味しいジャムに。ぜひいろいろな味にトライしてみてくださいね。 ジャムだけじゃない! ルバーブの食べ方いろいろ ルバーブサラダ Photo/Elena Veselova/Shutterstock.com ルバーブはジャムだけでなく、サラダとしても食べられます。生食する場合は、皮をむいて薄切りにし、水につけてアク抜きをしましょう。写真はレタス、フェタチーズ、クルミ、レーズンに、焼いたルバーブを合わせたサラダ。 ルバーブケーキ Photo/Barbara Dudzinska/Shutterstock.com ルバーブはジャムをパイやタルトのフィリングとするほか、ケーキ生地などに焼き込んでも美味しいスイーツに。ケーキのほか、マフィンやクランブルにしてもGood。 ルバーブジュース Photo/saschanti17/Shutterstock.com 夏にぴったりな甘酸っぱいピンク色のシロップを作っておけば、自家製の冷たいドリンクが簡単に作れます。ルバーブを洗って1cm程度に刻み、同量の砂糖と交互に瓶に入れておくだけ。砂糖が溶けてきたら時々かき混ぜてあげましょう。水や炭酸水、アルコールなどで割るほか、レモン汁を加えてレモネードにするのもオススメです。
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宿根草・多年草

ラムズイヤーの育て方! おしゃれな花をきれいに咲かせるポイントを大公開
ラムズイヤーってどんな花? Tibesty/Shutterstock.com ラムズイヤーはシソ科イヌゴマ属(スタキス属)の多年草で、ほのかに香りもあるためハーブとしても利用されています。原産地はオーストラリアを除く温帯・亜熱帯で、寒さには強い一方、高温多湿を嫌う性質を持っています。 ラムズイヤーの名前は「羊の耳」という意味で、その名の通り葉を触ってみると、ベルベットのような柔らかな質感をしています。これは白く細かな産毛に覆われているためで、この心地よい触り心地が気に入って購入する人も多いようです。茎葉全体が白い産毛に包まれるため爽やかなシルバーグリーンに見えて、カラーリーフプランツとしても人気の高い植物です。 ラムズイヤーの開花期は5月中旬〜7月で、紫またはピンクの小さな花を咲かせます。草丈は30〜80cm。環境に合えば根を広げて株張りもよくなり、花壇の中段あたりに向いています。 ラムズイヤーの品種 Irenestev/Shutterstock.com ラムズイヤーの品種には、ピンクの花色が美しい‘オリンピカ’、産毛が密についてシルバーの葉色がより白い‘シルバー・カーペット’、逆に緑が濃く出る‘プリムローズ・ヘロン’などがあります。 花言葉 ANDRIY B/Shutterstock.com ラムズイヤーの花言葉は「あなたに従う」「従順」など。これは名前の由来となっている、羊をイメージしてつけられたものです。 育て方 ここまで、ラムズイヤーのプロフィールや特性、品種や花言葉などについてご紹介してきました。ここからは、ガーデニングの実践編として、育て方について深く掘り下げていきましょう。苗の植え付けからスタートし、水やりや肥料、病害虫対策などの日頃の管理、ひと手間をかけて健やかに育てるテクニックや増やし方に至るまで、幅広く解説します。 栽培環境(日当たり・置き場所) APugach/Shutterstock.com 【地植え】 日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりするので注意。 一方で日本の夏の高温多湿の環境を大変苦手とするので、夏前に掘り上げて鉢植えにし、風通しのよい半日陰など涼しい場所に移動させて管理するのがおすすめです。寒さには比較的強いほうで、暖地なら地植えして越冬できます。株元にバークチップなどを敷き詰めて霜よけをしておくとよいでしょう。 【鉢植え】 日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりするので注意。産毛に覆われているせいで蒸れやすいため、長雨が続く時期は軒下など雨の当たらない場所に移動するとよいでしょう。また、真夏の高温多湿の環境を苦手とするので、風通しのよい半日陰など、涼しい場所で管理を。寒さには強いので、暖地なら戸外で越冬できます。 土づくり Monkey Business Images/Shutterstock.com 【地植え】 酸性土壌を嫌う性質があるので、植え付けの2〜3週間前に苦土石灰を散布して土壌改良しておきましょう。同時に堆肥や腐葉土などを施してフカフカの土づくりをしておきます。また、水はけのよい土壌を好むので、植える場所は斜面の低い位置よりは高い位置に。平地なら少し土を盛って、周囲より高くした場所に植えるとよいでしょう。 【鉢植え】 草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。 植え付け Nataly Studio/Shutterstock.com 植え付けの適期は、3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。植え付け適期でない時期でも、花苗店などで苗を購入したら入手次第植え付けてかまいません。苗を購入する際は、節間が間のびしておらず、がっしりと締まって勢いのあるものを選びましょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、根鉢よりも1回り大きな穴を掘って苗を植え付けます。複数の苗を植える場合は、約20cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。 【鉢植え】 鉢のサイズは、6〜8号鉢を準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットのまま鉢に仮置きし、高さを決めます。ポットから苗を出し、軽く根鉢をほぐして植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3㎝ほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 水やり Osetrik/Shutterstock.com ラムズイヤーは細かな産毛をびっしりとまとっています。そのため、茎葉に水がかかると蒸れやすくなるので、水やりの際には注意してください。株全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えるようにしましょう。 真夏は昼間に水やりすると水の温度が上がって株を傷めるので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。ただし、多湿を嫌う性質のため、与えすぎには注意し、いつもジメジメしている環境にならないようにしてください。 土の表面が十分に乾いたのを見はからってから、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。冬は生育が止まって表土も乾きにくくなるので、控えめに与えるとよいでしょう。 追肥 Pawel Beres/Shutterstock.com 【地植え】 土づくりの際に、有機質肥料を十分にすき込んであれば、植え付けた年の追肥は不要です。越年して再び生育が盛んになり始めた頃に、緩効性化成肥料を周囲にばらまいて軽く耕し、土寄せしておきましょう。 【鉢植え】 3月中旬〜6月と9〜10月に、月に1〜2回を目安に液体肥料を与えて、株の勢いを保ちます。生育が止まる真夏と真冬は不要です。 花がら摘み・剪定(切り戻し) mihalec/Shutterstock.com 【花がら摘み】 終わった花は、早めに花茎の元から摘み取りましょう。株周りを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながります。また、いつまでも花がらを残しておくと、タネをつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 【剪定(切り戻し)】 旺盛に生育し一通り咲いて草姿が乱れてきたら、込み合いすぎることが原因で株が蒸れて枯れ上がってきてしまいます。そのため、草丈の半分〜1/3くらいまでを目安に全体を刈り込む「切り戻し」をするとよいでしょう。すると再び株が勢いを取り戻して生育し始めます。真夏の高温多湿を嫌うので、暑くなる前に切り戻して風通しよく管理することがポイントです。 病害虫 nechaevkon/Shutterstock.com 【病気】 ラムズイヤーの栽培で注意したい病気は、うどんこ病です。 うどんこ病は、発生すると葉の表面に白い粉が吹いたようなカビが発生し、光合成を阻害されたり、葉から養分を吸収されたりして、生育が悪くなります。放任してひどくなると枯れてしまうこともあるので注意。株の勢いがなくなり、見た目も悪いので、兆候が見られたら早期に殺菌剤などを散布して対処しましょう。 【害虫】 ラムズイヤーの栽培で注意したい害虫は、アブラムシです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。発生初期に見つけ次第こすり落とすなどして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の薬剤を利用するのがおすすめです。ただし、ハーブとして収穫する場合は、無農薬で栽培しましょう。 夏越し・冬越し simona pavan/Shutterstock.com 夏越し 【地植え】 日本の暑い夏を苦手とするため、特に暖地で日当たりのよい場所に植えている場合は、半分〜3分の1までの高さを目安に切り戻し、鉢に植え替えましょう。西日の当たる場所を避け、風通しのよい涼しい半日陰で管理し、9月下旬〜10月の涼しくなった頃に庭に植え戻します。 【鉢植え】 西日の当たる場所を避け、風通しのよい涼しい半日陰に移動して管理します。 冬越し 【地植え】 寒さに強いので、鉢上げせずとも庭植えのままで越冬します。寒冷地では、株元にバークチップや腐葉土などを施し、霜対策をしておくとよいでしょう。 【鉢植え】 寒さに強いので、戸外で越冬できます。日当たりのよい場所で管理しましょう。 植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com 植え替えの適期は3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。 【地植え】 ラムズイヤーが大株に育って繁茂しすぎ、周囲の草花との調和を乱すようになってきたら、植え替えます。掘り上げて株を分けて小さくし、植え直しましょう。詳細は「土づくり」と「植え付け」の項目を参照にしてください。 【鉢植え】 ラムズイヤーは根の生育が旺盛で根詰まりしやすいので、鉢栽培の場合は毎年植え替えましょう。植え替えの際は、しばらく水やりを控えて土を乾かし、作業しやすいようにしておきます。鉢から株を取り出して根がびっしりと詰まっていたら、根鉢を少しずつ崩して古い根や土を取り除きましょう。株分けして数鉢に植え直して増やしてもいいですし、根を崩して1/2〜1/3まで小さくし、1回り大きな鉢に植え替えてもOKです。詳細は「土づくり」と「植え付け」の項目を参照してください。 増やし方 Taras Garkusha/Shutterstock.com 【株分け】 株分けの適期は、3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。大株に育っていたら株を掘り上げ、2〜3芽つけて根を切り分ける株分けをすると、株が若返ってその後の生育がよくなります。株数が増える分、数カ所に分けて植え込んでもいいですね。新しい植え場所に堆肥や腐葉土をすき込んで水はけをよくし、根鉢より1回り大きな穴を掘り、植え直すとよいでしょう。 【挿し芽】 挿し芽の適期は5〜6月頃か10月頃です。まず、勢いのある茎葉を約5cmの長さで切り取り、水を張った容器に入れて1時間ほど吸水させておきましょう。市販の草花用培養土を育苗用トレイなどに入れて、吸水させた茎葉(挿し穂)を挿します。摘心したり、切り戻して茎葉を使ってもOKです。水切れしないように管理すると、しばらくして発根するので、黒ポットなどに植え替えて育苗しましょう。株が大きくなったら、植えたい場所に定植します。挿し芽のメリットは、採取した株のクローンになることです。 【種まき】 種まきの適期は4月か9月で、発芽適温は15〜20℃です。種まき用のトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れ、タネ同士が重ならないようにばらまきします。タネが隠れる程度に土を薄くかけましょう。種が流れ出すことがないように、トレイより1回り大きな容器に浅く水を張り、トレイを載せて底面から吸水させます。涼しい場所で乾燥しないように管理し、発芽を待ちます。 発芽したら、日当たりがよく風通しのよい場所で管理しましょう。本葉が2〜3枚出始めたら、黒ポットに植え替えて育苗します。10日に1度を目安に、液肥を与えると生育がよくなります。本葉が5~6枚つくまで管理し、ポットに根が回ってしっかりした株に育ったら、植えたい場所に定植しましょう。 おしゃれなラムズイヤーを育てよう! Ole Schoener/Shutterstock.com この記事では、カラーリーフプランツとして人気の高いラムズイヤーについてご紹介してきました。多年草のため、一度植え付ければ長く根づいてくれるコストパフォーマンスの高い植物です。引き立て役にも主役にもなるラムズイヤーを、ぜひガーデンやベランダなどに迎え入れてはいかがでしょうか。
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育て方

よい状態の苗を手に入れるためにチェックしたい3つのポイント
どの苗を選びますか? バラはきちんと手入れをすれば、長く楽しめる花。せっかく苗を購入するのなら、よい状態の苗を手に入れたいものです。上の写真は、すべて同じ品種のバラ苗です。みなさんなら①、②、③のうち、どの苗を購入しますか? よい苗を手に入れるためには、次の3つのポイントをチェックすることが大切です。 バラの苗選びのポイント3つ 1.枝数が多く、新芽に勢いのあるもの まずチェックするべきポイントは、枝数が多く、新芽に勢いがあるかどうか。当たり前のことのようですが、初夏にバラを買う場合、つい美しい花が咲いている苗に目がいきがちです。株の状態をしっかりと確認して、よりよい苗を手に入れるように心がけましょう。 2.傷がないもの 写真のバラ苗は、接ぎ口の部分に大きな傷があります。このような苗は、生育に影響が出る可能性があるので避け、傷がなく、健康なバラを購入します。また、接ぎ口に枯れこみがなく、しっかりとくっついているのも大切なポイント。 3.病害虫の被害が出ていないもの バラの代表的な病気がうどん粉病(左)や黒星病(右)。うどん粉病は葉に白く粉が吹いたようになり、黒点病は葉に斑点が出て黄変し、やがて葉が落ちます。このような症状が出ている株は避けましょう。ほかに、白い粒のように見えるカイガラムシが枝に付着していることなどもあるので、害虫が生息していないかもよく点検します。病害虫を持った苗を家に持ち帰ってしまうと、その株のみならず、ほかの株にも蔓延し、大きな被害が出る可能性もあります。 *日当たりの悪い場所に置かれていた苗の場合、葉が数枚黄変していることがあります。黄変した葉に斑点が無ければ、黒星病ではないので、購入しても構いません。 苗を選ぶ時には、株の内部まで忘れずに確認を。傷があったり、枝の裏側などにカイガラムシが付着している場合もあります。 さて、今までご紹介したポイントから考えると、最初の写真で選ぶべき苗が見えてきます。3苗ともに大きな傷はなく、黒星病も発症していませんでしたが、枝数や新芽の勢いには差がありました。つまり、購入すべき苗は、最も枝数が多く、芽が勢いよく伸びている③の苗です。
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野菜

サツマイモの育て方は? これを読んでサツマイモの育て方を知ろう!
サツマイモとは goldenjack/Shutterstock.com サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属の根菜類です。原産地は中南米で、生育適温は16〜36℃、イモの肥大には20〜30℃が適しています。温暖な気候を好み、日本では主に西日本で栽培されています。栽培のスタートは、十分に気温が上がって遅霜などの心配がない5月頃から。乾燥した土壌で痩せ地を好み、肥料を施しすぎると、かえって地上部のつるばかりが茂ってイモが太らない「つるボケ」の現象を起こしてしまいます。 サツマイモは、17世紀頃に、東南アジアから中国を経て沖縄・九州に伝わったとされています。中国から伝わったイモとして、九州では「唐芋(からいも)」と呼ばれることが多く、本州では鹿児島から伝わったイモとして「薩摩芋(さつまいも)」と呼ばれるようになりました。サツマイモはやせ地でもよく育ち、収穫量も多いことから、天候不良による飢饉から何度も人々を救ってきた歴史があります。特に享保の飢饉では、本州では飢饉による餓死者が多数出たにもかかわらず、既にサツマイモが普及していた九州ではほとんど死者が出なかったことで、にわかに注目されるようになりました。凶作時の救荒作物として、一気に全国規模で栽培が広がっていったのです。当初は飢饉時のお腹を満たすためのイモでしたが、栽培が広まるにつれて味の改良が進むようになり、甘みの強い品種が生み出されて、食味のよい「おやつ」へと進化を遂げました。江戸時代には石焼きイモ屋が人気を博し、庶民に愛される存在だったようです。 サツマイモは、意外にもビタミンC、ビタミンEを多く含み、美容・美肌に効果があるとされています。またβ-カロテンやビタミンB1、B2、B6のほか、カリウム、鉄分などのミネラル成分も豊富。整腸作用のあるセルロースの含有量も多く、便秘の解消が期待できます。 サツマイモの種類 PJjaruwan/Shutterstock.com サツマイモは人気の食材だけに、その品種数は大変多いのが特徴です。形に注目してみれば、細長い形、ずんぐりとした紡錘形、やや短めの円筒形があります。果肉の色に注目すると、ベージュ、黄金色、オレンジ色のほか、紫色なども。味もさまざまで、糖度が高いもの、食感がねっとりしているもの、ホクホクしているものなどがあります。ここでは、その食感に注目して分類し、サツマイモの多様な品種についてご紹介していきます。 ホクホク系 【紅あずま】 長紡錘形でイモの揃いがよく、大きく肥大して収穫量も多いので人気が高い品種です。皮の色は鮮やかな赤紫で、果肉はクリーム色。粉質の食感で、じっくりと加熱すると甘みが増します。 【紅小町】 長紡錘形で果皮は鮮やかな紫色、果肉は淡い黄色。貯蔵すると果肉が濃くなります。甘くて食味がいいので、焼きイモやふかしイモにすると絶品。 【高系14号】 高知県で生まれた品種です。紡錘形で、鮮やかな紫色の果皮、クリーム色の果肉。程よい上品な甘さが魅力です。砂質土壌での栽培に向いています。 【パープルスイートロード】 ややスマートな紡錘形で、果皮は紫色。果肉は紫色で、アントシアニンを多く含み、あっさりとした甘みが感じられます。ふかすと色も味も濃くなるのが特徴的。 【鳴門金時】 紡錘形で、果皮は鮮やかな紫色、果肉は黄色で、大変ポピュラーに出回っている品種です。しっとりとホクホクのバランスがよい食感で、甘みも強いので人気があります。 しっとり系 【べにまさり】 紡錘形で、果皮は赤、果肉は淡い黄色。甘みが強くて柔らかく、特にじっくり蒸して食べるのがおすすめ。収穫量が多く、早く収穫できる特性があります。 【シルクスイート】 ずんぐりとした短紡錘形。赤紫皮は肌合いがなめらかで、果肉は濃い黄色。収穫直後は粉質の食感ですが、貯蔵することにより、粘質でシルクのような食感を楽しめます。 【ひめあやか】 コロンとした短紡錘形で、濃い赤紫の果皮、クリーム色の果肉。しっとりとした舌触りで、食べきりの「姫サイズ」が特徴です。病気に強く、栽培しやすい品種です。 【アメリカ芋】 皮色はベージュ色、果肉は淡いクリーム色。昔ながらの品種で食感がよく、根強い人気を誇っています。乾燥しやすい土壌に向く性質です。 ねっとり系 【安納芋】 短紡錘形をしており、皮色はくすんだ紅色で、果肉は淡いオレンジ色。ねっとりとした食感で濃厚な甘みが口に広がります。食感のよさは群を抜き、サツマイモ界のスター的存在。 【べにはるか】 ふっくらとした長紡錘形で、赤紫の皮色に、淡い黄色の果肉です。ねっとりとした食感で、甘みが強いのが特徴。収穫時は形が大きさの揃いがよく、安定した収穫量が得られます。 【クイックスイート】 長い紡錘形で、赤紫の皮色、クリーム色の果肉。他の品種に比べて糖度が最高値に達する温度が低いため、電子レンジで調理しても十分な甘さが得られます。 サツマイモの栽培時期 tamu1500/Shutterstock.com サツマイモの栽培は、温暖な気候を好む性質のため十分に気温の上がった5月頃に、苗の植え付けからスタートします。根づいてしまえば、救荒作物だけに痩せ地でも奔放につるを伸ばして生育するので、メンテナンスの手間はほとんどかかりません。夏を越えて、収穫は10月頃から行います。収穫量が多く、丸々と太ったイモを収穫できることから、お子さんのいる家庭では食育におすすめの野菜です。土の中を探って掘り当てた時の感激体験は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。 サツマイモの育て方 ここまで、サツマイモの基本情報や種類、栽培時期などについて触れてきました。では、ここからは菜園ライフの実践編として、サツマイモの育て方について詳しく解説していきます。他の野菜とは一風変わっている苗の植え付け方や、日頃の管理、収穫や保存の仕方など、順を追って掘り下げていきますよ! 苗の準備 ジャガイモやサトイモが種イモの植え付けからスタートするのとは異なり、サトイモの栽培は、苗の植え付けからスタートします。意外ですよね。苗は5月頃から出回り、ホームセンターなどでつる苗を束ねた状態で売られています。しかも根がついていないんです! 「これじゃ植えても根付かないのでは?」と不安になるかもしれませんね。じつのところサツマイモは「挿し穂」が苗として流通しており、厳密にいえば挿し芽からのスタートと捉えてください。サツマイモは生命力が旺盛なので、挿し芽からの栽培でたくさんのイモを収穫できるのです。サツモイモの繁殖力たるや、凶作による飢饉から幾度となく人々の飢えを救ってきた「救荒作物」と表現されるのも納得がいきますね。 つる苗は、茎が太くてしなやかで、葉が5〜6枚ついている新鮮な苗を選びます。節間が短くがっしり締まっているものを選びましょう。「下葉が黄化しているものや、発根しているものは避けて」とよくいわれますが、茎が腐ってさえいなければ、生育には問題ありません。 苗を購入したら、1本ずつにばらして新聞紙などの上に並べ、日陰で3〜4日乾かします。これはそのまま新鮮な状態で植えると強い日差しに弱ってしまい、活着が悪くなるのを克服するために行う、「ハードニング」処理というテクニックです。しおれた状態になった苗を、植え付けの前日に水を張ったバケツにつけ込み、切り口から十分吸水させてください。すると水分を吸い上げてまた茎葉がシャキッとして勢いを取り戻します。この処理をすることで、苗の切り口周辺から発根しやすくなり、畑に植え付けた後の活着もよくなります。 土づくり Sleepyhobbit/Shutterstock.com サツマイモは、水はけのよいやせ地を好みます。前作に作物を育てていた場所では、肥料が残っているので無肥料で育てるとよいでしょう。また、適した土壌酸度はpH5.0〜7.0と幅があり、苦土石灰を散布しておく必要もありません。全く植物を植えていない場所で新たに栽培を始めるなら、元肥は植え付けの2週間ほど前に1㎡当たり堆肥500g、緩効性化成肥料(N-P-K=8-8-8)30gを全面にまいてよく耕し、土づくりをしておきます。しばらく置くことで肥料成分の分解が進んで土が熟成し、根づきやすくなります。 植え付け Vasyliuk/Shutterstock.com サツマイモの苗の植え付け適期は、気温が十分に上がった5〜6月中旬です。植え付けの際、日差しが強い日では苗が傷むことがあるので、曇りや小雨の日を選ぶとよいでしょう。晴天の場合は、夕方に作業しましょう。 畝幅は約1m取り、約20〜30cmほど土を盛ってカマボコ型の高畝を作ります。これはサツマイモが水はけのよい環境を好むためで、また十分に耕して盛り土することで、イモの太りもよくなります。 高畝には、地温を上げるために黒のマルチフィルムをピンと張り、風で飛ばされることのないよう四方に土を盛ってしっかり固定を。黒のマルチフィルムは光を通さないので雑草対策にもなります。 高畝の中央に約30cmの間隔を取って、黒のマルチフィルムに穴を開けます。植え穴は深さ10cmほど取り、前日に吸水させておいた苗を斜めに寝かせて置き、茎の部分に土をかぶせて植え付けます。 植え付けから1〜2日は、不織布をふわりとかけて周囲に土を盛って固定しておくとさらに万全。強い日差しや風から苗を守ってくれます。 つる返し 順調に生育してサツマイモのつるが1m以上に伸びたら、「つる返し」の作業を行います。つるが伸びて株元が見えないくらいに伸び放題になっていたら、つるを持ち上げて裏返し、株元に戻します。その後もつるが周囲へ旺盛に伸びようとしていたら、この「つる返し」を繰り返しましょう。 「何のための作業?」と不思議に思う方もいるかもしれませんね。これはつるが伸びて地面に着くと、そこから根を出してイモを作ろうとするために、栄養が分散されてイモの太りが悪くなるからです。サツマイモの繁殖力、恐るべし! 大きなイモを収穫するためには、必要なひと手間となります。この時、雑草が生えていたら抜いておきましょう。 収穫 kridsada tipchot/Shutterstock.com 10月上旬に、畝が盛り上がってきたら収穫のタイミングです。「高畝に長くおいておくほどイモが太るのでは?」と欲張ってはダメ。気温が5℃以下になるとイモが傷むので、収穫適期を逃さないようにしましょう。サツマイモのつるの切り口からが分泌される樹液が服につくと取れないので、作業の際には汚れてもいい服装で行ってください。 はじめに、黒のマルチフィルムをはがし、畝を覆い尽くすように広がっているサツマイモのつるを鎌などで切り取ります。株元から30〜40cmほど離れた場所にスコップの刃を差し込んで土を掘り起こし、周囲を手で探ってサツマイモを取り出しましょう。 追熟と保存 Ratchat/Shutterstock.com サツマイモは、収穫から2〜3週間ほど置いて追熟させると、甘みが増します。時間を置くことで、イモの中に含まれるデンプンが糖に変わるからです。収穫の際にクワなどの刃が当たって傷がついたイモなどは早めに食したほうがよいのですが、他はしばらく貯蔵してから食べ始めるのがおすすめです。サツマイモは寒さに弱い性質のため、保存の際には冷蔵庫には入れないでください。サツマイモの貯蔵に適した温度は13℃前後で、湿気の多い環境を好みます。新聞紙などに包んで断熱効果がある発泡スチロール製の箱などに入れて、室内に置いておくとよいでしょう。 注意点 praditkhorn somboonsa/Shutterstock.com 【地植え栽培での水やりは不要】 地植えの場合は下から水が上がってくるので、水やりは不要です。サツマイモは、乾燥に強い性質だからというのも理由の一つです。秋に乾燥した気候が続くとおいしいイモを収穫できます。 【つるぼけに注意】 やせ地でも育つサツマイモは、肥料分が多いとかえって茎葉ばかりが旺盛に茂って、イモが太らない「つるぼけ」になるので注意してください。特に窒素成分を多く含む肥料を与えると「つるぼけ」の状態になりやすくなります。 【ハスモンヨトウの発生にご用心】 サツマイモにはほとんど病害虫が発生せず、放任してもよく育つ野菜です。ただし、ハスモンヨトウの発生にはご注意を。 サツマイモの葉に蛾のハスモンヨトウが卵を産み付けることがあり、孵化した幼虫が旺盛に葉を食害します。孵化したては小さいのですが、成長するとギョッとするほど大きくなり、その分食欲も旺盛に。昼間は土中に潜んでいますが、夜間に活動して一晩で葉を穴だらけにしてしまうほどです。葉に穴が開いている形跡はないか、パトロールして、見つけ次第捕殺しておきましょう。 サツマイモを家庭菜園で育ててみよう! Piyaset/Shutterstock.com サツマイモは簡単に栽培できるので、秋の収穫を目指して初夏から始める家庭菜園におすすめの根菜類です。収穫適期を迎えて土の中を丁寧に掘ると、ゴロゴロと大きく太ったイモが見つかり、宝探しのようなワクワク感があります。農耕民族の血が騒ぐのか、イモ掘る人々の目は老若男女を問わずキラキラと輝くもの。ぜひサツマイモを家庭で栽培して、収穫の喜び味わってみませんか?
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満開のバラの庭をつくる秘訣 新発売の有機肥料「マイローズばらの天然有機肥料」でバラをもっと美しく咲かせよう!
夢のように美しいクリニックの庭 初夏の庭を華麗に彩るバラの花々。右の赤いバラは‘フレーズ’、淡いピンクのバラは‘プリュム’。 どこを見てもまるで一幅の絵画のように美しく咲き誇るバラや季節の花々…。かぐわしい香りのバラはどれも贅沢に花を咲かせ、庭を彩る宿根草や一年草は初夏の爽やかな風に揺れています。ここは、鳥取県米子市でガーデニストの面谷ひとみさんが丹精する面谷内科・循環器内科クリニックの初夏の庭。患者さんに癒やしを与えられるよう、面谷さんは日々の手入れに励みます。春はチューリップなどの球根、夏はポピーなど、季節によりさまざまな花々が咲き継ぐ美しいクリニックの庭で、初夏の主役となるのはバラの花。構造物に絡むつるバラや、宿根草と混ざり咲く木立ち性のバラが満開を迎えます。 ぼれるように咲くコテージローズ。 雪が降り積もったかのように小輪の花をいっぱいにつける‘ポールズ・ヒマラヤン・ムスク’や、‘セプタード・アイル’ ‘ジャック・カルティエ’をはじめとする香りのよいイングリッシュローズやオールドローズなど、庭に取り入れられているバラの品種は100種以上。どれもが生き生きと枝を伸ばし、見事な花を咲かせます。バラ栽培では薬剤の使用が効果的ですが、さまざまな体調の人が訪れる「クリニックの庭」という性質上、面谷さんの庭づくりは無農薬での栽培が基本。無農薬栽培なので、季節には花を摘んでバラジャム作りも楽しんでいます。薬剤を使わずにバラを美しく咲かせるためには、害虫や病気をなるべく寄せ付けないよう、バラ自体が健康で丈夫であることが第一です。 ベテランガーデナーも高評価! バラをより美しく咲かせる「マイローズばらの天然有機肥料」 バラは“肥料食い”といわれるほど、生育に合わせた適切な肥料やりが大切な植物。「肥料をやるとやらないとでは花のつき方が違うので、バラ栽培では肥料は必須です」と、面谷さんもその重要性を実感しています。そこで今年、面谷さんがバラの肥料として取り入れたのが、2024年に発売されたばかりの「マイローズばらの天然有機肥料」。バラに最適な養分をしっかり含み、土壌改良効果も期待できる100%有機質肥料です。「特に私の暮らす山陰は日照時間が少なく、春の植物のスタートが遅いので、成長を助けてくれる肥料を与え、5月の開花時期へとつなげるため、必ず肥料を与えます。『マイローズばらの天然有機肥料』は初めて使用してみましたが、粒状なので、とても使いやすかったです! 今年の花の季節が楽しみです。」 「春に培養土とセットで、土に混ぜ込んで使いました」と面谷さん。 販売会社も胸を張る自信作!「マイローズばらの天然有機肥料」の特徴 「マイローズばらの天然有機肥料」は、ゆっくり効く米ぬかぼかしをベースに、効き目の早い動物質有機肥料を組み合わせた、100%天然由来成分でできた発酵肥料。バラをデザインしたパッケージでお馴染み、初心者からベテランガーデナーまで多くの人に愛され続けるバラ栽培のためのロングセラー「マイローズ」シリーズに、初めて登場した待望の有機質肥料です。もちろんオーガニック栽培にも使用可能。肥料の三大要素である窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)はもちろん、健全な成長に必要な各種微量要素やビタミンも、バラの生育に最適なバランスで配合されています。さらに発酵を促す有用微生物を豊富に含むので、土壌中の有用微生物群を活性化させ、土壌環境を改善させる働きもあります。肥料としてはもちろん、土作りにも同時に役立つため、根張りをよくして株を充実させるのに効果的です。 「マイローズばらの天然有機肥料」は計量しやすく、手でつかんでぱらぱらとまきやすいペレット状の形状が、使いやすさの秘密。粉状のものが多く、小さな範囲ではやや使いづらい米ぬかぼかしを、バラの株元や鉢植えなどにも施肥しやすい形にしています。植物質原料が主体なので、ニオイが少ないのも嬉しいですね。 「マイローズばらの天然有機肥料」の販売元で、多くの園芸資材の開発・販売を行っている住友化学園芸の牛迫正秀さんも、ぜひ多くの人に使ってみてほしいと語る自信作。肥料としての優秀さはもちろんですが、環境に配慮した製品づくりもおすすめポイントです。「『マイローズばらの天然有機肥料』の主原料は米ぬかで、そこにおからなどを加え、空気を送り込みながらかき混ぜ、微生物による発酵(好気発酵)の力で丁寧に作っています。米ぬか、おからは本来であれば捨てられてしまうものですが、それを有効活用し、さらにワンランク上の価値を高めたものに生まれ変わらせているという点で、地球にやさしいアップサイクル製品です。」と牛迫さん。また、袋に再生産可能な植物由来の資源を利用したインキを使用するなど、パッケージにも環境にやさしい素材が使用されています。 *アップサイクルは、今あるものを利用して別の用途のものに作り替え、付加価値を与えること。資源の有効活用方法の一つで、製品を原料に戻す際にエネルギーを必要とするリサイクルより、さらに持続可能な再利用の手法であるとされます。 住友化学園芸・牛迫さんに聞く!「マイローズばらの天然有機肥料」の効果的な使い方ポイント 「マイローズばらの天然有機肥料」の効き目は約3カ月なので、3カ月ごとに肥料を与えるのがおすすめ。12月の寒肥から始まり、3月、6月、9月のタイミングで施肥すると、途切れることなく肥料を供給できます。元肥として使用する場合はあらかじめ土に混ぜ込んでおき、追肥として使用する場合は株元に均一にばらまくか、土に軽く混ぜ込みましょう。 どんなバラにも使える「マイローズばらの天然有機肥料」ですが、特に効果を発揮するのが若い株です。花数が多く充実したバラを育てるためには、少なくとも1年目、できれば3年目ぐらいまでは、花芽はつけすぎないようなるべくピンチ(摘心)して、株作りを主体に育てるとよいのですが、その際の肥料には、施肥と同時に土壌を改良し、根張りを充実させる効果のある有機質肥料が最適なのです。特に根張り、株の充実が最優先となる新苗には、「マイローズばらの天然有機肥料」が抜群の効果を発揮します。 「マイローズばらの肥料」 3年目以降の成木には、有機肥料である「マイローズばらの天然有機肥料」に加え、同じ「マイローズ」シリーズの化成肥料「マイローズばらの肥料」を併用すると、さらに効果的。12月(寒肥)には有機肥料、3月の芽出し肥には化成肥料、花後の6月のお礼肥には有機肥料、夏剪定後の追肥として9月に化成肥料を与えるというように、株を充実させたい生育期にはじっくり穏やかに効く有機肥料、花芽を充実させたい時期には速効性の高い化成肥料と、交互に施肥するのがおすすめです。 肥料を効果的に使って庭をもっと美しく! 美しい5月のバラの庭をつくるためには、必要な肥料をしっかり与えることがポイント。オーガニック栽培にも利用できる「マイローズばらの天然有機肥料」なら、肥料として役割にとどまらず、土壌を改良して根張りをよくし、株を充実させる効果もあるので、この先何年にもわたって華麗な花を咲かせてくれる株づくりへの投資にもなります。もちろん、バラ以外の植物にも、量を調整することで使用可能なので、どんな庭にもおすすめ。新発売の有機肥料「マイローズばらの天然有機肥料」を上手に取り入れて、花あふれる美しい庭づくりを目指してみませんか。 協力/住友化学園芸 https://www.sc-engei.co.jp/
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ナス(茄子)の栽培を楽しもう! 栄養素から育て方までこれで完璧!
ナスの基本情報 Meilisa Dwi N/Shutterstock.com ナスは、ナス科ナス属の果菜類です。原産地はインドと推定されており、発芽適温や生育適温は20〜30℃。蒸し暑い日本の夏のような気候を好む、育てやすい野菜の一つです。一般家庭で栽培するなら、十分に気温が上がった頃のゴールデンウィーク頃に苗を購入して植え付けます。その後のライフサイクルは以下の通り。6月頃から開花が始まり、7月頃から収穫が可能に。最も暑くなる7月下旬〜8月上旬に切り戻して休ませると、涼しくなる頃から再び株が勢いを取り戻して、秋ナスの収穫ができます。寒くなると枯死するので、一通り収穫を終えたら早めに掘り上げて処分します。連作を嫌う性質があるので、一度植えた場所では、4〜5年はナス科の植物を栽培しないようにしましょう。 ナスの栄養素について MaraZe/Shutterstock.com ナスは汁物、煮浸し、揚げ物、炒め物など調理の幅が広く、日本の食卓には欠かせない野菜の一つですね。水分が約94%で、糖質約3%、食物繊維約1%、カリウム、β-カロテンなども含み、100g当たりのカロリーは22kcal。ナスの果皮の黒みを帯びた紫色は、アントシアニンの一種のナスニンと呼ばれる色素によるもので、強い抗酸化作用があるとされています。 ナスの品種 Picture Partners/Shutterstock.com ナスは、日本には奈良時代に中国からもたらされ、古くから栽培されてきただけに地方品種が多様で、170種にも及ぶとされています。形でいえば長卵形が最もポピュラーですが、長ナス、丸ナス、小ナスなどもあります。色では、ナス紺という言葉があるように、濃黒紫色がよく知られていますが、真っ白な白ナス、黄緑色の青ナスのほか、外国産では黄色やマダラ模様が入るものも。ほかに水分を豊富に含んで、握ると汁が滴る水ナスもよく知られていますね。ここでは、数ある品種の中でも、多く流通しているものについてご紹介します。 長卵品種 【千両二号】ツヤツヤとした濃黒紫色が美しい、定番人気の品種。果実の揃いがよく、果皮が柔らかくて調理しやすいのも特徴です。 【とげなし千両二号】全体にトゲがなく、メンテナンスや収穫時はもちろん、調理の際にも扱いやすいのが特徴。果実の揃いもよく、果皮が柔らかです。 【竜馬】やや小さめの実がつく超極早生種で、着果に優れています。草丈がコンパクトにまとまるので、管理がしやすいのも美点。 長ナス品種 【築陽】従来の長ナスよりも肉質がきめ細かく、やや太め。品質に優れ、奇形果の発生が少ないのも特徴。草勢旺盛で、生育期後半までスタミナを保ちます。 【黒陽】生育初期からたくさん収穫できる性質の長ナス。やや太めの果実で重量感があります。果揃い、品質もよい人気の品種です。 【長者】極早生の品種で分枝が早く、旺盛に茂って早いうちから収穫できます。ツヤツヤとした濃黒紫色で実つきがよく、たくさんの収穫を楽しめます。 【長岡長】長さは20cmほどで、ヘタの部分が小さく色ツヤがいい実姿をしています。耐暑性が強く、草勢旺盛でたくさんの収穫が可能です。果皮と果肉が柔らか。 その他の品種 【早生大丸】皮が柔らかく、ふっくらとした実姿の丸ナス。肉質が緻密でよくしまり、食感がいい品種です。田楽や煮ナスなどにおすすめ。 【くろわし】短めの長卵形の米ナスで、緻密な肉質。収穫適期は350gほどで、ずっしり感があります。少々とり遅れても肉質が低下しづらいのも長所。 【庄屋大長】果実の長さは35〜40cmにもなる大長ナス。果肉は特に柔らかく、極上の品質です。焼きナスにするのがおすすめ。耐暑性があり、作りやすいナスです。 【緑美】果実は黄緑色で、長さは30cmにも達します。果肉が柔らかく、甘みも感じられ、焼きナスや天ぷらにすると美味しい。 【下町美人】果実は白色、ヘタの部分は明るい緑色で目を引く大長ナス。果実の長さは26〜27cmになり、曲がらないストレートな実姿をしています。 育て方 ここまで、ナスのプロフィールから基本情報、含まれる栄養素、種類などについてご紹介してきました。では、ここからは実践編として、菜園で育てる方法と、ベランダやテラスで育てる鉢栽培の方法をご紹介していきます。ナスを種まきするには、加温して管理する必要があるので、一般家庭では苗の植え付けからスタートしましょう。植え付け方法や、水やり・追肥などの日々の管理、仕立て方や病害虫対策など、細かく解説していきますよ! 土作り Sleepyhobbit/Shutterstock.com 【菜園】 日当たり、風通しのよい場所を選びましょう。また、同じ科の野菜を続けて同じ場所で育てると、連作障害が出て生育が悪くなるので、4〜5年はナス科の植物を栽培していない場所にします。 植え付けの2〜3週間以上前に苦土石灰を1㎡当たり約150g散布し、よく耕して土に混ぜ込んでおきます。 さらに植え付けの1〜2週間前に、元肥を施します。畝幅を約60cm取り、その中央に深さ20〜30cmほどの溝を掘り、1㎡当たり堆肥約2㎏、緩効性化成肥料(N-P-K=8-8-8)約100gを均一になるように散布し、溝を埋め戻しましょう。高さ10cm程度の畝を作り、黒のマルチフィルムを畝全体にピンと張り、周囲の土を盛って風で飛ばされないように固定しておきます。黒マルチを張ることにより、地温が上がる効果があり、また雑草の予防にもなります。畝の長さは、場所や植え付ける株数によって調整してください。 事前に土作りをしておくことで、分解が進んで土が熟成します。 【鉢植え】 野菜用にブレンドされた、市販の培養土を利用すると便利です。 苗の植え付け yoshi0511/Shutterstock.com 夏野菜のナスは寒さが苦手なので、遅霜の心配がなくなるゴールデンウィーク頃が植え付けの適期です。苗は、ホームセンターや花苗店で購入します。茎が太くて節間が詰まってがっしりとした勢いのある苗を選びましょう。家庭で栽培するなら、少し値段は高くなりますが、病気の出にくい接木苗を選ぶと、成功体験を得やすくなりますよ! ちなみに収穫量の目標は、1株当たり約15〜20個です。「たくさんの苗を植え付けたために家族で食べきれない」という困った事態を防ぐためにも、どれくらいの苗数を購入すればよいかの目安にしてください。 【菜園】 黒のマルチフィルムに60cm間隔で穴をあけ、その下に苗を植える穴を掘ります。掘った穴にジョウロで十分に水を注ぎ、水が引いたら、苗をポットから取り出し、根鉢を崩さずに植え付けます。苗が幼いうちは、仮支柱として竹ひごなどの細い棒を苗から10cmほど離した場所にさして茎を誘引し、麻ヒモなどを8の字がけにしてぐらつかないようにしておきましょう。 【鉢植え】 ナスの苗は購入時にはまだ小さいので、それに合わせて小さな鉢を選んでしまいがちなのが、ビギナーが陥りやすい失敗ポイントです。ナスは、成長して実をつける頃になると、人の背丈ほどまで大きくなります。ですから、10号以上の大鉢に1株を目安にしてください。 底穴に鉢底網を敷き、底が見えなくなるくらいまで鉢底石を入れます。野菜用にブレンドされた培養土10ℓ当たり、苦土石灰約10g、緩効性化成肥料(N-P-K=8-8-8)大さじ2を混ぜ込んで、鉢に半分ほど入れましょう。ナスの苗を鉢に仮置きし高さを決めたら、ポットから出して根鉢を崩さずに植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取ります。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。 苗が幼いうちは、仮支柱として竹ひごなどの細い棒を苗から10cmほど離した場所にさして茎を誘引し、麻ヒモなどを8の字がけにしてぐらつかないようにしておきます。 水やり wavebreakmedia/Shutterstock.com 【菜園】 根づいた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、真夏の収穫期を迎える頃に水分不足になると、生育不良の原因になるので、雨が降らず乾燥が続く場合は水やりをして補いましょう。真夏は昼間に水やりすると水の温度が上がってすぐお湯になってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。真夏は気温の高い昼間に水やりすると、すぐにぬるま湯になり株が弱ってしまうので、朝夕の涼しい時間帯に行うことが大切です。 支柱の設置と誘引 stockt0_0/Shutterstock.com 【菜園・鉢植えともに】 草丈が30〜40cmになったら、仮支柱を抜き取り、本支柱を設置します。園芸用の太い支柱を茎の近くに、地中深く30〜40cmほど差し込み、主枝を誘引します。麻ひもで8の字結びにし、草丈が高くなったら同じ作業を繰り返します。ナスはたわわに実をつけるため、支柱でしっかり支えておかないとその重みに耐えきれずに倒れてしまうので、これは欠かせさない作業です。 わき芽かき 【菜園・鉢植えともに】 支柱の設置とともに、わき芽かきを行いましょう。主枝につく葉の付け根から新たに出る芽を、わき芽といいます。ナスの一番花が咲いたら、そのすぐ下の葉と、その下の葉から出るわき芽2本を残し、主枝とわき芽2本の計3本仕立てにします。それよりも下の葉から出ているわき芽は、すべてかき取ります。 追肥 Vaakim/Shutterstock.com 【菜園】 収穫し始める頃から、2週間に1度を目安に追肥を繰り返し、株の勢いを保ちます。黒のマルチフィルムの裾をめくり、1㎡当たり緩効性化成肥料(N-P-K=8-8-8)約30gをまいて軽く耕して土に混ぜ込み、畝側に土を寄せておきます。株元に与えずに畝の周囲に施すのは、この頃になると地中に新しく伸びているナスの根の先端は畝の周囲あたりまで達しているからです。ナスは次々と実をつけるため肥料を好みます。花のサイズが小さくなったり、葉色が悪く全体に勢いがなくなるのは、肥料が不足しているサインです。 【鉢植え】 10日に1度を目安に、野菜用の液体肥料を施して、株の勢いを保ちます。 収穫 Esin Deniz/Shutterstock.com 【菜園・鉢植えともに】 中長品種は、10〜15cmほどに育ったら、ヘタの部分で切り取って収穫します。あまり長く置いておくと種が入ってかたくなり、株も消耗するので、適期を逃さずにまめに収穫していきましょう。 秋ナス収穫のための更新剪定 mihalec/Shutterstock.com 【菜園・鉢植えともに】 秋ナスを収穫したい場合は、株を少し休ませましょう。7月末〜8月上旬頃になると、一通り収穫を終えて、ナスもちょっと間のびした状態になっているはずです。この時期に、3本仕立てにした各枝を、全体の2/3~1/2の長さまで切り取ります。 菜園では、同時に黒のマルチフィルムをはがして、株から30cmほど離れたところにスコップの刃を差し込んで根切りし、1㎡当たり緩効性化成肥料(N-P-K=8-8-8)約30gをまいて軽く耕して土に混ぜ込み、畝側に土を寄せておきます。 鉢植えの場合は、液肥の追肥を続けます。 これらの作業をすることで、疲れた株が盛り返して新しい枝や根を伸ばし、秋に再び実りをもたらしてくれます。 病害虫 nechaevkon/Shutterstock.com 【病気】 ナスの栽培で注意したい病気は、うどんこ病です。 多湿で風通しが悪い環境で発生しやすくなります。葉の表面が白く粉を吹いたような状態になり、放任するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。発症したら病気の葉を摘み取って処分し、適応する殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 【害虫】 ナスの栽培で注意したい病害虫は、アブラムシ、ハダニなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、茎葉について吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目にも悪いので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。 ハダニは、乾燥が続くと発生しやすい小さな虫で、葉裏などについて吸汁します。大発生すると株が弱るので、葉の表や裏にシャワーを勢いよくかけましょう。小さな虫なので、水の勢いで押し流すことができます。 ナスの栽培を楽しもう! Cande Digital 03/Shutterstock.com この記事では夏野菜の定番、ナスの基本情報や種類、含まれる栄養素など、詳しく解説してきました。特に育て方については、菜園や貸し農園などなくても、庭の片隅で、またはベランダやテラスでのコンテナ栽培など、一般家庭でもスタートしやすい方法を網羅しています。この夏のナスの収穫を夢見て、ぜひ苗の植え付けから始めてみませんか?
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育て方

5月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダーMay
紫外線対策をして作業を これからの季節は紫外線が強くなってきます。ガーデニングをする時は、日焼け止めを塗る、帽子をかぶるなどUV対策を忘れずに。ちょっと水やり、と思って外へ出たら、あれこれ目について、いつの間にか本格的に庭仕事を始めていた……ということも。ガーデニングセットとしてひとまとめにしておくとよいでしょう。 夏野菜の準備をしよう 5月はトマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ、ゴーヤをはじめ、いろいろな野菜の苗の定植の時期です。ホームセンターや園芸店で苗を入手したら、早めに植え付けましょう。3月中旬にタネを播いたトマトなども苗が大きく育ち、最初の花が咲く頃。そろそろ定植の時期です。定植や水やりについて、詳しくはこちらの記事を参考に作業を進めましょう! 一年草の種も播き時 上写真:Quang Ho/shutterstock.com 5月になったら一年草の種を播きましょう。アサガオの種は硬いので、一晩水につけてから播くと、よく発芽します。そのほか、インパチェンス、ペチュニア、ジニア、ナスタチウム、ニゲラ、マリーゴールドなども今月の下旬までに播いておきましょう。いずれも夏の庭を美しく彩ってくれる花々です。 鉢植え植物の水やりを忘れずに nulinukas/shutterstock.com 夏ほど気温が上がらず、過ごしやすい気候の初夏ですが、実は水切れの危険性が高い季節でもあります。成長期を迎える植物は、水を勢いよく吸い上げることに加え、まだ夏ではないからと油断しがちなこともあり、鉢植えだと特に水切れに陥る可能性が高いのです。日々の手入れに加え、植物の様子や鉢土から、水切れしていないかを注意深くチェックしましょう。自動灌水機を利用している人は、いま一度設定された水やり状況の確認を。 母の日のカーネーションを長く楽しむために Alexander Raths/shutterstock.com 母の日に贈る花としておなじみとなったカーネーション。鉢植えのカーネーションなら、少し手入れをすることで、母の日が過ぎた後も長く楽しめます。母の日の贈答用に作られたカーネーションの鉢植えは、美しく見せるために密生させてあることが多く、やや根詰まり気味のものがほとんどです。まずは一回り大きな鉢を用意して植え替えましょう。 aniana/Shutterstock.com 蒸れに弱いため、傷んだ葉や花がらを取り除いて風通しのよい場所で管理し、必要であれば切り戻しを行います。水やりの際は、つぼみに水がかからないように土に水をかけます。開花中は適宜肥料を与えると花付きがよくなります。また、花後に切り戻しをすると、春以降に揃って新芽が吹きます。カーネーションだけでなく、最近人気の高いアジサイの鉢植えも、植え替えしたり地面に下ろすと水が切れずよく育ちます。 花後の球根類の手入れと管理 pinkomelet/shutterstock.com 春に咲いた球根類は、花後のこの季節が翌年の開花のために球根に栄養を蓄える時期。花がらを取り除いた後は、カリ成分の多い肥料を施します。葉は光合成を続けているので、自然に黄色くなるまで切ってはいけません。麻紐などで葉をまとめたり、大きく葉を広げる宿根草で隠してガーデンの景観の邪魔にならないようにし、休眠期を迎えるまでそのままにしておきます。休眠期に入った球根は葉を切り、植えっぱなしにできない球根などは、必要に応じて掘り上げて来年のために保管します。 果樹の摘果の時期です Yuriy Kulik/shutterstock.com ウメやリンゴ、アンズなど、多くの果樹が小さな実をふくらませ始める季節。一つひとつの実を大きく育てるために、元気のよい実を選別して残す摘果を行いましょう。まだ若い木にとっては、株への負担を和らげるためにも果実の数を減らすことが大切です。リンゴの場合は、30~40枚の葉につき1個の果実を残す程度の割合で摘果します。 多肉植物のタイプに合わせた手入れを Milosz_G/shutterstock.com 多肉植物には、夏型種、冬型種、春秋型種があり、各タイプによって、この季節に成長期を迎えるものと休眠期を迎えるものが分かれます。生育を開始する夏型種へは水やりを徐々に再開し、成長期の夏型種や春秋型種には、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。休眠期に入る冬型種への水やりは少なめか断水します。屋外で育てている場合、休眠期に入ったものは雨の当たらない場所に移動しましょう。室内から戸外に移動する場合は葉焼けに注意。また、夏に成長する多肉植物の植え替えも、成長期に入る前のこの時期に行います。 植物園や観光ガーデンのバラが満開を迎える時期です 約2,200品種 2,800株のバラをコレクションする神奈川「横浜イングリッシュガーデン」。2025年のバラの季節のイベント「ローズ・フェスティバル」は、4月19日(土)~5月25日(日)に開催。詳しくはこちら。写真/桜野良充 バラをはじめとするガーデンプランツが咲き競う5月は、見頃を迎えるガーデンが多く、イベントが予定されているところもあります。イベント会場やオープンガーデンは、気になる植物や品種に出合えたり、参考にしたいガーデンテクニックを発見できるよい機会です。特に、育ててみたい植物がある人は、実際に植物に触れることでカタログだけでは分からない情報を得ることができるので、実際に咲く花をチェックするのにいい季節です。




















