スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中! 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中! 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)発売中!
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園芸用品

いまチェックしたい! 夏野菜の基本のお手入れ方法&6月から栽培スタートができる野菜9選
5~6月は野菜苗がどんどん成長する季節 imageBROKER.com/Shutterstock.com トマトやナスなど、多くの夏野菜の植え付けのピークは4~5月。ゴールデンウィークの頃に家庭菜園をスタートした方も多いのではないでしょうか? こうした苗たちは、植え付け後しばらくして根が張ってくると、ぐんぐん成長を始めます。多くの野菜苗は日照時間が5時間以上必要ですが、その条件をクリアしていればベランダなどでも栽培できますね。最近の苗は丈夫で育てやすいものが多く、あまり手をかけなくてもちゃんと収穫できますが、必要なお世話をしてあげるとより元気に育ち、収穫量もアップ。植え付けから収穫までの間、いまやるべき夏野菜のお手入れをおさらいしましょう! 夏野菜の基本のお手入れ Maren Winter/Shutterstock.com あまり手をかけなくてもぐんぐん成長する野菜たちですが、よりよい収穫を期待するには、苗の植え付け後に、さまざまなお世話が必要です。必要な作業は野菜によって異なりますが、ここでは多くの種類に共通する基本的なお手入れを解説します。 水やり Audio und werbung/Shutterstock.com 植物を育てるときに、まず欠かせない作業が水やり。ほかの作業はやらなくてもすぐに枯れてしまうことはありませんが、水やりばかりはそうもいきません。特にプランターで育てている場合、水やりは必須です。 地植えで育てている場合、基本的には根付いてしまえば水やりは不要です。しかし、気温が高く乾燥しやすい夏場は、必要に応じて水やりを行いましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっているのは、水を欲しがっているサインです。プランターで栽培している場合は1日1回の水やりが基本ですが、気温が高いときや実がつく時期は、必要に応じて朝夕2回の水やりをするとよいでしょう。ただし気温の高い昼間に与えると、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 キュウリやナスなどは実がつき始めると水を欲しがるので、雨が降らずに日照りと乾燥が続くようなときは、水やりをして補います。一方、トマトやミニトマトは水分が多すぎると実割れの原因となるので、乾燥気味に育てるのがポイント。育てている野菜に合わせた水やり覚えておきましょう。 追肥 encierro/Shutterstock.com 野菜は適切に肥料を施すことで健全に生育し、収穫量がアップします。植え付け時の元肥は成長につれて切れるため、適宜追肥を与えましょう。追肥のタイミングは野菜によって異なりますが、多くは植え付け後およそ1カ月後。その後は2週間ごとに与えるとよいでしょう。ただし、肥料は多すぎても生育に悪影響があるため、用量を守って施すことが大切です。追肥として与える場合は、速効性の高い液肥や化成肥料がおすすめ。実を収穫する果菜類には、花つき・実つきをよくするカリを含むものなど、それぞれの野菜に応じた肥料を選びましょう。根が吸収しやすいよう、株元ではなく伸びた根の少し先に施肥するのがコツです。 支柱立て Kelly Marken/Shutterstock.com トマトやナスなど、成長すると自らの重みで倒れてしまうような野菜を育てるには、支柱が欠かせません。支柱で株を支えて葉が茂りやすいよう安定させることにより、株全体に日がよく当たり、たくさん収穫できるように育ちます。また、地面に触れて病害虫が発生するリスクも減らせます。キュウリやゴーヤなどつる性の野菜は、支柱に加えてつるが絡まる場所としてネットも設置しましょう。支柱の種類は、大きく分けると、野菜の株元にまっすぐ1本立てる直立式と、2列に並べた支柱を上部で交差させる合掌式の2つがあります。仕立て方や目的によって、支柱の立て方を工夫するのも楽しいもの。よりおしゃれで使いやすい支柱も販売されています。野菜に合わせて、誘引しやすく育てやすい支柱を選びましょう。 支柱には天地があり、尖ったほうを土に挿して使用します。倒れないよう、しっかり深く挿し込みましょう。苗を植えた後に支柱を設置する場合、株元から少し離して挿すなど、根を傷つけないよう注意を。また、支柱の連結部分は、紐やクリップを用いてしっかりと固定します。 中耕(ちゅうこう)・土寄せ withGod/Shutterstock.com 中耕とは、野菜の生育中に株元を耕すこと。土寄せは、株元に土をかき寄せること。中耕して土寄せすることで、根がしっかりと張り、株が倒れるのを防ぐ効果があります。特に、高く成長するトウモロコシや、地下部を収穫するジャガイモやサトイモ、ラッカセイなどは、株がぐらついて倒れたり、イモなどが地表に露出しないよう、土寄せを行うのが効果的です。また周囲を耕すことにより、通気性や水はけがよくなったり、雑草を防止する効果も見込めます。追肥の際に併せて行うとよいでしょう。 わき芽かき・摘心 johan kusuma/Shutterstock.com わき芽とは、葉や茎の付け根から出てくる芽のこと。こうした芽をすべてそのまま育てると、茂りすぎて風通しが悪くなり、また栄養が分散して充実した実ができにくくなります。主枝や親づるの成長を促すため、トマトやミニトマト、ナスなどはわき芽かきや摘心をしながら育てます。わき芽かきの際は、まだわき芽が小さいうちに手で摘み取るのがベスト。大きくなりすぎた芽を摘むと、株にダメージになることがあります。成長期にはあっという間に大きくなるので、水やりの際などに、わき芽が出ていないかをこまめに確認するとよいでしょう。 わき芽をすべて摘み取ることを「1本仕立て(1本立て)」、主枝のほかにわき芽を2つ残すことを「3本仕立て(3本立て)」といいます。1本仕立てでは大きく立派な実ができますが、わき芽を多く残すとそれだけ花数は増えて実の数は多くなります。目的に合わせて仕立て方を選ぶとよいでしょう。 一方、ゴーヤやモロヘイヤなどは、わき芽の発生を促し、草丈をコントロールするために、つるや茎の先端を摘み取る摘心をしながら育てましょう。わき芽を多く出させることで収穫量が増え、また成長しすぎて葉が硬くなるのを防ぐことができます。 病害虫対策 Jsita/Shutterstock.com 野菜の栽培では、病害虫が発生すればそれだけ収穫できる量が少なくなってしまうため、病害虫対策が必須です。家庭菜園では特定の植物に偏って栽培することが多く、生態系が崩れて、病気や害虫が発生しやすい環境になりがちです。 病害虫の被害を防ぐには、まずは病原菌や害虫を持ち込まないことが大切。苗を購入する際は、病害虫の被害が出ていないか、状態を確認し、健全で丈夫なものを選びましょう。また、わき芽かきや剪定を行って風通しよく栽培することも、病害虫の発生を抑えるポイントです。 病害虫が発生してしまったら、初期のうちに対処することでダメージを抑えることができるので、こまめな見回りが重要です。害虫を見つけたら捕殺するか、適用のある殺虫剤を使用して対処しましょう。病気を見つけた場合も、周囲に広がらないよう発病部分を処分し、適用のある殺菌剤で対処します。 野菜苗や花苗の病害虫対策にこれ1本!ベニカVフレッシュスプレー 病害虫が発生すると、葉に穴があいたりして見た目も悪く、せっかく大きくなってきた野菜が食べられてしまわないかと心配で日々ストレスになりますよね。家庭菜園で、手軽に病気や害虫に対処したいという方におすすめなのが、気になったときにさっと使える殺虫スプレーや殺菌スプレー。希釈の必要がなく、必要なときに必要なだけ使えるスプレータイプは、家庭菜園やベランダガーデンで楽しむ小規模ガーデナーさんにぴったりです。なかでも、さまざまな野菜に幅広く使え、家庭菜園で発生しやすいベーシックな病害虫対策を網羅したものを選べば、1本で病害虫対策は準備完了です。 2024年、数々の園芸資材の開発・販売を行う住友化学園芸が、55周年記念商品として発売した「ベニカVフレッシュスプレー」は、家庭菜園ビギナーにおすすめしたい、そんな手軽な万能スプレー。3つの有効成分がしっかり効く、殺虫殺菌スプレーです。トマトやナス、キュウリなど、家庭菜園でよく育てられる野菜はもちろん、カキやブドウ、リンゴなどの果樹、バラをはじめとする花き類、さらに庭木類と、幅広い植物に使えるので、大抵のケースはこれ1本あれば対応可能。アブラムシ、アオムシ、ウリハムシ、カイガラムシなど、庭や家庭菜園の定番害虫に、素早く効いてくれます。植物によっても異なりますが、レタスやキャベツといった葉菜類は収穫7日前、トマトやナスなどの果菜類は収穫前日まで使用できるので、気になったよきに使いやすいスプレーです。ただし、総使用回数の制限などはあるので、注意事項をよく読んで適切に利用しましょう。 使用の際にはよく振ってからスプレーを。ジェットノズルに切り替えれば、手の届きにくい場所や背の高い果樹にも対応できます。 「ベニカVフレッシュスプレー」は、殺虫成分が効きにくい薬剤抵抗性害虫にも効果がある物理防除の殺虫成分に加え、浸透移行性の殺虫・殺菌成分を配合。有効成分が植物全体に行き渡り、植物自体が病害虫に対抗できるようになるので、スプレーした後も効果が続き、雨が降っても流れません。例えばアブラムシへの効果は、なんと1カ月! 一度シュシュッとスプレーすれば、何度も対策する必要がない手軽さは、家庭菜園で大きな魅力です。また、逆さ散布可能なので、害虫が潜みやすい葉裏を狙って噴霧できる使い勝手のよさも嬉しいですね。殺菌成分も含むため、害虫対策だけでなく、キュウリやトマトなどに発生しやすいうどんこ病や、バラの黒星病にも効果があります。感染後の症状拡大を防ぐのはもちろん、そもそも病原菌の感染を防ぐ予防効果も! ニオイも少ないので、住宅地でも気兼ねなく使えますよ。 「ベニカVフレッシュスプレー」は、1,000mlと420mlの2サイズがあるので、庭の大きさや使用量に合わせて選べます。 まだ間に合う! 6月まで植え付けができる野菜9選 ここまでは、すでに植え付けた苗のお世話を解説しましたが、「忙しくてまだ苗を植えていない!」という方も大丈夫。ここからは、6月に苗の植え付け適期を迎える野菜を9種ご紹介します。まだまだ夏の家庭菜園のスタートに間に合いますよ! オクラ Hari Mahidhar/Shutterstock.com オクラの植え付けは5~6月。種まきも6月まで可能です。高温を好むので、十分に気温が上がってから栽培を始めましょう。草丈は100〜150cmで、比較的大きく育つため、支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。太く長い根を持つ直根性の植物で、この根を傷めると生育が悪くなるため、できるだけ根鉢をくずさずに植え付けるのがポイントです。7月頃からアオイに似たパステルイエローの愛らしい花を咲かせ、開花から1週間くらいすると、7cmほどの実が収穫できます。開花し始めた頃から2週間に1度を目安に追肥を与えますが、オクラは吸肥力が強く、窒素分が多いと葉ばかりが茂って実がつかなくなるため、肥料は控えめに与えましょう。原産地では多年草ですが、日本では寒い冬を越せないため、一年草扱いの野菜です。 ●オクラはどうやって育てるの? 夏に食べたくなるオクラを育ててみよう! エダマメ nnattalli/Shutterstock.com エダマメの種まきや植え付けの適期は5~6月。初心者でも簡単に種まきから育てることができます。直まきにすれば植え付けの際に根を傷める心配がありませんが、マメ類のタネや双葉は野鳥の好物なので、鳥に食べられないよう注意しましょう。本葉が5枚程度になったら茎の先端を摘心すると、わき芽が出て枝数が多くなり、よりたくさん収穫できます。エダマメは根を浅く張るため乾燥に弱く、特に開花期は水切れに注意が必要。この時期に水切れすると、株や実の生育に悪影響が出ます。植え付けから80日程度で収穫しますが、そのまま育てて大豆として収穫することもできますよ。 ●プランター栽培もOK! 大豆=枝豆を育ててみよう ゴーヤ Jahangir Alam Onuchcha/Shutterstock.com ゴーヤの植え付け適期は、5月中旬~6月上旬。タネから栽培する場合は、5月中旬までを目安に種まきをしましょう。つるを伸ばして生育する植物なので、支柱やネットの設置が必須です。たくさん実るとかなりの重さになるので、支柱は深く挿し込み、ネットはしっかりと固定することが大切です。つるが伸びてきたら適宜誘引を。ある程度成長したらつるの先端を摘心すると、つるの数が増えて収穫量が多くなります。ゴーヤは葉が薄く蒸散しやすいので、水切れに注意しましょう。特に手をかけなくても自然に受粉しますが、ベランダなど昆虫が飛来しにくい環境では、雄花を摘み取って雌花に花粉をこすりつける人工授粉をするとより確実です。 ●家庭菜園やグリーンカーテンに最適! ゴーヤの育て方教えます! キュウリ boyphare/Shutterstock.com キュウリは苗から育てるのが一般的ですが、十分に気温が上がった6月以降は直まきして育てることもできます。つる性の植物なので、地面につるを伸ばす「地這栽培」もできますが、家庭菜園では場所を取らない支柱栽培がおすすめ。支柱やネットを用意し、適宜誘引しながら育てます。水を好むので、水切れさせないよう注意しましょう。支柱の高さを超えたら摘心し、また小づるがよく出るので茂りすぎないよう整枝します。収穫期はあっという間に実が大きくなるので、こまめに確認して採りどきを逃さないようにしましょう。病害虫が発生しやすく、うどんこ病やべと病、ウリハムシなどに注意が必要です。 ●自分で育ててみよう! きゅうりの育て方・基礎知識・旬の時期 モロヘイヤ kheartmanee thongyot/Shutterstock.com モロヘイヤの種まき適期は4~6月、植え付け適期は4月中旬~7月上旬と、栽培可能な期間が長く、夏場の貴重な葉物野菜です。高温多湿を好むため、真夏も元気に育ちやすく、ビギナーにおすすめ。大きく成長するので、株間を取って栽培します。極度の乾燥を嫌い、水分不足になると葉が硬くなるので、水切れに注意しましょう。また、草丈が高くなりすぎたり開花すると葉が硬くなるので、40cmほどになったら摘心して収穫しながら栽培します。切り取った後からわき芽がたくさん出るので、晩夏まで収穫できます。花後にできる種子には毒性があるので口にしないようにしましょう。 ラッカセイ wilaiwan jantra/Shutterstock.com ラッカセイの種まき適期は5月頃、植え付け適期は5月中旬〜6月上旬です。植え付けの際は、根鉢をくずさないよう注意しましょう。花が咲き始めた頃と子房柄がもぐりこみ始めた頃に、軽く周囲を耕しながら土寄せと追肥をすると、もぐりこみがスムーズになります。葉が黄色くなってきたら収穫の合図。試し掘りをしてみて、サヤの網目模様がはっきり出てふっくらとした豆が入っていればOK。株ごと引き抜いて収穫しましょう。 ●落花生栽培を理解したいあなたへ! 基本情報から栽培のポイントまでご紹介 サツマイモ Piyaset/Shutterstock.com サツマイモの苗は、5月頃から出回ります。苗といっても土がついていないつる苗を束ねた状態で、この「挿し穂」を苗として利用します。生育旺盛なので、スペースを取って栽培しましょう。水はけのよいやせ地を好み、前作に作物を育てていた場所では肥料分が残っているため、無肥料での栽培がおすすめです。植え付けの前には、苗を1本ずつにばらして新聞紙などの上に並べ、日陰で3〜4日乾かします。しおれた苗を植え付け前日に水につけて吸水させるというひと手間を掛けると、発根や活着がよくなります。つるが1m以上伸びたら、つるをひっくり返して株元付近に戻す「つる返し」をすると、つるの先にイモができることなく、大きなイモが収穫できます。収穫は10月上旬頃で、5℃以下になるとイモが傷むので、収穫適期を逃さないように。収穫後に2~3週間追熟させると甘みが増します。 ●サツマイモの育て方は? これを読んでサツマイモの育て方を知ろう! シソ EQRoy/Shutterstock.com シソの種まき適期は、4月下旬〜6月中旬。種まきから簡単に栽培できますが、苗を購入して育てることもできます。シソは好光性種子で、発芽に光を必要とするため、覆土は薄くかける程度に留めましょう。草丈が15〜20cmくらいになったら、摘心を行うと、わき芽が出て収穫量がアップします。乾燥すると葉が硬くなるので、梅雨明け後はマルチングをするなど乾燥対策をするとよいでしょう。また、花が咲くと株の老化が早まるので、穂紫蘇(花穂)を収穫しない場合は、花穂がついたら早めに摘み取りましょう。 ●紫蘇(シソ)の豆知識や自宅での育て方とは? 新鮮な紫蘇を楽しもう! トウモロコシ ANEK SANGKAMANEE/Shutterstock.com トウモロコシの植え付け適期は、5月~6月中旬。十分に暖かくなった5月以降は直まきして育てることもできます。背丈を超すほど大きく成長しますが、自立するので支柱は必要ありません。ただし、台風の前などは倒れないよう支柱を立ててもよいでしょう。水はけがよい土壌を好み、水はけが悪い場所では根腐れを起こすことがあります。根は深く張りますが、倒伏防止のため、本葉が6~8枚出た頃、追肥と同時に土寄せを行うとよいでしょう。トウモロコシの栽培では、1株につき1つの実を収穫するため、雌穂は一番上のものを残して摘み取ります。摘み取った雌穂はヤングコーンとして食べられます。トウモロコシの栽培では、害虫のアワノメイガに注意が必要。茎に穴をあけて食い荒らすので、葉にいるうちに発見して捕殺しましょう。また、実が充実した頃に鳥や野生動物の食害にあうことがあります。受粉が終わったら、実に収穫ネットをかぶせて対策しておきましょう。 ●トウモロコシは家庭で栽培できる! 美味しく作る育て方のポイント解説 Shebeko/Shutterstock.com 6月は、最後の夏野菜の苗の植え付け時期。ここでご紹介した以外にも、トマトやナスといった定番の夏野菜も、まだ出回っている苗があれば栽培をスタートできますよ。ただし、6月は雨が多く、高温多湿の環境になりやすい、苗にとっては過酷な季節。病気に強い品種を選ぶことが、失敗しないための近道です。 植え付け後は日々の手入れを忘れずに行って、収穫を楽しみに待ちましょう! 協力/住友化学園芸 https://www.sc-engei.co.jp/
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一・二年草

華やかな花を咲かせるタチアオイの育て方・ポイント・注意点を徹底解説!
タチアオイとは Purino/Shutterstock.com タチアオイの学名はAlthaea rosea といい、アオイ科ビロードアオイ属の植物です。トルコ原産種(Althaea setosa) と東ヨーロッパ原産種(Althaea pallida)との交雑種といわれています。一年草、二年草、多年草があり、生育期間はそれぞれ異なります。人類史的に最も古くから利用されていた植物の一つとされており、薬草として、日本には平安時代の頃までには持ち込まれていたことが記録に残っています。 全体にうぶ毛が密生し、丸い葉は5~7ほどに浅裂して長柄があります。開花期になると数十個のつぼみを穂状にトウ立ちさせ、下部から順々に花を咲かせていきます。花そのものは数日でしぼんでしまいますが、次から次に花を咲かせるので飽きることなく楽しめます。タチアオイは一重咲きと八重咲きの品種があり、花色もピンクや赤、白などバリエーション豊富。草丈は最終的に2mほどにまで成長する、背が高くなる植物です。7月8日の誕生花でもあり、花言葉は「豊作」「あなたの美しさは気高い」など。 タチアオイの種類 haseg77/Shutterstock.com 花姿は大きく分けて、一重咲きと八重咲きがあります。一重咲きでは、花径の大きい品種だと10cmほどにもなります。花色は赤や白、藤色、またそれらが混ざり合った色味もあり、クロタチアオイという種は黒に近いような花色で、庭をシックに引き締めてくれます。八重咲きは‘サマーカーニバル’や‘マジョレット’という品種が主流。‘サマーカーニバル’は10cm以上の大きな花を付け、とても豪華な印象です。‘マジョレット’は比較的小型のタイプですが、それでも草丈1m以上にはなります。タチアオイ全般は一年草や短命な多年草とされることが多く、植えたままだと数年で絶えてしまいます。そのため、株で冬越しさせるよりも種子で更新していくほうが現実的です。 タチアオイの別名や由来 M.V.Photography/Shutterstock.com 学名がAlthaea rosea(アルテア・ロゼア)であることから、アルテアローズの異名があります。薬草として使われていたことから「治療」を意味するアルテアと、花の姿がバラに似ていることから付けられました。日本でのタチアオイという呼び名は、アオイ科で天に向かってまっすぐに伸びることから。ほかには、梅雨時期に咲くアオイなので梅雨葵、また子どもが花びらを裂いて鼻先に乗せ、ニワトリの鶏冠に見立てて遊んだことからコケコッコの花などとも呼ばれています。 英名のホリホック(Hollyhock)という呼び名もよく聞くかもしれません。これは12世紀に、イギリス十字軍がキリスト教の聖地(holly)エルサレムから持ち帰ったゼニアオイ(hock)に似た植物ということで名付けられました。 タチアオイの育て方 Anouska13/Shutterstock.com タチアオイは丈夫な植物で、以下の基本を押さえれば初心者でも難なく育てることができます。まず、タチアオイは宿根草という位置づけですが、前述の通り寿命が短く、種子での毎年更新のほうが扱いやすいでしょう。種まきは、春まきの場合は3~4月に行いましょう。成長の早い植物なので、夏前には開花させることができます。秋まきの場合は9~10月に行います。秋まきにすると、6~7月、いわゆる梅雨時期には開花させることができます。 タチアオイの栽培適地は、水はけのよい土壌で、日のよく当たる場所です。乾燥にも強く、地植えであれば水やりは雨任せで問題ありません。鉢植えの場合は、用土が乾ききる前に水やりをしてください。 上手に育てるためのポイント OlgaSolo/Shutterstock.com 栽培自体は簡単ですが、大きな花をたくさん咲かせるためには、まず水はけのよい土壌を選ぶ、あるいは作ることが重要です。植えたい場所が適地ではなかった場合は、土壌改良を行いましょう。鉢植えの場合は7号鉢以上が望ましく、用土は赤玉土6に腐葉土4を配合したものなどで育てられますが、パーライトを1割程度加えた赤玉土6:腐葉土3:パーライト1の配合にすると、さらに通気性と保水性のバランスがよく、タチアオイに適しています。成長に合わせて緩効性肥料と液体肥料を適宜与えることで、大きく育てられます。 増殖は、株分けか種まきで行います。株分けの場合は根を傷つけないように慎重に掘り上げ、株を分けます。1株に2~3芽は残すように分けましょう。種まきの場合は、播く前に湿らせたティッシュなどで種子をくるんで吸水させることで発芽率がよくなります。 育てるときの注意点 Linda McKusick/Shutterstock.com タチアオイを育てる際は、以下のことに注意すると綺麗な花を咲かせることができます。 まず、タチアオイの特性として空に向かって伸びていくため、風当たりが強い場所などでは花穂が折れたり曲がったりしないように、支柱を立ててやる必要があります。また一度植えると植え替えを行うことが難しいため、しっかりと場所決めをしておきましょう。ポット苗などから移植する際も、根鉢を崩さないように気を付ける必要があります。同じく、プランター栽培や寄せ植えなどの場合も植え替えが難しいため、成長後をイメージし、間隔を取って植え付けましょう。夏場の蒸れなど高い湿度には弱いので、水のやりすぎや水はけの悪い土への移植はやめましょう。 かかりやすい病気 Piyawat Nandeenopparit/Shutterstock.com 比較的病害虫に強い性質ですが、環境次第で以下の病気になることがあります。それらの説明と対策について解説します。 斑点病 Pics Man24/Shutterstock.com 雨の後など、多湿な環境ではカビを原因とした斑点病が発生することがあります。葉に褐色の小斑点が表れ、その部分が枯れてしまいます。植物自体が枯れてしまうことはほとんどありませんが、見た目も悪く、病気が広がったり二次感染したりする原因にもなるため、見つけたら早めに葉ごと取り去りましょう。予防法としては、周囲の風通しをよくしたり、剪定で葉数を減らすなど、カビが繁殖しにくい環境にすることが挙げられます。または土壌の水はけの改善やマルチ、薬剤散布などでも効果があります。 炭そ病 Kazakov Maksim/Shutterstock.com カビが原因で灰褐色や黒褐色の円形の病斑が発生します。気温が高く、長雨の時期に発生しやすく、発生後放置すると病斑が広がり、最終的には枯れてしまうこともあります。見つけたら早めに株ごと抜き取り、消毒をして袋に入れてから廃棄処分しましょう。病斑が小さい場合は、病変部を取り去るか市販の殺菌剤で治療することが可能です。予防法としては、水やりの際に株元に行うことで泥はねを最小限にし、感染を防ぐことができます、 注意すべき害虫 VH-studio/Shutterstock.com ハマキムシやアブラムシが発生する場合があります。ともに早期発見、早期駆除が大切です。害虫の見つけ方と対策について解説します。 ハマキムシ aRTI01/Shutterstock.com ハマキムシはハマキガという蛾の幼虫です。成虫が葉にたくさんの卵を産み付け、一斉に孵化したあと葉を食害します。ある程度の大きさになると隠れ家として葉を自分の出す糸で巻きはじめ、その中で生活します。クルクルと巻かれた葉があれば、その中にハマキムシがいる可能性があります。見つけ次第捕殺するか、浸透移行性の殺虫剤をかけましょう。 アブラムシ PHOTO FUN/Shutterstock.com 葉裏や新芽の部分に注意を向けてみましょう。緑色や黒色のつぶつぶが付いていたらアブラムシの可能性が高いです。特に風通しの悪いところや窒素分の多い肥料を与えすぎている場合に発生しやすくなります。アブラムシはすぐに数を増やし、密集するため、見つけ次第捕殺、あるいは浸透移行性の殺虫剤で駆除しましょう。薬剤を使いたくない場合は、粘着テープを利用して一斉に取り除いたり、天敵のテントウムシを使ったりして防除することも可能です。ただアブラムシは自身の排泄物をアリに与え、代わりに外敵から守ってもらうという共生関係を結んでいます。テントウムシをアリが遠ざけてしまうと、思ったほど防除の効果が表れないので、よく観察することが大切です。 華やかなタチアオイを庭に植えてみよう! Kirsten Warner/Shutterstock.com タチアオイは比較的栽培しやすく、種子繁殖により増殖も簡単です。前述のように水はけのよい用土と日当たりを意識して植え付ければ、すくすくと育ってくれることでしょう。また、さまざまなバリエーションの花色と花姿があります。自分のお気に入りの品種を集め、たくさん植えて綺麗で彩りのある庭をつくってみてはいかがでしょうか。
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育て方

6月の庭仕事をチェック! ガーデニングカレンダーJune
梅雨は挿し木のチャンス! 湿度の高い6月は挿し木が最も成功しやすい時期です。なかには発根剤を溶かした水に枝を入れておくだけで、発根してくるものもあります。ゼラニウム、アジサイ、ローズマリー、セージ、ラベンダーなどは根がつきやすいので、ぜひチャレンジを。 バラの花がら摘み(花後の剪定) 5月上旬から次々に美しい花を咲かせてくれたバラ。早咲き種はすでに終わり、遅咲き種もそろそろ花期の終わりを迎える頃です。この時期に大切なのが、花がら摘みです。咲き終わった花の数節下で、剪定を兼ねて切り戻しておきましょう。美観上もありますが、四季咲き種はこうすることで二番花が期待できるようになります。一季咲きのオールドローズやつるバラは、花がら摘みのみで剪定は不要です。 クレマチスの花がら摘み&切り戻し 品種が多く、花の色や形が多彩なクレマチス。6月になってもまだ花をつけていますが、咲き終わった花は順次、摘み取りましょう。そのままにしておくと、返り咲きが見られません。人気品種の‘エトワール・バイオレット’や‘プリンセス・ダイアナ’(上写真)は、満開をすぎて花が散り始めた頃、株元近くで切り戻すと、再びつるが伸びて秋にも花が楽しめます。 早咲きのクレマチスの剪定 photowind / shutterstock.com 早咲き〜中間種のクレマチスは、6月が剪定のタイムリミットです。遅咲き種は新梢の剪定の高さで、次の開花までの期間を調節することができます。下から2〜3節残して剪定(強剪定)すると約60日後、花の下1〜2節で剪定すると(弱剪定)約40日後に開花します。2回目も花をたくさん咲かせたいなら強剪定のほうが向いています。また、鉢植えから地植えにするのも剪定後のこのタイミングが適期です。 蒸れ防止にハーブの枝すかし 気温の上昇とともにハーブが急速に生育してきます。梅雨入り前までに一度、枝をすかしてスッキリさせておくと、蒸れずに夏以降も丈夫に育ちます。ローズマリーのような樹木は根元から枝をすかすように数本切ります。ミントやタイムなどは根元を10cmほど残してバッサリ切ってOK。特に木立ち性のタイムは、伸びすぎないようにこまめに刈り取らないと、内側から次第に枯れ込んできます。 これらのハーブは萌芽力が旺盛なので、梅雨明け頃には再び新芽が伸びてきます。剪定枝は料理やバスタイムに使えますし、挿し木にもできます。 ツツジやアジサイの剪定 ツツジやアジサイなどは、花が終わった直後に剪定します。というのも、来年の花芽は早くも夏から秋に形成されるので、その前に剪定しないと翌年の花数に影響が出るからです。夏にボサボサに茂ってしまったからといって、秋になってから樹形を整えようと枝を切ると、花芽まで落としてしまいます。花芽を落とさないタイミングで、剪定しましょう。 OlgaPonomarenko/Shutterstock.com クリスマスローズの花がら摘み&タネの採取 aniana/ shutterstock.com クリスマスローズは「花」と呼んでいる部分は本来、萼片(がくへん)です。ですから、花びらのように開花後に散ることがなく、ずっと残っていますが、そのままにしておくとタネをつけて株の体力が失われます。タネを採取する場合も6月までには採取を終え、採取しない場合にはもう少し早めに5〜6月までには花がら摘みをしましょう。 wdovich33/ shutterstock.com クリスマスローズのタネのサヤが茶色くなっていたらタネの収穫のタイミングです。花首ごと切り取り、中を開いてタネを取り出しましょう。表面がヌルヌルしているので、水洗いしてヌメリを取ってからキッチンペーパーなどでよく水気を切ります。名前が分からなくならないよう名前を記した不織布などに包んで、水はけのよい日陰を選んで20cmほどの深さに埋め、秋のタネ播きの時期まで保存します。 雑草取り・自家製堆肥を作る 梅雨時にはあっという間に雑草が生い茂ります。雨の晴れ間をみて、こまめに抜きましょう。病害虫の発生を予防するためにも、雑草取りは大切な作業です。今月の庭作業で出た剪定枝や抜き取った雑草は、庭や菜園の隅に摘み重ねておき、堆肥にしましょう。油粕や完熟堆肥を混ぜ、時々水をかけると、発酵が進んで堆肥化が早まります。こうして作った自家製堆肥を菜園に戻すと、野菜の出来と美味しさが全然違います。もちろん、花壇にも使えます。 ベリー&チェリーの収穫 右/Shulevskyy Volodymyr/shutterstock.com ジューンベリーやブルーベリー、ラズベリーなどが次々に熟して色づく頃です。赤い果実は鳥たちが目ざとく見つけて食べてしまうので、鳥に先をこされないためには、早朝、夜明けとともに庭に出て収穫を。サクランボは雨に弱いので、色づいたらお天気を見ながら収穫するとよいでしょう。 梅は用途によって完熟・未熟を使い分け okui / shutterstock.com 梅は、リキュールやシロップにするなら、まだ青い未熟果のうちに収穫しましょう。ジャムや梅干しにするなら、黄色くなった完熟果のほうが向いています。アンズは傷みやすいので、完熟の少し前に収穫して調理します。 アンズのシロップ漬けの作り方はこちら。 らっきょう漬け Topmasterchief / shutterstock.com らっきょうが収穫どきです。らっきょうは塩水漬けを作っておくと、甘酢漬けやオリーブオイル漬けなど、その後いろいろにアレンジできます。皮をむくのが少々時間がかかりますが、作り方はいたって簡単です。 <らっきょうの塩漬け>材料/らっきょう1kg・粗塩70g らっきょうを洗って水気を切り、重ならないようにザルに広げて乾かします。 一粒ずつ滑らかな表面が出るまで薄皮をむきます。 根と芽を切ります。 ホウロウ容器にらっきょうと塩を入れて、全体になじませます。 水を3カップ注いで皿などで重しをし、フタをして冷蔵庫へ。1週間後から食べられます。
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暮らし

ベランダの大掃除は年2回! 梅雨時と年末がベストタイミング!
ベランダの床掃除ついでに断捨離を まずは、思い切ってベランダにあるすべての物を部屋に入れてしまいましょう。ベランダに近い部屋にビニールシートなどを敷き詰めたら、花鉢やテーブル、椅子、棚などをどんどん運び入れます。この時、捨ててもいいかも?とか、こんなところにあったの?など、普段気がつかなかった不要な物も見えてくるので、断捨離しちゃうのも方法です。 使っていない鉢や道具は水洗いでスッキリ 使いっぱなしになっていた植木鉢をお風呂場で洗って、乾かしておきましょう。汚れたままの鉢に植え替えるより、断然気持ちよさが違います。ベランダの水洗いをしている最中に乾かしておけば、時間が有効に使えます。 高圧洗浄機でベランダを大掃除する手順 一家に一台オススメしたい高圧洗浄機。集合住宅でも音を気にせず使えるベランダ用の静音タイプもあります。収納スペースは、40×40×70㎝ほどあれば大丈夫。たくさんのパーツがありますが、差し込み口が決まっているので間違って取り付けたりする心配はなく、女性でも簡単に使いこなせます。 高圧洗浄機は、圧力をかけた水が勢いよく噴き出て、手洗いでは落としにくいこびりついた汚れを落としてくれる清掃機器です。洗剤を入れる場所もありますが、主に水だけを使います。ベランダに蛇口がない場合は、台所や洗濯機、お風呂場などの蛇口を。蛇口がシャワーや浄水器などと一体化していてホースを取り付けられない場合は、写真のように貯めた水を吸い出して使うアタッチメントを使いましょう。 濡れてもいい格好で散水開始 水が勢いよく飛び散るので、濡れてもいい格好で長靴を履き、いざベランダへ! 室内で水を貯めて高圧洗浄機を使う場合は、室内の水チェック担当とベランダ掃除担当の2人体制で使うことをオススメします。ベランダの排水口から一番遠い場所から掃除スタート! 床・壁・隙間・網戸……全部水洗い 壁面のタイルも、よく見ると埃がついているので、手が届く範囲はブラシで掃除しましょう。 タイルやウッドデッキが敷いてある場合、目地に入り込んだ枯れ葉が気になります。アタッチメントを細いノズルに替えて、水の勢いを使ってかき出したり流したりしましょう。 仕上げにアタッチメントをデッキブラシに替えて、表面の汚れを流しましょう。そうそう、ついでに窓と網戸も洗えます。洗剤を使わなくても汚れが落ちるので、洗剤洗いの後に水で流すという二段階の掃除をしなくてすむのが高圧洗浄機のよいところです。 ついでに掃き出し窓の網戸にも散水すると、ホコリが取れてすっきり! ウッドデッキパネルも高圧洗浄機で黒ずみ除去 Laukassi/Shutterstock.com 高圧洗浄機は、ウッドデッキの黒ずみも落ちるので、いろんなタイプのベランダ掃除に役立ちます。掃除のタイミングは、梅雨時期に1回、年末年始に1回がオススメです。外が雨の日なら、掃除に集中できますし、周りに水が飛び散っても気になりませんからね。掃除が終わり、スッキリ水で清められたベランダに、新たな気持ちでテーブルや収納ボックス、花鉢などを並べてみましょう。新しいレイアウトになったベランダは、なんだかいつもより広くなった気がしますよ。
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おすすめ植物(その他)

夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育つ人気の夏花22種【一年草編】
ペチュニア 夏の花壇や寄せ植えの定番といったら、このペチュニア。可愛らしい花がたくさん咲き、開花期も長く初夏から秋まで楽しむことができます。品種の幅も非常に広く、あまり手を掛けなくても次々に花が咲くので、ガーデニング初心者にもオススメの花です。ペチュニアよりもさらに丈夫で育てやすく、多くの花を咲かせる「スーパーチュニア」などの改良品種もオススメです。 鳥取県米子市、面谷クリニックの花壇に咲くスーパーチュニア。 豪華なフリルで人気の八重咲きペチュニア。左から‘花舞姫’、‘てまり珊瑚’、‘花衣 黒真珠’。 ペチュニアを育てる時は、植え付け後に茎の先端を摘み取る摘心を数回繰り返し、脇芽を増やすと、花数が増えてこんもりとした株に育てることができます。蒸れを嫌うので、日当たりと風通しのよい場所で育て、梅雨前に切り戻しをするとよいでしょう。開花中は花がら摘みをこまめに行い、適宜追肥を施します。 【DATA】■ 学 名:Petunia■ ナス科■ 一年草■ 開花期:3~11月■ 植え付け期:4~5月、9~11月■ 草 丈:10~30cm■ 日 照:日向 ●『ペチュニアの育て方! 可愛い花をたくさん咲かせよう』 ニチニチソウ Little daisy/shutterstock.com 高温と日照を好み、可愛らしい花を咲かせるニチニチソウ。暑い夏の間も咲き続き、夏のガーデンで活躍する花です。近年は品種改良が進み、小輪の花やフリンジ咲きなどの新しい花形が登場し、花色もバリエーションを増しています。矮性、高性、這い性の3タイプがあり、ハンギングバスケットなどにもオススメです。 丈夫で育てやすいニチニチソウは、庭植えならばほとんど手がかかりません。鉢植えの場合は、日当たりと風通しのよい場所で育て、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。肥料が多いと根が傷みやすいので、控えめに施すようにします。 【DATA】■ 学 名:Catharanthus roseus■ キョウチクトウ科■ 一年草■ 開花期:5~11月■ 植え付け期:5~7月■ 草 丈:10~80cm程度■ 日 照:日向 ●『ニチニチソウの上手な育て方とかわいい新品種』 イソトマ(ローレンティア) NOOR RADYA BINTI MD RADZI/Shutterstock.com 青い星形の花を株いっぱいに咲かせるイソトマは、見た目も爽やかで夏花壇にぴったり。本来は多年草ですが、耐寒性が弱いために基本的に一年草として扱われます。こんもりと広がるので、花壇やコンテナの縁に植えて、あふれるように咲かせるとよいでしょう。ピンクや白などの花色もあります。 Trialist/shutterstock.com 日当たりがよく、風通しのよい場所に植え付けます。蒸れを嫌うので、鉢植えの場合は梅雨は雨の当たらない場所に移動し、水はけのよい土で栽培しましょう。梅雨明け頃に切り戻すと、再び花が楽しめます。苗を植え付けるほか、細かなタネを秋に播いても育てることができます。イソトマの茎から出る白い汁が皮膚につくとかぶれることがあるので、作業の際は手袋をするとよいでしょう。 【DATA】■ 学 名:Isotoma■ キキョウ科■ 一年草扱い■ 開花期:5~7月、9~10月■ 植え付け:3~5月■ 草 丈:20~40cm■ 日 照:日向●『星形の花が爽やかな「イソトマ」【オージーガーデニングのすすめ】』 ジニア louisnina/Shutterstock.com ヒャクニチソウという名でも親しまれているジニアは、その名の通り開花期が長く、5~11月頃まで次々と花を咲かせてくれます。カラフルな花をたくさん咲かせ、生育旺盛で暑さや陽射しにも耐えて咲くジニアは、夏花壇の頼れる存在です。ポンポン咲きや一重など、花形や花色も豊富です。 ジニアは苗を植え付けるほか、タネからでも簡単に育てることができます。暑さに強い花ですが、乾燥すると株が弱りやすいので、水切れさせないように注意しましょう。開花期には肥料を多く必要とするので、適宜追肥を。また、こまめに花がら摘みを行いましょう。品種によって摘心や切り戻しをすることでより多くの花が楽しめます。 【DATA】■ 学 名:Zinnia■ キク科■ 一年草■ 開花期:5~11月上旬■ 植え付け期:5~7月、9月■ 草 丈:15~100cm■ 日 照:日向 ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア) apisit/Shutterstock.com サルビアにはさまざまな品種がありますが、ラベンダーに似た青紫色の爽やかな花を咲かせるブルーサルビアは、見た目も涼やかで夏花壇にオススメです。白花や2色咲きの園芸品種もあり、花期も長く楽しめます。本来は多年草ですが、耐寒性が弱いため一年草扱いとされることが多いようです。 Nataliia Melnychuk/shutterstock.com 日当たりがよく、水はけがよくて乾燥しすぎない環境を好みます。植えつけの適期は4~5月頃。タネを播いても育てることができます。蒸れに弱いので風通しよく育てましょう。開花期が長く、肥料が切れると花つきが悪くなるので、開花中は適宜追肥を施します。開花期には、花穂ごと花がらを切り取り、伸びすぎてきたら切り戻して株姿を整えましょう。 【DATA】■ 学 名:Salvia farinacea■ シソ科■ 一年草扱い■ 開花期:5~10月■ 植え付け期:4~6月■ 草 丈:30~60cm■ 日 照:日向 ユーフォルビア‘ダイアモンド・フロスト’ InfoFlowersPlants/shutterstock.com 小さな純白の苞がふんわりと広がり、まるでカスミソウのような繊細な雰囲気のユーフォルビア‘ダイアモンド・フロスト’。どんな花とも合わせやすく、寄せ植えや花壇に入れると花々をつなぐ存在として活躍してくれます。暑さや乾燥に強くて育てやすく、花期が長いのも魅力。耐寒性が弱いため、戸外では基本的に一年草として扱われます。 一株植えれば、秋までに2〜3倍に成長します。 日当たりと風通しのよい場所で育て、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。肥料が不足すると葉が黄変しやすいので、開花中は適宜追肥を行いましょう。切り口から出る白い汁が皮膚につくとかぶれることがあるので、作業の際は手袋をするとよいでしょう。 【DATA】■ 学 名:Euphorbia hypericifolia ‘Inneuphe’■ トウダイグサ科■ 低木(一年草扱い)■ 開花期:4~11月■ 植え付け期:5月■ 草 丈:30~50cm■ 日 照:半日陰~日向 ヒマワリ Wolfgang Zwanzger/Shutterstock.com 大輪の鮮やかな黄色い花が、真夏のイメージとしておなじみのヒマワリ。小輪から大輪、八重咲きなど多様な花形に、花色も幅があります。草丈も3mを超えるようなものから30㎝ほどの矮性品種までさまざまです。夏花壇のアクセントに取り入れるほか、矮性品種なら鉢植えでも栽培できます。 ヒマワリはタネを播いて育てるのが一般的。日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所で栽培します。発芽適温が高く、生育の際も高温を好むので、タネ播きは4月下旬以降に行うとよいでしょう。高性種は、株間を十分にとって播きましょう。摘心をすると背丈が抑えられ、脇芽を出して花数を増やすことができます。大輪の花を咲かせたい場合は、摘心は必要ありません。 【DATA】■ 学 名:Helianthus annuus■ キク科■ 一年草■ 開花期:7~9月■ 植え付け期:4月下旬~6月■ 草 丈:30~300cm■ 日 照:日向 マリーゴールド val lawless/Shutterstock.com 鮮やかな黄色やオレンジ色の花を次々に咲かせるマリーゴールド。丈夫で育てやすく、カラフルな花が長期間咲き続け、花壇やコンテナ栽培では定番の花です。害虫や病気の発生を防ぐ、コンパニオンプランツの一種としても有名で、家庭菜園や花壇の縁取りによく使われています。 AjayTvm/shutterstock.com 市販の苗を植え付けるほか、春にタネを播いても育てることができます。日当たりと水はけのよい場所を好み、土質はあまり選びません。鉢植えでは水切れによって下葉が傷みやすいので、鉢土が乾いてきたらたっぷりと与えます。さほど肥料を必要とせず、チッ素分が多いと花が咲きにくくなるので、鉢植えなどで肥料を与える場合はリン酸分の多い肥料を施すとよいでしょう。株姿が乱れたら夏に切り戻しをすると、またこんもりと茂って咲くようになります。 【DATA】■ 学 名:Tagetes■ キク科■ 一年草■ 開花期:4~12月■ 植え付け期:5~6月■ 草 丈:20~100cm■ 日 照:日向 インパチェンス RadekSklenicka/shutterstock.com 初夏から秋にかけて花を咲かせるインパチェンスは、生育が早く、こんもりと茂って次々に花を咲かせる、豪華な咲き姿が楽しめます。花色も幅広く、八重咲きになる品種などもあり、バリエーション豊かな色と形も魅力。バラ咲き品種や、暑さに強く夏によく開花するインパチェンス属の種間雑種「サンパチェンス」などが人気です。 バラを思わせる八重咲き種も人気。Klever_ok/shutterstock.com 耐陰性があり、日当たりの悪い場所でも育ちますが、できれば日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。開花中は適宜追肥を行い、こまめに花がらを摘みましょう。枝が伸びて株姿が乱れてきたら、切り戻しをして株姿を整えるとよいでしょう。 【DATA】■ 学 名:Impatiens walleriana■ ツリフネソウ科■ 一年草■ 開花期:5~11月■ 植え付け期:5~7月上旬■ 草 丈:15~40cm■ 日 照:半日陰~日向●『インパチェンスはどんな花? 特徴や花言葉、育て方について』 トレニア Noomnim Ladayu/Shutterstock.com 暑い夏にも花を次々と咲かせ、耐陰性もあるトレニアは、とても育てやすいガーデンプランツ。青や紫、白、ピンクなどの小花を咲かせ、寄せ植えや花壇の彩りに活躍します。這うように低く広がるので、鉢植えやハンギングバスケットのほか、グラウンドカバーにも向いています。 耐陰性はありますが、基本的には風通しのよい日向で管理します。ただし、真夏は直射日光を避けて日陰に移動するとよいでしょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、水切れに注意します。摘心をすると分枝が促され、花付きがよくなります。こぼれダネでもよく増えます。 【DATA】■ 学 名:Torenia■ アゼトウガラシ科(ゴマノハグサ科とも)■ 一年草■ 開花期:4~11月■ 植え付け期:4~8月■ 草 丈:20~30cm■ 日 照:日陰~日向
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宿根草・多年草

夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育つ人気の夏花22種【多年草編】
アガパンサス InfoFlowersPlants/Shutterstock.com 梅雨の頃から咲くアガパンサスは、伸ばした茎の先に爽やかな青紫や白色のラッパ状の小さな花を手毬状にたくさん咲かせる、存在感のある多年草です。やせ地や強い乾燥にも耐え、丈夫で手がかからないので、公園や路地でも毎年開花が見られるように、植えっぱなしでも毎年花が楽しめます。長い緑色の葉を茂らせて花を咲かせる草姿は力強く、単体で鉢植えにするのもオススメ。1mを超える大型種から鉢植えで育てやすい小型種まであり、花形にもバリエーションがあります。 栽培の際は日当たりと水はけのよい場所で管理しましょう。乾燥に強いので、庭植えの場合、水やりはほぼ不要です。鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えましょう。常緑のものと落葉するものがあり、落葉種のほうが耐寒性が強く寒冷地向きですが、どちらも土が凍結しない場所で栽培しましょう。数年ごとに植え替えや株分けを行います。 【DATA】■ 学 名:Agapanthus■ ムラサキクンシラン科■ 多年草■ 主な花期:5月下旬~8月■ 植え付け期:3~4月、9~10月■ 草 丈:30~150㎝■ 日 照:日向 ●『アガパンサスの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します』 クレマチス 花付きがよい新旧両枝咲きのヴィチセラ系‘プリンス・チャールズ’。Lui12/shutterstock.com オベリスクやフェンスに誘引すると、立体的にたくさんの花が楽しめる。写真は‘プリンス・チャールズ’。Tatiana Romanikhina/shutterstock.com クレマチスはガーデンプランツの中でも人気が高く、フェンスやオベリスクなどの構造物に沿わせたり、バラと合わせる花としてよく育てられているつる植物です。非常に種類が多く、大きな風車型の花や小さなベル型の花など花形や花色のバリエーションがあります。開花期や剪定の方法なども品種によって異なるので、どのタイプのクレマチスなのかをよく確認しておきましょう。ガーデニング初心者には、花後に株元からバッサリ切ればよい「新枝咲き」のクレマチスがオススメです。 春から初夏にフェンスを覆い花咲く‘プリンセス・ダイアナ’。新枝咲きなので、葉が茶色くなってきた7月ごろに根元付近からばっさり切ると、再びフェンスを覆い10月ごろまで花が楽しめる。 日光を好むので、半日以上日が当たる場所で育てます。根を切られるのを嫌うので、植え付けの際は丁寧に根を扱うようにし、深めに植え付けます。移植も嫌うため、地植えの場合は場所をよく考えてから植えましょう。つぼみの時期から開花期にかけては水を多く必要とするので、特に鉢植えの場合は水切れに気をつけ、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。 【DATA】■ 学 名:Clematis■ キンポウゲ科■ 多年草■ 開花期:4月中旬~10月(品種により異なる)■ 植え付け期:12~2月■ 草 丈:20~300cm以上■ 日 照:半日陰~日向 ●『知りたい! クレマチスの種類や品種、それぞれの特徴と見分け方』●『気になる外からの視線を遮るクレマチスのカーテン』 ユリ Tom Meaker/Shutterstock.com 日本にもヤマユリやテッポウユリなどが自生し、古くから親しまれてきたユリ。大輪で豪華な花を咲かせるものが多く、初夏から夏にかけての花壇の主役として活躍します。また、豪華な花は、切花にして室内に飾っても。花姿や草姿、花色のバリエーションも多く、香りも豊かな種類まで、さまざまに楽しむことができます。オレンジ色の花を咲かせるユリは、食用の百合根としても知られています。 ユリを栽培する際は、秋に出回る球根を水はけのよい土壌に植え付けます。球根を購入したら、乾燥しないように早めに植え付けましょう。品種により、日当たりを好むものと半日陰を好むものがあるので、それぞれに応じた場所で管理します。植えっぱなしで翌年も楽しめますが、数年に一度植え替えるとよいでしょう。 【DATA】■ 学 名:Lilium■ ユリ科■ 多年草■ 主な開花期:5月中旬~7月■ 植え付け期:10~11月■ 草 丈:50~200cm■ 日 照:品種により異なる エキナセア mubus7/Shutterstock.com 丸いトゲトゲとした大きな花心から、細い花びらが広がるエキナセア。咲き進むにつれ花心が盛り上がり、花びらは徐々に下を向いてきて、ロケットのようなユニークな姿になります。暑い夏の庭でカラフルな花色を楽しめるエキナセアは、他の夏花と組み合わせても素敵なコンビネーションを作ってくれます。 エキナセアの育て方は、日当たりと水はけのよい場所に植え付け、水切れに気をつけること。それ以外はほとんど手を掛けなくても大丈夫。とても丈夫で寿命が長い宿根草です。次第に株が大きくなり、中心が蒸れることがあるので、生育が衰えるようであれば株分けや植え替えをしましょう。鉢植えの場合は根詰まりをしないよう1~2年ごとに植え替えます。 【DATA】■ 学 名:Echinacea■ キク科■ 多年草■ 開花期:6月中旬~8月■ 植え付け期:4~5月、10月■ 草 丈:30~100cm■ 日 照:日向 ホリホック(タチアオイ) タチアオイとも呼ばれるホリホックは、まっすぐに伸びた長い茎に、下から順に花が咲き上がる姿が印象的な大型の宿根草です。背丈を超すほどの大きさに育つので、インパクト抜群。夏花壇のアクセントや背景に活躍します。一重咲きや八重咲きの品種があり、花色もバリエーションがあります。 日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。苗を植え付けるほか、タネを播いても育てることができます。翌年も花を咲かせる宿根草ですが、あまり寿命が長くないので、数年に一度株分けなどで、株を更新するとよいでしょう。鉢植えの場合は、必要に応じて植え替えを行います。 【DATA】■ 学 名:Alcea rosea(Althaea rosea)■ アオイ科■ 多年草■ 開花期:6月上旬~8月中旬■ 植え付け期:3~4月、9月下旬~11月下旬■ 草 丈:60~200cm■ 日 照:日向 マンデビラ(デプラデニア) AN NGUYEN/Shutterstock.com ピンクや赤、白などの花を咲かせるマンデビラは、春から秋にかけて咲くつる植物。花色はピンクの他、赤や白、白からピンクに変化するものなどがあります。夏にもよく開花するので、花咲く緑のカーテンに活用したり、オベリスクなどに絡ませたりして楽しむことができます。 Keikona/shutterstock.com 日当たりが悪いと花つきが悪くなるので、半日以上日の当たる場所で育てましょう。過湿にすると立ち枯れしやすいため、水はけのよい土に植え、鉢の表面が乾いてから水を与えます。冬は乾燥気味に管理しましょう。つるが伸びてきたら、反時計回りに水平に誘引します。枝数が少ない時は、摘心を繰り返すことで脇芽を増やして花数を多くすることができます。 【DATA】■ 学 名:Mandevilla■ キョウチクトウ科■ 低木■ 開花期:5~10月■ 植え付け:4~6月■ 草 丈:30~300cm■ 日 照:日向●『夏のガーデニングにおすすめ! マンデビラの特徴、花言葉、育て方』 トケイソウの仲間 Kevinr4/Shutterstock.com まるで時計のような特徴的な花を咲かせることから名付けられたトケイソウの仲間は、夏らしい雰囲気のある熱帯植物です。主につる性で、行灯(あんどん)仕立てなどの鉢物にするほか、構造物に誘引しても楽しめます。パッションフルーツのように実を食用とするものもあります。種類によって性質や耐寒性が異なるので、それぞれの性質を確認して栽培しましょう。 日当たりと水はけのよい場所で育て、成長期はつるがよく伸びるので、こまめに誘引を行います。春から秋にかけては鉢土の表面が乾いたら水をたっぷりと与え、冬の水やりは控えめに。庭植えにする場合は、寒さに強い品種を選び、北風の当たらない日向に植えるとよいでしょう。マルチングなどの防寒対策も効果的です。鉢植えは1~2年に1回植え替えをしましょう。 【DATA】■ 学 名:Passiflora■ トケイソウ科■ 多年草■ 開花期:5~10月(種類により異なる)■ 植え付け:4~6月■ 草 丈:3m以上■ 日 照:日向 ガザニア Nitr/Shutterstock.com 春から秋にかけて、王冠のようなくっきりとした花形の、色鮮やかな花を咲かせるガザニア。曇りや雨の日には花を閉じる性質を持っています。光沢のある花弁は陽射しを浴びて美しく輝き、人々の目を惹きつけます。 日当たりが悪いと花が開かないことがあるので、日当たりと風通しのよい場所に植え付けます。高温乾燥に強い反面、多湿に弱いので、水はけのよい土に植え付け、梅雨時の管理は要注意。鉢植えの場合は、水は鉢土が乾いてから与え、過湿にならないよう気をつけましょう。花がらは花茎のつけ根から切り取ります。 【DATA】■ 学 名:Gazania■ キク科■ 多年草■ 開花期:4~9月■ 植え付け:3月下旬~5月上旬、9月下旬~11月上旬■ 草 丈:15~40cm■ 日 照:日向 カンナ Bukharina Anna/Shutterstock.com 大きな美しい葉が印象的なカンナは、真夏の炎天下の下で、色鮮やかな花を咲かせます。個性的なカラーリーフ品種も多く、銅葉や黄金葉、鮮やかな縞斑が入るものなどさまざま。性質も丈夫で育てやすく、インパクトも抜群のセミトロピカルプランツです。 AMNAT DPP/shutterstock.com 日当たりと水はけがよい、肥沃な土地を好みます。高温期は肥料も水もたっぷりと与え、休眠する冬は乾燥気味に管理しましょう。庭植えの場合は水やりはほとんど必要ありません。冬季に-7℃以下になる寒冷地では冬越しは難しいため、晩秋に地上部を切り落として掘り上げ、新聞紙などで包んで屋内で管理しましょう。翌春にまた植えつけます。 【DATA】■ 学 名:Canna■ カンナ科■ 多年草■ 開花期:6~10月中旬■ 植え付け:4月下旬~5月、9月■ 草 丈:40~160cm■ 日 照:日向 宿根フロックス Yuriy Chertok/Shutterstock.com 宿根フロックスには多くの種類があり、夏に咲くパニクラタ(パニキュラータ)種は、落ち着いた色から鮮やかな色まで花色もさまざまで、花が少なくなる夏花壇の彩りとして活躍してくれます。背が高いので花壇の後方に植え込むのに向きます。陽射しや暑さ、乾燥に強く、耐寒性もあるので、植えっぱなしで毎年楽しめます。 Oleksiichik/shutterstock.com 日当たりがよく、少し乾き気味の場所を好み、痩せた土地でもよく育ちます。風通しの悪い日陰や多湿の環境では、間延びしたり、うどんこ病の害が出やすいので注意しましょう。花茎を切る前に、花がらを指でつまむように丁寧に引き抜いておくと、再び中央からつぼみが出て繰り返し開花します。冬は落葉するので、茎は短く切り戻します。 【DATA】■ 学 名:Phlox paniculata■ ハナシノブ科■ 多年草■ 開花期:4~12月■ 植え付け期:3~5月、10月■ 草 丈:50~100cm■ 日 照:日向 アジサイ Aivship/Shutterstock.com 梅雨を彩る花の代表格といえばアジサイ。日本自生の植物なので、乾燥にさえ気をつければ育てやすくて手がかからず、庭植えでも鉢植えでも楽しむことができます。最近では新しい園芸品種も次々に登場しており、花色や咲き姿もさまざまな品種があります。時間とともに花色が移ろい、シックな花色を楽しむ秋色アジサイも、フラワーアレンジなどで人気が高い素材です。 アジサイは水を好むので、水切れには注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。庭植えにすればほとんど手入れをしなくても大丈夫ですが、乾燥が続く時は水を与えたほうがよいでしょう。土の酸度により花色が異なることがあります。剪定の時期が遅れると花芽を切り落としてしまい、翌年花数が少なくなることがあるので、剪定は花後早めに行いましょう。ただ、アメリカノリノキ‘アナベル’は春に花芽ができるので、冬に剪定しても構いません。 【DATA】■ 学 名:Hydrangea macrophylla■ アジサイ科■ 低木■ 主な開花期:6~9月■ 植え付け期:12~3月■ 樹 高:2m程度■ 日 照:半日陰~日向 プルンバゴ(ルリマツリ) aoya/Shutterstock.com 初夏から秋にかけて、涼やかな青色や白色の花を房状に咲かせる和名、ルリマツリ(瑠璃茉莉)は、丈夫で育てやすい熱帯花木。半つる性で枝はよく茂り、フェンスなどに絡ませて楽しむこともできます。ある程度耐寒性もあり、関東地方の平地では戸外で越冬できます。 alybaba/shutterstock.com 日当たりのよい場所での栽培に向きます。大きくなるので、庭植えの場合はスペースを十分にとって植え付けましょう。成長期には水切れに注意し、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は乾かし気味に管理します。開花中は随時追肥を施しましょう。枝が込んできたら適宜剪定します。 【DATA】■ 学 名:Plumbago auriculata■ イソマツ科■ 低木■ 開花期:5~11月■ 植え付け期:4月中旬~6月■ 草 丈:0.3~3m■ 日 照:日向 ●『ルリマツリ(プルンバゴ)はどんな植物? 特徴や育て方についてご紹介』
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一・二年草

ルナリア(ゴウダソウ)の花・タネ・ドライフラワーの楽しみ
ルナリアとは イギリス、ナイマンズ・ガーデンにて。 月を意味する「ルナ」が属名につくルナリア(Lunaria)は、アブラナ科で、合田草(ごうだそう)、マネープラント、銀扇草、銀貨草、大判草、英名でhonestyなどと呼ばれています。原産はヨーロッパで、1901年(明治34)にフランス、パリから東京美術学校(現・東京芸術大学)教授の合田清氏が日本に持ち帰り、普及しました。和名の合田草は、合田氏にちなんで名前が付けられたものです。ルナリア・アヌア(Lunaria annua)は、品種により一年草と二年草があります。 Anna Gratys/Shutterstock.com 花はアブラナ科らしい十字形で、紫や桃色、白色などが咲き、香りもあります。草丈は30〜100 cmで、栽培には土質を選びませんが、耐寒性は強いものの、夏の高温多湿が苦手なので、水はけをよくし、根腐れに注意します。育て方は主にタネからで、春に播くと翌年春に、秋に播くと翌々年の春、冬の低温期を経て5〜6月に咲きます。直根性なので、花壇へ直播きして発芽させるか、苗が小さいうちに移植を行い、根を切らないように注意しましょう。適地であれば、こぼれダネでも増えます。鉢で育てる場合は深さのある鉢がよいでしょう。 ルナリア属には2種あり、もう1種は、多年草のルナリア・レディバ(Lunaria redivia)。さやは先が尖り、細長い。イギリスのガーデンにて撮影。 ルナリアのタネは月を思わせる薄いさやの中に 園芸品種は数種あり、茎が赤い種類のルナリアは、丸いさやの輪郭がくっきり表れます。銀葉の品種もあります。 さやが熟すと、両面の茶色く薄い膜が破れ、中に挟まれていた平たいタネが出てきます。このタネを取り除いた後に残る、膜が張った楕円形のさやは、別名マネープラントというように、銀貨を思わせます。光が透けて美しく、クラフトの素材として使ってみたい魅力があります。 刈り取らないまま冬を迎えたリナリア。雪を背景に輝いて、美しいオーナメントのよう。Ksenia Lada/Shutterstock.com イギリスの名園でもルナリアが花壇で活躍 6月のベス・チャトー・ガーデンで、大木の下にジギタリスが丈高く咲くボーダー花壇。よく見ると、ジギタリスの後方にルナリアがさやをつけています。左手奥、ピンクのレースフラワーがふわふわと咲く間にもルナリアの株が。 さやになったルナリアが、盛りを迎えるレースフラワーの中でアクセントに。ムラサキハナナに似たルナリアの素朴な花が、少し前にはこの庭の彩りになっていたことが想像できます。 シシングハースト・カースル・ガーデンでは、ローズガーデンのエリアにも、ルナリアのさやが実る株がありました。写真中央、スイートピーのオベリスクの株元付近に茂っているのがルナリアです。 少し細長いさやが実るルナリアの右には、ピンクのリクニス。後方のスイートピーがまだ低く咲いていた時期には、ルナリアの花がコラボレーションを見せていたことでしょう。 グレートディクスターの黄色や白花が咲くエリアでは、明るい色のさやが背景のブロンズ色のフェンネルに引き立って、アクセントに。 同じグレートディクスターの別のエリアでは、紫がかったさやのルナリアがアリウムの紫花と調和して、不思議な色合いを見せていました。 ナショナル・トラストのガーデンの一つ、ロンドン郊外にあるナイマンズ・ガーデンでも、紫花が咲くボーダー花壇の一部にルナリアを見つけました。ここでは、紫花とさやが一緒に見られる株も。 ルナリアを見つけたボーダー花壇の別の場所では、ゲラニウムやアリウムが花盛り。 ボーダー沿いにさらに行くと、ルナリアが群生しているかのような一角もありました。株いっぱいにさやをつけて、花がなくても存在感のある花壇ですね。花がらが残っていると見た目に美しくない草花もありますが、こんなサヤができるなら、花が終わってからも、他とは異なる雰囲気が演出できます。ローメンテナンスガーデンを目指している人にオススメの植物。 ルナリアをドライフラワーとして楽しむ タネを取り外し、すっかり色が抜けたルナリア。束ねただけでも美しい。InfoFlowersPlants/Shutterstock.com イギリスでは、このルナリアのドライフラワーをショップやカフェに飾っているシーンを時々見かけます。丸いさやがついた枝をそのまま花瓶に挿して飾ったり、シダやグラスの穂のドライと一緒にリースに仕立てて、天井から吊るしていたり。クラフトの素材としても使ってみたい美しさがあります。 シシングハースト・カースル・ガーデンの展示場の一角で、ドライフラワーの花束の一部にルナリアが。 ベス・チャトー・ガーデンのカフェコーナーでは、ルナリアを使ったフライングリースが飾られて、おしゃれなインテリアとして活躍。 Agnes Kantaruk/Shutterstock.com ルナリアのドライフラワーは市販ではあまり見かけない素材なので、ぜひご自分の庭で育てて、花、タネ、ドライフラワーまでを楽しんでみませんか?
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樹木

ヤマアジサイ(山紫陽花)の育て方&特徴などを徹底解説!
ヤマアジサイとは? ヤマアジサイ(山紫陽花)は、古くから日本の山野に自生してきた花木。気候に馴染みやすいために育てやすく、ビギナーにもおすすめです。ここでは、ヤマアジサイの自生地やライフサイクルなどの基本情報や木姿の特徴について、詳しく解説していきます。 ヤマアジサイの基本情報 Bankiras/Shutterstock.com 和名、ヤマアジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉性花木です。樹高は1〜2mで、低木に分類されています。原産地は日本で、福島県以南の太平洋側。寒さにはやや弱く、温暖な気候を好みます。別の名前として、サワアジサイとも呼ばれ、山野の湿った林の中や沢沿いに自生してきた植物です。豪華な西洋アジサイとは異なり、野趣あふれる花姿に趣があります。 ヤマアジサイのライフサイクルは、次の通りです。春から生育し始めて新芽を旺盛に伸ばし、茎葉を大きく広げます。その後に花芽が上がってきて6〜7月に開花。10月頃には翌年に咲く花芽が付きます。晩秋には落葉しますが、枯れたのではなく休眠しているだけです。翌春には再び新芽を出して生育し始める…という繰り返しです。一度植え付ければ長い期間にわたって毎年の開花を楽しめる、コストパフォーマンスの高い植物です。 ヤマアジサイの特徴 H.Tanaka/Shutterstock.com ヤマアジサイは、枝の頂部に多数の小さな両性花を咲かせます。中央から咲き始めて徐々に外側まで咲き進み、花縁に萼片が発達した装飾花が数個つくのが特徴。ガクアジサイと同様の咲き方です。葉は西洋アジサイよりもやや小さくて細長く、厚みが薄く、野生味があって人気があります。 ヤマアジサイの花色は白、青、ピンク、赤、紫など。花姿は、一重咲きと、複数の花弁が重なる八重咲きがあります。昔から愛好家が多く、園芸品種も多数出回っているので、選ぶ楽しみも魅力の一つです。白に淡いブルーの絞りが入る‘日向絞り’、淡い青紫で八重咲きの‘奏音の星’、発色の美しい紅色が高く評価されている‘紅’、八重咲きで白地にベビーピンクの糸覆輪が入る‘羽衣の舞’などがあります。また、変種にアマチャ(甘茶)、アマギアマチャ(天城甘茶)、装飾花の萼片が重なり合うシチダンカ(七段花)、装飾花が紅色に染まるベニガク(紅額)などもあります。 ヤマアジサイの育て方は? ここまで、ヤマアジサイの基本情報や特徴について解説してきました。ここからはガーデニングの実践編として、詳しい育て方について深掘りしていきます。苗木の植え付けからスタートし、水やりや肥料、注意したい病害虫など日頃の管理、年に1度はケアしておきたい剪定方法や、株の増やし方などについても詳しくご紹介しましょう。 ヤマアジサイの適した栽培環境 Edita Medeina/Shutterstock.com もともと半日陰で湿り気のある山野や沢沿いなどに自生してきた植物なので、年間を通して半日陰の環境を好みます。午前中のみ日が差し、午後からは直射日光が当たらなくなるような東側で、風通しのよい場所が好適。真夏は特に直射日光を当てないことが大切です。 ヤマアジサイの原産地は東北南部以南の太平洋側なので、寒さが苦手な傾向にあります。雪が降る地域では、積雪によって枝が折れないようにしてください。耐寒性が弱いので、寒冷地では冬は鉢に植え替えて、暖かい場所で冬越しさせるのが無難です。 ヤマアジサイの土作り DedovStock/Shutterstock.com 【地植え】 庭植えの場合、植え付けの2〜3週間前に、直径、深さともに50cm程度の穴を掘りましょう。掘り上げた土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料などをよく混ぜ込んで、再び植え穴に戻しておきます。肥料などを混ぜ込んだ後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 硬質鹿沼土小粒3、軽石小粒3、赤玉土小粒2、腐葉土2の割合でブレンドした配合土がおすすめ。山野草用にブレンドされた培養土を利用すると手軽です。 ヤマアジサイの植え付け Jurga Jot/Shutterstock.com ヤマアジサイの植え付けの適期は、3月中旬〜4月上旬、または9月中旬〜10月中旬です。これ以外の時期でも、例えば花苗店で開花株を購入した場合、ポット苗の場合は早めに根鉢を崩さずに植木鉢に植え替えましょう。ギフト用の花鉢の場合は、一通り開花を楽しんだ後、適期に植え替えるとよいでしょう。 【地植え】 土作りをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘って植え付けます。しっかり根づくまでは支柱を立てて誘引し、倒伏を防ぐとよいでしょう。最後にたっぷりと水を与えます。 【鉢植え】 5〜6号の深鉢を準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れます。元肥としてあらかじめ緩効性肥料を混ぜておいた培養土を半分くらいまで入れましょう。ヤマアジサイの苗木をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内まで行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。しっかりと根づくまでは、支柱を立てて誘引しておきましょう。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えます。 一年を通して午前中のみ光が差す東側で、風通しのよい場所に置いて管理しましょう。冬は凍結しない場所に移動して寒さ対策をしておきます。 根の生育が旺盛で成長とともに根詰まりしてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替えた直後は、株が落ち着くまで明るい日陰・強風の吹きつけない場所で管理し、2週間ほどしたら元の場所に移動します。 ヤマアジサイの水やり Afanasiev Andrii/Shutterstock.com 木の幹や枝葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。真夏は気温が上がっている昼間に水やりすると、水がすぐにぬるま湯になって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉がぐんぐん伸びるようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根づいた後は、下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、真夏に晴天が続いて乾燥している場合は水やりをして補いましょう。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。ヤマアジサイは、根の生育が旺盛で盛んに水分を吸い上げます。葉が薄いこともあって乾燥に弱いので、鉢植えの場合は特に、水切れに注意してください。 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチすることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。真夏に水切れすると葉焼けしやすくなり、落葉することもあります。そうなると花芽の形成にも影響し、翌年の花つきが悪くなります。さらに水切れの症状がひどい場合は枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。 冬は落葉して生育が止まり、表土も乾きにくくなるので、控えめに与えるとよいでしょう。 ヤマアジサイに与える肥料 時期:2月下旬〜3月・5月 New Africa/Shutterstock.com 【地植え】 芽吹き始める前の2月下旬〜3月に緩効性化成肥料を施します。また、開花前の5月頃にも同様に追肥しましょう。 【鉢植え】 芽吹き始める前の2月下旬〜3月に緩効性化成肥料を施します。また、開花前の4〜5月頃と初秋の9〜10月に、株の状態を見て液体肥料を与え、樹勢を保ちましょう。 ヤマアジサイの剪定 Andrii Zastrozhnov/Shutterstock.com 翌年の花芽は10月頃に新梢の頂部にできます。この花芽を切ると翌年の花数が少なくなるので、剪定は8〜9月までに終えましょう。枝にある節を3〜5個残し、節の上2〜3cmのところでカットして切り戻し、樹高を小さくします。古くなっている枝があれば、元から切り取って新しい枝に更新するとよいでしょう。 ヤマアジサイの増やし方 Cautivante.co/Shutterstock.com ヤマアジサイは、株分けか挿し木で増やすことができます。 【株分け】 株分けとは、大きく育った株を掘り上げて根を切り分け、数株に増やす方法です。ヤマアジサイの株分け適期は、3月中旬〜4月上旬、または9月中旬〜10月中旬。4〜5芽つけて根を切り分け、植え直しましょう。株分けは、大株に育った植物の老化を防いで若返らせる目的もあります。ヤマアジサイは根の生育が旺盛で根詰まりしやすいので、鉢植えで育てている場合は1〜2年ごとに株分けしてリフレッシュを図りましょう。 【挿し木】 挿し木とは、枝を切り取って地面に挿しておくと発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。たくましいですね! 植物の中には挿し木できないものもありますが、ヤマアジサイは容易に挿し木で増やせます。 ヤマアジサイの挿し木の適期は、5月中旬〜7月です。その年に伸びた新しい枝を2節以上つけて、切り口が斜めになるように切り取ります。採取した枝(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を2〜3枚取り、残す葉は1/2~1/3ほど切り取ります。3号くらいの鉢を用意してゴロ土(鉢底石など)を入れ、新しい培養土を入れて水で十分に湿らせておきます。培養土に3カ所の植え穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。約20日ほどで発根するので、それまでは明るい日陰に置いて管理します。その後は親株と同じ場所で管理し、9月か3〜4月に庭か大鉢に植え替えましょう。挿し木のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 ヤマアジサイの注意すべき病害虫 Happy_Nati/Shutterstock.com 【病気】 ヤマアジサイの栽培で注意したい病気は、うどんこ病、炭そ病などです。 うどんこ病は、葉の表面に白い粉が吹いたようなカビが発生し、光合成を阻害されたり、葉から養分を吸収されたりして、生育が悪くなります。放任してひどくなると枯れてしまうこともあるので注意。病気の兆候が見られたら早期に殺菌剤などを散布して対処しましょう。茎葉が込みすぎている場合は適宜すかし剪定をして、風通しよく管理することも病気を回避するポイントです。 炭そ病は、カビが原因で発生する病気で、葉に褐色で円形の病斑が現れるのが特徴です。比較的気温が高く、雨の多い時期に発生しやすくなります。枝葉が込み合いすぎていたらすかし剪定をし、風通しよく管理しましょう。病気が広がる前に、早期に発見して適応する殺菌剤を散布して防除します。 【害虫】 ヤマアジサイの栽培で注意したい害虫は、アブラムシ、カイガラムシなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が強く、茎葉について吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目も悪いので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒剤を利用するのがおすすめです。 カイガラムシは、ほとんどの庭木に発生しやすい害虫です。枝や幹などについて吸汁し、だんだんと木を弱らせていきます。硬い殻に覆われて薬剤の効果があまり期待できないので、ハブラシなどでこすり落として駆除するとよいでしょう。 控えめながらも存在感のあるヤマアジサイを上手に育てよう Edita Medeina/Shutterstock.com 野趣と清涼感あふれるヤマアジサイは、雨期を迎えて花数が少なくなる時期の庭を明るく彩ってくれる山野草です。半日陰の場所を好むので、やや日当たりの悪いシェードガーデンで活躍します。また、株が小型の種類もあるので小さな庭で栽培するのもおすすめです。品種の数が多く、花色や花姿も多様なので、数種類を植え込んで、庭に華やぎをもたらしてはいかがでしょうか。
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ガーデンデザイン

夏を涼しく乗り切るために、緑のカーテンをつくろう!
エコで家計にも優しい緑のカーテン yoshi0511/Shutterstock.com 窓辺などに植物を茂らせて夏の直射日光を遮り、室内を過ごしやすい温度に保つ緑のカーテンは、電力消費の多い夏場の省エネ効果が期待でき、近年ますます注目されています。直射日光が当たって窓や壁が温められると、室内の温度も高くなってしまいますが、窓の60%程度を覆う緑のカーテンがあると、直射日光が差し込む室内に比べ、体感温度は約10℃もの差があるという調査結果もあります。植物を利用した日よけは、ただ日光を反射させて遮断するだけでなく、光を吸収して光合成に利用するので、より効率よく日射を防ぐことができます。 しかも、普通の日よけが熱を吸収して熱くなってしまうのに対し、生きている植物は、水分を蓄えて葉の表面から蒸散しているため、表面温度が35℃を超えず、常に打ち水をしているようなラジエーター効果もあります。真夏のエアコンの使用を抑えることができるので、地域や気候によっては20~30%程度の省エネ効果が期待でき、二酸化炭素も削減できるので地球温暖化防止にも役立ちます。場合によってはエアコンをつけずに過ごせることもあるので、エアコンがちょっと苦手という人にもぴったりですね。 F_studio/Shutterstock.com さらに、ゴーヤなど、食べられるタイプの緑のカーテンを選べば、窓から簡単に新鮮な野菜を収穫できるのも嬉しいところ。花を咲かせる植物なら、毎日開く可愛らしい花が楽しめます。 このように、メリットがいっぱいの緑のカーテン。夏に勢いよく生育する丈夫な植物を選べば、プランターと支柱、ネットを用意するだけで、誰でも簡単に栽培することができます。まだやったことがないという人も、ぜひトライしてみましょう。 緑のカーテンにオススメ植物7選 ゴーヤ taka1022/Shutterstock.com 特に沖縄で親しまれていて、チャンプルーなどの郷土料理でお馴染みのゴーヤ。暑さに強く、生育が旺盛なので、緑のカーテンの定番として広く利用されています。実がよくなるので、たくさんの収穫を楽しめるのも嬉しいところ。病害虫にも強く、丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者にもオススメです。 日本アサガオ Gemini Create/Shutterstock.com 夏に咲く花といえば、日本で古くから親しまれているのが、アサガオ。早朝に花開いて、昼にはしぼんでしまうというイメージがありますが、昼過ぎまで花が咲くものもあり、変わった花や葉を持つものや、大輪品種から小輪品種までバラエティーに富んでいます。短日植物なので、夜間に光が当たらない場所に置き、暑さが厳しい日には、乾かないよう朝夕2回水を与えるとよいでしょう。 西洋アサガオ pixbox77/Shutterstock.com 日本アサガオにはないような色彩を持つ西洋アサガオ。花つきがよく昼に花を咲かせるソライロアサガオや、マルバアサガオなどが含まれます。生育旺盛でよく茂り、素早くカーテンをつくってくれるのも嬉しいところ。日本アサガオよりも晩生のものが多く、晩夏から晩秋まで咲き続けます。 琉球アサガオ sasimoto/Shutterstock.com 日本アサガオに比べ、性質がより強健で、つるをよく伸ばす宿根性のアサガオ。ノアサガオやシュッコンアサガオとも呼ばれます。夕方まで花が開き、開花期間が長いのが特徴。やや晩生で晩秋まで咲き続けます。朝は青紫の花が、夕方になると赤紫に変化する‘オーシャン・ブルー’などがよく知られています。 ヨルガオ(ユウガオ) Aphisit Ragput/Shutterstock.com 夕方頃からよい香りを辺りに漂わせながら、夜に美しい白い花を開き、翌朝には閉じてしまうヨルガオ。よくつるが伸びるので、緑のカーテンづくりにうってつけです。なお、かんぴょうの原料となるウリ科のユウガオとは別種ですが、ユウガオという名で流通していることも多い花です。 ツンベルギア・アラタ trang trinh/Shutterstock.com 写真はツンベルギア・アラタ‘スージー’。中央に黒い目が入る、白とオレンジの可愛らしい花をたくさん咲かせます。熱帯から亜熱帯を原産とし、夏の暑さにも負けずに、ぐんぐん成長します。コンパクトサイズの緑のカーテンにオススメ。 オカワカメ(アカザカズラ) つるの両側に整然と葉をよく茂らせるオカワカメは、見た目も美しく、緑のカーテンとして、しっかり日を遮ってくれます。葉は食用でき、ゆでるとぬめりが出て、ワカメに似た食感に。葉酸やミネラル、ビタミンAなどを多く含み、栄養価が高いので、健康野菜としても注目されています。 緑のカーテンの仕立て方 taka1022/Shutterstock.com 緑のカーテンをつくるには、育てたい植物の苗とプランター、ネットや支柱が必要です。ネットが台風などの強風にあおられて飛ばされないよう、しっかりと固定できる場所があることを確認してからスタートしましょう。 栽培する植物を決めたら、植え付けをします。緑のカーテンに活用する植物の多くは、夏もよく生育して水を吸い上げるうえ、直射日光の当たる場所で育てるため、鉢植えの場合はすぐに乾きがちです。水切れを予防するためにも、大きめの鉢に植え付けましょう。また、早くカーテンをつくってほしいため、つい間隔を寄せて植え付けてしまいがちですが、必ずそれぞれの植物に応じた株間を取りましょう。ゴーヤやアサガオは30㎝程度、ヘチマは40㎝程度の間隔が必要です。植え付ける用土は、園芸用土のみでももちろんOKですが、園芸用土4、腐葉土4、堆肥2ほどの割合で混合したものを使うと、生育がよくなります。 akiyoko/Shutterstock.com 植え付け後はネットを張ってつるを絡ませ、成長させます。窓辺にネットを設置するには主に、軒下など上からネットを吊るす方法と、支柱を使ってネットを自立させる方法の2通りがあり、環境に合った方法を選びましょう。上からネットを吊るすなら、上階のベランダの手すりや、強度が十分な雨どい用の金具などを利用して固定を。ネットを固定できるような場所がない場合は、軒下などにフックを設置して取り付けましょう。ネットの上下を支柱に留めてから設置すると、緩まずピンと張りやすくなります。ネットを吊り下げたら、下部はプランターの重みなどを利用して固定すると簡単です。支柱を使う場合は、地面に支柱をしっかり固定してからネットを取り付けます。 つるが伸びてきたら、つるの先端部分を摘む摘心をしましょう。摘心を繰り返すことで、脇芽を増やしてネットを広く覆うように成長させることができます。土が乾いていたら、しっかりと水やりを。夏場は水が切れやすいので、朝夕の2回与えたほうがよい場合もあります。植物の状態を見ながら、随時追肥を行いましょう。2カ月ほどで緑のカーテンが完成します。 緑のカーテンに利用されるのは、どれも夏の暑さに耐えられるだけの丈夫で育てやすい植物なので、誰でも簡単にチャレンジすることができます。窓辺に緑のカーテンを仕立てて、暑い夏も涼しく快適に乗り切りましょう!
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樹木

【丈夫で初心向き】カシワバアジサイの特徴・花言葉・育て方
カシワバアジサイとは Tom Cardrick/Shutterstock.com カシワバアジサイはアジサイ科アジサイ属の一種で、冬になると葉が落ちる落葉低木です。 アジサイ科は、16属190種がある双子葉植物のグループの一つで、その中にはアジサイ(ガクアジサイ、ヤマアジサイ)やノリウツギ、アメリカノリノキ(‘アナベル’)などが含まれます。 カシワバアジサイは白い装飾花で人気の「アナベル」と同じアメリカ原産のアジサイで、アメリカ南東部のルイジアナ州、テネシー州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、アラバマ州、フロリダ州に自生します。 自生している環境は、落葉樹林や渓谷、河川流域の崖などです。 その名の通り、深い切れ込みのあるカシワに似た葉が特徴で、綺麗な花を咲かせます。他のアジサイとは異なり、葉っぱの質感はごわごわとしてしっかりとしています。花もさることながら、秋の紅葉も美しい植物です。 花名の由来 紅葉が美しいカシワバアジサイの葉。EQRoy/Shutterstock.com カシワバアジサイの学名はHydrangea quercifoliaです。これはラテン語で「コナラ属のような葉のアジサイ」という意味です。 ヨーロッパではヨーロッパナラ(コモンオーク)がポピュラーですが、ナラとはいいながら、日本のコナラやミズナラよりも切れ込みの多い葉で、ちょうど柏餅に使うカシワの葉によく似ています。 そのため、日本では「カシワバアジサイ」という名前がつけられました。 アジサイ属を示す、属名の「Hydrangea」の語源は「hydro(=水)」 + 「angeion (=容器)」 という意味ですが、これは果実の形が水瓶に似ていることに由来するとされています。 カシワバアジサイの花言葉 Sally B/Shutterstock.com カシワバアジサイの花言葉は「慈愛」「清純な心」「美」「魅力ある人」「元気な女性」など、よい印象の言葉が並んでいます。どれも花の姿に由来するとされ、女性に嬉しい花言葉が多いため、女性への贈り物におすすめの植物です。 どんな花を咲かせる? Charlie Goodall/Shutterstock.com カシワバアジサイの特徴である美しい花についてご紹介します。 カシワバアジサイの花は、丸いフォルムの普通のアジサイとは異なり、花房が円錐形になるのが一番の特徴です。円錐形にまとまった、白色の一重の装飾花を咲かせるタイプがもっともポピュラーです。 開花後、花がらを切らずにそのままにしておくと、花色が白からピンクや緑色へ変化していく様子を楽しむこともできます。 たくさんの花をつけた花房は、自重で枝ごとうつむくこともあります。 八重咲きの品種では、特に雨を含むとずっしりと重そうにたわむ様子を見せます。花がまっすぐ上へと伸びる姿も美しいですが、枝をたわませ、うつむく姿もまた優雅ですよ。 装飾花とは? Anna Nahabed/Shutterstock.com 先ほどの説明の中に「装飾花」という言葉が出てきましたが、これはアジサイの仲間の特徴的な構造です。 よく目立つ、花のように見える白く綺麗な部分は「装飾花」と呼ばれる器官です。 花びらのように見えるのはがく片と呼ばれ、真ん中に小さな花弁を持ちますが、めしべが退化しており種子を作ることはできません。 装飾花は文字通り、花粉を運ぶ昆虫を誘引するために見た目だけが発達した器官です。 カシワバアジサイの花の本体は、花房の中心部に見える緑のつぼみのような点の部分で、これは「両性花」と呼ばれます。 とても小さい花ですが、がく、花弁(花びら)、めしべ、おしべを持っており種子を作ることができます。 カシワバアジサイの見頃は? PAUL ATKINSON/Shutterstock.com カシワバアジサイの花が咲くのは、日本のアジサイと同じ5~7月です。 咲き始めたときから段々と花の色を変えながら、長く綺麗な花姿を多もします。また、形を保ったまま茶色くなっていくという美しい枯れ姿も見せてくれます。 さらに、花だけではなく紅葉も楽しめるという特徴もあります。大きく綺麗な形の葉は晩秋になると深みのある赤に色づき、庭を彩ってくれます。 カシワバアジサイの育て方 imprezasti/Shutterstock.com ここまでカシワバアジサイの特徴についてご紹介しました。観賞ポイントが多い花木ですが、ここからは、その育て方について徹底解説します。 栽培環境 カシワバアジサイを育てる環境は、半日陰~日なたがよいでしょう。 日陰でも育ちますが、光量が足りないと花付きが悪くなったり、日光を求めて間のびして樹形が乱れることがあります。 光が必要な一方、夏は強い日差しで葉焼けを起こすことがあるので、午後は日陰になるような半日陰の場所で育てることをおすすめします。 鉢植え、または地植えのどちらでも栽培は可能です。しかし、大きくなる植物なので、できれば地植えで管理するほうがよいでしょう。 地植えにする場合は、乾燥しすぎるような場所は避けましょう。 土作り funnyangel/Shutterstock.com カシワバアジサイをうまく育てるための土を作るには、保水性と排水性のバランスをとるのがコツです。 そのために使用する土は、腐葉土3、赤玉土(小粒)4、鹿沼土3といった配合がおすすめです。市販の花の土やアジサイ専用の土でもよいでしょう。 すでにある土を生かして地植えにする場合は、直径40cm、深さ30cm程度の植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土を混ぜ込みます。腐葉土の半分程度を牛ふん堆肥にしてもよいでしょう。 植え付けの時期 DeepGreen/Shutterstock.com カシワバアジサイを植える時期は3~4月の葉が出る直前がベストです。秋であれば、9月下旬~10月中旬のまだ暖かさが残る頃がよいでしょう。 地植えにする場合は、あらかじめ腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌改良してから植え付けます。 大きくなる植物なので地植えが適していますが、大きな鉢に植えて玄関などのシンボルフラワーにしても素敵ですよ。 生育旺盛なので、鉢植えにする場合は根詰まりしないよう、数年に1度、植え替え(新しい土を入れ古い根を取る作業)や鉢増し(一回り大きな鉢に植え替える)をしましょう。 水やり・肥料 Evgenyrychko/Shutterstock.com カシワバアジサイは乾燥を嫌う植物で、乾燥させてしまうと途端に元気がなくなってしまいます。地植えの場合、水やりは特に必要なく自然の雨で十分です。真夏など土の乾きが早い時だけ、早朝や夕方など涼しい時間帯に水やりをします。 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。カシワバアジサイは葉が大きいので蒸散量も多く、水切れを起こしやすい植物です。夏場の高温期などは特に乾燥に注意してください。冬は休眠期のため水やりは不要です。 肥料は、基本的には1~2月と6~8月に緩効性化成肥料を与えます。地植えの場合は、土が肥えていれば特に肥料を与えなくても毎年開花します。 カシワバアジサイの病害虫 Rido/Shutterstock.com カシワバアジサイがかかりやすい病気や害虫をご紹介します。 うどんこ病は、葉に白いカビが発生し、そのまま放っておくとうどん粉がついたようになって、どんどん広がってしまいます。対処法は、病気をできるだけ早く見つけ、白くなった葉を取り除き適応する薬剤を散布します。風通しが悪いと発生する確率が上がるため、適度に枝を剪定して風通しをよくしたり、鉢植えなら置き場を変えるなども有効です。 また害虫は、春から秋にかけて、葉にハダニやコナジラミがつくことがあります。葉が茶色くなり、ひどい時には落葉してしまうので、増えてしまう前に早めに薬剤を散布しましょう。 ハダニは乾燥しすぎていると発生しやすくなります。雨が少ない夏場などは、水やりのついでに葉の裏にも水をかけ、株全体を濡らすようにするとよいでしょう。 株が大きくなると株元にテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が見られることもあります(地面に木屑が落ちていたら幼虫が幹に侵入している可能性があります)。こちらも見つけたら早めに駆除します。 剪定 Vaclav Mach/Shutterstock.com 病気の予防にも大切な剪定についてご説明します。 カシワバアジサイの剪定をするタイミングは2回あります。それぞれの時期で剪定する理由が異なりますので、目的に応じて行いましょう。 まずは、形を整える剪定です。 カシワバアジサイは剪定せずに育てると、枝分かれせず幹が一本立ちになってしまいます。ですので、まだ株が大きくならないうちに低いところで剪定すると、芽の数が増えてこんもりとした株姿になります。 目安としては、地面から20〜30cmほどのところの芽の上で剪定します。芽は葉のつけ根にあるので、確認して剪定してみてください。 枝分かれさせるための剪定はいつ行ってもかまいませんが、秋〜冬に剪定すると、すでにできている花芽を切ってしまうことになるので注意してください。 次に、花が咲いた後に行う花後の剪定です。 カシワバアジサイは一般的なアジサイ同様、夏以降にできた花芽が翌年開花します。 ですので、剪定もアジサイと同じように、花が咲き終わったら行います。時期としては、7月いっぱいに行うのが目安です。 増やし方 SOMCHAI DISSALUNG/Shutterstock.com カシワバアジサイは、挿し木で増やします。 挿し木を行う時期は6~7月です。枝が長さ8cm程度になるように切り、赤玉土か市販の挿し木・種まき用土に挿しておくと発根します。この時、用土に肥料を加えないのがポイントです。 挿した苗は日陰に置き、こまめに水を与えて乾燥しないように管理します。 発根には3週間から1カ月程度かかります。 植物活力剤の「メネデール」を100倍に希釈したものを与えて、発根をサポートするのもおすすめです。 頻繁に移動したり、常に風が当たっている場所だと発根しにくいので、挿し木をしたらあまりいじらず、強い風が通らない場所で管理しましょう。 カシワバアジサイの美しい姿を楽しもう! sopear/Shutterstock.com この記事では、カシワバアジサイの特徴から育て方までを解説しました。 カシワバアジサイは美しい姿が魅力的な植物で、とても旺盛に育つため栽培初心者の方にもおすすめです。花が咲いたら庭で咲き姿を鑑賞するだけでなく、切り花にしたり、ドライフラワーやリース作りなどに活用することもできます。 ぜひ自分の手で育てて、その花姿を身近に楽しんでください!




















