今が見頃を迎える花や収穫期の果物などにフォーカスし、その力を閉じ込めた優秀コスメを美容ライターの徳永幸子さんがご紹介していく連載『旬花秀粧(しゅんかしゅうしょう)』。秋バラは終わりを迎える頃になってしまいましたが、今回はローズ精油やダマスクばら水など、肌と心に働きかけてくれるバラ由来成分を使用したコスメをご紹介します。
目次
今年収穫したばかりの新鮮なバラから作ったダマスクバラ水99%の贅沢さ! HANA ORGANIC「ローズウォーターヌーボー2023」

身体、心、肌を整えるホリスティックケアを提唱しているブランド「HANA ORGANIC(ハナ オーガニック)」。伝承的にも使い継がれてきた天然原料を厳選、全ての製品において天然由来成分を95%以上使用、スキンケア製品では植物原材料の85%以上がオーガニックという、真摯な製品づくりをしているブランドです。
そんなHANA ORGANICから、毎年秋に発売される特別なミストが今年も届きました。その名も『ローズウォーターヌーボー2023』。
ダマスクバラの最高峰、ブルガリアのバラの谷で2023年の5月下旬〜6月初旬に収穫された花を使い蒸留された、作りたてほやほやのダマスクバラ水が99%も配合されたミストです。
その香りは、まさに至福。それもそのはず、ダマスクバラが一番香りが強くなる、まだ太陽が昇る前の早朝に、ひとつひとつ手摘みし、3〜4時間かけてじっくり丁寧に蒸留して完成させたものなんです。
しかも、一般的なダマスクバラ水は、蒸留時に表面にできる精油を取り除いたものですが、HANA ORGANICでは精油も一緒にボトリング。その1滴を作るのに120個のバラが必要なほど貴重な精油を、惜しみなく残しています。だから、香りが格別なんですね。
おそらく、HANA ORGANICの香りを初めて嗅ぐ人は「え、私の知っているダマスクローズと、全然別物ですけど!?」と驚くはず。いわゆるバラの甘い香りとは異なり、どこか青さのある清涼感とパワーを感じる複雑な香りなんです。
例えるなら、コンビニで買う板チョコと、1粒500円の高級なボンボンショコラ。どっちも同じチョコなのに、口に入れた瞬間の感動が違うように、このミストも肌にふりかけた瞬間の感動、心の高揚感が違います。
来年には出会えない、今年だけの香り

『ローズウォーターヌーボー2023』の大きな特徴であり魅力なのが、その名のとおり、2023年にしか出会えない香りだというところ。
自然は毎年、いや、毎分、毎秒ごとに違う顔を見せます。ボジョレーヌーボーが毎年、その年の気候によって味が異なるように、ダマスクバラ水も、その香りが年によって変化。一期一会、2023年にしか嗅ぐことのできないバラの香りが、このボトルには詰まっているんです。
ダマスクバラの香りは多幸感をもたらし、精神的な安定へ導いてくれます。肌や体には、保湿や皮脂バランスを整える美容効果、女性ホルモン・エストロゲンの分泌を促進する効果などが。私たちの心も体も、まるごとケアしてくれる頼もしいミストです。
99%がダマスクバラ水、そして残り1%もダイコン根発酵液やセイヨウシロヤナギと、ボトルの中は100%天然由来成分のみ。だから顔、髪、ボディどこにでも使えます。ミストの粒子が細やかなので、乾燥を感じたときにメイクの上からでもOKですし、リフレッシュしたいときに、ルームスプレーのように部屋で使うのもおすすめです。
シュッとするだけで、一瞬で幸せな気持ちにしてくれるダマスクバラ。そのパワーを、毎日の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【商品概要】
HANA ORGANIC「ローズウォーターヌーボー 2023」
100ml 価格:2,970円(税込) ※数量限定発売
(問)HANA ORGANIC 0120-052986
公式サイト https://www.hana-organic.jp/shop-item/water/nouveau2023/
食べられるバラをひたひたに閉じ込めたマスクで透明美肌に ROSE LABO『ローズプレミアムミルキーマスク』

当サイトの連載『ROSE LABO通信』でおなじみ、 “食べられるバラ”の栽培から、バラを使った食品やコスメの販売までを行う「ROSE LABO(ローズラボ)」。誰よりもバラの持つ力を知っているバラのスペシャリストが、「敏感肌の方でも安心して使える化粧品を」という思いから開発したこだわりのコスメが多数ラインナップしています。
そのすべてに使われているのが、他のバラよりもビタミンAが10倍以上、ビタミンCが2倍以上、女性ホルモンの分泌を促すゲラニオールは、ダマスクローズの2倍の香気割合というROSE LABOオリジナルのバラ「24」(トウェンティーフォー)。この美容効果に優れたバラを主成分として高配合した、濃厚なシートマスクが『ローズプレミアムミルキーマスク』です。
これ1枚に、なんと25mlもの美容保湿成分をひったひたに含ませているというから贅沢。25mlといわれてもピンとこないかもしれませんが、お手持ちの美容液のボトルを見てみてください。内容量が25mlくらいの美容液も決して珍しくありません。そんな量が、シート1枚に閉じ込められているなんて、なんて贅沢なんでしょう。
バラ以外にも、キメを整えてくれるツボクサエキス、イタドリ根エキス、オウゴン根エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキスの7種のハーブと、くすみをケアするマンダリンオレンジ果皮エキスを配合。
さらに、3種のヒアルロン酸、セラミドなどの高保湿成分も入って、疲れてしぼんだ肌もたった1回の使用で透明感を取り戻し、ふっくら弾む肌に導いてくれます。
とろとろのテクスチャーとフレッシュなバラの香りに癒やされる

ROSE LABOのプロダクトは、どれもバラの香りが濃密で、使うたびに幸せになれますが、こちらのマスクは、中でも香り豊かといわれている秋バラを使用しています。だから、ケアしている間は、まるでバラの花束に顔を埋めているような感覚に。
たっぷりとしたとろみの心地よい肌触りとの相乗効果で、ケアしている間は、幸せすぎる15分間。
乾燥シーズンのスペシャルケアとして、また忙しい年末に自分へのご褒美として、これ以上のものはないと思えるシートマスクです。
【商品概要】
ROSE LABO『ローズプレミアムミルキーマスク』
25ml×5枚入り 価格:3,520円(税込)
(問)ROSE LABO株式会社 0120-62-1201
公式サイト https://www.roselabo.jp/
次世代スキンケア成分で本気のエイジングケア 導入美容液 FAVEUR(ファブール)「リフトエッセンスブースターCC」

確かな手応えを実感したい、すぐキレイになりたい、そんな女性の願いを叶える年齢肌のためのエイジングケアコスメが「FAVEUR/ファブール」です。その特徴は、乾燥、ハリの低下といった肌悩みの原因にアプローチする、厳選された次世代スキンケア成分を贅沢に配合しているところ。
“抗老化物質”として期待されている、今大注目のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)、コラーゲンをパワフルにサポートするヒト幹細胞順化培養液、高い整肌作用と保湿効果のあるリンゴ果実培養細胞エキス、ヒアルロン酸をサポートし、肌の弾力を保つ水添レチノールと、1つ配合しているだけでも十分に贅沢な成分を、惜しみなく詰め込んでいます。
さらに、「どんなに贅沢な成分を配合していても、肌に浸透しなければ意味がない」と、浸透力にも並々ならぬこだわりが。最先端テクノロジーを応用して開発したナノ化浸透型カプセルが、より早く、確実に美容液成分を角質層のすみずみまで浸透させてくれます。
こちらの『リフトエッセンスブースターCC』はフルラインのお手入れの一番最初に使うブースター美容液。前述した成分のほか、フラーレンやアルガン幹細胞エキスといった75種もの美容成分がぎゅうぎゅうに配合され、しっとりもっちり、弾むような肌に。さらに、次に使うアイテムの浸透も助けてくれます。
また、見えないネットになってハリをキープしてくれる“クイックリフト”という注目の成分も配合。塗るだけで、キュッと上向きな印象が続きます。
浸透力の異なる3種のカプセルだから、成分が肌悩みの元凶に確実に届く

贅沢な配合成分比だけではなく、計3種のカプセルを配合しているのも、また大きな特徴。
肌表面にアプローチする持続型カプセル、角質層のすみずみまでうるおいを届けるナノ化浸透型カプセル2種は、浸透力も美容効果もそれぞれ違うため、効かせたい場所へ的確に届くというわけなのです。
カプセルは、マッサージするようにくるくるとなじませるだけで、まったく力を入れなくてもほろほろと崩れていき、とろみのあるぷるんとしたテクスチャーに。同時に、ダマスクローズ精油の香りがふわりと広がります。
華やかなピンク色のつぶつぶを目で楽しみ、とろけるような感触を肌で楽しみ、濃密なバラの香りを鼻で楽しみ、そして最後に、鏡の中でパン! と弾むようなハリ・ツヤに満ちた肌を目で楽しむ。さまざまな感覚を通して、深い安らぎと多幸感をくれるこの美容液は、スキンケアを最高の癒やし時間にしてくれますよ。
【商品概要】
FAVEUR『リフトエッセンスブースターCC』
19ml 価格:6,980円(税込み)
(問) ファブール 03-6427-4662
公式サイト https://kosuiso.jp/faveur
天然のバラの香りは、嗅ぐだけで女性ホルモンのバランスを整えてくれます。だからこそ、今回ご紹介したようなローズ精油やローズウォーターを配合したコスメは、ゆらぎやすい更年期世代にこそ使ってほしいもの。心と肌の不調に、どうぞ活用してみてくださいね。
Credit
写真&文 / 徳永幸子 - 美容ライター/エディター -

とくなが・さちこ/早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない48歳。
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