フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
目次
パイナップルみたいな花
パイナップルにそっくりな形
南国っぽい雰囲気の植物は
見た目の通り「パイナップルリリー」
ヒアシンス科の球根植物で
南アフリカ原産の夏の花
作っているのは国内だけどね

植物の名前はユーコミス
ユーコミスは何種類か国内で生産されていて
エンジがかったものやグリーンのがあり
比較的丈夫なので重宝する
全体的に少し大ぶりなものが多いのと
エンジのタイプは個性が強いので
使えるシチュエーションが限られるのが難

今日紹介するのは超小型の品種
ユーコミス・プンクタータ
花丈が5cmぐらいで
長さも20〜30cmぐらい
星形の花が下から咲いて来て
爽やかな印象

小さなパイナップルと夏草たち
小さくてしなやかなので
草花たちとも仲良し
庭からちょっと切ってきたみたいな
そんなイメージでバスケットへ

花材はユーコミス、ベルテッセン
マウンテンミント、ハーブゼラニウム
スモークグラスと洋種ヤマゴボウ
あえてメインぽい大きな花は入れず
脇役な植物と小さなユーコミス

この小ささがなんとも言えず
可愛いので
目立ちたがりなお花には
遠慮していただく

洋種ヤマゴボウも雑草で
(市場で買ってくるけど)
よく見ると近所の空き地や庭などに
生えている植物
インクベリーと言われていて
実が熟してくると赤黒くなり
弾けるとまさにインクのような汁が
出るので注意が必要
この植物は花芽や枝の動きがとても綺麗
うっすらとピンクがかった軸が
不思議な可愛らしさを出してくれる
暑い時期はシンプルなものや
ラフな感じのもののほうが
落ち着くと感じるのは
自分だけだろうか
Credit

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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