落ち着いて趣味のガーデニングを楽しむためにリフォームされた庭

写真提供/タカショー
リビング前が駐車場になっていると、庭のスペースが確保できず、道路や隣地からの視線も気になる空間になりがちです。今回は、お客様が、線を気にせず心ゆくまでガーデニングを楽しむために、思い切って外回り全体をリフォームした施工事例をご紹介します。
静岡県にある可愛らしいこの住宅。
お客様の「気兼ねなくお庭へ出入りしたい」「落ち着いた空間で趣味のガーデニングを楽しみたい」というご要望を受け、門まわりと庭のリフォームを行いました。門まわりも何度か追加で工事されたとのことで、使用している素材の違いや全体のバランスに違和感がありましたが、今回のリフォームで可愛らしい住宅にマッチした空間に生まれ変わりました。
全体的に統一感のあるエクステリアへ変身

門まわりは建物に合わせ、白を基調に淡いピンクをアクセントとした統一感のある外観。オリジナルで製作された手摺りの付いた螺旋階段や壁の装飾は、ヨーロッパにある店舗のファサードのようなエレガントな雰囲気です。
玄関へ続く螺旋階段の左手には白い木目調の門扉があります。まるで物語に出てくる秘密の花園の入り口のような、さりげない中にどこか気品を感じる質感です。
駐車場がエレガントなガーデンに変身

扉を開けると、そこはエレガントな雰囲気溢れる魅惑のガーデン。
デザインコンセプトは、インテリアにも使われている奥様の好きなイギリスのブランド。白を基調に淡いブルーをアクセントとして配した、爽やかな印象の空間です。腰壁の木調タイルやラグをイメージした床のタイルは、室内がそのまま広がったように感じさせます。
この空間はリビング前の駐車スペースを道路に対して縦列に取ることで確保されました。白を基調にした塀は、外部の景色や視線の気になる度合いによって高さを変え、しっかりとプライベートな空間をつくり上げています。
また、雨よけ・日よけが設置されているので、ガーデニングや屋外での食事も快適に楽しめます。庇(ひさし)に装飾されたアイアンもエレガンスをプラスする工夫。うっとりするような自分だけの秘密の庭です。
緑をプラスし圧迫感のない空間へ

パーゴラの下や住宅の脇まで色とりどりの花が植えられたたくさんの鉢植え。小さな園芸用スペースとしてプライベートガーデンには丁度よい大きさで、無理なくガーデニングを楽しめそうです。緑をふんだんに取り入れたことで、囲い込んだスペースへの圧迫感を軽減しています。
テラススペースには人気の高いオリーブの木や、パンジーに似た可愛らしい花を咲かせるビオラを。写真に写っている花々はミニバラ、べゴニア、ラベンダー、ゼラニウム。空間の雰囲気によく合った可憐で華やかな花々は、ガーデニング好きの奥様の日常を楽しく心躍るものに変えてくれるでしょう。
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