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【リフォーム実例】気分も一新! ルーフバルコニーをシンプルモダンにリフォーム

【リフォーム実例】気分も一新! ルーフバルコニーをシンプルモダンにリフォーム

近年は住宅だけではなく、ライフスタイルや好みに合わせて庭をリフォームする方も増えています。今回は、経年変化で古くなったウッドデッキのルーフバルコニーを、爽やかなリゾート風ガーデンへガラリと変貌させた素敵なリフォーム実例をご案内します。ビフォアアフターの変化は必見! なかなか見られないガーデンリフォームの実例をぜひご覧ください。

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ガレージ2階のルーフバルコニーをリフォーム

ガレージの上が、今回ご紹介するルーフバルコニー。
ガレージの上が、今回ご紹介するルーフバルコニー。

今回は、神奈川県横浜市にある住宅のガーデンリフォーム実例をご紹介します。

舞台は、海辺のリゾート地にほど近い住宅街にある庭。この庭は、ガレージの2階にあるルーフバルコニーです。ルーフバルコニーとは、下の階の屋上に設けられたバルコニーのこと。リフォーム前は、細い水平ラインのフェンスで囲われたナチュラルイメージのバルコニーでした。

それでは、リフォームにより一新したルーフバルコニーをご案内しましょう。

エントランスを通ってルーフバルコニーへ

門かぶりの松の足元は玉砂利が敷かれたミニ和風ガーデン。
門かぶりの松の足元は玉砂利が敷かれたミニ和風ガーデン。

まずは門かぶりの松のある門扉をくぐって、玄関前へ。この松は樹齢50年ほどになり、親子2代に渡って管理しているとのこと。ちなみに「門かぶりの松」とは、門の上に水平に枝が伸びた松のことです。松は神が宿る神聖な樹木とされ、「神を祀る」の「祀る(まつる)」の語源ともいわれています。常緑で冬になっても枯れない縁起のよい樹木とされ、お正月では門松などの飾りとしても親しまれていますね。

門扉の内側から伸びる松の足元には和風のミニ庭園が設えられ、洋風なアプローチとともに和洋折衷のスタイルが楽しめます。

そして、住宅のエントランス扉の脇に、ホワイトカラーのシンプルな手すり付きの階段がありました。ここが、リフォームされたバルコニーガーデンへの入り口です。

壁面と好対照な真っ白な階段が、ルーフバルコニーへの入り口。
壁面と好対照な真っ白な階段が、ルーフバルコニーへの入り口。

ナチュラルからシンプルモダンへイメージ一新!

Before:リフォーム前のウッドデッキのナチュラルなガーデン。
Before:リフォーム前はウッドデッキのナチュラルなガーデン。
After:柿の木の絶妙なフォルムが生きるホワイトガーデン。グレーの床に要素を絞った植物使いがモダンな印象。
After:柿の木の絶妙なフォルムが生きるホワイトガーデン。グレーの床に要素を絞った植物使いがモダンな印象。

ホワイトカラーの階段を上がり、門扉を開けると、目の前に広がるのは、ホワイトの塀に囲まれたシンプルなリゾート風ガーデン! 真っ白な塀に床は明るいグレーの人工芝、白を基調とするガーデンに、樹木の描く影がくっきりと落ち、モダンでアーティスティックな風景に。トラベルガイドのパンフレットに出てきそうな印象的な演出ですね。大きな柿の木は、リフォーム前からの既存樹木を切らずに生かしたものです。

リフォーム以前のナチュラルなウッドデッキの庭から、シンプルモダンなルーフバルコニーへと見事な変貌を遂げました。

パーゴラとベンチで爽やかなリゾートイメージ

Before:ウッドデッキとベンチのスペースが……
Before:ウッドデッキとベンチのスペースが……
After:パーゴラとベンチがあるホワイトベースの空間へ!
After:パーゴラとベンチがあるホワイトベースの空間へ!
Before:フェンス際のプランターは……
Before:フェンス際のプランターは……
After:花壇の上にタイルを張ってシンプルなベンチに。
After:花壇の上にタイルを張ってシンプルなベンチに。

写真のスペースは、リフォーム以前は、ウッドデッキの床に段差を設け、腰掛けられるベンチとして利用していた場所。また、フェンス手前には植栽マスがあり、ヤシやアガベなどの植物が植えられていました。

リフォーム後には、ホワイトのパーゴラが爽やかな空間へと生まれ変わりました。床には60cm角の大きめのタイルを張り、高級感を演出。元あった植栽マスの上には周囲よりもやや濃色のタイルを張り、ベンチにリフォームしています。ベンチと床のタイル目地を揃えているところが、キレイに見えるポイントですね。

パーゴラには小さな明かりを灯す豆球を取り付けています。パーゴラと豆球が床に規則正しく落とす影までもガーデンのデザインに組み込み、一層魅力的な空間になっています。

パーゴラの豆球の影が作る模様も、リズミカルで軽やかなデザインの一部。
パーゴラの豆球の影が作る模様も、リズミカルで軽やかなデザインの一部。

シンプルなアイテムでオシャレに

ホワイトの板塀に浮かぶアイテムたち。
ホワイトの板塀に浮かぶアイテムたち。
シルバー色のマリンライト。
シルバー色のマリンライト。
シンプルな水栓。
シンプルな水栓。
愛犬のリード掛け。
愛犬のリード掛け。

注目したいのは、ホワイトベースの板塀に、いくつかのアイテムを施しているところ。塀上部には、最近は特に人気のあるマリンライト。真鍮色が一般的ですが、ここではよりクリーンなシルバーを採用しています。水洗の蛇口もレトロでシンプルなもの。もう1つは、一見取っ手のようですが、これは愛犬のリードをかけるためのフックです。ゆとりをもって板塀全体を使うデザインがオシャレ!

これらのアイテムの色彩は、すべてシルバーで統一しているところがポイント。ホワイトベースのモノトーンな板塀が生きる、シンプルモダンの必殺技です。

雑草が生えにくいよう防草シートの上に人工芝を敷いて。
雑草が生えにくいよう防草シートの上に人工芝を敷いて。

また、ルーフバルコニーのシンボルツリーである柿の木の足元も、淡いグレーの人工芝で、徹底的にシンプルさにこだわっています。この人工芝の下には防草シートが敷かれていて、雑草が生えにくくなっています。こんな一工夫でも庭のお手入れの手間を減らすことができますよ。

タイルテラスで気をつけること

掃き出し窓の敷居には……
掃き出し窓の敷居には……
敷居と平行にグレーチングが。
敷居と平行にグレーチングが。

ルーフバルコニーと住宅は、掃き出し窓でシームレスにつながっています。この掃き出し窓の敷居に注目。よく見ると、敷居に沿ってオシャレなグレーチング(金属製の格子蓋)がついていました。住宅基礎の上には床下換気口がついていますが、グレーチングがないとテラスの下地のコンクリートで換気口が埋まってしまいますよね。グレーチングを設置して空気の通り道をつくれば、換気口の通風ができるようになり、また室内のリビングとタイルテラスを段差なくフラットに結ぶことができます。

まとめ

まとめ

最近は、住宅と共に、庭をリフォームする事例も増えてきています。今回は、経年変化で古くなったウッドデッキから、ホワイトベースのシンプルなタイルテラスに変身した実例をご紹介しました。ナチュラルなウッドで構成されたデザインから、全く印象の異なるホワイトベースのタイルテラスやウォールにすることで、生活も心機一転するきっかけになります。

このように、住まう方の年齢や趣味などでライフスタイルが変化するように、または時代の流行によっても、庭のデザインは大きく変わっていきます。

皆さんも庭にも目を向け、変化のある心地よいライフスタイルをデザインしてみてはいかがでしょうか? 気持ちも新しくなり、楽しく明るい人生が送れることでしょう!

設計施工:ヘブンズガーデン 柿崎浩司

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