スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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ガーデン&ショップ

【英国の庭】ハウザー&ワース・サマセット ピート・アウドルフ作のナチュラリスティックガーデンを訪ねる
時代の先端を行くアートセンター ハウザー&ワースは、本店となるチューリッヒをはじめ、香港、ロンドン、ニューヨークなど、世界の9カ所に拠点を持つ、現代アートのギャラリーです。このハウザー&ワース・サマセットは、2014年に、サマセット州ブルートンの町外れにあるダースレイド農場の中に開設されました。エッジの利いた現代アートの展示が行われる一方で、環境保護やサステナビリティ、教育などのテーマに着目した、多目的のアートセンターとしても機能し、さまざまなセミナーやワークショップが行われています。 ここでのお目当ては、ギャラリーの後ろに広がるメドウ「アウドルフ・フィールド」です。デザインは、オランダ出身の世界的ランドスケープ・デザイナー、ピート・アウドルフ。彼は敷地全体の景観スキームも手掛けています。近年、彼を追った記録映画『FIVE SEASONS ガーデン・オブ・ピート・アウドルフ』が公開され、日本でも話題となっていますが、映画にはこのメドウの設計シーンも登場します。早速、行ってみましょう。 広い駐車場からエントランスに向かうと、まず、鉛の塊のような巨大な像が現れました。「アップル・ツリー・ボーイ・アップル・ツリー・ガール」という、アルミニウム製の彫像作品。子どもみたいな像は、ユーモラスなような、ちょっと怖いような印象です。園内には、こんな屋外展示がいくつかあります。 ギャラリーの入り口は、写真右手の建物にあります。これらの古い石造りの建物は、何十年も打ち捨てられてボロボロになっていた農場の建物でしたが、パリの建築事務所によって修復や改修が行われ、回廊式のモダンなギャラリーやレストラン、宿泊用の貸し別荘に変身しました。これらの建物は、2015年のRIBAサウス・ウェスト・アワードをはじめ、建築界のいくつかの賞を受賞しています。 小雨の中、水やりをする人の姿が。 エントランスからギャラリーのショップを抜けて、建物の奥に向かうと、庭に通じるガラス戸がありました。外に出てみましょう。 宿根草のメドウ「アウドルフ・フィールド」。 1.5エーカーの広さを持つ、宿根草を使ったメドウガーデン「アウドルフ・フィールド」が目の前に広がります。幅広い散策路が斜面を上り、ずっと向こうの白い建物まで続いているようです。あいにくの雨ですが、傘をさしつつ観賞スタート。緩やかにカーブする道を上っていきます。 少し行くと池があって、その水面に雨粒の波紋が広がっていました。睡蓮の浮かぶ池は、周辺の木々の緑を映しています。 アウドルフの代表作の一つに、ニューヨーク・マンハッタンの、廃線となった高架鉄道跡を空中庭園に変えた「ハイライン」のプロジェクトがあります。ハウザー&ワースのニューヨークのギャラリーはちょうどハイラインの通っている場所にあって、ハウザー&ワースの経営者であるイワン・ワースは、アウドルフのつくったこの公園が大好きだったそう。その後、縁あって知り合ったのだとか。 振り返ってみると、池越しにギャラリーのモダンな柱廊が見えます。 先ほどの角度から見た池は、池の縁と小道との境目がくっきりと見えましたが、こちら側は、池と地面との境目があいまいになっています。なだらかな斜面の低い所にできた、大きな水溜まりのように見えます。 さらに斜面を上っていくと、今度は道幅がぐっと広がりました。緑の小島のような、芝の小さな丘が飛び石のように配置されていて、道だけれども広場のようでもあり、面白い景色です。緑の小島の間を縫って、先に進みます。 中央の道は砂利敷きですが、左右に枝分かれする小道には芝生が生えています。この芝生の緑が背景幕となり、植栽エリアの花々は浮き上がっているように見えます。 まゆ玉のような「ラディック・パビリオン」 両側に広がる植栽を眺めながら歩を進めていくと、敷地の一番奥、斜面の上に建つ、まゆ玉のような建物に到着しました。チリ人の建築家、スミルハン・ラディックによってデザインされたラディック・パビリオンです。マーブル模様の、台座のような大きな石の上に載った、丸みのある白い物体。中に入れるのでしょうか? 奥へ回り込むと、中に通じる階段がありました。 建物に入ってみると、宙に浮いたような、ドーナツ状の空間になっています。ところどころに大きく開いた窓があって、外の景色が切り取られて見えます。 この建物は、2014年に、ロンドンのケンジントン・ガーデンズ公園内にあるサーペンタイン・ギャラリーの、夏季限定パビリオンとして建てられたもので、その翌年にここに移設されました。サーペンタイン・ギャラリーでは、毎夏、建築家を選出して実験的な建築物を作り、それを仮設の休憩所として一般に開放します。そういう経緯のある建物だからか、とても個性的。これ自体がアート作品のようです。 まゆ玉のような建物を印象づけている黒い突起のような部分から外を覗いてみると、アウドルフの庭越しに、羊が草を食む草原が見えました。 グラスファイバーで作られた建物は宇宙船のよう。宙に浮いているような感覚で、一周、ぐるりと歩くことができます。ところどころに椅子が置いてあって、瞑想もできそうですね。 さて、パビリオンを出て、再び庭に戻りましょう。遠くに目をやると、日本とは違って電線や電柱のない、のんびりとした景色が広がっています。丘の上(写真右上)には、ブルートンの町のアイコンでもある、古い石造りの鳩小屋が見えます。 ガーデンの縁に当たる部分は、写真手前のように、モリニアやシモツケソウ、サラシナショウマといった、背の高い植物を使った、より強健な植栽がされています。メドウの全体は、この時期は少し色が少ないものの、アウドルフの意図した通り、大きなパレットのように見えます。 卓越した植物選び さて、今度はどんな植物が植わっているのか、丹念に観察していきましょう。軽やかなグラス類の中に、ゲラニウムやサルビアなどの宿根草がグルーピングされているメドウです。隣り合う植物同士に、くっきりとした色や形、質感の対比があるので、手前にある植物が引き立って見えます。 緑の草葉の中で隠れんぼうしているみたいに、半ば埋もれるように銅葉のアクセントが覗いていたり、カンパニュラがめいっぱい花を咲かせていたり。あそこにいるあの子は、果たして顔なじみか、それとも初顔合わせのお相手か、目を凝らしてしまいます。また、この植物の隣にどうしてこの植物を合わせているのだろうかと、植栽の意図を探るため、頭を働かせました。 全体の植栽は、紫、ピンク、さび色、金色が、流れるような色彩となるよう計画されているそうですが、訪れたこの時期は、若く明るい緑と紫の花穂のカラーリングが、特に印象に残りました。 また、改めて、きれいだなぁと目にとまったのは、グラス類です。霧雨を受けてわずかに枝垂れ、雨粒がキラリと光るグラスの穂と、アリウムやエキナセア、エリンジウムなどのコラボレーションがおしゃれ。この一角だけならば、ベランダでも再現できるかしら? と刺激を受けました。 アウドルフは、美しいシードヘッド(頭状花)を持つ植物を効果的に使うことで定評があります。「植物の枯れた姿も好き」と言う彼は、立ち枯れた姿が素敵な植物をいくつも配して、四季を通じて興味深い庭をつくり上げました。 この庭を訪れたのは2019年の6月中旬でしたが、その時期には、ロンドン市内にあるキュー・ボタニックガーデンではアリウム・ギガンチウムが咲き終わっていました。しかし、ここの植物は、これからもっと成長していくようです。それぞれの株のボリュームが出て、花もどんどん咲く季節に向かっていました。 アウドルフはデザインする際、最初から頭の中に完成形の絵を浮かべていると言います。そして、それから、どの植物がそのヴィジョンを満たすものなのかを検討し、レイヤーごとにスケッチに起こしていくのだそうです。園芸家、そして、ナーセリーのオーナーとして長い間過ごしてきたアウドルフは、植物やその習性について深い知識を持っています。横に広がりすぎたり、こぼれ種で増えすぎたりして、全体図の均衡を壊しかねない植物は使わないように注意しているそう。選ぶのは、直立して大きくなりすぎない品種です。アウドルフが類まれなアーティストであると同時に、卓越した職人でもあることの分かるエピソードですね。 ガーデナー上野砂由紀さんが解説 同行した北海道のガーデナー、上野砂由紀さんが、この庭を解説してくれました。 「夏にもちろん素敵なこの庭は、秋になると、さらに美しさを増すよう緻密に計算された植栽だということが、実際の庭を見ると分かります。例えば、秋になるとグラスの穂が霞のように広がり、その間にエキナセアなどの、あえて残されたシードヘッドがポツポツと浮いて、点描画のように美しく見えます」 「敷地の両サイドには、迫力ある大型のフィリペンデュラやベロニカストラムが多く植えられていました。さらに秋に盛りとなるようにタリクトラムやユーパトリウム、キミキフガ、アスター類が植栽されていて、秋の特別な美しさが想像できました。それから、秋に大きくなりすぎて倒れてしまわないように、草丈を3分の1くらいに刈り込む作業もされていました。また、彼は自立しない植物はセレクトしないという考え方も、ガーデンから見て取れました。乾燥に強い植物もうまく使われていたと思います。一見シンプルな庭ですが、そこには彼の深い考えに裏打ちされたデザインがあると感じました。秋は、きっと全く違う世界になることでしょう」 モダンな柱廊と中庭 CLOISTERと書かれたガラス戸の向こうに広がる回廊。 ギャラリーの建物は、洋書や雑貨が並ぶショップや、現代アートが展示されている小部屋がいくつもつながって、回廊のようになっています。 その回廊に囲まれた中庭も素敵な植栽で、くつろげる場所でした。鮮やかな緑のオータムン・ムア・グラスなど、グラス類を多用しています。ところどころに暗い葉色や花色の多年草があって、アクセントに。古い家屋を使ったレストランの屋根の色ともマッチしています。 中庭は、空間を共有する彫像の価値を損ねないように、植物の草丈を低くして、植栽をシンプルにまとめているとのこと。空間全体を考えて設計されていることが分かります。 キッチンガーデンにも注目 併設するレストラン「ロス・バー&グリル」では、ダースレイド農場の食材をはじめ、地元の新鮮な食材を使った料理が楽しめます。サラダやスープのワンプレートランチや、ハンバーガーのセットなどがあって、ランチにおすすめ。 レストランの建物沿いには、おしゃれなキッチンガーデンがあって、レストランやバーで使う野菜やハーブ、エディブルフラワーが育てられています。キッチンガーデンは、レストランやギャラリーの建物とこの土地を繋ぎ、馴染ませる役割も果たしています。腰高のレイズドベッドになっている植栽升の中には、カモミール、コーンフラワー、ボリジ、エキナセアといった花々が咲き、キャベツやスイートピーなども育っています。 この区画はNo-dig gardening(ノー・ディグ・ガーデニング)の手法で栽培されています。ノー・ディグとは、つまり、耕さないということ。有機栽培の流れを受けて、近年英国で注目されつつある栽培方法です。この植栽升では、土の上に、よく腐熟した肥やしとマッシュルーム・コンポストがそれぞれ厚い層となって重ねられています。人が耕すことはしませんが、虫や微生物の力のおかげで、自然が自ら土を耕す力を得るようになり、空気の通り道ができます。その結果、作物の収穫量がぐんと増えるのだそうです。ここに育つ野菜や花の健やかな姿を目にすると、ノー・ディグ栽培法に興味が湧いてきますね。 時代の先端を行く現代アートと、自然回帰のようなガーデニング法。一見、相反しているようですが、このガーデニング法やアウドルフのメドウデザインには、環境保護やサステナビリティという、最先端のテーマへの取り組みが含まれています。ハウザー&ワース・サマセットは、今後の発展が楽しみなコンテンポラリー・ガーデンでした。
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レシピ・料理

イチジクは秋が旬! 簡単アレンジでごちそうレシピ5
朝食で元気な美人を作る! イチジク&チアシードスムージー イチジクは、女性にうれしい成分がいっぱい入ったビューティーフルーツ。脂質が少なく、ノンコレステロールで低カロリーなのに、食物繊維がたっぷり入っています。イチジクの食物繊維は水溶性で、腸内でゼリー状になりゆっくり移動するため、空腹感を感じにくいうえ、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える作用もあります。また、大腸内でビフィズス菌を増やし、腸内フローラを健全に保つ働きもしてくれます。 さらに、意外なことにイチジクは他のフルーツに比べてカルシウムが豊富。動物たちは果物が豊富に置いてある状況においてイチジクを好んで食べることが知られていますが、それは産卵や成長に不可欠なカルシウムが、イチジクから得られることを本能的に知っているからでは、と推測されています。 そんなわけで、朝いちのイチジクは元気な美人の元。スーパーフードと名高いチアシードも加えた、おいしくて見た目もかわいい朝食用のスムージーをご紹介します。 <イチジク&チアシードスムージー> 材料 ・イチジク 2個 ・チアシード 大さじ2 ・ヨーグルト 400g つくり方 食べる前の晩にチアシードを水で戻しておきます。チアシードは発芽毒性があるため、ゴマなどのようにそのままで食べるのではなく、必ず水に浸して12時間経過させ、毒性を消してからいただきます。 イチジクは皮をむいて、1個は輪切りに、もう1個はくし切りにします。 ヨーグルトを半分に分けて、くし切りと輪切りのイチジクそれぞれ半量ずつと撹拌。もう半量のヨーグルトは戻したチアシードと混ぜます。 残った輪切りのイチジクをガラスジャーの内側に貼り付け、チアシード入りヨーグルトを静かに注ぎます。その上にイチジク入りヨーグルトを注ぎ入れ、残ったくし切りのイチジクを飾ったら完成。 *イチジクが水溶性の食物繊維なのに対し、チアシードは不溶性食物繊維なので、両方のメリットを取り入れることができます。 ランチにオススメ! さっぱり美味しいイチジクサンドイッチ <イチジクサンドイッチ(4個分)> 材料 ・イチジク 1個 ・サンドイッチ用8枚切り食パン 2枚 ・クリームチーズ 大さじ3 ・ハチミツ 小さじ1~2 つくり方 クリームチーズとハチミツをよく混ぜる。 食パンに1を塗り、皮をむいて厚めにスライスしたイチジクを並べる。 もう一枚の食パンにも1を塗り2に重ねて、ラップで包み冷蔵庫で休ませる。 食べる前にラップごとカットする。 *お好みでナッツ類をちらしたり、生ハムを挟んでもおいしくいただけます。 *冷蔵庫で休ませることでパンとクリームがなじみ、カットしやすくなります。 とろっとろでジューシー&甘い! イチジクの簡単おやつ とろっとろに溶けたカマンベールとジューシーでつぶつぶ食感のイチジク、ハチミツの組み合わせが絶妙においしいイチジクハニーカマンベール。おやつや夜食におすすめです。 <イチジクハニーカマンベール> 材料 ・イチジク 1個 ・カマンベールチーズ 1個 ・ハチミツ 大さじ2 ・粗く砕いたクルミ 10粒分くらい ・黒胡椒 少々 ・タイムの葉 少々(あれば) つくり方 イチジクとカマンベールを6等分に切り分けます。 耐熱容器にカマンベールを置き、上にイチジクをのせて、ハチミツ、クルミ、タイムを散らしてオーブントースターで3〜4分加熱。黒胡椒を少々振って完成。 旬を味わう秋のディナーに! 鴨とイチジクのロースト 一見、手がこんでいそうな一皿ですが、誰でも簡単に美味しく作れるごちそうレシピです。鴨は調理中に皮から多量の脂が出ますが、鴨の脂は不飽和脂肪酸というコレステロールを下げる働きのある脂なのでダイエット中の人も心配ご無用です。さらに、肉にはビタミンA、B2、Eなどが豊富に含まれており、疲労回復や美肌に効果が期待できるため、鴨肉は「ビューティーミート」の異名も! イチジクと合わせればさらに美味しく、ビューティー効果もアップでします。 <鴨とイチジクのロースト> 材料 ・鴨肉 1枚 ・塩、コショウ 少々 ・イチジク 5〜6個 ・砂糖 適量 (以下A) ・バルサミコ酢 20㏄ ・赤ワイン 100㏄ ・バター 20g ・コンソメ 1個 準備しておくこと ・イチジクの皮をむいて半分〜1/3の大きさにカットし、全体に砂糖をまぶしておく。 ・鴨肉の皮目に切り込みを入れ、塩、コショウをしておく。 つくり方 フライパンに鴨肉の皮目を下にして置き、中弱火で焼く。この際、フライパンに脂がたくさん出るが、後でソースに使うので半量以上は残しておく。 皮に焦げ目がついたらひっくり返し、肉の表面に焼き色がついたら火を止め、アルミホイルで肉を包み余熱で火が通るように置いておく。 フライパンに残った脂でイチジクに焼き色がつくまでソテーし、Aを入れてアルコール分を飛ばす。 2を切り分け、3をかけて完成。 シンプルだけど極上のデザート! イチジクの赤ワインコンポート <イチジクの赤ワインコンポート> 材料 ・イチジク 4~5個 ・赤ワイン 300㎖ ・水 50~100㎖ ・シナモンスティック1本か、シナモンパウダー小さじ1(好みで) ・グラニュー糖 80~100g ・スライスレモン2~3枚 or レモン汁大さじ1 ・クッキングシート(落し蓋用) 準備しておくこと ・鍋の大きさに合わせてクッキングシートを丸くカットし、数カ所に切り目を入れておく(重みのある落し蓋は実が潰れてしまうため、クッキングシートを落し蓋として使います)。 ・鍋は、イチジクを縦に入れていっぱいになるくらいの大きさを選ぶと、煮崩れを防げます。 つくり方 鍋に、水、赤ワイン、グラニュー糖、スライスレモンまたはレモン汁、好みでシナモンを入れて火にかけ、沸騰したらイチジクの軸を上に立てて入れる。 上からクッキングシートで作った落し蓋をして沸騰させてから弱火にし、5分ほど煮てそのまま冷ます。冷めたら冷蔵庫で冷やして完成。 *冷蔵庫で1週間ほど保ちます。長期保存したい場合は、煮沸消毒したビンに詰めて保存します。 *チーズと一緒にクラッカーにのせ、仕上げにあらびき黒コショウを一振りすると、ワインにぴったりのおつまみになります。 *浸す液はイチジクがかぶるくらいの量になるように水で調整してください。 Photo/1) hubert/ 2) Elena Elizarova/ 4) Anna Shepulova/ 5) Lyudmila/Shutterstock.com 3)本間のぞみ/ 6) 3and garden 併
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暮らし

2025年10月6日は【中秋の名月】秋にお月見をする理由と日本の風習をおさらい
2025年の中秋の名月は10月6日 1059SHU/Shutterstock.com 秋の夜長に、美しく夜空に輝く月。日本では、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月を、十五夜や中秋の名月と呼んで愛でる風習があります。この風習は平安時代頃に中国から伝わったものとされ、古来より日本人は秋の満月を楽しみにしてきました。2025年は10月6日(月)が中秋の名月に当たります。 この中秋の名月は、暦に基づいて決められているため、実際の満月とは日付がずれることがしばしばあります。例えば2020年は、中秋の名月の翌日が実際の満月となりました。また、十五夜の次に巡ってくる満月を十三夜と呼び、十五夜の夜と合わせて両方の月見をしないことを「片見月」「片月見」などと呼んで、縁起が悪いこととされていました。あまり知られていませんが、十五夜、十三夜の次に訪れる旧暦10月10日の月を「十日夜の月」と呼ぶ風習も伝わっています。 月見団子とススキ sasaken/Shutterstock.com 中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれ、この頃に収穫されるサトイモをお供えしていたことに由来するとされます。一方の十三夜は「豆名月」や「栗名月」などと呼ばれます。そして十日夜には稲の収穫祭などが多く行われます。このように、お月見は農耕文化に根付いた行事でもあり、収穫に感謝するという意味合いを持っています。そのため、その時期に収穫したものをお供えしたのです。さて、現在の秋のお月見のお供え物といえば、月見団子とススキが有名。十五夜に供える月見団子は、これから収穫を迎える穀物の実りに感謝し、保存がきく米粉を満月に見立てた丸いお団子にしたもの。関西では、イモに見立てた形のものもよくお供えされます。お団子の数は、十五夜に合わせて15個、または一年の始まりからの満月の数を数えて12個または13個が一般的です。一方のススキは、これから収穫を迎える稲穂に見立てて供えられたもの。また魔除けの意味合いも持つとされています。このほか、イモやマメ、クリなどもよくお供え物として飾られています。 1059SHU/Shutterstock.com 「餅をつくウサギ」と世界の国々 Kei Shooting/Shutterstock.com 日本では、きれいに輝く満月を見ていると、「ウサギが餅つきをしている」なんていいますよね。これは、月に見える模様を、餅をついているウサギに見立てたもの。インドの神話に由来するといわれています。日本ではウサギですが、世界でも月の模様をさまざまなものになぞらえています。例えば、南ヨーロッパでは大きなハサミのカニ、北ヨーロッパでは本を読むおばあさん、アメリカでは女性の横顔、アラビアでは吠えるライオンなど。 月の表面の模様は、向きや角度は違っても、世界中どこから見ても同じ模様が見えています。というのも、月は地球に同じ面を向けて公転しているので、月の裏側は地球からはほとんど観測できないため。月の裏側には海がほとんどなく、クレーターによる凸凹が目立ち、表側とは全く違う表情だそう。同じ模様を見ながら、世界中でたくさんの異なる解釈が生まれているのも面白いですね。今年はそんなお話にも思いを馳せながら、美しい秋の月を見上げてみてはいかがでしょうか? KPG_Payless/Shutterstock.com
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ガーデンデザイン

エリゲロンが咲く可愛い庭づくり 植え方アイデアと育て方
小花がたくさん咲く! エリゲロン・カルビンスキアヌス Malle/Shutterstock.com 草丈30cmほどに茂る宿根草(多年草)のエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron Karvinskianus)は、ハルジオンやヒメジョオンの仲間で、キク科エリゲロン属。黄色の花心の周りに細長い花びらが丸く広がり、デージーや小菊を思わせる素朴な花が魅力です。和名は、源平小菊(げんぺいこぎく)、ペラペラヨメナ。広がるように増えるので、グラウンドカバーなどにも向きます。また、葉が小振りなので寄せ植えなど、鉢植えにしても可愛い脇役として重宝します。中でも広く栽培されている品種は、写真の‘プロフュージョン’。 ここからはイギリスを中心とした海外の庭から、エリゲロンが咲くガーデンシーンをご紹介します。 石の隙間に花が咲くエリゲロン バートン・ハウス・ガーデンにて。 日当たりから半日陰で、少し乾燥気味の水はけがよい場所を好みます。こぼれ種でも増えるので、いつの間にか思いがけない場所に生えてくることも。写真のような石の隙間にも育つ丈夫なガーデンプランツです。春から次々と花茎が立ち上がり、秋までずっと咲き続けますが、伸びすぎて乱れてきたら、思い切って短くカット(切り戻し)すると、夏の蒸れ防止になります。耐寒性もあり、肥料も必要がなく手間がかからないのも魅力です。 花壇の手前に植えて軽やかな印象をプラス Peter Turner Photography/Shutterstock.com 細かな花がチラチラと咲くエリゲロンは、花壇の中なら一番手前に植えましょう。奥に育つ中〜大型植物の株元の隙間を埋める役も果たしながら、花壇の境目を花で隠してくれます。 グレイト・ディクスターにて。 小道の縁取りに植えると、歩く場所と花壇の間をやさしくつなぎます。花色はピンクから白の小輪花なので、どんな植物とも相性がよく、何を植えたらいいか? と困ったら、エリゲロンが可愛い景色づくりを助けてくれます。 ベスチャトー・ガーデンでは、乾燥に強い植物や多肉植物のコレクションなどが並ぶスクリー・ガーデンの花壇にもエリゲロンが群れ咲いていました。 ナイマンズの花壇では、一面エリゲロンが群れ咲いて、ロマンチックな景色に。 エリゲロンは堅い印象を和らげる効果あり ヒドコート・マナー・ガーデンにて。 水はけがよく用土が少ない場所でも育ちやすい性質から、石の隙間に定着することが多いエリゲロン。石を積み上げた側面の目地から生えて、花がこちらを向いて咲いているようになるのも、可愛い演出です。石のゴツゴツした表情を花が和らげてくれるため、庭がナチュラルな雰囲気になります。 コッツウォルズの住宅にて。 石を積み上げた塀の上面へ用土を少し入れられるようにし、根が浅く張る植物を植えれば、目の高さで花が楽しめるアイデア植栽。上部の花壇部分からこぼれるように花が咲くエリゲロンが、道ゆく人の目を楽しませていました。 階段のステップや段差の隙間に花の彩り チェニーズ・マナー・ハウス・アンド・ガーデンズにて。 バラが咲く頃にイギリスの庭巡りをしていると、エリゲロンとの遭遇率が一番高いのが階段のステップです。一段二段と歩きながらも、足元に小花が咲いている光景は目を和ませてくれます。ある時期にこのデザインが流行って、皆が真似したのではと想像させられます。 エリゲロンが咲く階段の植栽アイデアの元祖は、もしかしてこの場所? と思うほど、チャーミングな風景を見せるのは、イギリスの南東部、イーストサセックス州にある「グレート・ディクスター」です。有名な庭師でガーデンライターでもあったクリストファー・ロイド邸のガーデンで、この階段を降りた先には、メドウガーデン(季節の花が混ざり咲く野原)が広がっています。 グレート・ディクスターにて。 ラウンドした低いステップが手前に三段、円形の芝生のフロアから上へ二段つながる、とても凝ったつくりの階段に、エリゲロンがステップを縁取るように咲いています。階段という構造物に植物を組み合わせる発想に、さすが本場のデザインと感動。 どんな風に育っているのか? 近づいて見てみたくなる可愛さ。グレート・ディクスターにて。 石造りの日時計を縁取るエリゲロン グレイブタイ・マナーにて。 芝生が広がり、十字に石張りのテラスが伸びるガーデンの中心に据えられた日時計。その足元の円形の台座をエリゲロンが縁取っています。グレイッシュな石に控えめに小花が色を添え、庭との一体感を生んでいます。 バラの下草やグラウンドカバーとしても丈夫に育つエリゲロンの植え付けや、苗の販売時期は、秋か春。宿根草の通販ショップやガーデンセンターなどで購入できます。 秋冬の庭デザインの変更や、来春に向けた庭づくりに、エリゲロンの可愛い花をプラスしてみませんか?
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ガーデンデザイン

庭の小道やアプローチなどに必須のペイビング実例
庭の小道とは? その必要性を解説 バラをたくさん植えたい、季節の花で美しく彩りたい、子どもが遊べる芝生の広場をつくりたいなど、庭づくりの目的は、人それぞれに違います。さまざまな希望を胸に理想の庭の風景を思い描くとき、どんな植物を植えようか、どんな組み合わせをしようかというように、植物へ意識が向くものですが、それと同様にじっくり考えたいのが、庭の動線と植栽をしない地面部分のことです。 前庭の場合は、家への出入りのためのアプローチとしての道が必要ですし、建物の向こう側に庭がある場合にも、植物の手入れのための動線として、庭の中に小道が必要です。人が毎日通るような場所は、必ず踏圧がかかり芝生もハゲてくるため、最初から動線を決めて敷石を置くほうが、何度も芝生を植え替えるストレスもなく、ローメンテナンスで済みます。また、小道という骨格があると、庭がきちんと整理された印象にもなります。 そうした庭の小道づくりを含め、タイルやレンガや砂利などで地面を美しくデザインしたり、歩きやすく舗装したりすることをペイビングといいます。もしも、ペイビングを施さずに地面がそのままむき出しの状態だと、雑草は生え放題だし、雨の後はドロドロになって歩きにくくて仕方がありません。また、ペイビングを施さずに全ての地面を植栽で埋めようとしたら、とても手入れの大変な庭になってしまうでしょう。 庭のリフォームのペイビング実例 こちらはかたくり工房でデザイン、施工を手がけたお宅の施工前の写真。施主は寄せ植え教室を開いている植物好きの方で、多くの植物を育てていましたが、植栽のない地面部分は砂利の混じった土がむき出しで、雑草取りにとても苦労されていました。せっかく植物が好きなのに、庭の手入れのほとんどが草取りになってしまっている方が多くいらっしゃいますが、それはとてももったいないと思います。そこで既存の植物を活かしながら、地面や庭の骨格を整えるリフォームをしました。 園路としての機能性と景観を両立したペイビング 施工後の写真です。古民家風の母屋や庭の敷地内にある蔵に合うように、和のテイストを取り入れながらペイビングを仕上げました。さまざまな大きさの四角い敷石と野面石(のづらいし)、砂利を組み合わせ、園路としての機能性と景観を両立させました。砂利の間にも植栽マスを設け、タイムを植栽。よく茂って緑が小島のように浮かび、景色にみずみずしさをプラスしてくれます。ところどころに施主の作品の寄せ植えを飾っていますが、グレーに統一したペイビングの中だからこそ、寄せ植えもよく映えます。この庭では、数字の上では、ペイビングのほうが植栽帯よりも面積を多く占めています。しかし、見た目には大きな柿の木や茂った植物が緑の面積をかせいでくれているので、印象としては緑豊かです。この緑の量感のことを緑視率(りょくしりつ)といいます。 庭をほしいと思う方には植物の好きな方が少なくありませんし、緑に癒されたいと思っている方も多いでしょう。植物をたくさん植えたい、育てたいと思われるかもしれませんが、じつは「豊かな緑=広い植栽帯」ではなく、植栽帯にそれほど面積を割かなくても、十分な緑の量感を成立させることができます。大切なのは、ペイビングと植栽のバランスです。ペイビング部分が多くなりすぎると、人工的でイカツイ雰囲気が強調されてしまいますし、逆に植栽帯が広すぎると、先述のようにメンテナンスにとても手間のかかる庭になってしまいます。植物の実際的な量よりも、どんな植物をどこにどんな風に配置するかで、量感は変わります。例えば、この庭では縁側に近づけて青ダモの樹木を植えていますが、室内から眺めた際に、青ダモの葉越しに庭が見えるため、緑の量感はより豊かに感じられます。 庭の小道のペイビング実例 デッキと乱張り、自然石を組み合わせた庭の小道。 ペイビングは庭の雰囲気に合わせて素材を選びましょう。この庭はハーブを多く植えたナチュラルガーデンなので、ペイビングも自然な感じに仕上げました。ただし、広い庭なので単調にならないように、複数の素材を使って変化をもたせています。 上と同じガーデンの小道です。ここでは真砂土(まさど)でペイビングをしています。真砂土とは花崗岩などの風化が進んで砂状になったもので、水をまくと土が締まり、しっかり固まります。水はけもよく、雨が降ってもぐちょぐちょにならないので、舗装材としてよく利用されますが、見た目には土っぽく自然です。ペイビングの中では最も安価な材料で、レンガやタイルなどと比べて施工もしやすいので、D.I.Y.で小道を作りたい方にもオススメです。ホームセンターなどで手に入ります。 こちらは、また別の庭の小道です。バラと草花が溢れる自然風の庭で、お客様がご自身で枕木を敷いて、間に砂利を敷き詰めた小道です。オルラヤのタネが飛んで小道にも草丈の低い花が咲き、可愛らしく素朴な雰囲気です。乱張りやタイルの施工はテクニックが必要ですが、このように素材と工夫次第で庭の小道はD.I.Y.でもつくることができます。 小道は歩く楽しさを演出するのもコツです。この庭では平石のステップの間にハーブのタイムを植え、足が触れるたびに香りが立ち上るようにしています。小道の側に植えたバラも、特に芳香豊かなものを選んでいます。 庭の水場のペイビング実例 先ほどの小道の先にはサークル状のペイビングを施し、周囲を季節の花で囲んでいます。ここは立水栓を設けた、いわば踊り場的なスペースです。広い庭なので、数カ所に立水栓を設置していますが、水場の足元にもペイビングを施したほうが機能的です。足元がぐちょぐちょになりませんし、ホースさばきもスムーズです。 これは和のテイストを取り入れた庭の一角で、きれいなデザインの立水栓を選んで花壇の中央に水場を設けました。水鉢の周りはタイムが伸び広がっていますが、その下は花壇に合わせた黒い小石のペイビングが施してあり、排水も整えられています。 アウトドアリビングのためのペイビング実例 また、庭の中にテーブルやベンチを置く場合、そこは人が動き回る場所なので、地面はペイビングを施したほうが使い勝手が断然よくなります。このように、あらかじめ庭の中に人の居場所を決めてプランを立てると、ガーデンライフはより充実し、楽しいものとなります。 伝統的な日本庭園は室内からの眺めを前提とし、建物の開口部を額縁と見立てて、美しく切り取られた庭の風景を室内から楽しみますが、草花の咲くガーデンは、庭の中に人が入って楽しむ西欧のライフスタイルが背景にあります。草花を収穫したり、庭で食事をしたりと、より植物と近しい距離で庭での暮らしを楽しむには、ペイビングで機能性を整えておくと、ガーデンライフの快適度が格段に変わりますよ。 併せて読みた
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おすすめ植物(その他)

東京2020オリンピック・パラリンピックを花々で飾ろう! 夏花勉強会レポート
夏花壇を彩るニューフェイスの花々 みなさんは夏の花壇というと、どんな花を思い浮かべるでしょうか? ヒマワリやペチュニアなど、夏に咲く定番花にもいろいろありますが、他のシーズンと比べてバリエーションが少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。じつは、ガーデニングが下火となりがちな夏の季節を花々で彩るべく活動している「夏花勉強会」の研究により、そんなイメージを払拭するバリエーション豊富な夏花たちが元気に咲いている場所があります。 勉強会の会場となったのは、東京都にある夢の島公園。この公園は、2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックで、アーチェリー競技の会場に決定していることもあって、夏花を実際に植栽した花壇の見学会と、夏花についての講演の会場に選ばれました。 「夏花勉強会」とは 「夏花勉強会」は、厳しい暑さが予想される2020年の東京オリンピック・パラリンピックの夏に、花々で彩るおもてなしを成功させることを目標に、過酷な日本の夏にも負けずに咲く「夏花」についての知識を共有する、有志による勉強会です。 お花がかり株式会社の竹谷仁志さんを中心に、花業界やガーデニング業界の有志により、この活動がスタートしたのは2009年。当初は2016年のオリンピック招致に向けて、東京の花を使っての活動をしていましたが、2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった2013年からは、夏に行われる大会期間を花々で彩り、「花を使ったおもてなし」をすべく活動しています。 夢の島公園に「アーチェリー」をイメージした夏花花壇が出現 会場となった夢の島公園には、実際に夏花を植栽したモデル花壇とともに、各種苗会社がプッシュする夏花を植栽した企業花壇もつくられ、夏場の生育状況などを確認することができました。それでは、夏花花壇をご紹介しましょう。 こちらは、花々のグラデーションが元気をくれる、お花がかりの竹谷さんが中心になってつくった夏花大花壇。夢の島公園が東京2020オリンピック・パラリンピックでアーチェリーの会場となることに合わせ、アーチェリーの的をモチーフとした花壇です。彩り豊かな花壇の中の小道を歩む人をアーチェリーの矢に見立て、花壇を見る人自体がデザインの一部となるようにしたという竹谷さん。会場ごとに行われる競技種目は異なりますが、花壇制作アイデアの一つとして参考になりそうです。 この花壇に取り入れられた花材はもちろん、すべてが暑さに強い夏花。ジニアやマリーゴールドなど、品種が豊富な花も、それぞれの花ごとにラベルが付いているため、どの品種がどのような姿になるのか、実際に目で見て確認することができます。長雨の影響で傷んでしまった花もあったようですが、真夏の太陽にも負けずにカラフルな花が生き生きとしていました。 涼しい日陰を提供するグリーンカーテン 棚やネットに誘引することで、過ごしやすい日陰をつくってくれるつる植物は、夏のおもてなし花壇のキーアイテムにもなりそう。あらかじめつるを伸ばして箱詰めした苗の流通も可能なつる植物の候補として、5種がセレクトされていました。どれも可愛らしい花も楽しめる、夏に丈夫なものばかり。 はっきりした色合いの夏花花壇 先の夏花大花壇がさまざまな色彩を調和させたデザインだとしたら、こちらは花ごとの色や形を強調したデザイン。花をブロック状に塊で植え込み、それぞれの周囲を目を引く黒のトウガラシ‘ブラックパール’で縁取っています。 品種ごとに植えられた企業花壇 企業花壇では、各種苗会社おすすめの夏花が植えられ、その生育状況を実際に見て確認することができます。いくつかの花苗をピックアップしてご紹介します。 夏に花を咲かせることを徹底的に研究 約250種を有望種として選定 勉強会では、夏花に関する講演会も行われました。この日は、「夏花勉強会」の中心メンバーでもあるお花がかりの竹谷さんがスピーチ。テーマは「夏花について」です。東京2020オリンピック・パラリンピックを機に、日本の夏を花の季節にすべく、花業界に何ができるのかを考えます。 オリンピックの開催にあたり、開催都市を彩る花は欠かせない存在です。例えば、北京オリンピックで使われた花苗のポット数は、8~10億ともいわれ、これは日本全体の花苗市場で1年間に生産される苗数とほぼ同じ。ちなみに、そのほとんどの花は春と秋に出荷され、夏にはほとんどつくられていません。 日本でいえば、1964年秋に行われた東京オリンピックの際にも、開催が決まった直後から研究者や種苗メーカーがオリンピックを花で飾る呼びかけをし、さまざまな業界が一丸となって東京で秋に咲く花の研究試験を行った結果、開会式やマラソンコースなどオリンピック期間中の各所を花で飾ることができたという事実があります。じつはそれまで、花といえば春のお花見を指すことが多く、秋の花というのはあまり一般的ではなかったそう。オリンピックに向けたこうした先人の努力が実を結び、大会期間中を美しい花々で彩ったにとどまらず、現在では秋は春にも引けを取らないガーデニングシーズンとして全国で認知されたのです。 このような先人の功績を知り、真夏に行われる2020年の東京オリンピック・パラリンピックの期間中を花で彩る活動を考え始めたという竹谷さん。開催が決まった2013年秋に、2009年からオリンピック招致について共に活動していた花仲間に声をかけ、真夏に咲く花の発見、育成に取り組んできました。六本木ヒルズやサンシャインシティなどの都心部で、それらの花の夏場の生育状況試験を始めたのが2014年のことです。 しかし、東京の夏は植物にとって非常に過酷な環境。実際にテストをしてみると、暑さ以外にもたくさんの問題が発覚しました。 日中の気温は言うに及ばず、夜温も25℃を下回らない日が続きます。一般に植物は25℃以下で休息できるといわれますが、熱帯夜が続く東京の夏では十分に休むことができず、ストレスで花を閉じてしまうことも。また、ビルに囲まれた都心部では、一日中日が当たる場所は稀な一方、夜でも照明により明るい状態が続き、特に短日植物は花芽をつけないこともあります。また人工地盤や、強烈なビル風、ゲリラ豪雨も問題になります。これらに加えて、コガネムシやハトなどによる食害も課題に。特にコガネムシは食欲旺盛で、せっかく咲いた花も一晩で丸坊主にされてしまうこともあったといいます。 最初の年は、種苗メーカーからおすすめとして集まった夏花のうち、半分以上が落第点。それほど東京の夏は厳しい環境なのです。それでもめげずに試験を続けた結果は夏に強い花を選定して取りまとめた『夏花による緑化マニュアル』に掲載しています。 夏に強い花が分かってきたところで、いろいろな形でそれを周知しようと取り組みも行っています。日比谷公園の花壇で、花火をテーマにおもてなしガーデンをつくったり、隅田川テラスに夏花を使って植栽したり、展示会で夏花を紹介したり。2018年からは、今回の勉強会の会場である夢の島公園でも活動を始めています。 『夏花による緑化マニュアル』で夏の花壇をつくろう 『夏花による緑化マニュアル』は、夏花勉強会により選定された、暑さや乾燥などの過酷な気候にも耐えて生育よく花を咲かせる夏花から、およそ70品目を掲載した、夏花に関する情報が盛りだくさんのマニュアルです。この制作を主導している、東京都農林総合研究センターの岡澤立夫さんによると、マニュアルを制作する契機となったのは、夏は花の利用が少なく、夏に花を使うための情報も少ないという現状。そうした中で、耐乾性・耐陰性があり、夏に咲く花を網羅したマニュアルの必要性を感じ、夏花の選定がスタートとしたと言います。 1964年の東京オリンピックの際にも、秋花壇について同様の取り組みが行われていたという記録があったことも励みとなりました。 選定にあたっては、民間企業である竹谷さんのプロジェクトや、都内生産者、東京都の事業と連携。また、東京都の研究センター以外にも、千葉県、埼玉県の研究センターとも協力して行われました。選定では、7~9月にかけて2~3回審査を行い、夏の暑さに耐えられるかを調べて点数化。また、乾燥に対する試験も実施し、耐乾性も併せて調査しました。4~5年かけて調査した品種数は約1,200種。そのうちの約250種が夏花として認定されました。つまり、夏に強いと思われていたものの1/5ほどしか基準を満たさなかったということです。 また、岡澤さんは作業効率についての試験も実施。植え込みには普通3.5号ポット苗が使用されますが、3.5号、4号、5号ポットによる1㎡当たりの作業効率を比較したところ、4号ポットを使用することで作業時間は3.5号ポットの約4割減となり、最も効率よく植えられることが分かりました。この結果を利用することで、植栽もより効率よく進められそうです。 さて、『夏花による緑化マニュアル』は、植栽デザイナーが利用しやすいよう、花色で植物を分類。花壇苗やグラウンドカバーなどの用途ごとに、約70種の植物が掲載されています。マニュアルは公益財団法人東京都農林水産振興財団のホームページよりダウンロードすることができます。 ・『夏花による緑化マニュアル』ダウンロードはこちら このマニュアルは花業界向けですが、一般向けの夏花リーフレットも制作。こちらも、東京都農林水産振興財団のホームページに掲載されているほか、全国の花屋にて配布される予定です。 ・リーフレットのダウンロードはこちら オリンピックに向けて、マニュアルやリーフレットも活用しながら、花やガーデンに関わるみんなで協力して夏花を盛り上げていきたいですね。 Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 取材協力/夏花勉強会
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レシピ・料理

とれすぎキュウリを美味しく消費 保存食ピクルス&世界のレシピ
夏バテ対策や熱中症対策に効果的な野菜、キュウリ 夏の日差しをたっぷり浴びて育つみずみずしいキュウリ(ウリ科キュウリ属 学名:Cucumis sativus L. )。全体の約95%を水分が占めていて、野菜の中でも水分量が多いのが特徴です。そのため、ビタミンCなど他の栄養素は含まれてはいても、含有量はそれほど多くはありません。 でも、水分たっぷりのキュウリは、夏の暑さに火照った体を冷やして水分を補給してくれるので、夏バテ対策や熱中症対策に効果的な野菜なのです。また、キュウリには水分だけではなく、カリウムも豊富に含まれています。不要な水分や塩分を排出する働きがあるカリウムは、水分の取りすぎや冷えでむくんだ体をすっきりさせるほか、高血圧や腎臓病の予防にも。 キュウリは1本あたり15kcal程度とカロリーがとても低く、ダイエット中に気兼ねなく食べられるのもうれしい食材です。 Menu.1 爽やかな酸味が元気をくれるガスパチョ from スペイン ガスパチョはスペインの南部、アンダルシア地方生まれの冷製スープです。爽やかな酸味が元気をくれる栄養満点のスープは、飲むサラダともいわれています。夏に旬を迎える野菜をミックスするだけの簡単レシピです。スープに細かく切った野菜やクルトンをトッピングすると、見た目にも美しい前菜になります。 How to cook 材料(4人分):トマト3〜4個、キュウリ1本、ピーマン1個、バゲット1スライス、ニンニク1片、オリーブオイル100cc、ワインビネガー大さじ3、塩少々、お好みでクルトンやミントの葉 トマトは湯むきし、キュウリはピーラーで皮をむき、ピーマンはタネを取ってミキサーに入れやすい大きさにそれぞれカットします。バゲットを水に浸しておきます。器を冷蔵庫で冷やしておきます。トッピング用として少量野菜を残しておきます。全ての材料をミキサーに入れ、撹拌します。味見をして塩加減を調整します。冷やしておいた器にスープを注ぎ入れ、お好みでクルトンや角切りにした野菜を飾れば完成。器を冷やす時間がない場合は、氷も一緒にミキサーにかけると時間短縮になります。 Menu.2 甘酢が染みてさっぱり美味蓑衣黄瓜(スオイーホングワ) from 中国 輪切りキュウリのように見えて、実は一本が蛇腹状につながっているという飾り切りの技が光る中華甘酢漬けです。甘酢が染み込むと美味しいので、2〜3日前から漬け込んでおくのがオススメ。スライスの厚さを0.5mm以下に保つと、お皿に丸めた時にとても美しく飾れますよ。 How to cook 材料:キュウリ4本、塩少々、漬け込みタレ(醤油大さじ2、砂糖大さじ1、酢・ごま油各大さじ1/2、鷹の爪少々)、花山椒・ニンニク・長ネギ・油少々 キュウリをまな板に横に置き、上下に割り箸を添え、斜め45度に包丁を入れていきます。割り箸を添えることで包丁がそこでとまり、底がつながった蛇腹状に切ることができます。裏返して同様に45度斜めに包丁を入れます(裏返しているので先に入れた包丁とは反対の角度で切り込みが入ります)。両端を切り落とし、軽く塩を振ってしばらくおきます。キュウリが切れないように軽く絞って水気を切ります。漬け込みダレを混ぜ合わせたビニール袋に2を入れ、数時間〜2、3日おきます。食べる直前に花山椒、ニンニク、長ネギを油で熱し、冷めないうちにキュウリにかけて完成。 Menu.3 火照った身体を冷やすサマードリンクキュウリレモネード from アメリカ・イギリスetc 爽やかな色合いが美しいサマードリンク。キュウリには身体を冷やす効果があり、日焼けや暑さで身体が火照っているときや、口をさっぱりさせたいときなどにオススメです。このレモネードにジンやいろいろなフルーツを加えると「ピムス」と呼ばれる英国の夏を代表するカクテルになります。 How to cook 材料:キュウリ1本、レモン3個、水300㏄、砂糖or蜂蜜1/2カップ、ミント3~4枚 鍋に水と砂糖を入れ、砂糖が溶けるまで煮て、冷ましておきます。レモンスライスを5〜6切れ残し、レモンは絞っておきます。キュウリのスライスを5〜6切れ残し、キュウリは皮をむいてミキサーにかけます(ピムスの場合はキュウリをミキサーにかけずスライスのみ)。レモンとキュウリのスライス、ミントの葉をジャグに入れ、1・2・3を全て混ぜ合わせ冷やして完成。氷やソーダなどで割って飲みます。 Menu.4 キュウリを美味しく簡単に保存キュウリのピクルス たっぷり収穫できた時には長期保存ができるピクルスを作ってみましょう。いつでも好きな時に食べられる美味しいピクルスが簡単にできます。 How to cook 材料:キュウリ 3~4本、塩 小さじ1、ピクルス液の材料:酢 200cc、水200cc、砂糖 大さじ3、塩 大さじ1、スパイス:ニンニク 1片、赤唐辛子 1本、コショウ 少々、ローリエ 1枚 ①キュウリは洗って両端を落とします。 ②5mmほどの厚さに切り、塩もみしてしばらく置きます。姫キュウリなどの小さなキュウリはそのまま使います。 ③ニンニクは薄切りにし、赤唐辛子は軸を落としてタネを出しておきます。ホーロー鍋などの酸に強い鍋にピクルス液の材料を入れて沸騰させ、火を止めてスパイスと水気を絞ったキュウリを入れます。 ④清潔な瓶に移して冷やします。このとき、タイムやローズマリー、ディルなど、お好みのハーブを加えても香りのよいピクルスが作れます。 Nadezhda Murinets/shutterstock.com Menu.5 サンドイッチやソースに便利キュウリのピクルスを使ったタルタルソース How to cook 材料:キュウリのピクルス(みじん切り)大さじ1、卵 1個、玉ねぎ1/8個、パセリ 1枝、マヨネーズ1/2カップ、塩コショウ 少々 卵は固ゆでにし、白身と黄身に分けて白身はみじん切りに、黄身は軽く崩しておきます。玉ねぎ、パセリもみじん切りにします。玉ねぎの辛味が苦手なら、水にさらしてから使います。マヨネーズとピクルス、玉ねぎ、パセリのみじん切りを混ぜ合わせます。白身と黄身を加え、塩コショウで味を調えます。お好みでケッパーの酢漬けを加えても。魚のムニエルや温野菜などに添えてどうぞ。 手早く作れて美味しいサンドイッチも、自家製ピクルスを入れれば本格派の味わいに。 キュウリ栽培のコツ 【栽培はタネか苗からスタート】 キュウリはタネから育てることで、病虫害に強い苗をつくることができます。キュウリの発芽温度は25℃以上なので、地温が十分に上がってからタネを播きます。非常に勢いよく育つので、温度が上がるのを待っていても購入苗との収穫に差は出ません。 【育て方】 日当たりがよく、風通しのよい場所を選びましょう。風通しが悪いところでは、葉が粉を吹いたように白くなる「ウドン粉病」にかかりやすくなります。3〜4粒をまとめて直播し、勢いの強いものを残して育てます。キュウリはツルを絡ませながら伸びるので、伸びてきたら支柱を立ててとめつけてやります。キュウリ用のネットもあるので、それを利用してもよいですし、鉢植えの場合はオベリスクも便利です。キュウリは根を浅く張るので、特にプランター栽培の際は水切れに注意し、毎日水やりをします。 【花から収穫まで】 最初の花が咲いた頃から月1回程度、肥料をパラパラッと株元に施します。草丈が背を超えてしまうようであれば、管理が大変になるので先端をカットしてそれ以上大きくならないようにします。キュウリの成長はとても早く、花が終わって実がつき始めると1週間前後で採り頃を迎えるので、毎日観察してちょうどよい大きさで収穫しましょう。もぎたてのキュウリの味は格別です。 Photo/1)KashtykiNata /3)Fischer Food Design /4)Ren Yingcheng /5)KatyaPulina /6)MariaKovaleva /10)Ardarel/ 11)pingpongcat /12)Xan 13)Marykit/Shutterstock.com
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一・二年草

変化朝顔を知りたい! 明治の図版に見る花の魅力と育て方の極意
変化朝顔を次世代へ! 愛好家に栽培され続けた普及の歴史 アサガオは、遡ること約1,200年前の奈良時代に中国から渡来し、下剤の効果がある薬として使われながら、観賞用としても栽培が始まりました。それまでは花や葉の変化は数えるほどしかなかったところ、18世紀の中頃、現在の岡山県で「松山朝顔」や「黒白江南花」と呼ばれた絞り咲きのアサガオが出現。それが京都や江戸に広まって、江戸時代後期の文化文政時代(1804〜1830年)には多くの変異が見つかるようになり、第1次栽培ブームが起こりました。 江戸時代の後期には、アサガオには見えないような形も観賞される第2次ブームが到来。その後、一時衰退したかと思われる中、明治30年代には東京を中心として、大阪、京都、名古屋などの都市で愛好会が結成され、それぞれが会報誌を出していました。ここで第三次ブームが到来。今残る当時の会報誌を見ると、実に変化に富んだ変化朝顔が存在していたことが伝わってきます。 上写真は、明治43年に発足した東京朝顔研究会に所属していた絵師、高輪其堂(たかなわ・きどう)が描いた変化朝顔の図です。葉が縮れたり、糸のように細かったり、花びらが細く切れ込んでいたり、細く枝垂れている種など、これがアサガオ? と驚かされる奇抜な形をしています。 園芸文化協会会長の小笠原左衛門尉亮軒さんの解説によると、他の絵師による図と比べ、ご紹介の高輪其堂が描いた変化朝顔は筆が細くとても繊細で、ルーペで見ても描きそこないがなく、見事にその姿を表現しているとのことです。 変化朝顔の名前(見立て名) 左図の青い花は、1段目の花の中央から、さらに上方へ立ち上がって2段目の花が出ています。これは「車咲牡丹(くるまざきぼたん)」と呼ばれる咲き方で、毎年50〜60鉢もの変化朝顔の栽培をする小笠原さんでも、形良く咲かせるのは難しいといいます。 変化朝顔は、各品種を示す名前も独特です。左図に添え書きされている「青雨龍葉納戸鳥甲噴上車咲牡丹」がこの品種の名前で、前半に葉の特徴を、後半では花の特徴を表しています。図の品種は、葉は、青雨龍(あおあまりょう)葉で、花は納戸(なんど=青色)鳥甲噴上車咲牡丹(とりかぶとふきあげくるまざきぼたん)であると示しています。 変化朝顔の花の見頃は8〜9月 九州大学大学院准教授、仁田坂英二さんの解説によると、明治43年には東京朝顔研究会が発足、それまで一般には入手が難しかったタネの会員への配布が始まり、昭和6年に東京の日比谷公園で初めて変化朝顔の展示会が開催されました。上写真右は、穠久会(じょうきゅうかい)という別の変化朝顔の愛好会によって、昭和7年、日比谷公園で行われた展示の様子です。上写真左には、8月18日や9月8日に展示された優秀花の様子があります。このように変化朝顔は大輪朝顔と比べて成長が遅く、8月の終わりから9月が開花のピークになります。 変化朝顔とは? 大輪朝顔も変化朝顔も、種子で増やす一年草ですが、変化朝顔には種子ができるものとできないものがあります。この種子ができるもの(正木)と、種子はできないが花の変化があるもの(出物)を同時に育てて、変化がある花を楽しみながら、変化を隠し持った親株から次世代のタネを採り、翌年播いて維持していくのが変化朝顔の栽培です。 ●種子ができる=「正木(まさき)」=花や葉の変化が少ないがタネが採れるので、毎年同じ色や形を育てることができる ●種子ができない=「出物(でもの)」=変異が花や葉、茎などに現れて観賞価値が高い この観賞用の「出物」を栽培するために、次世代に「出物」が生じる遺伝子を持っている「親木」を育てながらタネを維持し、再び出物を咲かせつつ、出物を隠し持つ親木を維持していくことが変化朝顔の栽培の楽しみの一つです。アサガオの栽培自体は簡単ですが、親木を残す識別作業を行わないと、出物が生じない「出物抜け」になってしまいます。 この識別作業(仕訳/しわけ)をするにあたって、「遺伝学的な原理を理解しておくと、その考え方がどの系統にも応用でき便利である」と解説するのが、アサガオの系統保存と形態形成遺伝子、トランスポゾンの研究を行っている九州大学准教授の仁田坂英二さん。 仁田坂英二さんの近著『変化朝顔図鑑』(化学同人刊)では、変異が生まれる仕組みや変化朝顔のバリエーション、栽培ノウハウなどが解説されています。奥が深い変化朝顔の知識を深めることができる一冊です。 九州大学のアサガオのページでは、教育目的や一般の栽培家に向けてもアサガオの種子の提供をしています。 変化朝顔の育て方1「芽切り作業」 変化朝顔は、発芽と生育に25℃以上の温度を必要とします。大輪朝顔に比べて少し遅い時期からタネ播きを開始しても大丈夫。6月以降、十分暖かくなってから播くとよいでしょう。また、変化朝顔のタネは水を吸いにくいので、発芽させるためにはタネを播く前に種皮にヤスリやナイフなどで傷をつける「芽切り」の作業が必要になります。 セミナー会場で配られたタネは、仁田坂先生の研究室であらかじめレーザー光を当てて「芽切り(発芽処理)」が行われています。上写真をよーく見ると、表皮にXが刻まれています(レーザー光照射による硬実種子の発芽改善方法および発芽改善種子の技術はタキイ種苗の特許技術です)。 1,500系統以上のアサガオの突然変異系統を保存する仁田坂先生が率いる九州大学大学院理化学研究院の生物学部門では、毎年多数のタネを播くため、レーザー光照射技術の使用許諾をタキイ種苗から得て、芽切り作業を時短しています。 変化朝顔の育て方2「植え付けと日頃の手入れ」 植木鉢やプランターに市販の培養土を入れ、種子を深さ1〜15cm程度埋め、土をかぶせて水やりします。発芽までは用土が乾かないように気をつけましょう。 芽が出たら日が当たる場所に置き、朝、夕たっぷり水をやります。日が当たる時間は1時間程度でも大丈夫ですが、短日植物なので、夜に街灯などの明かりが当たらないかも確認するとよいでしょう。つるが伸びてきたら、あんどん型の支柱などに誘引します。つるが伸びすぎたら先端を摘んで、脇芽を伸ばすのも一つの方法です。 肥料は、用土にあらかじめ元肥として固形肥料などを混ぜておくか、週に1回程度、薄めた液肥を水やりと同時に施すのもよいでしょう。 変化朝顔の育て方3「タネ採り」 7月下旬〜8月下旬の間は、花が次々と咲きますが、高温のためタネはほとんどできません。9月になるとタネがつき始めるので、茶色く色づいたらさやごと採取して陰干しします。完全に乾いたら、さやからタネを取り出して封筒などに入れ、乾燥剤の入った瓶や密封容器に入れて、冷蔵庫で保存します。 1〜2年に一度、乾燥剤を交換すれば長期間保存することもできるので、必ずしも翌年にすべてのタネを播かなくても変化朝顔の栽培はできます。変化朝顔研究会副会長の伊藤重和さんによると、乾燥剤を入れて45年保存ができたという例もあるそうです。 江戸の花、朝顔文化を知らせるセミナー ここでご紹介した内容は、朝顔栽培の旬の季節を迎えた2019年7月6日、東京・日比谷コンベンションホールにて行われた「江戸の花プロジェクト・園芸文化を守ろうセミナー 未来につなぐ朝顔文化〜SEASON3」(主催:園芸文化協会)の講演内容からダイジェストしてお届けしました。 第1部は、小笠原左衛門尉亮軒さんによる「明治の朝顔図の名人、高輪其堂が描いた変化朝顔肉筆画三帖を見尽くす」。第2部は仁田坂英二さんによる「変化朝顔の仕分け」、第3部は、小笠原さん、仁田坂さん、伊藤重和さんの3名によるトークセッション「変化朝顔の育て方 栽培の極意中の極意」。 併せて読みたい ・夏庭に涼を呼ぶ変化朝顔「江戸風情」 ・どんな花が咲く? 変化朝顔をタネから育ててみよう ・芸をする朝顔【写真家・松本路子のルーフバルコニー便り】 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 取材協力/園芸文化協会
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7つの景色が楽しめる新ローズガーデン誕生!「中之条ガーデンズ」に行ってみよう!
新たにオープンした美しい庭 「中之条ガーデンズ」をご案内 群馬県中之条町にある「中之条ガーデンズ」は、中之条町が進める花のまちづくりの拠点となっているスポットです。東京ドームおよそ6個分の敷地には、一つの大きなガーデンではなく、テーマ別にいくつものガーデンがつくられ、それぞれに異なる庭の表情を堪能することができます。各ガーデンの設計や植栽に当たっては、一流ガーデンデザイナーが結集。今回取り上げる「ローズガーデン」の植栽デザインは、バラの育種家で、「横浜イングリッシュガーデン」のスーパー・バイザーなども務めるバラの専門家、河合伸志さんが担当しています。 この地ならではの生き生きとした植物の色彩が楽しめる ローズガーデン 「中之条ガーデンズ」の大きな魅力は、なんといってもバラの美しい花色。中之条町は昼夜の寒暖差が大きく、非常に発色のよいきれいな花色を楽しめるのです。この地ならではの鮮やかな植物の色合いを生かし、カラースキーム(花色による色彩計画)を基本にエリア分けされた「ローズガーデン」では、エリアごとにカラーが際立ち、デザイン意図にピタリとはまる色調に。ガーデンを移動するたびに大きく変化する光景に、何度も新鮮な驚きが味わえます。 フェンスやオベリスクなどの構造物も、各エリアに合わせ、特別に色や形がデザインされたものばかり。これらの設計は、総合プラン・ガーデンデザインを担当した空間デザイナーの吉谷博光さんによるものです。ガーデンを最大限に美しく見せるためのこだわりが随所に見られ、植栽された植物と引き立て合って、ここにしかないガーデン風景をつくり上げています。 それでは、「中之条ガーデンズ」の個性豊かな7つの「ローズガーデン」をご案内しましょう。 洋の庭から和モダンまで 庭を進むたびに風景が一変 まず初めに現れるのは、ピンクのバラの小道。オルラヤやリナリア・プルプレアなどの小花がピンクのバラの周りにレースのように咲き群れて、思いっきりロマンチックな雰囲気からスタートします。 大きくカーブする園路を進むと、白、黄色、赤へと色彩は変化し、滴り落ちる滝のように仕立てられたスタンダード仕立てのバラも効果を発揮、景色はドラマチックに展開していきます。この庭は、既存の大きな斑入りのケヤキなどの樹木を背景に、バラの花色がいっそう美しく映え、ホッと安らぐ雰囲気の中で花々を堪能できます。 ロマンチックなガーデンを存分に味わったら、次の庭へと歩を進めてみましょう。 園路が石畳へと変わり、続いて現れるのがモダンジャパニーズ風のガーデン。他の洋のガーデンとは雰囲気を異にする、唯一の和のガーデンです。左右のフェンスには色鮮やかなバラとクレマチスが誘引される一方、足元は黒い玉砂利と数を絞った植物でシンプルに構成された “引き算の庭”です。 正面には、まるで黒御影石のテーブルのような水鏡。その奥にはガーデンデザイナーの吉谷桂子さんがデザインする円形花壇「スパイラルガーデン」が遠くに見えます。白い壁が額縁のようにその景色を切り取って、一幅の絵のように庭景色を観賞するというユニークな趣向です。このテーブルはじつは水槽になっていて、上からのぞき込むと、かわいい赤い金魚たちが泳いでいるのが見えますよ。 和のコンセプトを表現したバラ植栽 このガーデンでは、フェンスに誘引されたバラとクレマチスは華やかな屏風絵を、水槽の両脇に植えられたバラは、着物が掛けられた衣紋掛けをと、植物を用いて和のイメージが表現されています。そのため、誘引には目に付きにくいピアノ線を使うというこだわりも。ぜひ想像を膨らませながらガーデン空間を味わってみてください。 清廉な雰囲気をまとった和の庭を出ると、‘ラベンダー・メイディランド’ などパステルカラーのバラが彩るロマンチックなガーランドのあるガーデンが視界に広がります。足元に生き生きと茂る銅葉のクローバーは、甘やかな色彩の引き締め役。バラがこぼれ咲くガーランドが園路脇を飾り、歩を進めると立ち込めるバラのかぐわしい香りに包まれます。 バラの色彩が際立つ 印象的なカラーガーデン 足を踏み入れた途端、青と黄色の色彩の中へと飛び込むブルー&イエローのガーデン。黄色のバラを基調としたガーデンが鮮やかなブルーのフェンスに囲まれ、7つのローズガーデンの中でも色彩のインパクトが鮮烈な華やかな庭です。フェンス上部には小さく模様が切り抜かれ、空間に抜け感をもたらすとともに、続くエリアの色彩をちらりと感じさせてくれます。 ガーデン中央のガゼボには、柔らかなイエローとアプリコット色のバラが絡み、青い支柱と美しいコントラストを奏でます。この2種のバラは、一方のバラから突然変異などにより生まれた枝変わりを組み合わせています。このように、花色以外の性質が共通している枝変わりを組み合わせることで、開花期や株姿、花の大きさが揃い、調和のとれた景色をつくり出すことができます。 カラフルなブルー&イエローの庭から一転、続くホワイトガーデンに足を踏み入れると、美しく輝く白とあふれる緑が視界を満たし、清純な景色が広がります。周囲のフェンスも白く変化した庭で、中央にある噴水の縁を飾るのは、大きく育ったミニバラの‘グリーンアイス’。周囲には、‘アイスバーグ’や‘ウィンダミア’、‘アンナプルナ’など、さまざまな白バラが咲き乱れます。 赤紫色の常緑樹、トキワマンサクで幾何学的なマス目をつくり、周囲をコクリュウで縁取ったアンティークカラーのガーデン。それぞれのマスと周囲に植栽されているバラは、‘チャーリー・ブラウン’や‘チャーリー・アンバー’、‘バーガンディー・アイスバーグ’、‘しのぶれど’など、シックな花色のバラばかりを集めた、他にはない珍しい色彩の調和が楽しめます。 周囲を囲むのは、クロスデザインでつくられたガーデン。庭の中心を通る対角線上に同じ種類の樹木やバラが植栽されているので、ガーデン風景を楽しみながら、植物の位置を確認するのも面白いかもしれませんね。 カフェのあるガーデンで バラに包まれたひとときを 6つのローズガーデンを抜けた終点にあるのが、豊かな香りを持つバラを集めたローズガーデン。赤いバラを中心に、バラの色彩がグラデーションを描くように植栽されています。庭の一角にはカフェスタンドがあり、ガーデンチェアに腰を掛け、飲み物を片手にゆったりとした時間を過ごすことができます。 バラと宿根草が混ざり咲き、互いに引き立て合うテラスガーデンからは、吉谷桂子さんがデザイン・植栽したスパイラルガーデンを一望できます。 「中之条ガーデンズ」は入園無料。この「ローズガーデン」のほかにも、「スパイラルガーデン」、「パレットガーデン」など多様なガーデンがあり、春には1,000本のハナモモがピンクのトンネルをつくるなど、数百種類の季節の花々が咲き乱れます。園内には陶芸や草木染めの体験施設もあり、植物を見るだけでなく、触れたり体験したりしながら楽しむことができます。 また、「中之条ガーデンズ」を訪れた際には、ぜひ足をのばしてほしいのが、ここからおよそ20km離れた高地にある「中之条山の上庭園」。標高およそ1,000mのガーデンには、ハーブや宿根草、コマクサなどの高山植物が咲き、また違った美しいナチュラルガーデンが広がります。 時間の経過につれ、木々や草花もさらに美しい姿へと成熟していく「中之条ガーデンズ」。ここに選ばれているバラは、四季咲き性種ばかり。春以降も秋まで繰り返し咲くバラの姿を見に、何度も足を運んでみませんか?
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美しい庭をつくる人が愛用する便利な庭道具
つるバラの花がら切りに欠かせない中枝切りバサミ クリニックの庭や駐車場には、壁面に多くのつるバラを誘引しています。満開になったときには、それはそれは素晴らしい風景になりますが、満開を過ぎる頃になると毎日、花がら摘みに明け暮れることになります。クリニックには身体の具合が悪い方がいらっしゃるので、庭はいつも気持ちが明るくなるよう「最高に美しく、花がら一つ見せない!」というのが私の理想であり、庭づくりの信条としています。しかし、つるバラは、高い所や草花の奥に誘引してあり、なかなか手が届かない場所もあります。そんなつるバラの花がら摘みで私が愛用しているのが「中枝切りバサミ」です。 高枝切りバサミほど柄が長くなく、軽量なので片手で使いやすいのです。つるバラの手前の草花の植栽エリアに足を踏み込まなくても、ちょうど壁面のバラに届き、楽に花がらを摘むことができます。アーチの上のほうや、ちょっと手が届かない高い場所も、これがあれば脚立を出さなくて済む場合が多く、重宝しています。つるバラを育てている庭には、オススメのアイテムですね。 花がらを入れるウエストバッグ 摘んだ花がらは、腰に装着したウエストバッグに入れていきます。以前はカゴやバケツを片手に持ちながら花がら切りをしていましたが、ウエストバッグなら常に両手が使えるので、断然こちらの方が便利です。容量もたっぷり入るのが気に入っています。花がらはさして重くもないので、腰につけていても負担にならず身軽に動けます。実はこのバッグ、ディズニーランドで植栽の手入れをしている方々が使っているのを娘が見つけて、「いいものを使っていたよ」と、私に教えてくれたのです。「収穫ウエストバッグ」という名前で検索すると、いろいろなデザインや大きさのものが出てきます。 『美しい庭をつくる人のガーデニングスタイル・庭装備編①』 バラの手入れでよく使う刃物3点セット バラの手入れでは花がら摘みのほかにも、芽切りや剪定作業があり、刃物は欠かせません。これらの刃物は、バラの種類や年数、用途によって使い分けています。小さなノコギリはハサミより握力を必要としないので、太めの枝を切る時に便利です。先の細いハサミは花がらを摘んだり、アレンジメント用の花を切ったりする時によく使います。赤と白の持ち手のハサミは「岡恒(おかつね)」というブランドで、プロの植木職人さんもよく使っている剪定バサミです。とても切れ味がよいのですが、この切れ味のよさは植物にとってとても大切です。切れ味が悪く断面が潰れたりすると、回復に時間がかかり、そこから病気になったり、生育が滞ったりします。日本製の刃物は力を入れずスパッと切れるものが多く、海外のガーデナーも愛用しているそうです。 雑草抜きのための刃物2種 夏以降は雑草との戦いです。植栽帯に生えているものは土が柔らかいので比較的簡単に抜きやすいのですが、困るのはタイルの目地に生えてきたもの。引っ張ると地上部の葉だけが取れて、根が残ってしまい、すぐに生えてきてしまいます。根ごと引き抜くために使っているのが、この2種類の刃物です。一つは先のごく細くなった鎌で、もう一つは海外で作られている除草フォークです。 土がたっぷり入って便利なペットボトル土入れ クリニックの入り口や庭の中にも、たくさん寄せ植えの鉢を飾っています。定期的に植え替えをするのですが、こうした植え替え時の土入れとして便利なのが、500mlのペットボトルをリサイクルした自作の土入れです。市販の土入れやスコップより土がたっぷり入れられて作業効率がよいのと、細めの作りなので、寄せ植えした草花の隙間に土を入れるのに便利です。草花の上にザバッと土がかかってしまうと、仕上がりが汚くなってしまいますし、あとあとまで汚れが残ってしまうこともありますが、このペットボトル土入れは細身なので、その心配がありません。 可愛くて安全性も兼ね備えた支柱飾り デルフィニウムやジギタリスなど、背の高くなる草花には支柱が欠かせません。私は庭の雰囲気を壊さないように自然素材の支柱を使っていますが、それでもまだ草丈が低いうちは支柱がやや目立つので、トップにテラコッタ製の飾りをつけています。可愛らしい雰囲気になるのと同時に、目を突いたりするのを防いでくれます。庭仕事に夢中になっていると、意外と側にある支柱が目に入らず、あわやということもあるものです。それに支柱の先端から雨が入るのを防ぎ、耐用年数を長くする効果もあります。松ぼっくりやドングリなどいろいろなデザインがあり、選ぶのも楽しいですよ。 株姿の乱れがちな植物にはプランツサポート シャクヤクなど、大株になってくると枝が横に広がり、株姿が乱れてくるものがあります。株姿を美しくキープするのに便利なのが、このプランツサポートです。春先、まだ株が小さい頃にサポートを設置し、リングの中に収まるように育てます。多少、茎や葉が飛び出しても、このサポートがあることによって乱れた印象にはなりません。 庭道具は、機能性・操作性・デザイン性が揃っていることが大切。けれども、必ずしも高価なものである必要はなく、工夫次第で自分で使い勝手の良い道具を作ることもできます。そんなことも含めて、日々ガーデニングを楽しんでいます。 『水やりを極めた面谷さんのカスタマイズ超便利水やりグッズ』





















