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クロガネモチ

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詳細

学名
Ilex rotunda
英名
Kurogane holly
和名
クロガネモチ(黒鉄黐)
流通名
クロガネモチ
科
モチノキ科
属
モチノキ属
原産地
日本(本州中部〜沖縄)、朝鮮半島南部、台湾、中国中南部、ベトナム
開花期
5〜6月
花色
白
園芸分類
庭木・花木
形態
常緑高木
日照・環境
日なた〜半日陰
花言葉
寛容、耐える愛
サイズ
高さ=10〜20m(剪定で調整可)
特徴
一年中緑が美しく、晩秋に赤い実が観賞できる常緑高木。暑さには非常に強く、日本の高温多湿な夏でも安定して生育する。寒さにも比較的強いが、若木のうちは強い霜や寒風で葉傷みすることがあるため寒冷地では防寒が望ましい。

葉は光沢のある濃緑色の楕円形で厚みがある。雌木は秋に鮮やかな赤い実を付けるなど、ガーデンアクセントとして人気。縁起植物として庭植えでも好まれる。

解説

400種以上あり、常緑性・落葉性、高木から低木まで多様な種類が存在する。葉に斑が入る品種や樹高が低くまとまる矮性系統などのバリエーションがある。
植え付け後は根付けば非常に丈夫で、基本的には大きな手入れを必要とせず、自然樹形を楽しむことができる。地植えが基本だが、若木であれば鉢植え栽培も可能。
日当たりがよいほど樹勢が強く、実つきも安定する。日陰では枝葉が間延びし、花つき・実つきが悪くなりやすい。

育て方

栽培環境
日当たりと風通しの良い場所を好む。半日陰でも育つが、生育は旺盛な日当たりで良好。
水やり
水はけが良く水もちのよい土壌を好む。地植えでは根付けば乾燥に比較的強い。鉢植えは表土が乾いたらたっぷりと与える。
肥料
基本的に多肥を必要としない。植え付け時には腐葉土や堆肥などの有機質を土にすき込み、元肥として用いると根付きがよくなる。追肥は春と秋に年2回、緩効性肥料を控えめに施す程度で十分。肥料を与えすぎると枝葉の生育が旺盛になり、花つきや実つきが悪くなることがある。
病気と害虫
すす病・斑点病に注意。アブラムシ・カイガラムシが発生しやすい。発生したら適用のある薬剤などで早めに防除する。
用土(鉢植え)
地植えでは、掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、通気性と保水性を高める。鉢植えは、赤玉土(中粒)7に対して腐葉土または堆肥3の割合を基本とし、根張りのよい環境を整える。
植え付けと植え替え
適期は3〜4月または9〜10月。5〜6月も可能だが、乾燥・高温対策が必要。地植えは一度根付けば植え替え不要。鉢植えは1〜2年に一度、ひと回り大きな鉢へ植え替える。
主な作業
  • 剪定/不要な枝や混み合った枝を整理するため、花後または実が色づく前の初夏〜夏に軽く剪定する。強剪定は樹勢を弱めるため避け、樹形を整える程度にとどめる。
  • 防寒/寒冷地や幼木は冬季に寒風や霜で葉が傷むことがあるため、敷きわらや根元へのマルチングで防寒対策を行う。
  • 実つき管理/雌雄異株のため、実を楽しむ場合は近くに雄株を植える。実が多くつきすぎる場合は、樹の負担を減らすため一部摘果する。

品種バリエーション

Ilex rotunda ‘Variegata’

‘フイリクロガネモチ’

葉に白〜クリーム色の斑が入る観賞価値の高い品種。和風・洋風どちらの庭にもよく合う。基本種よりやや生育は穏やかで、日当たりのよい場所ほど斑が美しく出る。

Ilex rotunda ‘Nana’

‘ヒメクロガネモチ’

樹高が低くまとまりやすい矮性品種。成長が遅く、刈り込みにも耐えるため、生け垣や庭木、鉢植えにも向く。葉は小ぶりで密につき、管理しやすいのが特徴。

Ilex rotunda ‘Rotundifolia’

‘マルバクロガネモチ’

丸みのある幅広の葉が特徴の品種。全体にやわらかな印象で、自然樹形を生かした植栽に向く。耐暑性・耐寒性ともに強く、街路樹や公園樹としても利用される。

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