マスクによる肌荒れ、ブツブツどうにかしたい! 原因別おすすめのコスメ3選[ボタニカルパワー]
植物の力を閉じ込たコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、マスクのせいで起こる肌荒れやニキビにおすすめのコスメをご紹介。ブツブツが密で、もはやお肌が緊急事態宣言! という人は、ぜひ正しいケアで、一刻も早くその緊急事態を解除してあげてください!
目次
日本伝統の藍が大人ニキビを防いでつるんとなめらかな肌に アムリターラ「インディゴバランシングソープ」
九州に自社のオーガニックハーブ農園を持つ「アムリターラ」。成分にこだわり抜き、植物の持つ力に満ちたコスメを作り上げている国産オーガニックコスメブランドです。
そんなアムリターラが、研究に研究を重ね、満を持して世に送り出したのが、“藍染め”の原料植物でおなじみの藍を使用した鮮やかなインディゴブルーの石けん『インディゴバランシングソープ』。
藍は昔から刀傷が治りやすいとして、武士は藍染めの肌着を身に着けていたそう。また、藍の足袋をはくと水虫が治る、あせもやかぶれにも効くとされていました。
これは藍が、すぐれた殺菌作用を持つため。そう、この“殺菌力”が、この石けんが大人ニキビを予防してくれる理由なんです。
マスクの中は、言うまでもなくかなりの高湿度。私たちにとっては地獄のような不快指数ですが、ニキビの原因菌にとっては、繁殖しやすい天国のような環境。そのため、朝晩の洗顔でしっかり汚れを洗い落とすケアが大切なんです。
また、藍には抗ウィルス作用も確認されているので、この時期の手洗いにもおすすめな石けんなんですよ。
3つのオーガニック植物オイルが潤いを守る
藍はたくさんの種類のポリフェノールを含み、その量はビルベリーやブルーベリーの4倍も。また、抗酸化物質であるケンペロールも、ほうれん草の10倍含まれているそう。
これらの美容にうれしい成分が、洗うたびになめらかで美しい肌へ整えます。
オリーブオイル、ココナッツオイル、シアバターと、保湿力の高さ、肌への優しさは折り紙付きのオーガニック植物オイルを3種配合しているので、汚れはしっかりオフしてくれるのに、洗い上がりはしっとりすべすべに。
香りもまた格別。青い泡を肌に乗せると、真正ラベンダー精油のいい香りがふわりと顔を包み込み、心にたまった疲れまで一緒に洗い流してくれますよ。
【商品概要】
アムリターラ『インディゴバランシングソープ』
60g 価格:2,500円(税別)
(問)アムリターラ
0120-980-092
公式サイト
https://www.amritara.com/
肌を潤いで満たしながら肌荒れを防ぐ ラゴム「ミスト トナー」
美容大国、韓国で生まれた「ラゴム」。皮膚科学研究者や大学教授など、美容のスペシャリスト12人が集結し、「現代の肌にとって、本当に必要なものは?」をモットーに開発した、肌が潤いで満ちるスキンケアアイテムが揃います。
すべての製品に配合されているキー成分が、米国の特許成分「アクアリシア(R)」。肌の水分の通り道、アクアポリン3を活性化させる保湿成分です。
これまでのスキンケアは、保湿=足りない潤いを補充する、だけだったのに対し、ラゴムは与えるのはもちろん、水の通り道をヨイショ! と開き、細胞内を行き交う水分量をアップ。肌そのものが潤いでひたひたになるスキンケアなのです。
マスク荒れは乾燥が原因! ミストでいつでも潤い補給を
マスクによるニキビや肌荒れは、じつは乾燥も原因。
顔の下半分だけ、つねに小さなサウナ状態なのになぜ!? とびっくりですが、マスクの摩擦によって、肌のバリア機能は低下。また、マスクを外すと水分が一気に蒸発してしまうため、肌の乾燥を招くというわけ。
なので、マスク荒れにはとにもかくにも保湿対策が必要なのです。
ラゴムの『ミスト トナー』は、スキンケアの最初に使うブースタータイプの化粧水で、「これだけでももう大満足!」と思わずケアを完了させたくなるほど、肌がしっとりもちもちに。
そのあと、美容液や乳液を重ねると、前述の「アクアリシア(R)」が水分の通り道を広げてくれるせいか、気持ちいいほどグングン入っていくんです。この力強い潤いが、肌トラブルを寄せ付けない肌へと育ててくれるというわけ。
ミストタイプなので、乾燥が気になるとき、いつでもシュッとできるのもマスク荒れ対策にはもってこいなんですよ。
植物成分によるイオンヴェールがダメージから肌を守る
マスク荒れのもうひとつの原因が、マスクに付着したPM2.5や花粉などの外的刺激物質。
『ミスト トナー』は、スプレーすると肌にワサビノキ種子エキスなどの植物成分がイオンヴェールを形成、大気中の不純物が肌に付着するのをガードしてくれるという効果も。
つねに守ってくれるなんて、そのへんの男より全然頼りになるじゃないですか。
ほかにも、肌をひきしめ、なめらかに整える緑茶幹細胞培養エキスや、肌に潤いを与えるオタカラコウ葉エキスが配合されていて、使うほどにちゅるんとみずみずしい肌に近づきます。
【商品概要】
ラゴム『ミスト トナー』
150ml 価格:3,000円(税別)
(問)アリエルトレーディング
0120-201-790
公式サイト
https://lagomcosmetics.jp/
Wクレイ×酵素で毛穴汚れもくすみもオフして透明感あふれる肌に ハレナ「オーガニックフェイスウォッシュ」
前述したように、マスクの摩擦によってバリア機能が低下した肌は、一時的に敏感肌と同じような状態に。しっかり保湿をしつつ、なるだけ肌に負担をかけないのが肝心です。
とはいえ、“落とすケア”もしっかりするのが大切。なぜなら、毛穴に詰まった汚れをしっかり落としておかないと、ニキビや肌荒れを招いてしまうから。
極力、肌への負担は少なく。しかし汚れはきっちり、だ…と? マスクめ、なかなかの難問を突きつけてくるじゃないか。と、軽くイラっとしたあなた、ご安心を。
この難問を、「ハレナ」の『オーガニックフェイスウォッシュ』がいとも簡単に解決してくれるんです。
「ハレナ」は、敏感肌向け国産オーガニックスキンケアブランド。どのアイテムも、赤ちゃんでも使えるほど低刺激なのが特徴です。
『オーガニックフェイスウォッシュ』も、99%以上天然由来、無添加、低刺激と敏感にかたむいた肌にも安心して使える優しさ。
粒子の大きさが異なるモロッコ産溶岩クレイと沖縄産マリンシルト、2種類のクレイを配合することで、どんな毛穴にもアプローチ。毛穴の奥に詰まった汚れを吸着、除去し、ザラザラ知らずのなめらか肌に導きます。
メラニンを含む古い角質をオフする効果のあるパパイン酵素も配合しているので、洗うたびにくすみのない透明感あふれる肌に。
まるでホイップクリームのようにもっちり濃密な泡が、摩擦レスでお肌を刺激することなく、すっきりと洗い上げます。
落とすだけじゃない! ヒト型セラミド、ヒアルロン酸、植物エキスなどの美容成分配合で与えるケアもばっちり
汚れやくすみを落とすだけでなく、潤いを与え、毛穴を引き締めて陶器肌に導く美容成分も。
そこは敏感肌用ブランド。保湿対策もばっちりなのです。
しかも保湿成分は、3種のヒト型セラミドと浸透型×吸着型ヒアルロン酸と、まるで美容液のような贅沢さ!
毛穴をキュッと引き締め、キメを整えるアーティチョーク葉エキスとチャ葉エキスや、潤いを蓄える働きのある海藻エキスもイン。なので洗い上がりはつっぱらず、しっとりもっちり。
しばらく使ってみたところ、気になっていたアゴや小鼻の横あたりのザラザラがスッキリとしてきたような。
“毛穴の詰まり、黒ずみには、週に1〜2度のクレイパックを〜”なんてよく言われますが、ぶっちゃけ、ルーティンケア以外の特別ケアを週に1〜2回もやるのは面倒ですよね?(私だけ?)。
これなら、毎日の洗顔で、気づけばいちご鼻と決別…なんてことも可能やもしれません。ぜひお試しを。
【商品概要】
ハレナ『オーガニックフェイスウォッシュ』
100g 価格:2,200円(税別)
(問)N&O Life
03-5772-1105
公式サイト
https://www.alo-organic.com/shop/product_categories/halena
一日でも早くお別れしたいのに、この先もズルズルとしばらくお付き合いすることになりそうなマスク。であれば、上手に付き合っていくしかありません。しっかりケアして、マスクを取っても自信を持てるすべすべ肌を目指しましょう。コスメでの対策はもちろん、肌荒れはひどくなる前に病院に行くことも大切ですよ!
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない45歳。
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