ローズ花エキス、白花八草エキス、ハトムギ、芍薬…植物の力で澄んだ肌へ導く「美白コスメ」3選[ボタニカル・パワー]
植物の力を閉じ込めたコスメをご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんが毎回、Garden Story読者のために選りすぐりのコスメをピックアップ。今回は、植物の力で肌の濁りやくすみ、シミ、そばかすを撃退、透明感あふれる肌に導いてくれる美白コスメを3つ、ご紹介します。
紫外線の強まる春は、PM2.5といった大気汚染もピークを迎える時期。じつは紫外線だけでなく、この大気汚染がシミやくすみの原因になるということが、最近の研究で分かっています。春先からしっかり対策しましょう!
目次
ハイドロキノンの2100倍、アルブチンの7000倍の美白効果がある成分“WHITE377”を配合 ドクターシーラボ「スーパーホワイト377VCクリーム」
肌へのやさしさと効果で定評のあるメディカルコスメ「ドクターシーラボ」。その中でも、累計販売本数400万本を突破(※2019年10月末時点)するほど人気の美白美容液『スーパーホワイト377VC』に、化粧水、クリームが加わって、ライン使いができるように。
どのアイテムにも共通して配合されているのが、ヨーロッパアカマツ(常緑針葉樹)に含まれるポリフェノール成分をヒントに開発された、ブライトニング成分 “WHITE377”。この成分、とにかくすごい!
美容皮膚科で美白剤として処方される、“シミの消しゴム”の異名を持つハイドロキノンの2100倍、ベスコスを総なめにした某有名美白美容液に配合されていることで有名なアルブチンの7000倍、チロシナーゼ活性阻害効果があるんです。
チロシナーゼとは、メラニン生成に不可欠な酵素のこと。つまり、WHITE377はシミができるのを防ぐ力がハンパないんです!
たとえるなら、ハイドロキノンが少年サッカーのエースなら、WHITE377はメッシ。アルブチンがクラスのアイドルだったら、WHITE377は横浜流星くらい、差があるわけです。
さらに、キング・オブ・ビタミンと呼ばれるビタミンCの、さらにキングとでもいうべきビタミンC“浸透ビタミンC(APPS)”もイン。
これは、ドクターシーラボのコスメで使用していた従来のビタミンCと比べて100倍という、驚異の浸透力を持っているのが特徴で、いまあるシミに強力にアプローチします。ハリ感をアップさせてくれる働きもあるので、透明感だけでなく、弾むような若々しい肌へと導いてくれます。
黄ぐすみに働きかける植物由来成分も配合
さらには、年を重ねるごとに深刻化する黄ぐすみの原因となる糖化をブロックする成分“AG3”も、全アイテムに配合。これはダイズ芽エキス、ローズ花エキス、ウメ果実エキスの複合成分で、内側から輝くような透明感をもたらしてくれます。
クリームには、これらの美容成分をしっかりと閉じ込める働きをする密閉モイスト成分や、いま話題のカルボニル化を防ぐ、アコヤ真珠由来成分も配合。
カルボニル化は、糖化よりもさらに肌を黄色くくすませる働きが強いといわれているので、白い肌を目指すなら、ぜひともケアしておきたいところ。
なんとも至れり尽くせりな美白クリームです!
みずみずしいテクスチャーで夏場でも心地よく使える
テクスチャーは、ゲルのようなぷるんとした感触。するりと伸び広がり、肌に乗せても重くないので、気温が高くなるこれからの季節も、気持ちよくお手入れができます。なじんだあとは、むちっと手のひらに吸い付くような潤い感で、翌朝目覚めたときもしっとり。
そろそろ本気で、シミ、くすみ対策をしなきゃ! と感じているなら、ぜひラインで使ってほしいアイテムです。
【商品概要】
ドクターシーラボ『スーパーホワイト377VCクリーム』
50g 価格:4,500円(税別)
8種の日本の植物エキスをブレンドした“白花八草エキス”が内側から発光するようなみずみずしく明るい肌に 草花木果「美白美容液[医薬部外品]」
高知県安芸産のゆず、八丈島産の明日葉など、厳選した日本の植物由来原料にこだわったナチュラルスキンケアブランド「草花木果」から、洗顔から化粧水、美容液、UVケアも叶える日中用美容液と、全4種の<白花八草 美白ライン>が新登場。
突然ですが、“雪の下”や“カモミール”など、白い花が美しく見えるのはなぜか知っていますか? 実は花びら自体には色素はなく、水分や気泡で満ちた細胞が正しく整列していることで、光をたくさん反射するから。赤ちゃんの肌が透き通るように白いのも、同じく水分量が高く、キメが整っているからです。
ここにヒントを得て<白花八草 美白ライン>が開発されたそう。肌をひたひたに潤いで満たし、キメを整えることで肌が多くの光を反射し、明るく澄んだ印象に導きます。
日本生まれの植物が持つ力にこだわった草花木果らしく、全種に配合されているのが、古くから美白や美肌によいと伝承される国産植物を8種ブレンドした白花八草エキス。
メラニン生成を抑制するだけでなく、ターンオーバー促進、抗糖化、抗酸化、保湿など、美白や透明感への働きがオンパレードな雪の下。
くすみ改善のほか、たるみ、シワにも効果がある当帰。
抗酸化、抗炎症、色素沈着抑制効果が期待される延命草など、どれも可憐で真っ白な花を咲かせる8つの植物を、厳選して配合しています。
過剰なメラニンの生成を抑えてシミ、そばかすを防ぐアルブチン、チロシナーゼの働きを阻害するだけでなく、できた黒色メラニンを淡色化する作用もあるビタミンC誘導体と、美白有効成分もWで配合。
美白有効成分とは、国が「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」効能があると認めた成分のこと。つまり、国のお墨付き成分なのです。
また、ゆずセラミド+コメ胚芽油からなる独自成分“フィトCMC”が、肌をたっぷりと保湿。角層内にしっかりと水分を蓄えた、透きとおるような肌へと導きます。
どのアイテムも、とにかく保湿力にこだわっているので、化粧水のあと美容液だけでも、まるで乳液やクリームを重ねたような潤い感に。ぷるぷるの肌が出現します。
「ナチュラル系美白は効かない」と思っている人にこそ試してほしい、効果実感
草花木果がこだわる、低刺激、無添加、ナチュラルといった言葉を並べると、「ナチュラル系コスメは、肌に負担がないぶん効果も穏やかなんでしょ?」なんて思う人もいるかもしれません。
そんな人にこそ試してほしいのが、このライン。パラベン、合成香料、鉱物油などを使用せず、肌への優しさを最大限に考えながら、パワフルな手応えを感じさせてくれます。
いまのスキンケアにどれか1点だけ投入するなら、まずはこちらの美容液ですが、美白効果を早く実感したいなら、断然ライン使いがおすすめ。
高知県産ゆず精油、ゼラニウム、ジャスミンなどを調合した100%精油によるシトラスフローラルの香りも、お手入れするたびに心をふわっと軽くしてくれます。
【商品概要】
草花木果『美白美容液[医薬部外品]』
30ml 価格:5,800円(税別)
ハトムギ、シャクヤク、 ボタンなど和の美肌植物エキスを高濃度に配合 ハリウッド化粧品「ナチュラルEX コンセントレートホワイトネス h[医薬部外品]」
カリスマ美容師・カリスマ美容家の元祖ともいえるメイ牛山が創業した「ハリウッド化粧品」。一度で顔のくすみをパッと払ってくれる酵素パック『オーキッド 酵素パックセット』が有名ですが、スキンケアアイテムだけでなく、ヘアケアアイテムやオーガニック青汁などの健康食品まで、美しくなるためのアイテムが幅広くラインナップします。
『ナチュラルEX コンセントレートホワイトネス h[医薬部外品]』は、日本の植物の良さに着目して生まれたスキンケアライン『ナチュラルEX』シリーズの美白化粧液。
高保湿美容液と、次に使う化粧水のなじみをアップさせるブースター美容液としての機能を併せ持つ、お手入れの最初に使うアイテムです。
色素沈着を抑制する働きのほか、くすみをオフしたり、肌を滑らかにする作用のある水抽出ヨクイニンエキスを高濃度で配合。さらに美白有効成分のアルブチンとビタミンC誘導体が、シミ・そばかすを防ぎ、曇りのない白肌へと導きます。
また、古来より美肌に効果があるとされてきいたシャクヤク、ウメ果実エキス、ニンジンエキス、カンゾウ葉エキス、ボタンエキスといった和漢植物もイン。
年齢とともに肌をにごらせるくすみにアプローチし、冴えた輝きを放つ透明肌を叶えます。
14種の天然精油をブレンドしたボタニカルな香り
テクスチャーは、まるで化粧水のようにサラリとしていて、ブースターながらさっぱりと爽やかな使用感。肌に乗せるとすぐに浸透し、次に使った化粧水もアッという間になじみました。
後肌は、内側からふっくらとして、透明感だけでなく柔らかさもアップしたような気が。
合成香料を使用せず、オレンジ油やラベンダー油といった14種類の天然精油のみを使用するなど、肌へのやさしさにもこだわった処方です。
【商品概要】
ハリウッド化粧品『ナチュラルEX コンセントレートホワイトネス h[医薬部外品]』
60ml 価格:7,500円(税別)
昔の人が“色の白いは七難隠す”と言ったように、明るく白い肌はそれだけで、凛とした品格や崇高な透明感をまとわせてくれるもの。まずは3カ月を目安に、毎日コツコツと美白ケアを続けてみてくださいね。きっと、ファンデーションの色を一段アップしたくなるはずですよ。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない45歳。
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