1滴に植物の力が凝縮! 乾燥の季節に取り入れたいブースターオイル3選[ボタニカル・パワー]
植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、乾燥の季節にこそぜひ取り入れてほしいおすすめブースターオイルを3つ紹介してくれました。植物のパワーを凝縮しているといえるオイルですが、洗顔後すぐになじませることで、肌に嬉しい効果をもたらしてくれるんですよ。
目次
「ブースターオイル」とは? 使い方や効果は?
ブースターオイルとは、洗顔後、スキンケアの最初のステップで使うオイルのこと。スキンケアは通常、「洗顔→化粧水→美容液→乳液やクリーム、オイル」というのが一般的な流れですが、化粧水の前にブースターオイルを使うことで、そのあとのスキンケアアイテムの浸透が格段にアップするんです。
なぜならオイルには、乾燥でごわついたり、硬くなったりした肌を柔らかくほぐす効果があるため。その名の通り、肌状態をブースト=引き上げる、働きをよくしてくれるんです。
ただし、どんなオイルでもOKというわけではありません。中には水を弾いてしまう性質のオイルもあるので、親水性が高かったり、皮脂と似たような構成を持つものを選んで。
ではさっそく、ブースターとしておすすめのオイルをご紹介します。
植物の中で世界一といわれるほど驚異的な栄養価! 生命の樹モリンガから採った貴重なオイル アムリターラ「モリンガシードオイルセラム」
肌に不要なものを入れず、植物の持つ力に満ちたコスメを届けたいという思いで、成分にこだわり抜いたオーガニックコスメを作り上げている「アムリターラ」から、季節限定のオイル『モリンガシードオイルセラム』が数量限定で登場。
モリンガは、植物の中で世界一といわれるほど驚異的な栄養価があることで有名 で、“生命の樹”という別名を持ち、アーユルヴェーダでも、300の病気を予防するといわれ珍重されてきたほど、パワーに満ちた樹木。
そのモリンガの種を、コールドプレスで丁寧に搾って作り上げた、貴重なオイルです。
モリンガは栽培量が増えるにつれ、品種改良されたものが出回るようになっていますが、アムリターラのものは、フィリピンで農薬不使用で育てられた、ピュアな在来種のモリンガ。輝き成分といわれる「ベヘン酸」の含有率が通常より約2倍と高いことが特徴で、お肌のハリや潤いだけでなく、真珠のような艶めく肌が実感できます。
パルマローザ油、サンダルウッド油、ローマカミツレ油も配合
ほかに、バラにも含まれる女性に嬉しいゲラニオールを多く含有し、抗炎症・抗菌・アンチエイジングに効果的なパルマローザ油や、抗炎症、肌荒れ防止に効果があるローマカミツレ花油、同じく抗炎症効果や、肌荒れ防止効果を持ち、日本ではビャクダンの名で親しまれるサンダルウッド油なども配合。
ほんのりと漂うオリエンタルな香りは、使うたびに心を落ち着けてくれます。
つけたての艶に感動し、さらに翌朝の弾力に感動
テクスチャーは、オイルなのに驚くほどサラサラで、化粧水感覚で使えるほど。たちまち肌になじむので、すぐに化粧水をつけられるのも、手早くスキンケアを終わらせたい女性にはありがたい限り。
オイルをなじませたあと手持ちの化粧水をつけると、ただ化粧水をつけただけのときに比べ、その浸透の速さにびっくり。また、いつも以上に肌の奥からムチッとしたハリが生まれ、翌朝になってもスキンケア直後のようなしっとり感が。
ブースターとしてだけでなく、マッサージに使ったり、化粧水のあとに使ってもOKです。
【商品概要】
アムリターラ『モリンガシードオイルセラム』
20ml 価格:5,200円(税別)
ブースターなのにブライトケアも叶える! 白ユリをはじめ純白花成分が透明感を引き出す メルヴィータ「ネクターブラン ウォーターオイル デュオ」
1983年に誕生した、フランス発のオーガニック認証ブランド「メルヴィータ」。日本でアルガンオイルを一躍メジャーにした、植物オイルのエキスパートともいえるブランドです。
中でも高い人気を誇るブースターが、『ネクターブラン ウォーターオイル デュオ』。純白の花を咲かせる3つの植物の力で、輝くような透明肌に導いてくれます。
どんなに紫外線を浴びても純白の花を咲かせる白ゆり・マドンナリリーの球根エキスをオーガニックのサンフラワーオイルに浸出させたオイルには、肌のトーンを均一に整え、肌に明るい輝きを取り戻す効果が。そして、地中海の砂浜で、強い紫外線を受けながらも真っ白な花を咲かせるホワイトシーリリーのエキスには、メラニンの生成を抑制する働きがあります。
また、厳冬に強く、夏にスズランのような可憐な花を咲かせるウィンターグリーンの精油にはサルチル酸が含まれ、使うたびに余計な角質をやさしくオフ、次に使う化粧品の浸透も高めてくれます。
オイル1:ウォーター3の黄金比が、潤いのある透明肌を叶えるカギ
オイルとウォーターの2層式になっていますが、これは理想的な肌の状態といわれる油分1:水分3に近い配合。そのため、これ1本で肌を潤いで満たしてバランスを整え、その後のお手入れが行き渡る土台へと整えてくれるんです。
テクスチャーは、まるで化粧水のようにさっぱりしていて、オイルが苦手な人にも抵抗なく使えるはず。
化粧水を使わなくても、これだけで十分なんじゃないかと思えるほど肌がふっくらしますが、化粧水を入れ込むとさらにプリプリに。いつも使っている化粧水がまるで別物みたいに、肌がしっかり潤っているのを感じました。
ブースターとしても優秀なのに、さらに透明感まで叶えてくれるなんて、ベストセラーになるのも納得です。
【商品概要】
メルヴィータ『ネクターブラン ウォーターオイル デュオ』
50ml 価格:4,000円(税別)
4種の植物オイルと天然エッセンスが美容液級の潤いをチャージ チャントアチャーム「ディープ モイスト オイル」
厳しい審査基準で知られる「有機JAS認証」を取得した自社農場を持ち、数少ない国産オーガニックにこだわったスキンケアブランド「チャントアチャーム」。ベーシックケアには共通して、 “自社農園で育てた無農薬ハーブエキス”、“北アルプス温泉水”、“天然アミノ酸”の3つの自然成分を配合しています。
こちらの『ディープ モイスト オイル』にも、自社農園で育てたゼニアオイ花エキス、エキナセアエキス、セイヨウノコギリソウエキスを配合。ふっくらと潤い、引き締まったハリ・ツヤのある肌へと導いてくれます。
プレミアムなオイルを惜しみなく使える
植物オイルは、人の皮脂に含まれるスクアランとよく似た成分の植物性スクワラン、オレイン酸が豊富で保湿力が高いオリーブ果実オイル、肌にハリ・ツヤを与えるマカデミアナッツオイル、ビタミン豊富で肌をなめらかに整えるアボカドオイルの4種。
美容成分の宝庫といえるこの4つのオイルと植物エッセンスを使用前にシャカシャカと振って使うと、乾きがちな秋冬の肌に美容液級の潤いを与えてくれます。
洗顔後、2〜3滴を手に取り、軽く水分を拭き取った肌になじませるのがおすすめ。残った水分のおかげで、するすると素早く肌になじみ、肌が一瞬で柔らかになりますよ。
また、『ディープ モイスト オイル』は、コスパも優秀。大容量なのに、手に届きやすい価格なので、顔だけでなく乾きやすい秋冬のボディや髪にも惜しみなく使えるので助かります。
【商品概要】
チャントアチャーム『ディープ モイスト オイル』
60ml 価格:3,200円(税別)
“美容通が最後に行き着く”ともいわれるほど、肌に素晴らしいベネフットをもたらしてくれるオイル。ほんの1滴の中に植物の力がギュギュッと詰まっています。まだ未経験の人は、ぜひ使ってみてくださいね。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない45歳。
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