かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
川守由利子 -『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。-
かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
川守由利子 -『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。-の記事
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アレンジ
1,000円で完成! 置き場所を選ばない小さなクリスマスツリー プチプラ花コーデVol.126
クリスマスに欠かせない、ツリーを手作り 街のあちこちに、クリスマスグッズが溢れる楽しい季節がやってきました。 私は毎年、エバーグリーンのクリスマスリースとクリスマスツリーを作っています。どちらも、この時期に欠かせないアイテム。 そして、どちらも生花で作るため、針葉樹の香りに癒やされます。制作しながら、どんなデコレーションをしようかと考えるのも、わくわくする時間です。 今年は、100均の材料を活用して、小さなフレッシュのクリスマスツリーを作ってみます。小さなクリスマスツリーだったら、玄関やリビングの飾り台などちょっとした場所にも飾れます。そして、針葉樹は長もちするから、緑色のまま少しずつドライになっていくのも楽しめます。 材料費は1,000円+税。お手軽で簡単にできる、エバーグリーンの小さなクリスマスツリー作りです。 合計1,000円! クリスマスツリー作りの購入品 エバーグリーンのクリスマスツリー作りは、まず花屋さんでヒムロスギを買うことから始まります。 私が行く花屋さんでは、ヒムロスギはボリュームによって価格が違うので、使う量にぴったりのものを探すことができます。 今回は、こちらのヒムロスギが、500円+税でした。 この量に合わせて、ツリーの高さを決めようと思います。 ツリー作りのよさは、ヒムロスギのボリュームで大きさを決められるところ。少ない場合は小さなツリー、たくさんあったら大きいツリーができます。 ほかに、ダイソーでクリスマスカラーの赤いグラタン皿、吸水性スポンジを購入しました。 赤いグラタン皿は小さめで、今回のクリスマスツリーにぴったりです。 デコレーションのアイテムも、ダイソーやほかの100均で購入。 写真上がユーカリの実、その下がオレンジ色のデコレーションピック、それから小さな松ぼっくりです。 全部で合計1,000円+税。小さいながらも、贅沢なツリーができそう。 ツリーの土台には吸水性スポンジを活用 材料を揃えたら、ツリーの土台作りです。 今回のツリー作りには、グラタン皿に入れる部分の吸水性スポンジと、ツリー部分の吸水性スポンジ、2つが必要になります。ツリー部分は、コーンの形の土台を作ります。 ①グラタン皿の幅に吸水性スポンジを合わせます。 グラタン皿の横幅、奥行きに合わせて吸水性スポンジをカット。 ②吸水性スポンジは、写真のようにグラタン皿にセットします。 入れた吸水性スポンジは、このあと一度取り出して、吸水させます。 ③ツリーの部分は、長方形の吸水性スポンジをコーンの形にカットしていきます。 上の部分が細め、下の部分が少し太めになるようにします。 上の部分にヒムロスギを挿すので、細すぎないようにしました。 コーンの形は、だいたいでOK! ④カットした吸水性スポンジを吸水させていきます。 吸水性スポンジの吸水方法は、水を入れた容器を用意し、その水の上にポンッとスポンジを置くだけ。置いたら、ゆっくりと吸水されるのを待ちます。 ⑤ヒムロスギの枝は、下のほうをカットします。 ⑥カットしたヒムロスギの枝を、グラタン皿にセットした吸水性スポンジに挿します。 ⑦コーンの形にカットした吸水性スポンジを、⑥の枝の上に挿して上下をつなげていきます。 これで、クリスマスツリーの土台部分が完成です。 森の香りに包まれる、癒やしの制作タイム ヒムロスギの小枝を使って、ツリーを形作っていきます。 ①ヒムロスギの枝ぶりを見て、ツリーのてっぺんの部分はどれがいいかを観察。 少しシュッとしているものを探します。 ②てっぺん部分を決めたら、カットして、根元にある葉は取り除き、吸水性スポンジに挿しやすくします。 ③カットした小枝を、吸水性スポンジの上の部分に挿します。 ④残っている小枝を、短く切り分けていきます。 だいたい同じ長さになるようにカットします。このとき、なるべく小枝の太い部分を残すようにカットすると、吸水性スポンジに挿しやすいです。 途中、小枝が細くてスポンジに挿すのが難しいものは、別のクラフトに使うために取っておきました。 ワイヤーがある場合は、これらをいくつか集めてワイヤリングすれば、ツリーに挿すこともできます。 切り分けた小枝も、下のほうについている葉は落とします。 ⑤コーン形のスポンジに、④で用意した小枝を挿していきます。 最初に、下の部分に小枝を1周挿しました。 ⑥最初に挿したてっぺんの小枝と、⑤で挿した下の部分の小枝の間に、カットした小枝を挿します。 上と下が自然に繋がって1本の木になるよう、イメージしながら挿していきます。 あまりギュウギュウになりすぎず、それでいて空間ができないような間隔です。 ⑦上と下の間を全部埋めたら、シンプルなクリスマスツリーの完成です。 ヒムロスギをカットしたり触ったりするたびに香りがふわっとしてきて、森の中にいるような気分になりました。心から癒やされたひととき。そして、この小さなツリーの姿にもキュンとします。 かわいいツリーができたら、デコレーションをしていきます。 ツリーが完成! 愛着が湧く手作りのよさ 100均で買ったものを、デコレーションしていきます。 松ぼっくりとユーカリの実は、グルーガンを使って留めていきます。 グルーをつけたら、グルーが熱いうちにヒムロスギに接着します。 このとき、すぐに手を離すと実が落ちるので、固定できるまで数秒間手で押さえます。 ツリー全体に、松ぼっくりとユーカリの実をつけました。 配置はなるべく、同じ種類のものが縦横に並ばないよう、ランダムに。 ボールピックも用意します。 こちらは針金がついているので、このまま挿せそうです。 3つ合わせてみたり、2つにしてみたりしてツリーに挿しました。 最後に、紙とマジックを用意して「Happy Christmas」のタグを作ります。 タグをつけたら、小さなクリスマスツリーの完成です♪ 合計1,000円+税でできた、エバーグリーンのクリスマスツリー。何もない状態から、小さな木を作って、出来上がっていく過程がとても楽しかったです。 クリスマスアイテムを少しずつ作っては出来上がり、それを飾る…自分で作る愛着の湧いたアイテムは、見る度に嬉しい気持ちになり、クリスマスが一層待ち遠しくなります。 今回の材料をご紹介 ヒムロスギ…500円ラウンドグラタン皿…100円*ダイソー吸水性スポンジ…100円*ダイソーユーカリの実…100円*ダイソーデコレーションピック(オレンジ)…100円*ダイソー松ぼっくり…100円*キャンドゥ 合計1,000円(税抜)。 ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、紙、ペンを用意。 身近な材料を活用して、ツリーをカスタマイズ クリスマスツリー作りは、家で使っていない器などで気軽にできるのが魅力です。 こちらは、全て100均で購入したもの。今回使った赤いグラタン皿はもちろん、左の小さな素焼き鉢、ボウル、コーヒーカップもツリー作りに合いそうです! 100均のデコレーションアイテムは結構豊富で、ほかに星の形のオーナメント、コットン、ドライオレンジなどもありました。 予算次第で、もっと華やかにもできます。 100均活用で、お気に入りのプチプラ・クリスマスツリーになりました。
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クラフト
全部100均グッズ! クリスマスのアドベントカレンダーを手作りで プチプラ花コーデVol.125
はじめてのアドベントカレンダー作りに挑戦! クリスマスリースやツリーなどクリスマスを迎える準備をするのが楽しい毎日。毎年、これを作ってみたいと思いながら、まだ作ったことのないアイテムがありました。 それが「アドベントカレンダー」です。クリスマスまでの日数をカウントしていくカレンダーで、さまざまなデザインのものが出回っています。 たとえば、日付が書かれている部分が窓になっていて、その中にチョコレートやキャンディなどのお菓子やクリスマスオーナメントが入っていたりします。1日1つ窓を開けて、全部開けるとクリスマスがやってくるという仕掛けです。 クリスマスシーズンになると、食品を扱う雑貨屋さんやチョコレート屋さんでも、こんなアドベントカレンダーを見かけるようになりました。 毎日、窓を開けていくのは、大人も子どもも、わくわくして楽しいですね。 アドベントカレンダーは、100均にあるものでも作ることができそう。まずは100均で材料探しからスタートです。 袋からお菓子、オーナメントまで全部100均で揃う 今回、私は、12月1日から24日までの24個の仕掛けを作ることにしました。 プチプラでアドベントカレンダー作りをするためにまず探したのは、袋です。24個分揃うものでと見ていたら、茶色の小さな袋「ぷち袋(25枚入り)」がありました。クッキングシートも用意しました。 次に、お菓子をチェック。キャンディとチョコレートを購入しました。個包装になっていて、1袋にたくさん入っているのが購入の決め手です。 飾りつけにも使うオーナメントなどの材料と、木の棒「工作材料 丸棒」も購入。 ドライオレンジやコットン、星の形をした「ウッドモチーフ スター」は装飾に使っていきます。 丸棒はアドベントカレンダーを吊すために使います。また、袋をぶら下げるときに必要な麻紐も購入しました。 100均でこれだけの材料が揃えられるって、嬉しいですね。しかも、全部で1,000円(税抜き)です。 100均のもの以外に用意したのは、針葉樹のヒムロスギです。これは、クリスマスツリー作りの残りです。アドベントカレンダーの装飾に使ってみようと思います。 バラエティに富んだ、3つのデコレーション方法 まずは、袋とクッキングシートを用意して、1から24までの数字を書いていきます。私は簡単に油性マジックで書きました。 数字を書いた袋の中に、チョコレートやキャンディを入れていきます。 チョコレートやキャンディを入れた袋の外側を、このあと、ドライオレンジやコットンなどでデコレーションしていきます。デコレーションはどんなふうにしようか? と、3つの方法を考えました。 1:麻紐を結ぶだけ 麻紐を袋の正面でクロスさせ、上部で結びます。結んだ紐は吊すためにも使うので、長めに残しました。 クロスした紐の真ん中には、ウッドモチーフやドライオレンジを挟みます。グルーガンがなくても、簡単にできるのがいいですね! 2:グルーガンを活用 封をした袋の上の部分に穴あけパンチで穴をあけ、そこに麻紐を通して結びます。 ここも、吊すために麻紐は長く残しておきます。 袋の正面部分には、グルーでオーナメントを固定します。 これは、穴をあける道具や、グルーガンがあれば簡単にできます。 3:巾着スタイル これもグルーガンなしでできます。 数字を書いたクッキングシートの中に、キャンディや、飾りつけのオーナメントを入れて包みます。 包んだ上の部分を麻紐でキュッと縛ります。このとき、小さなヒムロスギも一緒に麻紐で縛っておきます。 袋も巾着スタイルにできます。クッキングシート同様に、袋を麻紐で縛ってからヒムロスギを置いて結びます。 これで、仕掛けのある数字のカレンダー部分が出来上がりました。 グルーガンがあってもなくてもできるので、好きなやり方をしてみるといいですね。 仕上げは、クリスマスのオーナメントをプラス カレンダー部分ができたので、アドベントカレンダーを仕上げていきます。 ①丸棒を用意して、麻紐を結んで壁に掛ける部分を作ります。 ②丸棒に3つの方法で作った日付入りの仕掛けをつけていきます。 麻紐は長くしたり短くしたりして長さを変え、カレンダー部分の重なりを見ながら結んでいきます。 ある程度、仕掛けをつけたら、今度は壁に掛けながら作業していきました。 時々遠くからバランスを見て、残りの仕掛けを丸棒にぶら下げていきます。重なりや横のバランス、オーナメントの配置などを見て調整。 少しずつ形になっていくことに嬉しさを感じながら、作業を続けました。 24個の日付入りの仕掛けを棒にぶら下げると、こんな感じになります。 仕上げに、白いクリスマス用のボールを飾ってみます。 最後に、余分な麻紐を、ハサミでカットすれば完成です。 白いオーナメントがアクセントになって、よりクリスマスっぽい雰囲気になりました。 アドベントカレンダーは、毎日1つ開けるたびに「何が入っているんだろう」とサプライズが楽しめます。開ける瞬間を想像しながら作ると、楽しさ倍増です。 私が今回作ったのは、自分用のアドベントカレンダー。クリスマスまでの間、おやつの時間に1つずつ開けて、チョコレートやキャンディをいただきます。 アドベントカレンダーがあると、クリスマスの日がより楽しみになりますね。 今回の材料をご紹介 丸棒…100円*ダイソークッキングシート…100円*ダイソーぷち袋…100円*セリアウッドモチーフ スター(星)…100円*ダイソードライオレンジ…100円*ダイソーコットン…100円*ダイソーボール(白)…100円*ダイソー麻紐…100円*ダイソーチョコレート・・・100円*キャンドゥ キャンディ・・・100円*キャンドゥ 合計1,000円(税抜)。 ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、穴あけパンチ、油性マジック、ヒムロスギを用意。 毎年作りたい!「自分流」でできる楽しみ方 ヒムロスギが残っていたら、棒の部分をヒムロスギにしてもいいですね! ぐっとクリスマスムードが高まります。 数字部分は、白い紙にプリントしたものや、使わなくなったカレンダーの数字を利用するのも面白そう。中に入れるものを何にするか、考えるのもわくわくします。 棒は公園などで拾ったりしても。100均の突っ張り棒も代用できそうです。 さまざまなアイデアで自分流の楽しみができて、また誰かと一緒に楽しむこともできるアドベントカレンダー、これから毎年作ってみようと思います。
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クラフト
ドラマチックに! もみじの器に深まる秋の花飾り♪ プチプラ花コーデVol.124
バリエーション豊富! 100均の紅葉アイテムで花飾り 秋の深まりを感じる今日この頃。花も洋服も暖色系のものが目に留まるようになりました。花が長もちする季節がやってきて、花屋さんの店頭で今日はどれにしようかと悩むのも楽しい時間です。 100均の造花コーナーには、季節を感じるものがいっぱい。紅葉アイテムが豊富で、特にもみじは、葉だけで売られているもの、枝がついているもの、ガーランドになっているものとさまざま。アレンジの用途によって、どのタイプにするか使い分けられるのが嬉しいです。 今回は、もみじの葉を使って器を作り、深まる秋の花飾りを楽しみたいと思います。 2種類の材料だけで作れちゃう、オリジナル花器 ダイソーで買ったもみじの葉、商品名は「もみじリーフ」と書かれていました。これを3袋購入。どれくらい必要か分からなかったので、少し多めに買ってきました。 ほかに購入したのは、酎ハイグラス。 グラスのサイズは、口径が約8cm、高さは約14cmでした。 もみじの器を作ることにしたとき、ベースにするグラスは円柱タイプか上のほうが広がっている形かで迷いました。プチプラで花をアレンジする際、口径は狭めか円柱タイプが使いやすいのです。 今回、選んだグラスは、上が広がっているタイプではあるものの、そこまで口径が広くないものでした。少し横に広がるようにアレンジしてみようと思ったのが、酎ハイグラス購入の決め手です。 もみじリーフは大きさが2種類で、また赤から茶、そしてオレンジと絶妙に色が異なる葉が入っていました。 大きい葉のほうは単色で、小さい葉のほうは数種類の色が混じっているようです。同じ袋の中にいろいろ入っていたので、遠目に見たときはまるで本物の葉のようでした。 楽しい! クラフト要素たっぷりの、もみじの器作り もみじの器を作っていきます。グルーガンを使って、グラスに葉をつけていきます。 ①もみじの裏側数カ所にグルーをつけます。 グルーは、葉のまん中より下のほうにつけました。 ②グルーをつけたもみじの葉をグラスに接着します。 グラスの口元より、もみじの葉が少し高くなるように貼りました。グルーを葉の下のほうにつけたのは、葉の上の部分にはグルーが不要だったためです。 このような感じで、グラスの口に、もみじの葉を1周貼りつけます。 葉の向きは一定にならないよう、あちこちに向けながら貼りました。そして、葉の色もバラバラになるよう、ランダムに選んでいます。 ③次に、もみじの葉の裏側全体にグルーをつけて、②でつけたもみじの下のほうに貼っていきます。 葉と葉の間に隙間ができないように注意しながら、大きさや向きをさまざまに変えて貼りました。 ④グラス下のほうへ葉をどんどんつけて、全体を覆っていきます。 グラスの下まで隠れるように貼ると、こんな感じです。 ⑤ハサミを用意して、グラスの下にはみ出た葉をカットしていきます。 カットしたら、もみじのグラスが完成です。使ったもみじリーフは、2袋と少しでした。 残りの葉は、飾りに使います。 花をアレンジするときはもちろん、こういう器作りも私は無心になって楽しめます。 出来上がると、それだけで達成感いっぱいに。「これに何色のどんな花を飾ろうか♪」「花屋さんに行かなくちゃ♪」…そんなことを考えるだけで、わくわくします。 嬉しいサプライズ。スーパーの束売りがお得すぎる 花は、スーパーで目に入ったこちらの束売りを買いました。 オレンジ色のスプレーバラとセダム、それからイタリアンルスカスが入って498円。 セロファンから出してみたら…。2本だと思っていたスプレーバラが1本でびっくり! ものすごいボリュームです。 とても花つきのよいバラで、ラッキーでした。こういうサプライズって嬉しいですね。テンションが上がります。 「これ、すごく花つきがいいですよっ!」とお勧めしたくなる1本。こういう花がスーパーの束売りに入っているなんて、とても嬉しい。また購入するのが楽しみになります。 ほかには、野バラの実を2本。こちらは花屋さんで購入です。 スプレーバラは、作ったもみじの器を横に置いて、高さを確認しながら切り分けることにしました。 まず、このように切り分けます。 スプレーバラは、花がついていない茎や固い小さなつぼみをカットしました。 下のほうについている葉もカットします。 あとは、器にアレンジをしながら切り分けていきたいと思います。 花と器の一体感で生まれる、自分だけの世界 作ったもみじの器に、花を飾っていきます。 ①器の中に水を入れたら、一番ボリュームがあるスプレーバラを真ん中に1本挿しました。花がもみじより少し高めになるようにし、もみじの葉との一体感を出しています。 これだけで結構、器を埋めた印象。 ②セダムもカットして、余分な葉を取りました。 セダムは、バラが少ない箇所に挿しました。 こちらも、もみじの葉より少し高めに。 ③残りのバラを入れていきます。こちらは、最初のバラやセダムより、花1つ分くらい高めにし、高低差をつけました。 正面から見て、背の高いバラ同士でバランスを取っています。 最初に入れたスプレーバラが花留め代わりにもなるので、自分の好きな場所に花を挿しやすかったです。 ④イタリアンルスカスは、真ん中でカットして2本のパーツにしました。 バラより少し高めに挿しています。 緑色の葉が入ると、アレンジが引き締まりますね。 ⑤野バラの実を入れて完成です。 器を作ったときの、残りのもみじの葉を散らして飾ります。 ベースを葉で覆うと、よりナチュラルな雰囲気が出せるうえに、花との一体感が出やすくなります。 また、自分だけのオリジナルの器というのは、ほかにはない嬉しいポイントです。 もみじは造花なので、あまり劣化しません。秋が終わっても、また来年も再来年もと毎年使えるので、もみじの器はこのまま保管しておこうと思います。 今回の材料をご紹介 もみじリーフ…100円×3袋*ダイソー酎ハイグラス…100円*ダイソー花(束売り)…498円野バラの実…150円×2本 合計1,198円(税抜)。 ほかに、ハサミ、グルーとグルーガンを用意。 ナチュラルからモダンまで、イメージ自在に演出 作ったもみじの器に、持っていた造花を入れてみました。 器のもみじより色が薄いダリアやピンクッションなどです。生花がないときは、造花を入れて飾るのもいいですね! 100均やインテリアショップ、またホームセンターなどでも造花が売られています。手軽に購入できるようになったので、気分によって変えるのも楽しそう。 山や公園で拾った木の実などとも、この器は相性がよさそうです。 選ぶ花によってナチュラルになったりモダンにできたり…。そのときの気候や気分で花を選んで楽しみたいと思います。
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クラフト
インテリアになる、かわいいランタンDeco。防災時にも活躍 プチプラ花コーデVol.123
ちょっと奮発! ダイソーで500円のランタンを購入 今回は、100均で見つけたランタンを使って、ハンドメイドを楽しみます。 いまや、100均もキャンプグッズを扱っています。ダイソーの大型店舗では、キャンプ用品コーナーがあるところもあります。 100均で買えるキャンプグッズには、どんなものがあるのか…興味津々でした。見つけたのは、500円と値札がついたランタン。作りがしっかりしているので、この値段も納得です。キャンプ用品としてはもちろん、防災グッズとしても常備しておこうと購入しました。 いつでも使えるように、電池を入れておきます。 このランタンは、いつも目に留まる場所に置くので、かわいく装飾をしてみることにしました。ランタンをデコレーションします。 小分けが嬉しい、クリスマスにも大活躍の木の実 ランタンを手に取ったら、次はランタンを装飾するアイテムを探しました。 木の実に、フェイクのぶどう、ドングリ、それからドライのチーゼル(白)と茶色のリボンを購入。秋という季節柄、木の実のランタンにしたら、ほっこりとした気分になりそう。 ドングリは6個入っていました。3色がそれぞれ2個ずつ入っていて、かわいいアクセントになりそう。 ドングリの先端には針金がついていて、使い勝手抜群。リース作りなどにも使えます。 木の実(デコレーションドライパーツ)のセットには、2種類のドライの木の実が入っていました。 さまざまな木の実が100円で手に入るのは嬉しいですね。秋はもちろん、クリスマスのアイテム作りにも大活躍してくれます。 材料の準備は、特徴を見て手順を考える大切な時間 デコレーションする前に、材料を準備しておきます。 茎の長い木の実は、茎をカットしました。 フェイクのぶどうは、2房入っていました。 これを、ハサミでカットして小分けにします。1粒のものや2、3粒、もう少し粒をまとめて…。葉も使えそうなので、こちらもカットしました。 台紙についていた緑色の針金は、台紙からはずして、ぶどうの枝につけておきます。 ぶどうは少し重さがあるので、この緑色の針金を活用することにしました。 フラワーアレンジやクラフトをする前、私はこんなふうに材料の準備をしながら、形や大きさ、特徴を観察しています。 大きめのパーツは最初に使い、空間を埋める役割にしよう! とか、小さめのパーツは仕上げに使い、アクセントにしよう…など、出来上がりを想像します。また、このとき材料を見ながら、手を動かす順番も考えます。 作品作りにとっては、大切で、わくわくするひとときです。 木の実の土台に、リボンが大活躍。リメイクも可能 ランタンにつける木の実は、リボンを活用することにしました。リボンをはずせば、アレンジしたものがはずせる仕掛けにして、季節や気分でリメイクを楽しみます。 リボンは少し幅が広めのものを選びました。色は茶色です。 ①リボンはランタンの上と下、それぞれ1周させて、だいたいの長さでカットします。 ②上のほうは、リボンが結べるよう、少しだけ長めにしておきます。 ③これで、上下に巻く2本のリボンが用意できました。 ④リボンの幅を半分の細さにします。 細めの両面テープをリボンの端に貼り、まんなかで折り重ねます。 ⑤幅を細くしたリボンをランタンの下に巻きつけて、両面テープで留めます。 ⑥上の部分は長くして、こちらは結んでおきました。 ⑦短くカットしたリボンを用意。こちらは、リボンの幅をこのままにしておきます。 実をアレンジするときは、この短いリボンを活用します。 ⑧短いリボンを、ランタンの上に巻いた細いリボンの結び目にグルーでつけます。 ⑨下は、向かって左側のリボンの上に、短いリボンをグルーでつけます。 これで準備が終了。⑧⑨でつけた短いリボン部分に、木の実をアレンジしていきます。 木の実のランタンが完成! ポイントをチェック 準備した材料を、ランタンにアレンジしていきます。 グルーガンを使い、➈の短いリボンにグルーで木の実を固定していきます。 ランタンは寝かせたり起こしたりしながら作業。木の実は、グルーをつけて短いリボンに接着したら、落ちないように20~30秒間、指で押さえます。 緑色の針金をつけた少し大きめのぶどうは、針金部分をランタンの取っ手に巻きつけます。針金の先端はねじっておきました。 こうすると、落ちる心配がなく安心です。 あとは用意した木の実を、どんどん短いリボン部分にグルーで固定していきます。 実をつける場所は、写真のように上下で場所を変えておきました。 上と下、色合いやボリュームなどをときどき確認しながらバランスを見て、グルーで固定します。 ドングリは、どの部分を見せたらかわいいかな?と、いろいろな向きを試して、いいところで固定です。 実と実の間にも、どんどん飾りを重ねるように足していきます。 このとき、ランタンの明るさを調整するボタンの周りには装飾をしないよう、気をつけます。 最後に、ぶどうの小さな緑色の葉をアクセントに添えました。 完成です! 白と黒のランタンに、茶色のリボンや木の実をプラスすることで、カジュアルでかわいい雰囲気に仕上がりました。 ランタンは置くだけで、インテリアのひとつになりますね! 停電などがあっても、このランタンで気持ちがなごみそう。 今回の材料をご紹介 調光機能付きランタン…500円*ダイソーサテンリボン…100円*ダイソーイミテーションフルーツ(グレープ)…100円*ダイソードングリ・・100円*ダイソー木の実…100円*ダイソーチーゼル…100円*ダイソー単三電池…100円*ダイソー 合計1,100円(税抜) ほかに、ハサミ、両面テープ、グルーとグルーガンを用意。 明るさ調整ができるランタンは、読書時間にも大活躍 早速、作ったランタンに灯りを点してみました。 調光機能付きなので、手前の黒いボタンを回すと明るさの調整ができます。しばらくライトを点けていても熱くならないので、木の実のアレンジも大丈夫そうです。 ただ置くだけでもインテリアの一部になり、夕方、読書などで手元を明るくしたいときにも活躍してくれそう。実用性も満点です。
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クラフト
ワイヤーカゴ活用で、ハロウィンの蜘蛛の巣リース作り プチプラ花コーデVol.122
色づき実る秋。今年のハロウィンは何を作る? 10月に入って、すっかり秋らしくなりました。 今年もハロウィンがやってきます。 ハロウィンといえば…。カボチャや蜘蛛の巣、魔女のアイテム。ちょうど収穫の季節と重なるので、色づいてきた葉や実ものなどを使って、さまざまなフラワーアレンジができそう。楽しみが広がります。 毎年この時季は、100均もハロウィングッズがたくさん展開されます。今年はどんなアイテムがあるのか、見に行くのも楽しいですね。 我が家では、玄関にウエルカムリースを掛けています。今回は、玄関に飾るハロウィンまで楽しめるリースを作ってみたいと思います。 100均で手に入る、ハロウィンリースの材料 今回、100均で購入したリース作りの材料はこちらです。 ワイヤーカゴ(八角)に、いろいろなドライの木の実が入ったミックスパーツ、テーブル・イス脚カバー、造花のグリーン類、3色入ったフェルトです。 造花のグリーン類は、写真左からパンパスグラス、パセリ、パインコーンベリースプレー(2本)、クシュリア(ミニリーフバンチ)と、名前がつけられていました。 オレンジ色の実のパインコーンベリースプレーは、秋らしくて、小さな松ぼっくりと実がついています。こんな色の実を使いたいと思っていたので、理想のものが100均で売られていて嬉しくなりました。 テーブル・イス脚カバーは、インテリアコーナーにありました。キノコ柄がかわいい。笠の部分の水玉模様がポイントになりそう。 3枚入ったフェルトは、まさにハロウィンカラー。これでカボチャのアイテムを作りたいと思っての購入です。 ワイヤーカゴ(八角)は、アイアン雑貨。蜘蛛の巣に見立てて使えそうで、目に留まりました。 木の実が入ったミックスパーツはナチュラルな素材で、松ぼっくりをはじめ、さまざまな木の実が入っています。ひとりで何かを作るときは、いろいろな種類のアイテムが少しずつ入っていると使いやすくていいですね。 カボチャにドングリ…。オーナメントの準備 まずは、それぞれの材料の準備です。リース作りは準備もワクワク。 早速、フェルトを活用していきます。 厚めの白い紙に、ペンでカボチャのシルエットを描きました。これをハサミでカットして、カボチャの型紙を作ります。 手描きの型紙は少し歪んでもご愛嬌です。 作った型紙を使い、ペンでフェルトにカボチャの形を写しました。これをハサミで切り抜きます。 一緒に入っていた緑色のフェルトでは、ヘタの部分を作ります。切り抜いたカボチャに、このヘタをグルーでつけました。 これで、小さなカボチャのフェルトのオーナメントが出来上がり。 次に、テーブル・イス脚カバーを用意します。 こちらは、先端のほうをくるくると折りたたみます。 折りたたんだら、水玉部分の中に入れてグルーで固定。ドングリのようなアイテムが完成です。 造花は、それぞれ枝からはずしておきます。 造花の一部は手で抜けるものもあります。手で抜けないものは、ハサミを使ってカットします。 これで、準備が終了。 手作りのよさは、出来上がりを想像しながら行う、準備の時間。楽しいひとときです。 ワイヤーベースに花材をつけるときのポイント 次にワイヤーカゴを裏返し、カットした造花を何もつけずに置いていきます。これは最初に、バランスを見るためです。 花材を置いてみることで、今回購入した造花は、このワイヤーカゴの外側半分くらいまで埋められそうということが分かりました。 リースなどをアレンジするときは、実際に固定する前に、まずは花材を置いてみて、バランスや用意した量を確認してから作業を始めるのがおすすめです。 次に、残っている緑色のフェルトを、適当な大きさにカットします。 これは、ワイヤーカゴの縁につけるものです。 グルーを使い、フェルトでバスケットの縁を挟むようにくるんでいきます。 フェルトをつけた場所には、造花をアレンジします。 ワイヤーカゴの縁は細いため、フェルトをつけることで、このあとのアレンジが簡単にできるようになります。 ここが、今回のアレンジの最大のポイントです。 完成! 今年のハロウィンは蜘蛛の巣リースで ワイヤーカゴにつけたフェルトの上に、パンパスグラスを等間隔に固定します。 パンパスグラスの根元にしっかりとグルーをつけ、穂先が時計回りになるように接着します。 そこに残りの造花も同じく時計回りになるよう、グルーガンを使って固定しながらアレンジします。 時々、葉先を少し内側に向けたり、外側に向けたり…と動きを出しました。 葉はすべてを使い切らず、仕上げ用のものを少し取っておきます。 ドングリのようにまとめたテーブル・イス脚カバーは、4つをバランスよくグルーで接着。 実ものなども、好きな場所にグルーでつけていきます。 グルーで固定する前に、一度ベースに置いてみると失敗が少なくて済みます。置いてはバランスを確認し、そして固定する、というのを繰り返しました。 フェルトで作ったカボチャも、つけていきます。 黄色とオレンジ色が、交互にくるようにアレンジしていきます。 パインコーンベリー(小さな実がついたもの)の造花も用意しました。 パインコーンベリーは2本あったので、1本は小さくカットして使い、もう1本はカットせずに長いままワイヤーカゴの縁に絡ませるようにしました。 パインコーンベリーは中に針金が入っているので、グルーで固定しなくても大丈夫でした。 これで、ハロウィンの蜘蛛の巣リースの完成です。 黒のワイヤーカゴを活用したおかげで、蜘蛛の巣リースが簡単にできました。テーブル・イス脚カバーの水玉模様が、よいアクセントになっています。 ハロウィンまで、このリースが、我が家の玄関に彩りを添えてくれます。 今回の材料をご紹介 ワイヤーカゴ…100円*ダイソーパンパスグラス(造花)…100円*ダイソーパセリ(造花)…100円*ダイソークシュリア(ミニリーフバンチ、造花)…100円*セリアパインコーンベリースプレー(造花)…100円×2本*セリアテーブル・イス脚カバー・・・100円*セリアフェルト・・・100円*セリアミックスパーツ100円*ダイソー 合計900円(税抜) ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、紙、ボールペンを用意。 リースをよりおしゃれに見せる英字のタグ 黒い紙があったので、修正ペンで文字を書き、タグを作ってみました。 書いた文字は「Happy Halloween」。これを、グルーでリースの真ん中につけてみます。 タグをつけると、アレンジがさらにおしゃれに見えますね! 手書きで簡単にできるので、作ってよかったです。
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アレンジ
生花と造花を一緒に楽しめる欲張りな2Wayリース作り プチプラ花コーデVol.121
リースの主役に選んだ、100均のグリーンが優秀! 部屋に飾るリースが作りたくなって、材料を100円ショップに探しに行きました。グリーンをメインにしたいと思って売り場を見てみると…、造花のグリーンの種類が豊富なことを発見。大好きなシルバー系グリーンを購入しました。 今回は、“普段はグリーンのリース、時々は花ありのリース”と、欲張りな2Wayリースを作ってみようと思います。100均の造花は種類が豊富で、クオリティが高くなってきていて、生花と組み合わせても違和感なく仕上がりそうです。 2Wayリースの材料と、作る前に必要な下準備 材料を探しに行ったダイソーで見つけたのは、セージと2種類のユーカリのフェイクグリーンです。 シルバー系グリーンが好きなので、思わず目が留まりました。マットな質感が100均のアイテムだと感じさせないことも、このグリーンを選んだ理由の一つです。さらに、1本にたくさんの葉がついていてリース作りにはもってこいです。 ほかに、リースの土台と、以前ダイソーで購入した、小さな容器を用意しました。 まずは、リース作りの準備です。 フェイクグリーンのユーカリやセージの葉は、茎を1cmほど残して短くカットしていきます。 葉についている茎の中には針金が入っていないので、クラフトバサミで切ることができました。 購入した2種類のユーカリのうち、1つは枝の部分を残してカットします。 先端部分は少し長めに、下のほうは2枚の葉ごとに、と細かくカットしました。 これでリースを作る準備が完了です。 グリーンの中に容器を仕込むことが今回のポイント 葉をカットして準備ができたら、アレンジをしていきます。 リースの土台には麻紐がついていて、壁などに掛けられるようになっていました。 麻紐は、リースの上部の目印にもなります。 リースを作るときは、このいちばん上の部分を時々確認しながら作業をするとバランスよく仕上がります。 リース作りって、面白くてつい作業に没頭しがち。どこが上だったか分からなくなったときのために、リースの土台に紐がついていないときは、上部に紐をつけておくとよいでしょう。 アレンジは、枝がついたユーカリから。このユーカリは枝の中に針金が入っているので、手で簡単に曲がります。最初に2〜3本曲げておきました。 準備ができたら、アレンジの開始です。グルーガンをすぐ使えるように、温めておきます。 ①クレッセント(三日月)の形になるように作りたいので、曲げたユーカリの先端が上からと下から、双方が向き合うようにリース上に置いてみます。ユーカリの根元にグルーを付けて、ベースに固定していきます。 ②次はセージです。リースの外側と内側の側面に、セージの葉先が時計回りになるように向けて、根元をグルーガンで固定。 ベースが見えるよう、表面はそのままあけておきます。 ③緑色の地巻きワイヤーと容器を用意します。 容器の蓋を取って、口元に地巻きワイヤーを巻いていきます。 2周くらい巻いたら、隙間が出ないようにワイヤーをねじります。ワイヤーの先は広げておきましょう。 ④③で用意した地巻きワイヤーをつけた容器をリースに固定します。 リースの土台に、容器をワイヤーでくくりつけます。 ベースに容器を固定するときは、リースの裏側に回したワイヤーをしっかりねじって留めます。 この容器は、水を入れて、生花を飾るためのもの。時々水替えのために取り外せるように、ワイヤーはカットせず、長めに残しておきました。 ⑤容器を取りつけたら、アレンジを再開。カットしたユーカリやセージを、どんどん足しながら、グルーで固定していきます。 葉の流れは、取りつけた容器より上のほうは時計回りに、容器より下のほうは真横や下に向けるような感じにして、クレッセントの形を作ります。 容器には花を入れたいので、口元の部分だけあけておきます。容器本体は、グリーンで隠しました。 これで容器を仕込んだクレッセントのリースが完成です。 クレッセントの形は、細めの先端から、リースに沿って円形に少しずつ葉を重ねて太くしていくときれいに出来上がります。 ハギレを活用して、自分好みのリボン作り 仕上げは、リボンです。 理想的なリボンを見つけられなかったので、ダイソーで以前購入した生成りのハギレで、リボンを作ることにしました。結構厚手でしっかりしているハギレは、ちょっとしたアクセントになり、とても重宝しています。 リボンの作り方は、布バサミでハギレをカットするだけ。今回、幅は約2cmにしました。 そして、カットしたリボンにはスタンプを押していきます。 このスタンプは、セリアで以前購入したもの。3つで100円(税別)でした。 スタンプを押したリボンに、写真のように地巻きワイヤーを巻きつけます。 糸がほつれている部分はあえて残すことで、ナチュラル感を演出しました。 このリボンを、グリーンのリースにつけてみました。リボンにつけたワイヤーで、リースの土台にくくりつけています。 リボンが1つあることで、より素敵さが増しました。壁に掛けておくだけで、なごみそうです。 造花のグリーンに生花をプラスして華やかに 次は、2Wayめ、生花をプラスしたバージョンです。 リースを壁に掛けて、容器に水を入れていきます。 花は黄色のバラとカーネーションを用意。バラは「カタリナ」という品種で、カップ咲き。まぁるくて、かわいいです。 これらの花の茎を短くカットして、リースに仕込んだ容器に挿します。 花がある場合、リボンの位置は、写真のようにリースの下部にしました。 長く飾れる造花と、限りある期間を楽しむ生花。造花の質がよくなっているので、こうして2つを合わせて飾っても違和感がありません。 このリースは、グリーンだけで楽しんだり、季節の花を加えたり…。簡単に雰囲気を変えられるところが魅力です。 今回の材料をご紹介 ユーカリ(造花)…100円×2本*ダイソーセージ(造花)…100円×2本*ダイソーリースの土台…100円*ダイソーハギレ…100円*ダイソープラスチック容器…100円*ダイソー地巻きワイヤー…100円*ダイソーバラ2本…499円カーネーション1本…200円 合計1,499円(税抜) ほかに、ハサミ、布切りバサミ、グルーガン、スタンプ、スタンプ台を用意 花の着せ替えが自在。1つあると、楽しみはさまざま 手元にあったコチョウランの造花を、容器に合うように茎をカットして挿してみました。 イメージが変わりますね。 リースに容器を仕込んでおくと、このように、生花ばかりではなく造花も自在に入れ替えが可能です。気分や季節に合わせ、さまざまなイメージで飾れるのがいいですね。 グリーンはシルバー系を選んだので、花は何を合わせてもOK。こういうリースって、1つ作っておくと、暮らしが楽しくなりますよ。
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誰でも素敵な花飾りが可能に! 花留めとして使える蓋づくり プチプラ花コーデVol.120
蓋が花留めに?! 1つで2役の花瓶づくりに挑戦 街を歩いていて花屋さんがあると、私は思わず立ち寄ってしまいます。店内に入って、花や花瓶を眺めるのは、とても楽しい時間です。 あるとき、出先でふと見つけた花屋さんで、おもしろい一輪挿しを発見しました。蓋がついた花器で、その蓋には小さな穴があいています。その穴に花を挿すことができるというもの。蓋の部分が「花留め」になっている一輪挿しでした。 花を飾るとき、なかなかうまく活けられないなぁという人には、すごくよいアイテム! 草丈が短い花も大活躍しそうです。 しかも、蓋を外せば、普通の花器として利用できます。1つで2役の優れもの花器です。 これと似たような花器を、100均の材料で作ることができたら…!と、私はその足で100円ショップに向かいました。 今日は2Wayの花器を、100均や自宅にあるもので作ってみます。 花留めになる蓋の材料は、100円ショップで調達 今回作る蓋の花留めには、100均にある「石粉ねんど」が最適だと思いつきました。 ダイソーでこちらを購入。蓋になる部分を作ります。 加えて、自宅で花を飾るとき、いつも使っているグラスやジャム瓶を用意しました。 ジャム瓶以外は、100均で購入した保存容器やグラスです。 ほかに、セロファンとカッター、ストローを準備しました。 石粉ねんどなら大きさが自在。器の蓋の作り方 早速、作っていきます。 ①下にセロファンを敷き、石粉ねんどを取り出し、小分けにします。 石粉ねんどは、空気に触れると表面が乾いてしまうので、使わない分は袋の中にしまいながら作業します。 ②小分けにした石粉ねんどの上に保存容器を写真のように置いて、コロコロと転がしながらねんどを伸ばしていきます。 伸ばすものは円柱の器なら何でもOK。グラスなどでも大丈夫です。 ③ねんどは5~7mmの厚さに伸ばします。その上に、用意したグラスなどの口を押し当てます。 押し当てた容器の口の周りに石粉ねんどが付くので、付いたねんどは、濡れたティッシュペーパーなどで拭き取ります。 ④石粉ねんどについて容器の口の跡を、カッターでくりぬきます。 ⑤くりぬいた丸い部分を取り出します。 ⑥石粉ねんどは乾くと少し小さくなる可能性があるため、くりぬいたねんどは再度、保存容器を使って少しだけ伸ばしました。 ⑦ストローを使って、石粉ねんどの適当な場所に穴をあけます。 ストローを突き刺し、穴はしっかりあけておきます。 穴は1つだったり、3つだったり。 太いストローを使って、穴を大きくしたものも作ってみました。 くりぬいた石粉ねんどの残りは、集めて手でこねて伸ばすとまた使えます。無駄なく使うことができるのがいいですね。 ⑧丸い穴をあけた石粉ねんどは、セロファンの上で乾かしていきます。 3時間くらい経過したら、ねんどを裏返して乾かし、また裏返して乾かしを繰り返しました。 丸1日乾かしたら、ねんどはだいぶ硬くなりました。 乾いた石粉ねんどの縁がギザギザなときは、ハサミでカットして整えましょう。 これで蓋になる部分が完成です。 香りに癒やされる。飾るハーブはベランダから 完成した蓋の花留めを使って、ベランダで育てているハーブを飾ることにしました。 ベランダで育てているハーブは、ローズマリー、ローズゼラニウム、ミント、ユーカリ、エキナセア、セージ。 ベランダガーデニングは、私の趣味のひとつです。ハーブ以外も育てていて、ちょっとしたフラワーアレンジをするときに使っています。また最近は、イチゴやキウイなど実がなるものも育てるようになりました。 種を植えたあと、芽が出てきて、花が咲き、実がなる…日々成長する植物の姿を見るのは、毎日の楽しみです。 しかも、植物が育っていく過程を見ることは、切り花を花市場で仕入れている私にとって学びが多く、生産者さんに対してよりありがたい気持ちが強くなりました。 この日、用意したのは、向かって左から、ローズマリー、オリーブ、ローズゼラニウム、アップルミントです。 ハーブは、触っているだけで爽やかな香りに癒やされます。しかも、それがいつでも楽しめるのは、自分の家で育てている醍醐味ですね。 便利で新しい! 蓋を花留めにする花飾りのスタイル さあ、いよいよ、作った蓋の花留めを使ってみます! まずは容器に水を入れます。 その上に、石粉ねんどで作った花留めを置きました。 もし口より花留めが小さく、ガラス容器の中に落ちてしまう場合は、器の口にセロテープを渡して、その上に花留めの蓋を置くとよさそうです。 こちらは、分かりやすくマスキングテープを貼っています。 ハーブは水の中に入る部分の葉を取っておきます。 あとは、穴にハーブを挿して飾るだけ♪ 葉がある植物の場合は、短い茎でも、花留めのお陰で途中で留まってくれます。茎の長さを気にしなくていいのが嬉しいですね。また、1本挿すだけで様になるのもいいですね! このアイデアは、飾る花の量が少ないときは花留めの蓋をして、多いときは蓋なしで使えるという2ウェイが実用度大です。しかも、手持ちのガラス容器でできるのも、ポイント高いですね。これからいろいろ、活用してみます。 今回購入したものは、石粉ねんど1つだけ。材料費は100円+税でした。作る過程も楽しかったので、とってもお得。久々に触るねんどでの工作もおもしろかったです。 今回の材料をご紹介 石粉ねんど…100円*ダイソー 合計100円(税抜) ほかに、飾る植物、ガラス容器(ねんどを伸ばすためのものも含む)、ハサミ、ストロー、セロファン、カッター、ティッシュペーパーを用意。 苦手を克服。誰でも素敵に花を飾れる万能アイテム 太めのストローで穴をあけたものに、花を飾ってみました。 こちらはエキナセア。2本入りました。 ガーベラを飾っても同じようなイメージになりそう。 茎の細いハーブは、3本入れて飾ることができました。 穴を大きくすることで飾る花の数が増えます。また、口の広い容器でも花留めの蓋があることで、まとまりやすくなります。これなら花飾りがうまくいかない…という方も、苦手意識を克服できて、思い通りの花飾りが叶いそうです! 花の形によっても雰囲気が変わるので、いろいろと試してみてください。
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豪華! 材料費1,000円以下で作る「中秋の名月」アレンジ♪ プチプラ花コーデVol.119
まるでお月さまのよう「中秋の名月」に飾りたい花 中秋の名月は、毎年ススキや秋の花を飾って楽しんでいます。 今年は9月29日。長かった夏の暑さがやわらぎ、少しずつススキが似合う季節に向かっています。 中秋の名月に飾る花で、私がよく選ぶのは丸い形のポンポン咲きのキクです。秋に旬を迎えるキクの中でも、特に黄色の丸いキクは、明るく照らす月のようです。 そのキクをお団子のようにたくさん飾って、プチプラで楽しみたいと思い、私は100円ショップへ材料を探しにいきました。アレンジに使えそうな台の材料などを購入して、全部で700円(税抜)。リーズナブルな一方で、意外と豪華なお月見の花飾りができそうです。 材料2つでできる、モダンな大理石風の飾り台 中秋の名月のアレンジの材料は、ダイソーでこちらを見つけて購入。 大理石風の六角トレイに、その下は同じシリーズの角型ボックス。これを組み合わせて、アレンジを乗せる台を作ります。 ほかに、黄色の毛糸と、吸水性スポンジを用意しました。 大理石風の角型ボックスは、縁に木工用接着剤を付けました。 その上に六角トレイを乗せて、固定させます。 木工用接着剤が乾いて、上のトレイが動かないかを確認したら、アレンジの台が完成です。 大理石風の柄のお陰で、モダンな雰囲気になりました。 吸水性スポンジは、カップ付きのものが3つ入りで100円(税抜)でした。 数年前に発見したこのタイプの吸水性スポンジは、カップに入っているので、このままアレンジできます。カップの部分が黒い柄のものがあったので、台の色に合わせてこちらを選びました。 カップから吸水性スポンジだけを取り出して、水を含ませます。 上から押し付けたりせず、自然に吸水するのを待ちます。 スポンジを十分に吸水させたら、カップに戻します。これを、先ほど作った台に乗せました。 これで、アレンジの準備が完了です。 まん丸いキクに見立てた、黄色のポンポン作り 今回、黄色の毛糸を買ったのは、黄色の丸いキクの代わりになる「ポンポン」作りのため。毛糸を丸くして、お団子のように台に乗せたかったのです。毛糸なら100円でたくさん作って乗せることが可能です。 毛糸のほかに、段ボールとハサミを用意します。 段ボールに、毛糸をぐるぐると巻いていきます。 この段ボールの幅は4cmほど。毛糸は60回くらい巻いてみました。 巻いたら段ボールからはずして、真ん中を同じ毛糸でしっかり結んで固定します。輪になっている部分を、写真のようにハサミでカットしました。 カットしたら、またハサミを使い、丸い形になるように整えていきます。 次に、つまようじを用意します。 つまようじの頭(尖っていないほう)に、木工用接着剤をつけます。 つまようじは木工用接着剤がついているほうを、毛糸のポンポンに差し込みます。乾かして固定したら、ポンポンのピックの出来上がりです。 これをアレンジに使っていきます。 もう少し丈を長くしたい場合は、竹串を使うとよさそう。 コスパ最強♪ 100均と束売りで秋の花材をゲット アレンジするものは、キクに見立てたポンポンに加え、セリアで買ったドライフラワーブーケ、スーパーの束売りで買ったリンドウです。 100均ではいまや、さまざまなドライフラワーが手に入るようになりました。売っているものは何種類かの花を束ねたものが多いです。 ドライフラワーを手に入れたいときは、花屋さんか100円ショップをチェックするとよいでしょう。身近に買えるようになって、嬉しいですね! スーパーの束売りで買ったリンドウは値下げされていて、200円。とてもお買い得です。 中には白いリンドウが2本、青が1本入っていました。 リンドウは縦に花がつくので、次の花の手前の茎をカットします。 カットして使うと、アレンジにボリュームを出せます。 リンドウは夏から秋にかけて出回ります。長もちするうえに1本を分けて飾れるので、コストパフォーマンスがよい花材です。 セリアで買ったドライフラワーブーケには、4種類の花材が入っていました。 そのうち真ん中の2本は、ススキと思われるようなもの。 ちょうどススキを使いたかったので嬉しいです。 リンドウもドライフラワーも、どちらもコスパ最強。プチプラでよい買い物ができました。 この材料でアレンジをしていきます。 アレンジのコツはグルーピング。プチプラで豪華に アレンジの手順は、次のとおりです。 ①ススキのようなドライフラワー2本を、同じような場所に挿します。 高さは器の2倍くらい。これぐらいの高さが、バランスがよさそうです。 ②丸いキクに見立てたポンポンをアレンジ。 お団子のイメージで、ポンポンだけをグルーピングしました。グルーピングとは、同じ仲間の花材をまとめてアレンジすること。それぞれの魅力が引き立ちます。 ③あいている場所に青いリンドウを挿します。 こちらもグルーピングしました。 ④ドライフラワーブーケに入っていた、こちらの花材も加えます。 ススキの近くに散らすように入れてみました。 ⑤最後に白いリンドウを添えて完成。 毛糸のポンポンのお陰で、ボリュームが出て豪華なアレンジになりました。 それぞれの材料を仲間同士、グルーピングすることで、モダンなアレンジの完成です。これを飾って、中秋の名月の夜を楽しみたいと思います。 この台は、中秋の名月はもちろん、お正月や端午の節句などにも使えそうです。 今回の材料をご紹介 大理石風六角型トレイ…100円*ダイソー大理石風角型ボックス…100円*ダイソー園芸吸水スポンジ…100円*ダイソーアクリル毛糸(黄色)…100円*ダイソードライフラワーブーケ…100円*セリアリンドウ3本…200円 合計700円(税抜) ほかに、ハサミ、段ボール(厚紙でも可)、木工用接着剤を用意。 花と葉っぱで花遊び。お月見うさぎの完成です リンドウの葉をポンポンフラワーに挿してみました。かわいいうさぎが出来上がり。 丸いキクに耳をつけたら面白そうですね。会話も弾みそう♪
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アレンジ
100均で手に入った名画とリンクする花アレンジを楽しむ♪ プチプラ花コーデVol.118
100均で思わず二度見した、ゴッホの名作「ひまわり」 先日、ダイソーで思わず二度見した商品がありました。それは、画家ゴッホの名作「ひまわり」のポスターです。ゴッホの「ひまわり」は、彼の代表作のひとつ。私は以前に一度、美術館に観に行ったことがあります。観た瞬間、絵に描かれたヒマワリの躍動感に驚きました。 名画のポスターが100円で手に入る?!とは、びっくりです。しかも、袋の中にはほかに2枚、ゴッホが描いた絵のポスターが入っていました。サイズはA4で、とても飾りやすそう。 これを見つけたら、思わず、ヒマワリと一緒に飾ってみたくなりました。早速、アレンジをする器とヒマワリを探しに行きました。 単にヒマワリと言っても、現在、たくさんの種類が流通しています。色は、黄色からオレンジ色、そして茶色や赤っぽい色、最近は白っぽい色も登場しています。夏だけでなく、秋を迎えてもまだまだ楽しめます。 今回は、ゴッホの名画と、身近で買うことができるヒマワリを一緒に飾ってみます。 ヒマワリを長もちさせる、自宅での水あげの仕方 ヒマワリは、自宅近くの花屋さんで見つけました。5本以上買うと、1本100円になるというので、6本ほど購入です。 長く楽しみたいので、自宅についてから、まずは、しっかりと水あげします。 新聞紙を用意して、ヒマワリをのせます。 くるっと、花を包んでセロハンテープで留めます。 たっぷりの水を入れたバケツに切り花用鮮度保持剤を入れ、茎をカットしたヒマワリを、その中で2~3時間ほど休ませました。 このあとに、花器に活けていきます。 ヒマワリに限らず、ほかの花も購入後、こんなふうに多めの水に入れて休ませると、花が長もちします。水をたっぷりと吸わせた花は、花器の中でいきいきと元気な表情を見せてくれます。 ヒマワリを素敵に飾ることができる花器の選び方 ヒマワリは花器に入れると頭がくるっと動き、思うように活けるのが難しい場合があります。 花器は口が広めだとまとまりにくいので、狭めのものを選びましょう。口が狭い器にヒマワリを入れると、アレンジが決まりやすくなります。 下の写真は、口の広い花器にヒマワリを活けたもの。口が広い花器の場合は、なるべく1カ所に花を固めるようにするといいですね! 私がヒマワリやガーベラなどを飾るとき、よく使うのはこちらのタイプの花器です。 これらは、どれも中がゆったりしていて、口が狭いものばかり。 ヒマワリやガーベラは葉があまりなく、茎はまっすぐ。花が一方を向くので、口が狭い花器を使うととまりやすくなります。なかでもヒマワリは花が大きく頭が重いので、倒れる心配がないように、花器は少し重さのあるものを使いましょう。 上の写真、右から2つのガラス瓶は100均のもので、オイル瓶とカラフェです。1~2輪飾るのに、ちょうどいいサイズ。 花を何輪も挿す場合は、こちらのタイプのガラス瓶を選ぶことが多いです。 同じような形のガラス瓶が、ダイソーでも売られていました。大きめと小さめ、サイズが選べるのがよかったです。この形はヒマワリに限らず、花が飾りやすくて便利です。 くるっと動く花を固定するために使ったアイテム ゴッホの「ひまわり」のポスターと一緒に、ダイソーで購入したのは、アレンジをする器です。陶製の茶色の器で、キッチンコーナーにありました。商品名は、ツールホルダー。 ゴッホの「ひまわり」の絵に描かれているような器を探していて、出会ったのがこれ。ちイメージがぴったり。 この器、結構口が広いので、顔の向きがしっかりとしているヒマワリをうまくまとめるには難しそうです。ヒマワリがくるっと動いてしまいそう。 そこで、吸水性スポンジを使い、花留めにすることにしました。 吸水性スポンジを小さめにカットし、吸水させておきます。 吸水させたスポンジを器の中に入れて、水を吸水性スポンジと同じくらいの高さになるように入れておきました。 ここに、ヒマワリをアレンジしていきます。 普段、フラワーアレンジをするときに花留めとして使うことが多い吸水性スポンジ。 今回は“花器に挿しているように”見せたいので、スポンジはとても低くしてみました。本数の少ない花をしっかりと、自分が思う場所にアレンジしたい場合、剣山を使ってもいいと思います。私は剣山は持っていないので、100均で購入した吸水性スポンジで代用しました。 名画とリンクさせるときのアレンジのポイント アレンジをしていきます。 1輪目のヒマワリはフォーカルポイント。少し大きめで、キレイに咲いているものを使いたいので、1本1本、花の形や大きさをチェックしていきます。 ゴッホの「ひまわり」を壁に貼り、絵とのバランス(高さや横幅)を確かめながらアレンジをすることにしました。 器の手前にヒマワリを1輪、その隣に2輪目を。 器の中は、このような感じです。 茎は中心に向かって挿しています。 残りのヒマワリは少し奥にアレンジしたり、高さを出したり。ヒマワリの顔を横に向けるなど、自然な状態になるようにしました。 アレンジしている最中に花びらが落ちたので、落ちた花びらも一緒に飾ります。 フラワーアレンジは活けているときも楽しく、また部屋に花を飾ると心地よく豊かな気持ちになります。 さらに絵画も飾るということで、その気持ちがもっと強いものになりました。 出回っているヒマワリには「ゴッホのヒマワリ」という品種があります。花屋さんで見つけたら、この絵と一緒に飾ってみたいという楽しみもできました。 花と名画のリンクアレンジは、活けているときも飾っているときも素敵な時間ですね 今回の材料をご紹介 アートポスター…100円*ダイソー器(ツールホルダー)…300円*ダイソー吸水性スポンジ…100円*ダイソーヒマワリ6本…600円 合計1,100円(税抜) ほかに、ハサミを用意。 名画を独り占め! 100円でできた贅沢時間 せっかくなので、ゴッホの「ひまわり」と一緒に入っていた、ゴッホの自画像のポスターも飾りました。 色的にも合うので違和感なく、むしろもっと豪華になった気がします。 こんな名画を2枚も独り占め。100円でとても贅沢な時間を過ごせました。芸術の秋と、元気色のヒマワリで、残暑を乗り越えられそうです。
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夏休みの自由研究にもおすすめ♪ 100均のインクで染め花実験 プチプラ花コーデVol.118
自分でも作れる?! 100均の材料で染め花作り 最近よく目にするようになった「染めの花」。少し前に染められたカスミソウを使ったアレンジをしたときから、これって身近に買えるもので自分でも作れないかな、と思っていました。 調べてみると、プリンターのインクを使って花を染められることが判明。どんなふうに、どれくらいの時間で花が染まっていくのか、また、染めた花のもちはどうなのか…知りたくなりました。 そこで、今回は100均で売られている商品を使って、染め花を作ってみます。夏休みの自由研究の気分です。 100均で揃える染め花の材料と、最適な花 染めの花を作るために、100均で購入した材料はこちらです。 プリンターの詰め替えインクがダイソーにあったので、「シアン」「イエロー」「マゼンタ」を購入。 画像の一番左にある、調合インクも購入しました。これは手作りペンに使うインクで、色はシアンを選びました。 プリンターの詰め替えインクの中には、インクのほかにビニールの手袋が入っていて、とても親切です。インクを出す作業中に、結構な量のインクが手につくので、ビニールの手袋は着用必須でした。 ほかに用意したのは、クリアカップとカップの下に敷く新聞紙です。 花は染まるのが分かりやすいよう、白いものを選びます。 カスミソウ、スプレー咲きのキク、ガーベラ(ガーベラは3本のみ)と、花の大きさが違うものにしました。 カスミソウやスプレー咲きのキクは枝分かれしているので、カットして使えます。今回のように、染めの具合をいろいろ試してみたいときは、枝分かれしている花だと何パターンも作れるので助かります。 用意した花は、だいたい同じくらいの量と長さになるようにカット。クリアカップに分けて入れました。 実験開始。染める手順と気をつけたこと クリアカップには、少量のインクをそれぞれ入れていきます。 同じように実験をされる場合は、このカップが倒れないよう、箱などに入れることをおすすめします。 私は分かりやすいように後ろに透明のパネルを立てて、カップをセロハンテープで固定しました。 この写真では、分かりやすいようにマスキングテープを使いました。実際はセロハンテープで留めています。 ここに花を入れ、実験を開始していきます。 実験したのはそれぞれ、写真奥の左から 「マゼンタ」 「イエロー」「シアン」「シアンの調合インク」そのままの色と、「シアン」と「イエロー」を混ぜて緑色にしたもの、「シアン」のインクに2.5倍量の水を加えて薄めたものの6つです。 インクを混ぜたものがうまく染まれば、売られているインク以外の色の花も作れます。自分が欲しい花色が作れるのは嬉しいですね。 念のため、それぞれのカップに色の名前をつけて判別しやすくしておきました。 開始15分から3時間までの花の染まり具合 染めの花の実験を開始して15分、早くも色がつき始めたのは「調合インク」でした。 プリンターのインクも、特にシアンは色が分かりやすいです。カスミソウがかわいい水色になり始め、キクやガーベラも中心部分から色がつき始めました。 【30分経過】 全体的にうっすらと色がついてきました。特に、カスミソウは色がつきやすいようです。 シアンのキクも、色が分かりやすく出てきました。 【1時間経過】 全体的に色がつきました。パステルカラーのかわいい色合いです。 近くに寄ると、色の様子がよく分かります。 【2時間経過】 2時間も経つと、結構はっきりとそれぞれの色がついてきました。 シアンとイエローを混ぜて緑色にしたものも、しっかり緑色に着色されています。 写真左端の白い花は、何もしない状態のものです。 【3時間経過】 それぞれの花の色が、一段と濃くなってきたのが分かります。 特に調合インクは結構色が濃くなってきました。同じ「シアン」でも、プリンターのインクのシアンと調合インクのシアン、少しだけ色が違いますね。 着色の過程を見ることで、花がどんなふうに水を吸い上げていくのかが分かります。そういう部分も、この染め花の実験は勉強になりますね。花は、花びらの先端までしっかりと、水を吸い上げているんです。 1日経過した染め花と、今回の実験の考察 インクを入れたカップに花を挿してから、1日が経ちました。それぞれかなり色が濃くなり、花びらからインクが今にも溢れ出しそうになっていました。 何もしていない白い状態と比べると、一目瞭然です。 ただ1日経つと、花が水を吸う量が少なかったのか、インクの影響か、弱っている花が出てきました。カスミソウも下を向いているものがあります。 スプレー咲きのキクやガーベラは、花全体が均等に染まるのではなく、濃い部分があったり薄い部分があったり、まだらに染まりました。 インクに水を足したものは、やはり若干薄い印象。でも、カスミソウは下を向かず、元気な状態です。 と、ここで…この中に入れたガーベラの頭が倒れていることに気づきました。 このガーベラは、最初から少し傷んでいる? というものでした。傷んでいる部分は青に染まっていません。ここには水は届かないようです。 よく見ると、花びらの根元部分が腐っていました。 やはり購入するときに、よい花かどうかを見極めることは大切ですね。それが、花の長もちにつながります。 自分で染め花を作る場合、好みの濃さにできるのが最大のメリットです。私は、染め始めて1~2時間ほどの淡い色合いが好みでした。 一方で、染める時間が長すぎると、花もちがあまりよくないかもしれません。1日染めた花が楽しめたのは3~4日でした。 流通している染めのカスミソウは、とても長もちします。今回は、プリンターのインクだったから花が長もちしなかったのか、染める時間が長すぎたために長もちしなかったのか…また実験してみたいと思います。 調合インクを使う場合は、プリンターのインクより早く染まりますが、花のもちはプリンターのインクとあまり変わりませんでした。 染めた花は、丸く並べてみると、カラフルでとてもきれいです。 今回の材料をご紹介 プリンター用詰め替えインク…100円×3色*ダイソー調合インク(シアン)…100円*ダイソークリアカップ…100円*ダイソーカスミソウ…599円スプレー咲きのキク…399円ガーベラ…399円 合計1,897円 ほかに、ハサミ、新聞紙、記録用用紙、マジック、セロハンテープを用意。