たなか・あやか/農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。https://www.roselabo.jp/
田中綾華 -ROSE LABO株式会社代表取締役-
たなか・あやか/農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。https://www.roselabo.jp/
田中綾華 -ROSE LABO株式会社代表取締役-の記事
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ストーリー
ローズラボが選んだ、女性に力をくれるバラたち[ROSE LABO通信 Vol.16]
ローズラボが選んだバラたち 私たちローズラボで栽培しているバラは、‘サムライ’、‘イブ・ピアジェ’、‘ルージュロワイヤル’、‘ホワイトチャーミング’、‘24(ローズラボオリジナル品種)’の5品種です。バラは登録されているだけでも4万以上の品種があり、花色や花形、花びらの数、香りなどに個性があります。じつに豊かなバリエーションを見せる、この膨大な数のバラの中から、「食べられるバラ」という私たちのテーマに合う品種を選び出すのは、とても大変な作業でした。 セレクトするうえで重視したポイントは、「姿」、「香り」、「味」、「保ち」です。先ほども述べたように、バラはとても個性豊かで、一見「バラなの?」と思うような花姿のものもあります。たくさんのバラが咲くローズガーデンのような場所なら、そんな個性的なバラもとても輝くと思いますが、食用バラとするならば、まずはいかにも「バラらしいバラ」である必要があると思いました。 曽祖母が導いてくれた私とバラとの出会い さて、「バラらしいバラ」とは、なんでしょうか。バラという名前から連想するイメージは人それぞれに異なるでしょう。例えば、フランス語でピンク色のことを「rose(ローズ)」と言いますが、つまりフランスでは、バラといえばピンク色、ピンク色といえばバラ。フランスの人にとって「バラらしいバラ」といえば、真っ先にピンク色のバラが思い浮かぶのでしょう。ちなみに「ピンク色のバラ」はフランス語で「rose rose」。最初のroseが‘バラ’で、次のroseは ‘ピンク色の’という形容詞です。 話が少しそれましたが、私にとっての「バラらしいバラ」は、曽祖母の庭に咲いていたバラです。曽祖母は、早くに亡くなった夫の事業を引き継ぎ、7人の子育てと仕事を両立させ、経営者として敏腕をふるい大成功を収めた事業家でした。とってもおしゃれで、いつもロングドレスを着て、どこかに必ずバラのアイテムを身につけていました。ひいおばあちゃんは、バラをとても愛していました。庭では赤や濃いピンク色の大輪のバラを育てていて、幼い私の目にはそれがまさに「花の女王様」のように映りました。 「バラがあると女性は美しく、強くなれる。 だからいつもバラを側に置いておきなさい」 というのが彼女の口癖で、私はバラの花の気高さ、力強さ、凛とした佇まいを曽祖母の姿と重ねながら、「ひいおばあちゃんが大切にしているバラには、目には見えない魔法のようなパワーがあるんだな」と感じたことを鮮明に覚えています。 ‘サムライ’、‘ルージュロワイヤル’、‘イブ・ピアジェ’は、曽祖母の庭に咲いていたバラとよく似ています。真紅や濃いピンク色で、いずれも満開時には圧倒されるように豪華に咲き誇る大輪花です。きっと誰もが納得の「バラらしいバラ」だと思います。 さらに、これらのバラは見た目だけでなく、私が400種のバラを実際に食べてみた結果、食べられるバラをコンセプトにしたローズラボでの栽培に最適だと思い採用しました。 ‘サムライ’は保ちがよく、‘イブ・ピアジェ’は断トツで香りがよく、‘ルージュロワイヤル’は香りに加え食味がよいのが特徴です。これらのバラは、食用や化粧品の原料として使用していますが、バラを育てている幸福感をたっぷり感じさせてくれる花ですので、庭での栽培もおすすめです。 ラデュレのコスメになった幻の白いバラ 一方、‘ホワイトチャーミング’というバラは、私の完全な一目惚れから選びました。白い花弁を幾重にも重ね、白色だけのグラデーションは神聖な雰囲気です。 そして、香りも格別。白ブドウのようなフルーティーで高貴な香りを放ち、かつてバラの生産者はこぞってこのバラを育成しようとしました。 でも、じつは今はほとんど生産されておらず、私たちの育てている‘ホワイトチャーミング’は希少品種になっています。というのも、香りの成分が多く含まれているバラは非常にデリケートで、市場に出荷されるまでに花弁に傷がついてしまい、白バラでは特にそれが目立つため、流通が難しかったのです。そのため、今では「幻のバラ」と呼ばれています。 私たちが育てているこの幻のバラ‘ホワイトチャーミング’は、ラデュレというブランドで採用されています。ラデュレは1862年にパリで創業して以来、その美しく革新的なスイーツの数々が愛され、日本にもショップを展開しています。ラデュレの魅力は、美しく甘いお菓子だけでなく、ジュエリーケースのような可愛らしい包装箱、お姫様の部屋のような内装の店内など、女子の心を鷲掴みにする演出にもあります。 そんなラデュレのコスメティックシリーズ「レ メルヴィユーズ ラデュレ」に、‘ホワイトチャーミング’は使用されています。花を摘んですぐにフレッシュコールド製法という、バラに含まれる栄養素や香り成分を最大限に引き出す製法で花のエキスを抽出しているので、肌のケアとともに幻のバラ‘ホワイトチャーミング’の香りを楽しんでいただけます。 ‘ホワイトチャーミング’を使用した「レ メルヴェイユーズ ラデュレ」商品ページはこちら。 女性を美しく、強くするバラの力 曽祖母が口癖のように私に言って聞かせた「バラがあると女性は美しく、強くなれる」というあの言葉は、幼いときにはまるで魔法のようだと思っていましたが、実は本当にそのような力があるのです。 バラの芳香にはゲラニオールという成分が多く含まれていますが、この成分は女性ホルモン「エストロゲン」に作用し、体調や美肌へ働きかけることが最近の研究によって分かっています。さらに肌の透明感や毛穴などに関連するビタミンC、しわやたるみなどのエイジングケアに用いられるビタミンA、活性酸素を除去しリラックス効果やスキンケア効果をもたらすケルセチンなど、女性にうれしい多くの美容成分を含んでいるのです。そのため、多くのコスメブランドやサプリメント業界でも、バラの成分を採用するところが増えています。 ローズラボでは、さらにその美容成分にフォーカスし、美容のためのバラの品種改良に取り組みました。そして誕生したのが‘MRL-24’というローズラボオリジナルのバラです。淡いピンク色の優しいバラで、爽やかさの中にほんのり甘さを感じる上品な香りです。ゲラニオールはダマスクローズの2倍あり、ビタミンAは他のバラのなんと10倍以上、ビタミンCも2倍以上含む、まさに美容のためのバラです。このバラの成分をローズラボの化粧品には贅沢に配合しており、クレンジングバームからソープ、化粧水、ボディミルク、ローズ美容液、パフュームに展開しています。 ローズラボで働くスタッフは9割が女性です。彼女たちが、日焼けと高温が強いられる深谷市のハウスの中や屋外での営業活動を行いながらも美肌をキープしているのは、この24シリーズのおかげだと実感しています。 私自身、じつはアトピー肌の敏感肌で、化粧品を選ぶのに苦労してきました。だからこそ、試験を重ね、何度も自分で試して、本当に安全だと実感したものだけを商品化しています。おかげで、学生時代より会社を立ち上げ化粧品開発をして以降のほうが、圧倒的に肌がきれいです。 特に女性は生理周期などホルモンバランスの崩れによって、どうしても肌の調子にゆらぎが生じますが、24シリーズはホルモンにも働きかけるため、忙しい最中でも安定した肌を保つことができています。 「バラがあると女性は美しく、強くなれる」。 曽祖母の言葉は本当にその通り。ぜひ、皆さんもバラの力を実感してください。
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#stayhome 応援プレゼント企画! バラと過ごすおうち時間[ROSE LABO通信 Vol.15] ※受付終了
食べられるバラのつぼみの比較 家を一歩出れば、緊張感を強いられるこの春。張り詰めた気持ちが少しでも安らぐように、ROSE LABOから、ささやかなプレンゼントをお贈りしたいと思います。ローズジャムとベリー&ローズジャムをセットにして、10名様にプレゼントします。ページ下の応募フォームからご応募お待ちしています。 でも、その前に、私たちの農園の様子をご覧ください。バラたちはとても強い生命力で、昨年より2週間ほど早く、たくさんのつぼみを付けてくれています。じつはもう何本か満開になりました! こんなときだからこそ、バラを見るだけでもとてもパワーを貰っています。品種により、つぼみの形も個性豊かに変わるんですよ。 満開の時は凛と強く、美しい! という印象ですが、つぼみは、やっぱり可愛らしい印象です。赤葉や赤芽もたくさん付いているので、これから咲き進むのがとても楽しみです。 バラに含まれる美容&リラックス成分 花の女王と呼ばれるバラの花弁には、たくさんの美容&リラックス成分が含まれています。その一部をご紹介します。 # ゲラニオール ・女性ホルモン「エストロゲン」にアプローチし、美肌やバラの香りを発生・持続させる ・体臭や口臭にアプローチ ・肌を引き締め、整える # ビタミンC ・くすみ(※1)をオフし、ワントーン明るい透明感ある肌に導く ・ニキビ肌や毛穴などのお悩み肌に働きかける ・過剰な皮脂の分泌を抑え、トラブルを防ぐ ・コラーゲンの生成にアプローチし、肌のターンオーバーを整える # ビタミンA ・紫外線ダメージのケア ・エイジングケア(※2) ・うるおいや弾力を保ち、肌コンディションを整える # ケルセチン ・エイジングケア(※2)には欠かせない「ポリフェノール」の一種 ・活性酸素を除去するバラの香りが記憶力にアプローチ(ドイツ リューベック大学発表。科学誌『サイエンス』にも掲載) ・ストレスを軽減 ・リラックス効果 ・スキンケア効果 ※1 乾燥や古い角質により肌がくすんで見える状態 ※2 年齢に応じたケア髪へ導く・ホルモンバランスを健やかに保つ とても興味深いですよね。バラは見た目に美しいだけでなく、成分まで優秀なのです! そんなバラを食し、優雅に癒され、そして美しくなっていただきたいという願いを込めて、ローズレシピのご紹介をさせていただきます。 バラを食す! 白砂糖不使用「ローズクリームチーズケーキ」の作り方 外出できない日が続きますので、この週末は、おうちでお菓子作りをしてみませんか? 無農薬のバラで香り&色付けした「ローズクリームチーズケーキ」のレシピをご紹介します。 【材料】 ☆粉ゼラチン:5g ☆ROSE LABO コーディアルローズ:大さじ2 ・クリームチーズ:35g ・プレーンヨーグルト:200g ・ROSE LABOコンフィチュールローズ(ローズジャム):お好みの量 【作り方は簡単! 5ステップ】 ①☆を混ぜ合わせ、ふやかしておく。 ②クリームチーズを柔らかくし、ヨーグルトを加えてよく混ぜる。 ③②に「コンフィチュールローズ」を加え、混ぜ合わせる。①のゼラチンをレンジで加熱し(600W15秒目安)溶かしたものを加えて、よく混ぜる。 ④カップにレアチーズ生地を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。 ⑤固まったレアチーズの上に「コンフィチュールローズ」を崩してトッピングし、完成。 なめらかなクリームチーズと華やかなバラの風味が相性抜群! バラの香りで、とても優雅な時間を過ごせますよ。ローズティーと合わせると、よりバラの香りが空間いっぱいに広がって幸せな気持ちになりました。ぜひ、お試しください。 ローズボディミルクでリラックスタイム ストレスは、美容や健康には大敵です! 外出できないからこそ、ゆっくりと身体をいたわってあげてくださいね。ローズボディミルクを使用したマッサージ方法をご紹介します。 ①ローズボディミルクを手に取り、手首から二の腕に向かって外側にねじるように塗り広げましょう。 ②忘れがちなハンドケアも忘れずに。余ったボディミルクを手の甲まで伸ばして、もう片方の手のひらで包み込むようにして馴染ませます。 ③仕上げに一呼吸。バラの香りには、リラックス効果やストレス緩和効果、ホルモンバランスを整える効果があるといわれています。摘みたての、バラの香りを胸いっぱいに吸い込めば、心身ともに、ふわっとほぐれる感覚を味わえます。 ローズロールオンパフュームでバラの香りをまとう 次に、香りにフォーカスしたアイテムをご紹介します。 こちらは、食べられるバラから作られた天然由来成分95%のローズロールオンパフューム(香水)です。ポーチに入るサイズで、耳の後ろにクルクルと塗ると、自分だけのローズ空間ができます。バラの香りをアピールしたい時は、手首にクルクル。動いた時に、ふわっとフレッシュなバラの花束に顔をうずめたような香りを堪能できます。 おうち時間を使って、全身でバラを堪能して、ぜひご自愛くださいませ。花にはやっぱり素敵なパワーがあると、今、改めて実感しています。早く元気にお出かけできる日がきますように。 「#stayhome 応援プレゼント企画! ROSE LABO “食べられるバラのジャム”を10名様に」キャペーン 上記2種のジャムのセット(2020年6月25日賞味期限)を、抽選で10名様にプレゼントいたします。 ■応募締切 2020年4月27日(月) 23時59分 ■当選と賞品発送 応募締め切り後、厳正な抽選により当選者を決定いたします。当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。 ※賞品の発送は、2020年4月末より順次行う予定です。 ※賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。 ※住所やメールアドレスに間違いがあり、賞品をお届けできない場合、当選資格を無効とさせていただく場合があります。 ※メール等での当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。 ※個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください ■応募方法 受付を終了いたしました。 たくさんのご応募ありがとうございました。
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[ROSE LABO通信 Vol.14] 日本と海外のエディブルフラワー&花事情
バラの花びら1枚で特別感を演出するパリのカフェメニュー 私たちROSE LABOは「食べられるバラ」を育てていますが、こうした食用の花のことを「エディブルフラワー」といいます。エディブルフラワーは、海外のほうがはるかに普及が進んでおり、私が昨年、海外の花事情を勉強しにパリへ出張した際も、たくさんのエディブルフラワーを目にしました。レストランはもちろん、ふらっと入った喫茶店やパン屋さんでも、たくさんのメニューにエディブルフラワーが使われており、日常の食生活への浸透度を実感しました。 例えば、こちらはカフェでいただいたケーキ。ケーキの上に大輪の食用バラが1枚のっており、たった1枚の花びらなのに、その存在感は抜群でした。味もベリーとローズの相性がとてもよく美味しかったです。やはりバラがあるかないかで印象は全く違うものになると思いますし、その瞬間がドラマチックにすら思えて、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。 フランスでは、しばしばこのようにスイーツにバラが使われており、ピエール・エルメの代表作「イスパハン」やラデュレの「サントノレ・ローズ・フランボワーズ」など、目にも麗しい名スイーツがたくさんありますが、もはやバラの花びらのケーキは、そうした有名メゾンの専売特許ではなく、パリではもっと気軽にバラがドリンクや料理に使われているのを今回の旅で体験しました。 これはカフェでいただいたアイスティーです。ただのアイスティーなのですが、真紅のバラの花びらが1枚乗っているだけで、一気に特別感が生まれ、飲んでいる私も断然優雅な気分です。これならすぐに真似できそうだと思いませんか。ごく簡単なあしらいですが、意外に気がつかなかった使い方です。 また、サラダにもバラの花びらが活用されていました。驚いたのは、使われている花びらが、どこも大輪種のバラであったことです。日本だと小さなバラを1輪使うことが多いのですが、パリでは大輪のバラの花びらを使っているケースが多く見られました。 じつは、ローズラボのバラも大輪種なので、私はとても嬉しく思い、思わず店員さんに「なぜ大きいバラの花びらを使用するのですか?」と聞いてみました。すると、店員さんは微笑みながら「It’s art」と答えてくれました。続けて「Roses make us happy(バラがみんなを幸せにするんだ)」とも。その言葉に私はとても感激し、そしてとても勇気づけられました。 パリでは気軽に手に入るエディブルフラワー スーパーマーケットに立ち寄ってみると、そこにも野菜と一緒にエディブルフラワーが並んでいました。ですから、パリの人々はレストランやカフェだけでなく、自分の家でエディブブルフラワーを使った料理やお菓子を気軽に作って楽しんでいるのでしょう。食卓が色鮮やかになり、料理をするのもいっそう楽しいだろうなぁと思いました。 日本では一部のデパートやネット通販など、エディブルフラワーが購入できる場所は、ごく限られています。早く日本でも流通網が整い、エディブルフラワーがもっと皆さんに気軽に使っていただけるアイテムになるよう、私たちができることについて深く考えるきっかけになりました。 バラは栄養価が高い! 私たちローズラボのバラは、レストランやカフェ、パティスリーにエディブルフラワーとして卸していますが、もっと多くの皆さんが気軽にご自宅で料理に使えるようになったらいいなぁと思っています。 というのも、バラは美しいだけでなく、食品としての栄養価も野菜に負けず劣らずどころか、秀でている部分も大いにあるからです。 花は植物にとって次世代へ命を繋ぐための大切な器官で、種子を作るために植物は花へ集中的に栄養を注ぐため、栄養素がとても豊富なのです。バラにはビタミンA、ビタミンC、女性ホルモンにアプローチするゲラニオール、エイジングケアに欠かせないポリフェノールの一種であるケルセチンなどの有用成分が豊富に含まれています。 さらに、私たちが品種改良したオリジナル品種「MRL-24(上の写真)」には、他のバラよりビタミンAが10倍以上、ビタミンCが2倍以上含まれ、ゲラニオールの含有量も非常に高いことが成分分析によって分かっています。現在、MRL-24は化粧品にのみ使用していますが、エディブルフラワーとしての有用性も大いに感じます。 また、ローズラボでは現在のところ生花でのバラの通販は行っていませんが、コンフィチュール(ジャム)やコーディアル(シロップ)、お茶などの加工品は通販で販売していますので、エディブルフラワーとしてのバラの魅力をぜひ味わっていただければと思います。 日本でのエディブルフラワーの現状は、市場流通品で約2~3億円のマーケットといわれています。まだまだ小さい市場規模ですが、その分たくさんの可能性を秘めていると感じます。パリのように、もっと手軽に、気軽に野菜感覚で手にとってもらえるように環境を整えていきたいと思いました。 不安なときこそ発揮される花の力 さて、パリ出張中には郊外の庭でもバラをよく見かけました。 お散歩していたら、たくさんの家の庭にバラやお花が咲いていて、素敵だなぁ、と癒されたり、なんだかオシャレに見えるなと改めて感じました。 海外では花き業界が日本より活発です。その理由は、やはり「花をプレゼントする文化」にあると思います。韓国の友達は、韓国ではカップルはしょっちゅう花を贈り合うと話していました。記念日がとても重要視されていて、お互いの誕生日はもちろん、付き合って100日目の記念日、1年目の記念日というように、記念日ごとに必ず花を贈る習慣があるそうです。 日本の場合は、花を贈るのが照れくさいなぁと思う方が多いかもしれませんね。ですから、日本の花き業界では、「自分のための花」というコンセプトでお客さまにアプローチしているのが最近のトレンドだと思っています。一方で、ギフト需要を増進するためにフラワーバレンタインなどのキャンペーンも行われていますし、農家も花屋さんも、いろいろなアイデアを出して、花き業界を盛り上げています。 最近、とても面白いサービスだなぁと感じているのは、花の定期便を行っている「Bloomee LIFE」さんです。3種類のプランからコースを選ぶと、ポストに自分の好きなタイミングで花が届きます。忙しい現代人に、癒やしや安らぎを届ける最適なアプローチだなぁと思いました。 新型コロナウイルスの不安が広がるなか、花が身近に1輪でもあると、ちょっとホッとしたり、少し前向きな気持ちになれたりするものです。このような時だからこそ、エディブルフラワーを含め、花を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。バラの香りたっぷりのローズラボの製品も、皆さんの癒やしになればうれしいです。
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[ROSE LABO通信 Vol.13]2020年の目標〜綿密な計画から行動に移す
新年の目標~緻密な計画が大きな行動を生む~ 新年あけましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたか? 私は祖父母と過ごし、人生観について語り合いました。80歳の祖父母の人生の中で一番幸せだと感じた瞬間はいつか聞いたところ、1つには決められないけれど、家族とたわいない話をしている瞬間や、学生時代に友達と公園でおしゃべりしたことなど、何気ない日々のことが幸せな思い出だと話てくれました。 祖父母は、「何かの賞で1位を取ったことなどは、嬉しいけれど幸せという感情とはまた違う。幸せというのは、温かく柔らかく、大切にしたいと思う感情が近い」と話してくれました。奥深くて、私にはまだちゃんと理解できていないところがあるのですが、自分の幸せの軸をしっかりと確立させたいな、と感じました。 さて、2020年は、栽培、会社、個人と、3つの軸で目標をそれぞれ考えようと思ったのですが、これらに共通の目標がありました。それは「計画性」です。昨年はバラが思うように咲いてくれなかったり、思うように経営やマネージメントができなかったりして、たくさんの失敗や悔しさ、不甲斐なさを感じました。 そんな一年を通して感じたのが「緻密な計画が大胆な行動を生む」ということです。大胆な行動から緻密な計画は生まれず、物事を大きく動かすことはできるけれど、動くことに付随するさまざまな問題が解決できなかったり、想定していないことに対して予想以上に心にもダメージを受けてしまうと体感しました。 ですから、これらの反省を踏まえ、これからはさまざまなリスク想定や、緻密な数字を使った計画、またその分析をして今後に活用するということに努めようと決心しました。 個人の目標~自分の弱さを発見し強くなる~ 昨年を振り返ると、やはり私自身の計画性が足りなかったことで、会社や栽培に大きく影響が出てしまったなと自分の弱さを見つけ、それを受け入れられた一年でした。行動力はあったけれど、計画性がないがゆえにさまざまなミスが出てしまいました。とても反省すると同時に、そのことに気づいて受け入れられた喜びもあります。変なプライドがあった時期は、なかなか自分の弱点を受け入れられませんでしたが、こうして、まずは今のあるがままの自分を受け入れられるようになったことは、成長した証かなと感じています。 私が考える「強さ」とは、自身の弱さを発見し、受け入れたうえで行動に移せることだと思っています。私は昨年、自分の弱さを見つけられたので、もう行動あるのみです! 続いては、その反省を踏まえ、具体的に今年は何をしていくのかをご紹介させていただきます。 栽培の計画 昨年の問題点は、天候不順によりバラが想定より咲かなかったことです。バラの生産量が足りないので、受注があるのに出荷できなかったり、新規取引先が開拓できたのにバラが咲かないことでご迷惑をおかけしたりして、当初の売上計画からずれたことは問題でした。 天候不順への対応策としては、冷暖房機の設置が最短案なのですが、初期費用やランニングコストがまだ見合わないので、今年は、天候不順を踏まえたうえで、最低どのくらい咲くかという予想と、今年はこのくらい咲かせようという私たちの目標の2つの軸で管理をします。 営業活動は最低ラインを軸に前年比や先月比を分析し、生産量の変動を正確に掴んで、事前に取引先に栽培量低下のお知らせを連絡したり、新規営業を止め、加工食品などの営業にシフトチェンジするなどに努めたいと思います。また在庫の最低数量基準も決定しました。 将来的には安定供給ができるように、冷暖房設備を整えたいと思っています。 会社の計画 昨年の問題点は、数字を集めても細かく分析していなかったこと。社内のコミュニケーション不足、理念の共有はできているけれど、ルールの構築が甘かったことです。 今年は数字をオープンにして皆が現状と向き合える仕組みづくりをしたり、毎週の会議に週次での達成率を各部署が共有し合う時間を設けました。各部署がどういう動きをしているのかを、私だけでなく皆で共有すること、認識することで、会社全体での動きを一緒に体感してほしいと思っています。 またコミュニケーション不足を解決するために個人面談を毎月行い、月に1回は皆でランチやディナーをしながら交流を深めます。 マニュアルは作成しているのですが、浸透していなかったり、内容のアップデートを行っていなかったので、各部署のマネージャーが常に生産性高く動けるように、マニュアル活用をしていきます。会社の理念や行動指針などは、引き続き毎週皆で読み合わせをします。 今年のROSE LABOは昨年の反省をしっかりと活かし、さらなる強さを手に入れ、計画の実現をおこなってまいります。 また、1月末から常設店舗数が増え、全国75店になります。さらに、今年の5月までに100店舗を目指します! https://www.roselabo.jp/store-list/ たくさんの方々にROSE LABOの存在やバラの魅力、農業の魅力も併せて発信し、植物やバラ好きの仲間が増えると嬉しいです。今年もとてもワクワクしています。 じつは、新商品の発売もいくつか控えていますので、「緻密な計画と大胆な行動力」を心に、今年も邁進していくだけです! 皆さま、2020年もROSE LABOを何卒よろしくお願い申し上げます。
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[ROSE LABO通信 Vol.12]“バラのことばかり考えた365日”〜2019年を振り返って
2019年のROSE LABOの振り返り こんにちは、ROSE LABO株式会社の田中綾華です。2019年も全速力で駆け抜け、気が付けば、もう一年が終わるなぁ、と少し寂しくもあり、達成感で満ち溢れてもいます。 今年は日照時間や気温が足りず、昨年の半分しかバラが収穫できなくて、とても苦労をしました。やはり天候や天災と農家は、切っても切れない関係です。 そんな厳しい一年でしたが、今年を季節ごとに振り返ってみます。 春 昨年の剪定のおかげで大きなツボミが付きましたが、例年よりスタートダッシュは遅く、5月中旬頃に開花し始めました。やはり春になって咲き始めたバラに出会うと、冬の間会えなかった分、感動が大きいです! 美しく香り豊かで、本当に癒されます。 また6月2日には、念願の「天然由来成分100% 食べられるバラのリップ美容液」が発売になりました。今では売り上げ本数No.1の人気商品です。食べられるバラだからこその口元専用美容液として、皆さんに安心してご使用いただいています。リップクリームでは体感できない、こっくりとした重みのあるテクスチャーが唇の縦ジワに入りこみ、しっかりと保湿して、乾燥による荒れを予防してくれます。 唇は顔で唯一表に出ている粘膜なので、しっかりとケアすることが大切だと私自身も改めて体感しています。 夏 梅雨が長く、なかなか晴れてくれない…。本気で「てるてる坊主をみんなで作ろうか!」と神頼みしながら夏を迎えました。 この夏は気温差が激しく、バラがツボミのまま開花しないこともあり、普段は開花予測と出荷を連動させて管理しているのですが、予測通りになかなか咲いてくれなくて苦労しました…涙。 結局、花の納品日を調整したり、予約制にするなど、いつもとは異なるスケジュールでしたが、お客様にも臨機応変にご対応いただき助かりました。やはり天候と隣り合わせの仕事なので、これからは「もし咲かなかったら?」などのリスクを踏まえた対策が大切だと痛感しました。 その後、徐々に晴れて気温が上がっていくと、ハウス内が満開の花でいっぱいになるほど立派に咲いてくれました。 私たちの食用バラは、たくさんのお店に卸していますが、その一つが『koe doughnut』さん。ナイフとフォークで食べる高級ドーナツに、バラの花びらをふんだんに使用していただきました。さらに、私たちのCONFITURE ROSE(ローズジャム)もドーナツの間に挟んであるので、バラの香りがとても豊かでチョコレートとも相性抜群! 一日限定20食での展開だったのですが、行列が絶えず、毎日完売になるほどの人気でした。またドーナツに使用されているローズジャムなどの加工食品の物販もしました。 秋 夢だった直営店舗と東京支店を南青山に構えました。農業の新しい形として、青山、表参道、代官山付近に直営店を持つことは、起業当初からの私の夢でした。いつかお店を持てるように一生懸命頑張ろうと、直営店展開は日々の支えでもあり、目標の一つでもあったので、本当に嬉しかったです。思いが強い分、店内レイアウトや壁紙の色一つにも、とてもこだわりました。 「Garden Storyを見ました!」と言って来店してくださるお客様もいらっしゃって、とても嬉しかったです。 ローズラボの商品売上額No.1は、「ローズマルチミスト」です。オイルイン化粧水なので、しっかりと保湿もできるし、髪やデコルテにも使用できるマルチなところが人気の秘密です。天然由来成分99%なので、その豊かな香りに癒されながら、美容タイムを過ごしていただけます。そして、売上額No.2は、僅差で先ほどご紹介した「ローズリップ美容液」でした。 秋はバラがしっかり咲くのですが、例年より春夏の収穫量がガクンと少なくなったため、予約注文で今年の出荷は終了しました。 出荷は、一輪一輪丁寧に複数の人の目でWチェックをして行っています。お客様の喜ばれる顔を想像しながら選別作業をしていると、思わず笑みがこぼれるほど嬉しい気持ちになります。休憩時間にはスタッフたちと「私たちが育てたバラがどういう形に変化してお客様に出されるんだろう?」とワクワクしながら盛り上がります。 冬 剪定作業を行ったり、栽培計画を練るなどして、来春にまた美しくバラが咲くように下準備の真っ最中です。冬の期間は冷凍保存をしている食用バラの販売や、加工したローズジャムやローズティー、ローズマルチミストやリップ美容液など化粧品の販売に回ります。クリスマスの時期には百貨店でもよく催事を行います。 栽培に割く時間が減る時期なので、来年のバラが待ち遠しくなります。初詣でには、「バラが綺麗に咲きますように」願ってしまうほど、24時間365日、本当にバラのことばかり考えている私です。 2020年への豊富 2020年は、天候不順による収穫量減など、今年の反省を十分に活かせるように遮光カーテンの開け閉めの時間帯や肥料の灌水回数などを再度見直し、2019年よりもっと多くのバラを咲かせたいと意気込んでいます。 また、さまざまなジャンルの方とコラボレーションしたり、新しい加工品のアイテムもできる予定なので、今からとても楽しみです。 少し早いですが、皆様の新たな年が、充実した豊かなバラ色の一年になりますように!
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[ROSE LABO通信 Vol.11]“食べられるバラ”産地の秋から冬の管理
秋~冬にかけて、食べられるバラの栽培地の管理方法 もうしっかりと寒さが感じられて、冬を意識する気温になりました。 そろそろバラのシーズンも落ち着き始め、バラの花数や成長スピードも落ちていきます。 私たちROSE LABOが栽培している「食べられるバラ」は、土も農薬を使用せずに、ロックウールと呼ばれるスポンジのようなものを土台にして、ビニールハウスで育てています。 今回は、秋から冬にかけて私たちが行っている管理方法をご紹介します。お庭やベランダで土を使ってガーデニングのように栽培するのとは、ひと味違うのですが、ぜひ「こういう方法もあるんだ〜」と気軽に読んでいただけると嬉しいです。 今から実践できる秋冬のバラのケア バラを毎年きれいにバランスよく咲かせるために欠かせない作業の一つが剪定です。どのバラをどうやって咲かせるか。次はどんな品種を植えるか。この時期は、計画することが非常に大切になります。 また、だんだん寒くなるこの時期は、バラの休眠が近づくので、落ち葉が目立ちます。毎日のように落ちるので掃除が非常に大変ですが、落ち葉を放置したままにすると虫や病気が発生する原因になったり、その落ち葉の中で虫が冬眠してしまうこともあるので、いつもきれいにしておく必要があります。 私たちのハウスも、毎日ほうきで掃き掃除を行って清潔に保っています。 春夏にバラをきれいに咲かせることができる秘密 なぜ剪定をするのでしょう? 剪定することで余分な枝などを整え、たくさん蕾がつくようにするのです。また、余分な枝を切り落とすと、病害虫の被害も少なくなるので、とても大事な作業です。剪定をすることで株への負担が軽減されるので、株の寿命も伸びるのです。枯れた枝などを整理してスッキリさせると、栄養成分が株全体に行きわたり、美しい大輪の花を咲かすことができます。 バラを強くし、美しく開花させるためにも、剪定はとても重要な作業になります。 こちらの写真は、2018年の剪定作業の様子です。 バラは手をかけたらかけた分だけ応えてくれるお花です。まだバラを栽培したことがない方も、この機会にぜひ、育ててみてはいかがでしょうか? また、もうすでにバラをお庭やベランダで栽培しれている方々は、この冬場が来春に向けた勝負の時期になりますね。どうか美しい大輪の花が一輪でも多く咲きますように。私たちも素敵な花に出会えるよう、バラたちのお手入れを一生懸命していきます。 台風被害の予防策 2019年10月22日に、千葉県にある京成バラ園さんにて、ヘッドガーデナーの村上敏さんとトークショーをさせていただきました。そこで話題になったのが、最近多く発生する「台風被害の予防策」です。 先日は大きな台風15号、19号が上陸し、たくさんの被害がありました。特に農家は天候に左右されることがとても多いので、台風が上陸するという予報を聞くと、とても不安になります。一般的にビニールハウスで栽培している農家が行う予防策は、主に2つあります。 1. ビニールを全て剝がす ビニールを張ったままにすると風に抵抗する形になり、ビニールハウスを支えるアーチパイプが湾曲することがあります。最悪の場合、ビニールハウスが吹き飛んでしまい、作物はもちろんですが、近隣の方々へご迷惑をおかけすることもあります。 2. ビニールハウスを補強する 簡単に分かりやく説明すると、頑丈な鉄パイプのタイバーをビニールハウスを支えるアーチパイプに付け加えて補強力を高めます。また、ビニール部分が風にあおられてバタバタしないように押さえるハウスバンドを施して補強します。強風で最も破損しやすいビニールハウスの肩の部分へ浮き上がり防止のアンカーを設置することもあります。 このように補強することで、基礎の強度を高めるというわけです。 露地でバラを栽培されている京成バラ園さんでは、塩害対策として水撒きを行ったり、枝が折れないように固定するそうです。また、絶対に来年も元気に咲いてほしいバラの花茎を切って、風の抵抗を受けないようにする場合もあるそうです。 私自身もとても参考になりました。皆さんのバラがどんな天候の時でも美しく咲き誇るように願っています。台風襲来の際は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。 Credit 文/田中 綾華(たなか あやか) ROSE LABO株式会社代表取締役。 農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。 https://www.roselabo.com https://www.roselabo.jp/
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[ROSE LABO通信 Vol.10] “食べられるバラ”を使用した「ローズボディミルク」を新開発!
バラの新品種「24」と女性ホルモンの嬉しい関係 私たちROSE LABOが自社開発した新品種「24(トゥエンティフォー)」は、花びらの内側から外側に向けて、ピンクからホワイトに変わっていくグラデーションカラーがとても可愛らしく、上品で清潔感溢れる香りも自慢のポイント。なのですが… 品種開発を行う上で一番こだわったのは「花びらに含まれる栄養成分」です。「24」には、他のバラと比較し、ビタミンAが10倍以上、ビタミンCが2倍以上含まれています。さらに、香気成分を分析した結果、「24」には多くのゲラニオールが含まれていることが分かったのです。 化粧品でよく使用されているダマスクローズをご存じでしょうか? ダマスクローズの多くはブルガリアで栽培されており、とても香りが強いのが特徴です。このダマスクローズと私たちのオリジナル品種「24」の香気割合を比較したところ、「24」にはゲラニオールがダマスクローズの2倍も多く含まれていることが分かりました。ゲラ二オールはバラ系調合香料の主体となる成分で、バラの香りの香水を作る際に用いられます。公益社団法人日本アロマ環境協会の研究では、バラの精油の香り刺激によって、女性ホルモンの一つであるエストロゲン濃度が増加することが分かっています。 以下は、埼玉工業大学と共同開発したバラの香気成分データです。 ボディミルク開発秘話 今回ご紹介するボディミルクは、その「24」の力を「男女問わず幅広い年代の方に体感していただきたい」という想いから誕生しました。全成分のなかで「24」から抽出したローズ水を最も多く含み、肌にのせると花束に顔を埋めたようなフレッシュな香りが全身を包み込み、癒されます。 もちろん香りだけでなく、「24」のローズ水は保湿力がとても高いのも特徴です。さらに、ヒアルロン酸も配合しているので、肌の水分状態を保ち、ふっくらとして、すべすべな肌へ導きます。その他にもたくさんの植物由来成分やオーガニック成分を配合しており、どなたにも安心してご使用いただけます。 1つ目のこだわり:生感覚のシルキーミルク シアバターがうるおい膜をつくり、もっちりとした肌へと導きつつ、板状のアミノ酸の結晶構造で、サラッとしたべたつきのない仕上がりに。みずみずしく伸びのよいテクスチャーなので、マッサージをしながらご使用ください。 お風呂上がりの保湿に、また乳がんの早期発見のために、バストケアアイテムとしてのご使用もおすすめしています。 2つ目のこだわり:3種のオーガニックオイルブレンドでお肌に優しくうるおい続く ホホバ種子油、 シア脂 、アルガニアスピノサ核油を配合。3種類の配合バランスを試行錯誤し、高保湿なのにべたつきがないテクスチャーを実現しました。 3つ目のこだわり:4つの‘ローズ’で乾燥による肌荒れを防ぐ ●24ローズウォーター ビタミンAとビタミンCを豊富に含むバラを蒸留したローズ水。 世界で唯一のバラ「24」から抽出。 ●24ローズエキス バラを凝縮し、抽出したローズエキス。世界で唯一のバラ「24」から抽出。 ●ローズヒップエキス 肌の弾力の要となるエラスチンを破壊してしまう酵素である、エラスターゼを阻害する効果があり、肌の弾力をつくります。 ●ローズマリーエキス 荒れた肌や除毛後、日焼け後のようなデリケートな肌をケア。 商品を通して女性ホルモンの啓発活動を! 私は学生時代、とても生理痛が重かったり、PMS(月経前症候群)に悩んでいました。 生理前になぜかイライラしてしまい、その度に「なんで些細なことでイライラしてしまうんだろう。心に余裕が無くて情けないな」などと自分を責めてしまうことも多々ありました。 症状をもとに調べてみると、女性ホルモンが関係していることが分かりました。女性ホルモンはそもそもどんな働きをして心や体にどのように影響を及ぼしているのか。女性ホルモンをまずは理解して、予防方法や対処方法を試すと、とても楽になりました。 私自身が女性ホルモンの大切さを体感したため、以来興味を持って女性ホルモンに関する本を読み漁っていたところ、産婦人科医の対馬ルリ子先生の本に出合いました。 私たちの商品は、どれも女性ホルモンに良い影響を与える豊かなバラの香りがします。そこで対馬ルリ子先生に、ROSE LABOの商品開発アドバイザーとして就任していただきました。 さらに、先生と一緒に女性ホルモン啓発のセミナーやワークショップも行っていますので、ガーデンストーリーの読者の皆さんも、ぜひご参加くださいね。 Credit 文/田中 綾華(たなか あやか) ROSE LABO株式会社代表取締役。 農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。 https://www.roselabo.com https://www.roselabo.jp/
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[ROSE LABO通信 Vol.9]バラ好き集合! 月に一度のファンミーティングをレポート
なぜROSE LABOはファンミーティングをするのか? みなさん、こんにちは! 朝晩の冷え込みがしっかりと感じられるようになりましたね。日中との寒暖差が激しいので、体調にはくれぐれもお気をつけください。 私たちROSE LABOでは月に1回、「ファンミーティング」を行っています。 実際にご参加いただく方々は、自社通販サイトのお客様が半分くらい。その他の方々は、ワークショップなどを掲載しているサイトからご参加いただいています。 実は、ファンミーティングをとてもやりたかったのです!! 私たち生産者である農家は、なかなか消費者の方々(ファンの皆さま)と触れ合う機会がありません。 「どこでROSE LABOを知ってくださったんだろう?」「商品のどんなところが好きになっていただけたのだろう」「栽培や商品開発の熱い想いをお届けしたいな」そんなたくさんの想いから、念願のファンミーティングを行うことができました。 実際にファンミーティングを行ってみて、お肌の悩みから、商品の長所や新商品のご要望など、たくさんのお声を拾うことができました。 今後の商品開発にとても役立っていていますし、ファンの皆さまの声から既存品のリニューアルにも至りました。また、農業にもたくさんの興味を抱いていただき「やってきたことは間違いじゃないんだな」と背中を押していただいています。 少しでもお客様のご要望を生かすこと、お客様にとって本当に良いモノづくりこそ企業努力だと思っています。もっともっとたくさんのお声を聞かせていただき、バラを最大限に有効活用した商品開発を行っていきます! ファンミーティングの内容をレポート 実際のファンミーティングの内容をご紹介します! まずは、私たちの南青山での直営店にお越しいただき、受け付けをしてご挨拶。 ①ご挨拶 ②なぜファンミーティングを行うのか ③ROSE LABOについて ・農業の現状と可能性 ・女性ホルモンの基礎知識 〜お肌と心にどう影響を及ぼすのか〜 ・バラと女性ホルモンの関係 ④食べられるバラを使用したオリジナルハーバリウム作り!(ワークショップ形式) 皆さまとご一緒に、食べられるバラやあじさい、グリーンを使用してハーバリウムを作ります。 ⑤質疑応答 ⑥歓談タイム(新商品のご要望、どの商品が好きかなどをうかがう) ⑦集合写真&最後のご挨拶 90分間盛りだくさんの内容です。 クラッカーやチーズにローズジャムを乗せた軽食とローズティーを飲みながら、ラフな雰囲気で行います。 ファンミーティングに来てくださる方同士で仲良くなってお話しされている姿は、とても嬉しいものです。 今後のファンミーティング 回を重ねてきて、ファンの皆さまとの深いつながりをひしひしと実感しております。 ファンの皆さまからいただくご意見は、私たちが思いもよらなかった発想で大きな刺激となっています。 これからもこのファンミーティングを続けていきながら、皆さまと共にROSE LABOをより良い会社へと成長をさせていきたいと思います。 今後の開催予定です。 ●11月6日(水) 15:00〜16:30 ローズバスソルト作り ●12月18日(水) 19:00〜20:30 ローズ香るルームフレグランス作り ※開催場所は全てROSELABO南青山オフィスです。(東京都港区南青山3-3-6クアルソ南青山1階) ぜひご参加いただけると嬉しいです! 次回は、ファンミーティングでのお声から生まれた新商品をご紹介させていただきます。 Credit 文/田中 綾華(たなか あやか) ROSE LABO株式会社代表取締役。 農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。 https://www.roselabo.com https://www.roselabo.jp/
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[ROSE LABO通信 Vol.8]直営店オープン! 東京都内で感じる“食べられるバラ”の力
南青山に念願の店舗をオープン! 今夏もまだまだ酷暑の様相ですが、この異常気象に対し、農業・園芸界もいろいろな課題と挑戦に向き合っている最中かと思います。 私たちROSE LABOの“食べられるバラ”は埼玉県深谷市のビニールハウスで栽培しているため、この暑さの中ではハウス内の気温が50℃近くになってしまいます。また、農薬不使用で栽培しているため、ハウス内の衛生状態も維持しなければならず、お客様やお取引先様をご招待することが難しいという側面もあります。そこで、どこか別の場所に、お客様と直接コミュニケーションをとる場を設けたい! と常々考えてきましたが、その夢が叶い、8月1日(木)に初の直営店を南青山にオープンしました。 私たちが店舗オープンに至ったストーリーと、そのミッションをお伝えします。 農家ってお客様との接点がない!! 私たちにとって、店舗のオープンは長年の夢でした。 実際の計画よりも早めにオープンできたことを、とても嬉しく思っています。私たちが日頃ROSE LABOの事業を展開していく上で、店舗を持つことの必要性と、お客様とのコミュニケーションの大切さを身をもって実感していたからです。 これは農業や園芸関係者“あるある”だと思うのですが、私たちは、お客様が生産物や商品を手に取る瞬間に、ほぼ居合わすことができないのです。なぜなら、基本的に私たち農業従事者は、栽培地で作業に取り組んでおり、商品は市場に卸す流れになっていたり、私たちの場合でいえば、オンラインショップでの販売が主だからです。直接お客様とコミュニケーションを取れる場所といえば、ポップアップと呼ばれる百貨店や商業施設での催事など、その機会はとても限られたものでした。 でも、農業や園芸関係者が自身の「売り場」を持つことには大きなメリットがあります(もちろんメリットだけでなく、課題もたくさんあります! が、それは次回以降で……)。 お客様が直接商品を試せる場所を Garden Storyの読者の方々は、お花好きの方がほとんどかと思います。皆様は花の「何」に癒されますか? その色や形もさることながら「香り」と答える方が多いのではないでしょうか? 特にバラの香りから癒し・活力を得る方や、特別な想いを持っている方も多いかと思います。 私たちも「食べられるバラ」を栽培するブランドとして、その「香り」を実際に感じていただける場所が必要だと思いました。ROSE LABOの店舗では、私たちが新品種として開発した女性ホルモンにアプローチするためのバラ「24」(トウェンティ―フォー)の香りが漂っています。その空間の中で香りを感じながら、商品をゆっくり見ていただければと思っています。 6次産業化を進める上での店舗の大切さ 皆様は、6次産業という言葉をお聞きになったことがありますか? 私たちROSE LABOは、栽培から販売までのプロセスを一貫して行っている、まだ新しいアグリビジネスモデルを実践しています。下の図を見てください。 私たちROSE LABOで説明すると、深谷での"食べられるバラ”の栽培が1次産業となります。そしてそのバラを原料として、ジャムなどの加工食品や化粧品を生み出す部分が2次産業で、最後に自分たちが生み出した商品を販売する部分が3次産業となります。 この一連の過程の数字の部分を掛け算してみると、このように「(1)次産業×(2)次産業×(3)次産業=(6)次産業」と、「6」という数字が導き出されましたね。私たちはこの「6次産業」をビジネスモデルにする上で、直営店を持つことの必要性を最も痛感しました。 なぜなら私たちがROSE LABOを運営する上で、その肝としているのが「食べられるバラ」を使った商品開発です。私たちは商品開発の中で、以下のことを大切にしています: 「誰に」・・・・自分のためなのか、贈り物なのか? 「目的」・・・バラが大好き! or 誕生日?手土産? などのシチュエーション 「どんな」・・・「目的」に合わせた商品のカタチ 「予算」・・・どのくらいの予算の範囲で探しているのか? 上の4つの情報を得て商品づくりに活かすために、私たちは今まで百貨店や商業施設での催事(ポップアップ)、そしてオンラインで寄せられるご意見を元にしてきました。 しかし、もっとお客様が何を求めていらっしゃるのかを知り、理解する必要があるのでは? と感じ、さらに多くの声にゆっくりと深く寄り添うための場所として、この直営店を作りました。ここにはROSE LABOすべての商品を展示していますので、ゆっくりご試食をしていただいたり、コスメをお試しいただいたりすることができます。 またギフトとしてご購入される方も多く、ギフトボックスを「実際に見てみたい」という声も大変多かったので、店舗にはギフト商品を手に取っていただけるコーナーも設けました。 ROSE LABOのギフトボックスには、深谷の栽培地の写真が使われています。大変華やかなデザインなので、バラ好きの方には最適な贈り物となるでしょう。 スタッフのモチベーション向上に一役 栽培地での作業や、東京支店での営業業務など、時間に追われているスタッフ一同。私たちにとって、お客様とのコミュニケーションは、日々の業務のモチベーションとなります! 実際に接客をさせていただく中で、多くの気づきと同時に、たくさんの温かいお言葉をいただくことが多々あるROSE LABO。社員にとってお客様との時間は大変貴重でもあり、大きな支えや励みともなります。 そんなわけで、直営店オープンは、ROSE LABOの大きな原動力の一つとなりました。 お客様とのコミュニケーションの中心地として 実は店舗をオープンすると同時に、私たちはそこにオフィススペースも設けたんです!(それはそれは大変な引っ越しでした…。) オフィスの商談スペースには手作りの一面バラ(造花)の壁があり、そこをイベントスペースとして使用することもできます。そこで、私たちは月1回「ファンミーティング」というイベントを開催し、ROSE LABOを深く知っていただく会を実施しています。 ぜひこの活動をROSE LABO通信でもお伝えできればと思っています。 写真はGarden Story の編集部の方が開店のお祝いに駆けつけてくださった時のものです。バラの壁の前で記念撮影をさせていただきました。 私たちROSE LABOは、この店舗をROSE LABOのコミュニケーションの中心地として、栽培地とお客様をつなぐ役割を持たせていく予定です! ぜひ東京近郊にお住まいの方だけでなく、遠くの方も、東京にいらっしゃった際はお立ち寄りください。 商品をお試しいただきながら「食べられるバラ」のお話をさせていただきたいと思っています。 店舗情報 住所:〒107-0062東京都港区南青山3-3-6 クアルソ南青山 1F TEL:03-6277-8755 営業時間:月~金 10:00 ~19:30/土日祝休 Credit 文/田中 綾華(たなか あやか) ROSE LABO株式会社代表取締役。 農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。 https://www.roselabo.com https://www.roselabo.jp/
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[ROSE LABO通信 Vol.7]バラ農家が教える“食べられるバラ”を楽しむ簡単レシピ
“食べられるバラ”は栄養満点って知っていましたか? 私たちは、女性が9割の会社で、埼玉県深谷市にて「食べられるバラ」を自分たちの手で育てています。 家族に農家がいない私にとって、昔は農業と聞くと「紫外線が怖いなぁ…」「お肌がボロボロにならないかなぁ…」と不安でした。 実際にオフィスワークの方より紫外線を浴びる時間は長く、夏はすごく暑く冬はすごく寒い環境です。 私が言うのも恐縮なのですが、、、 私たちROSE LABOスタッフは、そんな環境下でも美肌と健康を保っています!! その秘密は、やはり私たちが育てている「バラ」です! バラの花びらにはビタミンA、ビタミンC、ポリフェノール、そしてゲラニオールという美容と健康に嬉しい成分がたっぷりと含まれています。 ビタミン群は、シミやシワといった悩みに。ポリフェノールはエイジングケアとしてとても有名ですよね! 「ゲラニオールってなんだろう?」と思われる方も多いと思いますが、実はバラの香りの元でもあり、コラーゲンの生成をしてくれたりします。 そして、私が最も着目しているゲラニオールの嬉しい力は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンという成分の分泌を促してくれることです。 私自身、過度なダイエットによる生理不順やPMSに、学生時代とても悩んでいました。 痛み止めを飲んでもお腹が痛かったり、なんだかイライラして優しくなれなかったり…「自分はなんて器の小さい人間なんだろう」とがっかりする日々でした。 これらは全てホルモンバランスの乱れからくる症状だということを後から知り、女性に生まれたからには、ホルモンレベルから自身の体のことを学び、理解して上手に付き合うことが美しさと幸せへの近道だと確信しています。 バラはクレオパトラも愛したといわれるくらい、古来から現代に至るまで、たくさんの女性に支持されてきました。 バラのルックスや香りはもちろん魅力的なのですが、ホルモンレベルで女性はバラを欲してきたのではないのかな、と体感しています。 ROSE LABOの食品開発秘話 今でこそ、エディブルフラワー(食用花)は認知されるようになりました。しかし、私が起業をした4年前はまだまだ認知度が低く、需要より供給が勝る状態にありました。 私の営業力不足で、せっかく毎日愛情を込めて育てたバラがお客様に届かないという、悔しい日々が続きました。 バラは生き物なので販売先がなければ枯れてしまう…。自分たちが愛情を込めて育てたバラを、枯らしたり捨てたりすることなんて、絶対にできませんでした。 当時のパートさんやご近所さんに、余ってしまったバラを渡して「バラ風呂でもして楽しんでね!」と笑顔で言っていましたが、内心はとても深刻でした。 「どうしたらこの子たち(バラ)の命を長くすることができるのだろうか」と、頭を悩ませました。 そんな時に「余ったバラでパートさんたちにローズジャムを作って喜ばせたいな」と思い、ジャムを作ったのがきっかけで、「そうか!加工食品にすれば、この子たち(バラ)の命を長くすることができる。これは商品化できるぞ!」と確信し、ワクワクしたのを今でも覚えています。 そして、深谷市内のお菓子屋さんに食べられるバラを持っていき、ジャムを製造してもらい、本格的な商品化へと至りました。 私たちは、お客様への販売を自分たちで行っています。お客様の声を一つひとつ拾い上げ、幾度もプチリニューアルを重ねてきました。 そこから「食べて美しく」をコンセプトとし、白砂糖は一切使わずに北海道産の大根から取れる甜菜糖を採用したり、着色料も一切使わず、バラそのものの色を煮出して色付けを行っています。 そしてまずは、見た目からワクワク、キュンキュンとハッピーな気分になっていただきたいなと思い、食べられるバラの花びらを、たっぷりと形を崩さずに入れています。 愛情と思いが詰まったローズジャムを、ぜひ五感で堪能していただきたいです。 バラレシピのご紹介 それでは、バラのオススメレシピを2つご紹介します。 華やかロシアンティー 紅茶好きの方なら「ロシアンティー」と聞いて、どんな飲み物か、すぐにイメージがわくと思います。 ロシアンティーは名前の通り、ロシアの飲み物で、砂糖が貴重だった時代にジャムを代替品として使用したといわれています。また、その飲み方にもいろいろとバリエーションがあり、紅茶の中に入れて飲む方法や、中には入れずにジャムをちょっとずつなめながら、紅茶の苦みとの相性を楽しむという方法も。 さて、私たちは日本ならではのロシアンティーの飲み方をご紹介します。 ■準備するもの(1人分) ・ティースプーン1杯(2~3g) ・沸かす水の量は1杯150ml~160ml ・ROSE LABOのコンフィチュールローズ ■作り方 ①茶葉を入れる前に、ティーポットとカップにお湯を注ぎ温めておきます ②温まったティーポットに茶葉を入れ、お湯を注ぎます。蒸らす時間は2~3分です。 ③ROSE LABOのコンフィチュールローズをティースプーン1〜2杯入れ、静かにまぜます ROSE LABOのコンフィチュールローズにはバラの花びらがそのままの形で入っているので、花びらが紅茶の中でひらひらと舞う様子に、ぜひ癒されてください。 夏のさわやかコーディアルドリンク コーディアルはヨーロッパやオーストラリアで飲まれている、ハーブやフルーツをシロップに漬けこんで濃縮させたドリンクです。1,000年以上の歴史があるといわれており、民間療法の薬として取り扱いもされている伝統的な飲み物です。 ROSE LABOのコーディアルローズは、埼玉県深谷市で、愛情を込めて手作りしています。この鮮やかなピンク色は着色料を使用していない、バラを煮出した色そのものです。リキッドタイプなので、水分補給が必要となるこの時期にオススメのアイテムです。 見た目大変華やかなドリンクなので、家族やお友達との集まりなど、夏のちょっとしたおもてなしにぜひ作ってみてください! ■準備するもの(1人分) ・ROSE LABOのローズコーディアル ・炭酸水 ・氷 適量 ・レモンのスライス ・イチゴ 1個 ・ミントの葉 適量 ■作り方 ①イチゴとレモンを適当な大きさにスライスします。 ②炭酸水とローズコーディアルを7:3の割合で、氷を入れたグラスに注ぎます。これは基本の配合比率ですが、お好みによって調整してください。 ③イチゴをグラスの中に入れたら、レモンのスライスを浮かべます。 ④お好みでミントを飾ると、見た目にも清涼感がUPします。 イチゴはバラ科の果実なので、そもそもバラと相性がよく、レモンとミントがさらに炭酸のすっきり感を高め、夏に最適なドリンクです。 ローズコーディアルは、混ぜるだけでバラの香りを簡単に楽しむことができます。 シャンパンやヨーグルトに混ぜたり、いつもとは違うバラの楽しみ方を発見してみてくださいね! ROSE LABOでは皆さまからのレシピを募集しています! ROSE LABOでは皆さまからのレシピを随時募集しております。皆さまからのご意見をもとに“食べられるバラ”の可能性を探っていきます!レシピとお写真をこちらまでお送りください info@roselabo.com。 皆様からのレシピやお写真を弊社HPやSNSにてご紹介させていただくかもしれません。また、今後レシピコンテストなども開催するかも…!ROSE LABOの食品ラインにぜひご期待ください! *採用者様には掲載前に直接ご連絡をさせていただきます *粗品進呈あり Credit 文/田中 綾華(たなか あやか) ROSE LABO株式会社代表取締役。 農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。 https://www.roselabo.com https://www.roselabo.jp/