近年着目されている「リノベーション」。みなさんはリフォームとリノベーションの違い、ご存知ですか? 今回は、リノベーションの意味と価値について専門家からきいたこぼれ話をみなさんにも少しだけお話しましょう。

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リフォームとリノベーションの違いとは

写真/Jodie Johnson/Shutterstock.com

近年、「リフォーム(Reform)」という概念を超えた「リノベーション(Renovation)」が注目されています。リフォームは悪くなったところを直す修繕です。マイナスのものを元の状態に戻すことが目的とされます。一方でリノベーションは、生活者の暮らし方や住まい方をどのようにしていきたいかを考え、住宅と庭を設計し直すものといえます。元に戻すのではなく、新しい機能を付加することで価値を高めようとの意味合いが含まれています。

家族や生活の変化などによってライフスタイルが新しくなるとき、住まいも再設計しようと考える人が増えているのでしょう。ライフスタイルに合わせて家や庭を変えたいとの気持ちはとても大切です。「住めればいい」ではなく「住み心地のいい」住宅になることによって、これまでになかった豊かな暮らしができます。

住まいに変化を与えてノンストレスな暮らしをつくる

写真/Anna Om/Shutterstock.com

住まいは毎日を過ごす、なくてはならない場所です。そこで豊かさを感じたりプライベートな時間を過ごしたりできなければ、心身にストレスが溜まります。ストレスは小さいものであっても、積み重なれば健康に悪影響を及ぼしてきます。住まい設計は、健康に密接に関わる大切な事項なのです。住まいのレイアウトや空間を変えてノンストレスな状態をつくるのは贅沢ではなく、日々を健康に過ごすために必要な取り組みです。

もちろん最初に家と庭、そしてこれからの住まい心地を考えた設計ができ、ノンストレス状態で暮らせればいうことなしです。しかし、家族の生き方や、土地の個性(方角、光の入り方、風の通り方)など、実際に住まなければ分からないことも多いですね。そこでリノベーションです。しっかり住んだ反省を生かして再設計すれば、素晴らしい家と庭のあるライフスタイルがつくれます。

快適な暮らし方について見直してみよう

写真/A3pfamily/Shutterstock.com

ストレスのない快適な住まいに必要なのは、予算ではなく、どのように暮らしたいかと考えることです。家族の暮らしについて本格的に考えた日が、リノベーションのスタートです。より健康的に過ごしたいとの思いがあるのであれば、樹木や野菜、ハーブ、花など命のあるものを庭に植え込んで育てることから始めるとよいでしょう。季節の巡りや自然の時間を感じることで、体が癒やされ、感動が生まれます。家族の会話も増えるはずです。

そのように生活者の考えが変わったとき、柔軟に対応してくれるホームドクターのような建築家や業者と付き合いがあれば、再設計はスムーズに進みます。価格だけでなく、日頃からの付き合いも大切にできる人との出会いを大切にするとよいでしょう。

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