[ROSE LABO通信 Vol.10] “食べられるバラ”を使用した「ローズボディミルク」を新開発!
![[ROSE LABO通信 Vol.10] “食べられるバラ”を使用した「ローズボディミルク」を新開発!](https://gardenstory.jp/wp-content/uploads/2019/10/1bb5c4b04db8558c5e752613444eeeea.jpg)
食用の花“エディブルフラワー”の中でも、バラに着目し、“食べられるバラ”の栽培から、バラを使った食品やコスメの販売までを行うROSE LABO(ローズラボ)株式会社代表取締役の田中綾華さんがお届けする連載「ROSE LABO通信」。今回は、新商品の「ローズボディミルク」の開発の裏側やこだわりについてご紹介いただきました。
目次
バラの新品種「24」と女性ホルモンの嬉しい関係
私たちROSE LABOが自社開発した新品種「24(トゥエンティフォー)」は、花びらの内側から外側に向けて、ピンクからホワイトに変わっていくグラデーションカラーがとても可愛らしく、上品で清潔感溢れる香りも自慢のポイント。なのですが…
品種開発を行う上で一番こだわったのは「花びらに含まれる栄養成分」です。「24」には、他のバラと比較し、ビタミンAが10倍以上、ビタミンCが2倍以上含まれています。さらに、香気成分を分析した結果、「24」には多くのゲラニオールが含まれていることが分かったのです。

化粧品でよく使用されているダマスクローズをご存じでしょうか?
ダマスクローズの多くはブルガリアで栽培されており、とても香りが強いのが特徴です。このダマスクローズと私たちのオリジナル品種「24」の香気割合を比較したところ、「24」にはゲラニオールがダマスクローズの2倍も多く含まれていることが分かりました。ゲラ二オールはバラ系調合香料の主体となる成分で、バラの香りの香水を作る際に用いられます。公益社団法人日本アロマ環境協会の研究では、バラの精油の香り刺激によって、女性ホルモンの一つであるエストロゲン濃度が増加することが分かっています。
以下は、埼玉工業大学と共同開発したバラの香気成分データです。


ボディミルク開発秘話
今回ご紹介するボディミルクは、その「24」の力を「男女問わず幅広い年代の方に体感していただきたい」という想いから誕生しました。全成分のなかで「24」から抽出したローズ水を最も多く含み、肌にのせると花束に顔を埋めたようなフレッシュな香りが全身を包み込み、癒されます。
もちろん香りだけでなく、「24」のローズ水は保湿力がとても高いのも特徴です。さらに、ヒアルロン酸も配合しているので、肌の水分状態を保ち、ふっくらとして、すべすべな肌へ導きます。その他にもたくさんの植物由来成分やオーガニック成分を配合しており、どなたにも安心してご使用いただけます。

1つ目のこだわり:生感覚のシルキーミルク
シアバターがうるおい膜をつくり、もっちりとした肌へと導きつつ、板状のアミノ酸の結晶構造で、サラッとしたべたつきのない仕上がりに。みずみずしく伸びのよいテクスチャーなので、マッサージをしながらご使用ください。
お風呂上がりの保湿に、また乳がんの早期発見のために、バストケアアイテムとしてのご使用もおすすめしています。

2つ目のこだわり:3種のオーガニックオイルブレンドでお肌に優しくうるおい続く
ホホバ種子油、 シア脂 、アルガニアスピノサ核油を配合。3種類の配合バランスを試行錯誤し、高保湿なのにべたつきがないテクスチャーを実現しました。
3つ目のこだわり:4つの‘ローズ’で乾燥による肌荒れを防ぐ
●24ローズウォーター
ビタミンAとビタミンCを豊富に含むバラを蒸留したローズ水。 世界で唯一のバラ「24」から抽出。
●24ローズエキス
バラを凝縮し、抽出したローズエキス。世界で唯一のバラ「24」から抽出。
●ローズヒップエキス
肌の弾力の要となるエラスチンを破壊してしまう酵素である、エラスターゼを阻害する効果があり、肌の弾力をつくります。
●ローズマリーエキス
荒れた肌や除毛後、日焼け後のようなデリケートな肌をケア。

商品を通して女性ホルモンの啓発活動を!
私は学生時代、とても生理痛が重かったり、PMS(月経前症候群)に悩んでいました。
生理前になぜかイライラしてしまい、その度に「なんで些細なことでイライラしてしまうんだろう。心に余裕が無くて情けないな」などと自分を責めてしまうことも多々ありました。
症状をもとに調べてみると、女性ホルモンが関係していることが分かりました。女性ホルモンはそもそもどんな働きをして心や体にどのように影響を及ぼしているのか。女性ホルモンをまずは理解して、予防方法や対処方法を試すと、とても楽になりました。
私自身が女性ホルモンの大切さを体感したため、以来興味を持って女性ホルモンに関する本を読み漁っていたところ、産婦人科医の対馬ルリ子先生の本に出合いました。
私たちの商品は、どれも女性ホルモンに良い影響を与える豊かなバラの香りがします。そこで対馬ルリ子先生に、ROSE LABOの商品開発アドバイザーとして就任していただきました。
さらに、先生と一緒に女性ホルモン啓発のセミナーやワークショップも行っていますので、ガーデンストーリーの読者の皆さんも、ぜひご参加くださいね。

Credit

文/田中 綾華(たなか あやか)
ROSE LABO株式会社代表取締役。
農林水産省農林女子プロジェクトメンバー。世界56カ国から世界一の学生起業家を決めるGSEA2016日本代表。SNB女性起業家賞受賞。埼玉県深谷市にある約1,000坪(約3,000平方メートル)のビニールハウスで、無農薬の“食べられるバラ”を栽培している。栄養も摂りながら、五感で楽しめる加工食品やコスメなど、オリジナル商品の生産・販売も行う。
新着記事
-
ガーデン&ショップ
都立公園を新たな花の魅力で彩る「第3回 東京パークガーデンアワード」都立砧公園 【3月開花スタート】
新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第3回コンテストが、都立砧公園(東京都世田谷区)を舞台にスタートし、花も咲き始めました。2024年12月に…
-
イベント・ニュース
2025年春も園芸関連イベント目白押し! 3つのイベントにて新ブランド「ガーデンストーリーシリーズ」の商…
2025年も本格的なガーデニングシーズンが目前に迫ってまいりました! ガーデンストーリーは、この春各地で行われる3つの園芸関連イベントに出展。読者投票によって商品カラーや販売アイテムを決定する新ガーデニン…
-
レシピ・料理
春キャベツとパクチーで作る季節のごちそう「メキシカンコールスロー」
冬から春に大活躍する野菜「キャベツ」。値段の高騰が話題にもなっていますが、この時期のキャベツは格別!ぜひ味わいたい旬の野菜です。今回は、みずみずしいキャベツを主役にしたレシピとパクチーの栽培のコツを…