植物の文化を運ぶ vol.1 plants culture caravan

日常に豊かさと公園のような心地よさを提案しているparkERsが、観葉植物を日本の四季のある暮らしに取り入れる新しい植物の楽しみ方をご紹介。
日本の文化には移り変わる季節に合わせた行事や習わしがたくさんあり、それらを大切にして暮らしてきました。慌ただしく暮らす毎日に、その時旬の花や自然の情景を取り込んで日本人らしく植物と生きる考え方を未来へ運びます。

私たちは…

私たちはプランツコーディネーターとして室内や屋外、壁面や屋上まで、どんなところにでも植物を植え、その魅力を広めています。その中でも、都市生活者が長い時間を過ごすオフィス空間の植物に力を入れています。
凝縮した大自然

江戸時代に多く作られた日本庭園は、日本の雄大な自然の美しさを身近に感じられるように山を築いたり、広大な池泉を作り橋を架けたり、池には船を浮かべ、滝やせせらぎの音も楽しめるようにと、自然の生命力や心地よさをギュッと凝縮した自然風景式です。
日本庭園をオフィス空間に

私たちが日本庭園の要素を室内空間に表現すると、壁面を利用した植栽の間に水を流す装置を設置して滝を落としたり、エントランスや商談スペースに水の音が聞こえる什器を置いたり、シンボリックな樹の根元を盛り土して山を作り象徴的に植えたりと、植物と文明の利器を掛け合わせることで、限られたスペースに自然を感じる空間が生まれます。





植物の必要性は今も変わらない
植物や水のゆらぎや音があることでコミュニケーションがしやすくなり、発想力や集中力が発揮され、しかもリラックスして過ごせます。まさに江戸時代の人々が求めていた感覚と似た価値観を追求しているのかもしれません。
現代の植木屋
私たちは植物の魅力を広めるために、植物を植えたり、生産地を巡ったり、種を探したり、培養土を作ったりと植物に関するすべてのことを進めています。江戸時代の植木職人たちも縦割りがなく、苗を育てるものが植え込みまでしたり、変わり種の品種を作るものが軒先に店を出して植物を語ったり、池を作るものが石を積んだりと、好きであるが故に一貫して行い、それを「植木屋」と呼んでいたそうです。私たちも現代の植木屋になって、未来へと植物の文化を運びます。

Credit

児玉絵実(kodama emi)
パーカーズ。プランツコーディネーター。熊本県出身。農学部を卒業後、花店や造園、観葉植物、生産とあらゆる角度から植物に携わる経験を経て、現在室内から外構まで植物に関する幅広いプランをご提案します。植物と人との関係を園芸療法士の立場からも考え、「人と植物が気持ちよく生活できる空間」をご提供するために、企画から施工までお客様にとってベストな植物選びを心がけています。
https://www.park-ers.com/

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