高原便り 四季折々 に関する記事
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急ぎ足の春の訪れ。「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.16〜
立春から数えて八十八日目の夜。一般に霜は「八十八夜」までといわれます。春がゆっくりと訪れる高原では随所にその余韻が残っているはずなのですが、今年は急ぎ足で春がやってきました。これでもかというほど雪掻…
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雪の結晶「六花」を観察。「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.15〜
ラニーニャ現象の影響で菅平高原も久しぶりの大雪です。除雪作業に追われながらも、ひらひらとスコップの柄や手袋に舞い落ちる雪の結晶に目を奪われます。「雪は天からの手紙である」。世界で初めて人工の雪の結晶…
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異常気象の中の植生と親子キャンプレポート・・・「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.14〜
近年の気温上昇や降雨量は想定をはるかに超え、恐ろしい現象としか言いようがない状況です。実績データに基づくAI解析の予測を超えた事象が、日々上書きされる現実。動けない植物たちは進化の過程でどのようにリス…
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春から雨の季節にかけての森の変化・・・「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.13〜
高原は新緑の季節を迎えました。いつになく上田市街地(標高450m)と菅平高原(1500m)との季節差が大きいように感じています。日々の寒暖差と標高による寒暖差とで木々の芽生えや花の開花を長く楽しめるのですが、…
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早春の森の楽しみは“樹木のお花見”! 「森と人をつなぐ」自然学校 〜高原便り 四季折々Vol.12〜
次々と花をつける樹々、ほんのりと漂う匂い、野鳥のさえずり・・・森のあちらこちらに早春の気配が感じられます。季節のバトンが渡された高原は、眠りから覚めた生き物たちが一斉に息を吹き返し、目にも耳にも賑や…
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春芽吹く森でアニマルトラッキング! 「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.11〜
暦の上での春、「立春」を過ぎると太陽光のパワーが増します。雪は積もっては溶け、また降り積もり…を繰り返し、パウダースノーがにわかに締まってきます。雪面を歩くのがぐっと楽になるこの季節、春を探しに森へ出…
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スノーモンスター出現の菅平高原より〜「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.10〜
菅平高原は、これから2月末頃までが寒さのピークとなります。菅平高原には長野地方気象台の観測所が設置されており、毎年この時期にここで観測された気温が本州の最低気温を更新します。周囲を山で囲まれ、冷やさ…
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静けさ広がる冬の森・・・「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.9〜
厳しい冬に向かうこの季節、森は神秘的な美しさをまといます。葉を落とし、樹形をくっきりと浮かび上がらせた森の姿には寂しさも漂いますが、見通しのよくなった視界の先には新たな発見があります。たとえば、モノ…
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寒さ深まる菅平より…「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々 Vol.8〜
「あっ!雪虫」…長野県ではこの時期、腹部に白い綿毛のようなものをつけた雪虫に遭遇します。アブラムシ科でトドノネオオワタムシが正式名称ですが、雪が舞うようにふわふわと姿を現すので、雪国ではそう呼ばれてい…
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実りと彩りの秋到来!「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.7〜
実りの秋到来。山々が彩り始め、そこにもここにも実や種を目にする季節となりました。私たちを楽しませてくれた花々は、ただ美しく咲いていただけでなく、さまざまな工夫や仕組みで受粉を完了させ、次世代へ命を繋…
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季節を先取り…秋の花が咲き誇る菅平高原より〜高原便り 四季折々Vol.6〜
列島各地で猛暑が続いていますが、高原では秋の花が咲き誇っています。真夏並みの暑さだった5月、長梅雨だった6月。植物たちは体内時計を少し早めてしまったかもしれません。季節の到来を勘違いし先急いでいるの…
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雨の季節の森を楽しむ〜高原便り 四季折々Vol.5〜
この記事が掲載される頃にはそろそろ梅雨が明けていることでしょう。日本語には雨を表現する呼び方が400種類以上もあるといわれます。「卯の花腐し(うのはなくたし)」。これは梅雨に先駆けて降る長雨のことで、花…
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「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.4〜
「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」は江戸中期、俳人山口素堂の句。 菅平高原にも生命感溢れる緑鮮やかな季節が到来しました。 ♪トッキョキョカキョク(特許許可局)♪テッペンカケタカ・・・ 野鳥の啼き声を人間…
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「春の季語」にまつわるお話と“森林インストラクター”〜高原便り 四季折々Vol.3〜
四季のみならず、二十四節気と七十二候のこまやかな季節の移ろいをとらえる日本人の感性。「木の芽」「春の山」「山笑う」「春林」…高原の春を眺めながら一句詠いたくなる季節の到来です。長野県で環境系第1号とし…
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ゆっくり訪れる春の楽しみ方〜高原便り 四季折々Vol.2〜
「田舎の冬には色が無い。だから春がより待ち遠しいんだ、と田舎に暮らすようになって感じる」……この時期、東京から移住してきた会員さんの言葉が、ふと蘇ります。ようやく春を迎えた菅平高原の、ゆっくりやって来…
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「森と人をつなぐ」自然学校〜高原便り 四季折々Vol.1〜
今回から始まる新連載「高原便り 四季折々」。長野県で環境系第1号としてNPO法人に認証された「やまぼうし自然学校」代表理事の加々美貴代さんが、自然学校の多岐にわたる活動をピックアップしながら、森とともに…