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- 謎の就眠運動で、眠る!? 観葉植物【エバーフレッシュ】を育ててみよう!
摩訶不思議な観葉植物「エバーフレッシュ」。就眠運動のために、夜は葉をきゅっ、と畳んでしまうんです! そんな謎の現象と、小さな葉列が遠目では大きな一枚葉に見えるという楽しさも相まって、今、インテリアグリーンのトレンドに敏感な方々の間で大人気!
今回もお馴染みオザキフラワーパークにご協力いただき、エバーフレッシュの全貌に迫ってみます。
おすすめエバフレ5選も見逃せません!
目次
エバーフレッシュの基本情報・主な特徴とは
植物名:エバーフレッシュ
学名:Cojoba arborea var. angustifolia
英名:Pithecellobium confertum
和名:赤莢合歓木(アカサヤネムノキ)
科名:マメ科
属名:コホバ属
原産地:熱帯アメリカ
分類:常緑高木
エバーフレッシュは、マメ科コホバ属の常緑高木です。コホバ属は熱帯アメリカに15種ほど存在し、そのうちエバーフレッシュはコホバ・アルボレアの変種で、原種のコホバ・アルボレアより葉が細めなのが特徴です。
変種として世に出たのは、19世紀から20世紀初頭に活動していたニューヨークの植物学者ブリトン卿とジョセフ・ネルソン・ローズによって、Cojoba arborea var. angustifolia(コホバ・アルボレア・バリエーション.アングスティフォリア)として登記されてから。
日本では昔からエバーフレッシュの名で流通し、観葉植物としてのみでなく、温暖な地域では庭木としても親しまれてきました。
属名のコホバが高木を意味するとおり、野生のものは30m近くまで成長します。
観葉植物のエバーフレッシュも簡単に2〜3mまで成長するため、小型〜中型株を購入して初期投資を抑え、大株になる過程を楽しむということもできます。
オザキフラワーパークでは、1,480円のポットサイズから19,000円のビッグサイズまで幅広く取り揃えており、老若男女問わずさまざまなお客様に大人気です!
耐陰性も強く栽培しやすいため、観葉植物初心者でも手軽にインテリアグリーンとして楽しむことができます。
ユニークな習性を持つ葉と花
園芸分類:観葉植物
開花時期:4〜10月中旬
樹高:10〜300cm
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
花色:白、黄色
エバーフレッシュの葉は、近くで見ると可愛らしい小さな葉が連なっているのに、遠くで見るとその連なりが大きな一枚葉のように見えます。ちょっと「だまし絵」にも似たところがあり、それはまるで自然が作り出すアートのよう。
そんなインテリア映えするこの葉に魅せられて買い求める方も多いです。
そして何よりもユニークなのは、夜になるとその葉が閉じてしまうこと。
この現象はマメ科の一部の植物に見られる「就眠運動(しゅうみんうんどう)」といい、蓄えた水分が夜間に葉から蒸発する「葉の蒸散作用」を防ぎ、水分の備蓄を図っているものと考えられています。
ただ、ある実験で光を完全に遮断して24時間観察したところ、一定の周期で葉の開閉を行ったため、夜になったら閉じるということではなく、マメ科植物由来の体内時計に依存するものだという学説も唱えられています。
マメ科植物特有のこの現象の解明には、なんと紀元前324年、アレキサンダー大王の時代から名だたる学者たちが挑んできたのですが、科学技術が発達した現在も、就眠運動の謎は未だ解明には至っていません。
ちなみに、進化論でお馴染みのチャールズ・ダーウィンもこの現象を熱心に研究していたそうです。
そんな歴史的、科学的にもロマンを秘めた植物が部屋にあるなんて、ちょっと素敵ですよね。
写真上の葉は、茶色く変色しているため、何かトラブルが発生しているのかと思うでしょ? しかし、これがエバーフレッシュの新芽なのです。
初めて買った方が、これを病気か何かだと心配されることありますが、茶色く柔らかい新芽は株が元気に成長している証拠で、成長していくにつれ緑色に変化し、徐々にコシも強くなっていきます。
と、葉のほうに意識が集中しがちですが、エバーフレッシュは、ちゃんと花も咲かせます。
春〜初秋に、白や黄色の花を咲かせ、その花が綿毛をまとったタンポポのような形状に変化していき、花後に実が入ったサヤが現れ、最初緑色だったサヤはやがて赤く熟し、中から黒いタネが露出してきます。
このようにエバーフレッシュは、樹形がおしゃれなだけではなく、眠るように閉じる葉、そして花の変化と、独特な見どころのある観葉植物なんです。
エバーフレッシュの名前の由来と海外での呼び名
エバーフレッシュという名前は日本での呼び名で、命名された経緯は不明ですが、おそらくその爽やかな見た目から、Everfresh(=いつまでも瑞々しい)という名がついたものと察します。
海外での呼び名は、欧米では表記上は学名のPithecellobium confertum(ピテセロビウム カンファタム)と表記することが多いですが、園芸店では原種名のCojoba arborea(コホバ・アルボレア)や、サヤの感じが珊瑚ヘビに似ているためCoral snake tree(コーラル・スネイク・ツリー)という名で販売されているケースが多いですね。
しかし、シンガポールなどのアジア圏では、多くの園芸店でEverfresh Treeとして販売されているそうです。
ちなみに、米国ではJapanese Everfresh Treeという商品名で販売しているお店もあるそうなので、もしかしたら日本産の観葉植物と思って買っていく方もいるのかな・・・?
エバーフレッシュにはどことなくオリエンタルな雰囲気も漂うので、分からなくもないですが、前述したとおり、原産国は熱帯アメリカです。
確かに昔の日本では、赤莢合歓木(アカサヤネムノキ)と呼ぶ人もいて、この別名は花後に真っ赤なサヤができることに由来しています。
しかし名前に“ネムノキ”と付いていても、極東アジア原産で落葉樹のネムノキと、熱帯アメリカ原産の常緑樹エバーフレッシュは異なる品種です。
両者の見た目が似ているため混同し、昔の園芸店ではエバーフレッシュをネムノキとして販売するなど、その線引きも曖昧だった、という話も聞きます。もちろん、今はそんなことはないですけどね。
エバーフレッシュの育て方
置き場所と日常のお手入れ
エバーフレッシュは光が大好きな観葉植物です。しかし直射日光が苦手なため、置き場所としてはレースのカーテン越しや、ブラインド越しのような、柔らかい光が当たる場所がよいです。
レースのカーテンがない場合は、直射日光が当たらないように窓から離れた明るい場所に置いてください。
ただし注意してほしいのは、温度差や湿度差など、環境が極端に変化すると、株がストレスを感じて葉を落としたり成長が鈍化すること。できれば頻繁な移動は避け、ここと決めた1カ所で育ててください。
買ったばかりのときは、販売店舗と自宅との環境差がストレスとなり葉を落とすことがありますが、それは一時的で、新しい環境に慣れれば新芽を次々と出し、元の元気な姿を取り戻すので心配いりません。
また、エアコンの風が直接当たる場所は絶対に避けてください。人工的に温度調節された不自然な風がエバーフレッシュの生体バランスを崩し、高率で枯れてしまいます。
日々のお手入れとしては、葉の乾燥予防のために、葉水を毎日与えましょう。
エバーフレッシュを育てる上で注意したいのは、急に場所を変えたり、急に水の量を変えるなど、なにごとにも「急激」は避けて育てるということ。エバーフレッシュって、意外と繊細なんです。
ペットのいるご家庭
エバーフレッシュが米国ではあまりメジャーな観葉植物ではないため、当連載で指針にしている米国動物虐待防止協会のANIMAL POISON CONTROL (ペットに対する有毒無毒リスト)では、エバーフレッシュのペットに対する毒性有無のエビデンスは記載されていませんが、一般論としてエバーフレッシュはペットには無害な観葉植物とされています。
しかし南米の植物分類研究によると、原種のコホバ・アルボレアには種子と落葉した葉に幻覚作用があるとの報告もあるため、ペットがそれらを口にしないよう注意が必要ですね。
万一ペットに異変が生じた場合は、速やかに獣医師に相談することをおすすめします。
【参照】
・アメリカ動物虐待防止協会ANIMAL POISON CONTROL/Toxic and Non-Toxic Plants List (ペットに対する有毒無毒リスト)
・Flora de Costa Rica(コスタ・リカ植物分類情報)
夏の管理温度、冬の管理温度
夏場の適温は20~25℃です。エバーフレッシュは根が繊細なため、あまり高温になると土中の水分が高温になり、根にダメージを与えることがあるので、特に夏場は注意してください。
冬場は10℃以上が望ましいです。エバーフレッシュは耐寒性がさほど強くはないため、0℃以下の環境に置かないようにしてください。
水やり
生育期の春から秋は、用土表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたくさんあげてください。
鉢底から流れ出る水が鉢内の余分な老廃物を流し出してくれるため、水やりのたびに鉢内をリフレッシュできます。
エバーフレッシュは、観葉植物の中では水が好きな種類になるため、水切れに注意してください。
冬は日照時間の変化により、株は季節の変化に対応するスイッチが入り、根が吸水力を落とすため、生育期と同じ水やりを行うと根腐れが発生する可能性があります。
このため、11〜12月上旬は土の表面が乾いた2〜3日後に、1〜2月の厳冬期は週1回程度でも問題ないでしょう。
肥料/活力剤等
成長期に観葉植物用の錠剤肥料を与えます。
あげ方は、幹に近い場所には置かずに、基本的に鉢の縁付近に置いてください。
用法に定められた量以上の施肥を行ったり、幹に近い場所に置いたりすると、根が「肥料焼け」というダメージを受けてしまう可能性があるため「置き肥は鉢の縁」を覚えておいてください。
逆に、少なすぎても最適な効果を得られないため、必ず定められた用量を守ってください。
剪定
エバーフレッシュは葉が密に茂るため、湿度が高かったり、日照条件の悪い場所に長期間置くと、成長不良を起こし、また病害虫が繁殖する原因にもなります。
このため、適切な置き場所で管理しつつ、成長するに従い適宜剪定し、通気をよくしてあげることも大切です。剪定の時期ですが、株は切られた分、新たな芽を出そうとパワーを消費するため、成長力が鈍化に向かう秋冬は避け、必ず3月から7月の間に行ってください。
植え替え
2〜3年に1回は土のリフレッシュのため、春~秋の間に新しい用土に植え替えを行いましょう。土は観葉植物用の培養土で大丈夫です。
マメ科の植物は根をいじられるのを苦手とするので、植え替える際は根を切りすぎないよう注意してください。
挿し木
エバーフレッシュは挿し木で増やすことができます。
ただし、亜熱帯原産の植物なので、成長期にあたる4〜9月の間に挿し木を行ってください。
方法は簡単なので、観葉植物初心者の方もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
エバーフレッシュでよくあるトラブルと対処法
病害虫
葉が旺盛に生い茂るエバーフレッシュは、枝葉が密になると通気が悪くなり、アブラムシやハダニ、カイガラムシが発生しやすくなります。
アブラムシは新芽を好むため、新芽付近にツブツブしたものが付着していたら、それはアブラムシの可能性が高いです。
ハダニもクモの糸のようなものを出し、そこに潜んでいるため見つけやすいです。
ハダニは湿気を嫌うため、頻繁に葉水をしていれば予防することができます。
アブラムシもハダニも、共に市販の殺虫剤で簡単に駆除できますが、薬剤の使用に抵抗がある場合は、お風呂場や屋外で強めの水を流しながら指で葉を洗えば、簡単に落とすことができます。
カイガラムシは生きているときは見つけにくく、見つけたときは糞や死骸という場合が多いのが特徴で、こうなると自力で剥がし落とすしかないので、とても厄介。
カイガラムシは蒸れた環境を好むため、密にならないように適宜剪定して通気を確保し、サーキュレーターなどを使い室内の空気を循環させることにより防ぐことができます。
日中に葉が閉じている
本来は光合成のために葉が開いていなければならない日中に葉が閉じてしまっている場合、葉から水が蒸発するのを防ぐための防衛本能が働いています。つまり水不足。
この場合は、水をたっぷりとあげることで解決します。
株が水を吸えばそう時間を置かずに葉が開いてきますが、それでも葉が開かない場合は、管理場所の日照が不足していたり、鉢内の根が過密になる根詰まりを起こし、根がちゃんと水を吸収できていないかもしれません。
その場合は、一度鉢から上げて根の状態を調べましょう。根が過密の場合は、ちぎれないようにやさしくほぐし、古い根を落としてから、1回り大きな鉢に植え替えます。
葉が黄色く変色し枯れかけている、葉が落ちる
葉が変色し枯れかけているのは、エバーフレッシュ自身が光合成効率を高めるために古くなった葉を落とす「葉の入れ替え(リフレッシュ)」をしている場合もありますが、あまり頻繁に変色が見られる場合は、前述の「日中に葉が閉じている」項目同様、一度株を鉢から上げて根のチェックを行い、同様の措置を行ってください。
ただし、水のあげすぎによる根腐れが原因で変色している場合は、根本的に水をあげるサイクルが早すぎるため。土が完全に乾いてから水をあげるなど、水やり方法を改善すれば、変色や落葉もなくなると思います。
葉がパリパリに乾燥している
葉が極端に乾燥している場合、2つのケースが考えられます。
①水不足
②エアコンの風による影響
①の場合、「水やり」の項目でも述べたように、エバーフレッシュは水が大好きなので、土が乾いた状態が長く続くと、葉の艶や潤いが失われていくかもしれません。葉が本来の美しさを保つためにも「土が乾燥したらたっぷり!」のサイクルを守り、水やりを行いましょう。土の中の水分状態を可視的に知りたい場合は、水分計を使うとよいでしょう。
②の場合、エアコンが作り出す不自然な温風や冷風に長時間ダイレクトに当たっていると、葉が乾燥するだけでなく、成長にも著しく悪影響を与えます。この場合は、できるだけ早いうちに置き場所を変えましょう。
オザキフラワーパークのおすすめエバーフレッシュ5選+1
毎回さまざまなおすすめ観葉植物をチョイスしていただいている後藤さんに、今回はおすすめのエバーフレッシュ5品を選んでいただきました。
※下記の商品をお求めの際は、事前に店頭在庫をご確認ください。
大型“密枝”タイプ
この大きめの株は、1つの株から複数の幹が出ている「株立ち」が特徴で、それにより、かなり枝数や葉数も多く、全体的にゴージャスな雰囲気。
おまけにサヤまで付いているので、エバーフレッシュをとことん楽しむことができるおすすめの株です。
けっこう生い茂っているので、梅雨前に剪定し、通気をよくしてあげてください。つまり、剪定も楽しめます。
大型“曲がり幹”タイプ
この株は「曲がり」といって、人の手によって幹を湾曲させた、見た目がとても味わい深い株です。
いわゆる“おしゃれ樹形”なので、インテリア映えは間違いないですね。
大型“極太幹”タイプ
これはねぇ、僕も個人的に買いたい株ですね。
幹の太さたるや、ほかのエバーフレッシュを圧倒して、売り場でも一際目立っています。
この太く湾曲した幹が、どことなく盆栽的で、和空間に置いたら悶絶級ではないでしょうか。
高価な商品ですが、所有欲を十分に満たしてくれると思うので、その価値も十分にあると思います。
中型タイプ
花芽をいくつかつけた中型株は、花を楽しみたい方におすすめです。
花はまだこれからも咲くので、花後にサヤの生成される過程も見て楽しむことができますよ。
大きさ的に、ソファーの横に置くとマッチしそうですね。
小型タイプ
見てください、小さくても十分にエバーフレッシュしてるんです(笑)。
小さいものは小さいなりに、コンパクトに楽しむことができるので、僕は好きですね。
あっという間に成長するので、地面置きになる前に、しばらくはテーブルに置いて楽しんでみてはいかがでしょうか?
後藤さん’sスタイリング
大型“曲がり幹”タイプ
縦190cm 横100cm 価格19,000円(税込)
+
鉢カバー
外径39cm 内径34.5cm 高さ40.5cm価格11,088円(税込)
+
受け皿
直径30.5cm 高さ5.5cm価格325円(税込)
= 合計価格30,413円(税込)
ダークグレーの大型鉢カバーは、一見すると重そうですが、軽量素材なので片手で楽々持つことができます。
また写真では鉢カバーとして使っていますが、底穴があるので、そのまま直植えすることもできます。
ただ、そうなると受け皿が必要になるので、この美しいシルエットを殺さないためにも、中に受け皿を入れて、鉢カバーとしての使用をおすすめします。
Instagramで楽しもう! エバーフレッシュとインテリア
インテリアとの親和性も高く、お部屋のイメージを確実にワンランク上げてくれるエバーフレッシュ。
Instagramで#エバーフレッシュと検索すると7.2万もの投稿が!
巷のプランツラバーたちがどのようにエバーフレッシュを楽しんでいるのか、ちょっとのぞいてみましょう。
これからご自宅に迎える方は、インテリアコーディネートの参考になるかも。
ayamame_plantsさん邸のエバーフレッシュは、鉢を麻袋で包んで網カゴでデコレーションするという、なんとも上級編のおしゃれテク!
エバーフレッシュの葉の可愛さがかなりブラッシュアップされて、ちょっとマネしたくなっちゃいますよね。
ちなみに、最近部屋の模様替えをしてこの配置になったそうで、お気に入りの映画の中に出てくるホテルのロビーをモチーフにしたのだとか。どんなおしゃれ映画か気になりますね〜!
ritsuko_ieことリツコさん邸では、階段直下に置かれた背が高めのエバーフレッシュが、お部屋の立体感に一役買っています。
階段の昇降で異なる角度から眺められるエバーフレッシュは、ウッディー基調のお部屋のシンボルツリーとして、とても存在感を放っていますね!
ソファーに座って、トイプードルのあんこちゃんをお膝に乗せて、ゆったりとエバーフレッシュを眺めていると、時間が止まるのではないでしょうか。羨ましいです!
yu_shibamikekoさん邸の窓辺のエバーフレッシュは、猫ちゃんたちに憩いの場を提供しているようですねぇ(笑)。
ミントグリーンの壁とエバーフレッシュの可愛さがマッチしていて、また猫ちゃんたちの存在がお部屋のオシャレ度を超絶に高めていて、この写真を見る誰もが“このお部屋でお茶したい〜”、と願うのではないでしょうか。
ちなみに猫ちゃんの名前は、奥から、窓辺が「ふくちゃん」、テーブルの上が「きびちゃん」、椅子の上が「もなかちゃん」です。
編集後記
いかがでしたでか、エバーフレッシュ特集。
葉の形が、昔うちの近所のお宅の庭に植えられていた、指で突くとしな垂れる「お辞儀草」にそっくりだったため、最初見たときは、どこか懐かしさを感じました。
最近、樹形にインパクトのある観葉植物を見る機会が多かったので、エバーフレッシュの可愛らしい葉には、ちょっとした癒やしをもらいました。
インテリアグリーンを買い求める際の指針というのは、圧倒的な存在感を求めるか、空間に溶け込む癒やし感を求めるかの二手に分かれるのではないでしょうか。エバーフレッシュはその両者をバランスよく納得させる、万能型の観葉植物ではないかと思います。
しかも、夜になると眠っちゃうなんてギミックもついてくるわけですから、人気なのも頷けますね。さて、次回はどんな観葉植物に出会えるのか、乞うご期待です!
記事協力
『オザキフラワーパーク』
1961年に東京は練馬区石神井で創業以来61年、人気の観葉植物からニッチな珍奇植物まで、全国屈指を誇るその品揃えは「買える植物園」としての異名を持つ。植物や園芸グッズの豊富さもさることながら、アクアリウムや爬虫類の生体販売も行っているため、近隣はもちろん、全国各地からお客様が途絶えることなく来店する話題の超大型園芸店。編集部スタッフもプライベートで足繁く通う。
東京都練馬区石神井台4-6-32
TEL : 03-3929-0544
URL https://ozaki-flowerpark.co.jp
営業時間:9:00~19:00
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / ガーデンストーリー編集部
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