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華やかな色で庭を彩るコレオプシス! 育て方を知って綺麗に咲かせよう

華やかな色で庭を彩るコレオプシス! 育て方を知って綺麗に咲かせよう

Akbar Bhahesti/Shutterstock.com

夏も咲き続き、鮮やかな色合いが魅力的なコレオプシス。庭に植えてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、コレオプシスの特徴や育て方、主な品種などについて詳しくご紹介します。

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コレオプシスの主な特徴

コレオプシス
Saeedatun/Shutterstock.com

まずはコレオプシスとはどのような植物なのか、主な性質や魅力、特徴について解説します。

基本情報

花
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コレオプシスはキク科ハルシャギク属(Coreopsis 属)の多年草で、品種によっては越冬できず一年草扱いのものもあります。キンケイギクやハルシャギクなどの種類があり、原産地の北アメリカを中心に80〜100種が分布しています。

草丈は30〜100cm。丈夫で育てやすいので、公園や道路脇などにもよく植えられています。耐寒性や耐暑性はともに強いですが、交配種の中には耐寒性が弱いものもあります。

花や葉の特徴

コレオプシス
photoPOU/Shutterstock.com

コレオプシスの開花時期は5〜10月と、長期間にわたって花を楽しむことができます。長く伸びた茎の頂部に花径2〜7cmの頭状花を咲かせます。花の色は黄、ピンク、赤、オレンジ、複色などさまざま。葉の形状も品種によっていろいろ異なります。

コレオプシスの育て方のポイント

ガーデニング
y.s.graphicart/Shutterstock.com

カラフルな花が魅力のコレオプシスを上手に咲かせるため、ここからはコレオプシスの育て方のポイントについて詳しく解説します。

栽培環境・用土

用土
Singkham/Shutterstock.com

コレオプシスは、日当たりと水はけのよい土を好みます。品種によっては荒れ地や痩せ地でもよく育ちます。

水はけがよければ土質はあまり選びません。しかし、日陰やじめじめした水はけの悪い場所は花付きが悪くなるので避けましょう。

水やり

水やり
IrinaSol/Shutterstock.com

地植えの場合は、根付いた後は自然の降雨のみで十分です。よほど長期間雨が降らず、葉がしおれてくるようであれば、水やりをして補いましょう。

鉢植えでは、表土がしっかり乾いたら、たっぷりと水やりをします。過湿になってしまうと根腐れを起こすので注意しましょう。

肥料

肥料
vladdon/Shutterstock.com

地植えの場合、植え付け前に元肥として緩効性肥料を少量混ぜておけば、追肥はほとんど必要ありません。

鉢植えでは、肥料を与えないと綺麗な花が咲きません。開花時期の長い品種では4〜6月と9〜10月の間に月1度を目安に置き肥をするか、月に3〜4回のペースで液体肥料を施します。肥料を与えすぎると、特に草丈の高い品種の場合、伸びすぎて倒れやすくなるため注意しましょう。

植え付け・植え替え

ガーデニング
j.chizhe/Shutterstock.com

多年草タイプの品種は、苗で植え付けをします。その後は1〜2年に1度を目安に植え替えをしましょう。植え替えの適期は春か秋です。

一年草タイプの品種は、花が咲き終わったら植え替えず抜き取りますが、栽培期間中に成長が早くて根詰まりを起こした場合は一回り大きな鉢に植え替えましょう。

夏越し・冬越し

環境
Alicja Graczyk/Shutterstock.com

夏越しの対策は不要ですが、水切れに注意します。

暖地では屋外でも冬越しが可能です。マイナス5℃以下になると枯れてしまうので、冬場に寒くなる地域では屋内に移動したほうがよいでしょう。

霜に弱い品種は霜除けをしておきます。地面が凍るような寒冷地では、腐葉土や藁などでマルチングをするか、盛り土をするなどの凍結対策をしましょう。

日常のお手入れ

コレオプシス
Melissa Burovac/Shutterstock.com

花が咲き終わったらこまめに花がらを摘んでおきましょう。風通しをよくして蒸れを防ぐ効果があり、草姿も整います。秋の花付きもよくなります。

6〜7月の開花が一段落したら、草丈の半分ほどでばっさりと刈り込みます。

斑入りの品種では先祖返りが起こって斑のない緑葉が出ることがあります。先祖返りを放置すると全てが緑葉になってしまいますので、早めに摘み取り、斑入りの葉だけを残すようにしましょう。

注意すべき病害虫

病害虫
Evgenia.B/Shutterstock.com

注意が必要な病気は、うどんこ病や灰色かび病、べと病などです。いずれも日当たりや風通しが悪くなると発生しやすくなるので、夏前には切り戻しをするなどして予防します。

注意が必要な害虫はほとんどありませんが、アブラムシは比較的付きやすいため注意しましょう。春に発生しやすくつぼみにつきやすいため、定期的に観察し、見つけ次第すぐに駆除しましょう。株元にオルトランなど薬剤をあらかじめまいておくのも効果的です。

コレオプシスの増やし方

コレオプシス
Nadya So/Shutterstock.com

コレオプシスの増やし方には、種まきと株分けがあります。

ここでは、それぞれの方法について詳しくご紹介します。

種まき

種まき
TShaKopy/Shutterstock.com

花後に筒状花の根元に種子ができるので、茶色く熟したら収穫します。収穫した種子は日陰でよく乾燥させて、涼しい場所で保管しましょう。

種まきの適期は9〜10月で、春に播くこともできます。気温が高いと発芽しにくいため、20℃前後の涼しい時期に播くとよいでしょう。

育苗箱やポットに播いても、直まきしても育てられます。育苗箱に播いた場合は、本葉が4枚ほどになったらポットに上げて、本葉が7〜8枚になったら定植します。

株分け

株分け
VH-studio/Shutterstock.com

多年草の品種は、大きく育っていれば株分けで増やすことができます。

株を掘り上げて、1株に2〜3芽が付くように分けて植えます。株分けの適期は、成長期前の早春か、花が散ったあとの晩秋です。植え替えの際に株分けすると作業が効率よく行えます。

コレオプシスの代表的な品種

コレオプシス
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コレオプシスにはさまざまな品種があります。その中でも代表的で入手しやすいものや、特定外来生物に指定されている品種についてご紹介します。

ハルシャギク

ハルシャギク
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ハルシャギクは北アメリカ西部が原産の種類で、一年草です。花の大きさは3〜4cmほどで、鮮やかな黄色の舌状花に赤褐色のジャノメ模様が入ります。

キンケイギク

コレオプシス
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キンケイギクは北アメリカ南東部や中南米が原産で、一年草です。花の大きさは5cmほどで、黄色の花弁の基部に赤褐色の斑が入ります。

オオキンケイギク

オオキンケイギク
APugach/Shutterstock.com

オオキンケイギクは北アメリカ原産で、日本には1880年代に持ち込まれました。

繁殖力が強すぎるため問題となり、環境省により2006年に特定外来生物に指定されています。特定外来生物は、栽培や生きたままの運搬などが禁止されており、オオキンケイギクは日本では栽培できません。間違って植えてしまわないよう注意しましょう。

5〜7cmほどの大きな花を咲かせる種類です。

コレオプシスで庭を華やかに

ガーデン
andre quinou/Shutterstock.com

コレオプシスはカラフルな花や育てやすさが魅力の植物です。たくさん開花したら切って部屋に飾るのもいいですね。ガーデニング初心者でも難しくないので、ご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。

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